【小4娘】丹沢山5回目は豪雨ビバークにヤマビル30匹(大倉→宮ケ瀬)
- GPS
- 37:50
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,786m
- 下り
- 1,752m
コースタイム
- 山行
- 0:49
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:49
- 山行
- 8:07
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 8:54
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 4:20
2日目:大倉高原山の家6:30−7:50堀山の家8:10ー9:35花立山荘9:55−10:35塔ノ岳11:25−13:05丹沢山13:30ー14:30太礼ノ頭ー15:20円山木ノ頭ー15:40本間ノ頭(ビバーク)…[9時間10分]
3日目:本間ノ頭8:30−11:10高畑山ー12:50宮ケ瀬…[4時間20分]
天候 | 1日目:曇り 2日目:曇りのち豪雨 3日目:小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable01/cs:0000800350-1/nid:00127899/rt:0/k:渋沢駅北口 この日は深夜のため、タクシーで1730円。 (復路)三叉路→本厚木駅 http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable01/cs:0000801607-2/nid:00128431/rt:0/k:三叉路 |
写真
感想
夏休みの課題2として仙丈ケ岳を考えていたのですが、娘の宿題の都合もあって中止。その後、何度か計画した山も天候に恵まれず流れてしまっていました。
娘「最近山に行ってないせいか、足が平べったくなってきたような気がする。」
父「(笑)じゃあ、軽く足慣らしに丹沢行く?」
ってことで今回は土曜日1日だけのつもりで前夜、大倉高原山の家でテント泊。
翌朝スタートして、花立山荘でかき氷、塔ノ岳でミー君に対面、そして丹沢山まで全く順調でした。途中で会った方や、尊仏山荘・みやま山荘の小屋番さんたちと談笑するうちに目論見より少し遅い時間になったものの、予定通り宮ケ瀬への下山路へ。
ガスっていたし、予報からも終盤戦は雨になるかなと思っていましたが、それは勝手なイメージ。丹沢山を出て約1時間半、円山木ノ頭を過ぎたところで森の木々が雨を受け始めた様子。これくらいならしのげるかなあ…と思い、先へ進んでいくと突然土砂降りに!
こりゃいかん!大急ぎでテントを張れる場所を探したもののいいところが見つからず、結局本間ノ頭まで5分間ほど滝のような雨に打たれてしまいました。
父も少々動揺し、娘はショックで泣きべそでしたが、大丈夫!!!こんなときのために、こんなバカでかい荷物を背負って来てるんでしょ?(笑)
テントを組み立てたら、ふたりでせっせと雑巾がけして水を外へ出す。雨具とマットも出来るだけ水分を拭き取る。下着は替えがあるし、シュラフ、シュラフカバー、エマージェンシー・シート、みんなほぼ無事だ。水、食料、ガス、電池も十分にある。
シュラフにくるまってしばらくすると、娘はホッとしたのか寝息を立て始めました。
雨は20時頃までテントを破らんばかりに叩き続けていました。客観的に見れば、2昼夜くらい待機できる備えは十分あり、冷静さを保つことが最も大切なことだと自分に言い聞かせていましたが、日が暮れて稲光がテント内を照らし、なお降り続ける雨の音を聞いているとやはり不安になります。父、雷が遠くに去り、雨脚が弱まってようやく眠りにつくことができました。
前夜もテント泊で十分睡眠をとれていなかったためか、途中0時頃にまた雨の音で目を覚ました以外、朝5時までぐっすり眠ることができたのは幸いでした。
7時半、雨が上がって朝の北風が止んだところでテント撤収。
本間ノ頭から先は急こう配、細いトラバース、それにクサリ場や平板だけの橋などもあり、ほかの方から聞いてイメージしていたよりもちょっと難易度が高いコースでした。雨上がりのぬかるみの中、慎重にゆっくり歩いたこともあり、三叉路バス停まで4時間20分。仮に前日歩き続けることができたとしても、高畑山付近からヘッデン歩行だったでしょう。ビバークで正解でした。
さて下山後、豪雨のショックも吹き飛ぶようなさらなる事件が父娘を襲いました。ヒルです。実はビバーク地でも高畑山からの下山路で休憩した場所でも奴らを間近にみていたので、念のためにバス待ちの間、父娘でお互いの全身をくまなくチェックしました。
すると、出るわ出るわ。スパッツの裏やレインスーツの中から、合わせて30匹ほどが次から次へと出現。吸血中の「現行犯」も父2匹、娘には4匹も。娘は虫好きで、あまりこういうものを怖がりません。はじめはヒルを可愛いとさえ言っていました。スネについた現行犯を見ても、さほど動揺は見せなかったのですが、父がパンツの中で吸血中の2匹を見つけ、おしりをかじられたと知ると突如として感情が爆発。泣きながら「絶滅すればいいのに!」とまで言い出し、父はびっくり。
でも、考えてみれば人間とは勝手なものです。人間のいない森の中では、ヒルは鹿などの動物に血を求め、自らの小さな体を満たすと離れていくだけのことで、血を吸われる側の動物もそれを受け入れているわけです(喜んではいないかも知れませんが)。ヒルの姿を見るなり薬品をぶっかけて殺しているのは人間だけです。そんな話をしたら、娘も少しはわかってくれたようでした。
私たち父娘も、30個ほどの生命を奪ってしまいました。その意味でもこの時期、このコースには足を踏み入れない方がいいかもしれませんf(^^;)
初めまして&こんばんは。
hiyori2004さん&娘さん^^
いゃー、ビバーク、雷。ちょっと でしたね。
ご無事で何よりです。
(しかし、夜移動もすげーす^^;完全なるホームですね )
ただ、、、、ヒルが、、、、
そうですか、この時期の丹沢登山のお手本かもしれませんね
(テントには付いてないんですね^^;)
娘さん偉いなー。ナイス山ガール!!良い根性&気づかい&身体能力!!
お父さんも大変ご苦労様でした。m(__)m
BlueSky_54 さん、コメントありがとうございます。
たまにレコを拝見しておりまして、すごい方からコメントが!とびっくりしています
(西穂のレコが印象に残っています)
雷はやはり少し不安でした 突然の豪雨は初めてで動揺しましたが、気温が思ったほど下がらなかったのも幸いで、雨のテント泊としては朝まで快適に過ごしました。
テントには…たぶんついているでしょうね 実はまだザックの尻に詰め込んだまま、出してないのです。一度外で広げないと…
のんびり娘ですが、いつか憧れの槍に…と夢見ているところです。
またおじゃまさせていただきますね
hiyori2004さん、パパさん、こんにちわ。
夏休みの課題2の仙丈ケ岳は、天候の関係で、残念ながら流れてしまったのですね。
レコアップを楽しみにしてましたが、天気ばかりはどうにもなりませんね^^;
今回は、かなりの豪雨だったようですね
ビバークにヒルまでありと
しかもヒルが30匹ってすごい数ですね・・・
山ヒル実際に見たことないのですが、さぞ気持わるいのでしょうね^^;
でも、天候が不安定な中、無事に下山ができて何よりですね!それでは。
doritos さん、こんにちは♪
確かに、血を吸って赤黒く、太くなったやつを見るとゾッとしますが、私はほかのもっとグロい生物に比べるとまだましな気がします。たとえば、ムカデなんかが肌に付いたら…
普段の奴らは枯葉のうえで獲物を探して直立したり、尺取虫のように移動したりしているようで、その姿はなかなか憎めないものがあります。可愛いといっていた娘の気持ちもわかる気がします。
一度経験してみるのは悪くはないですが、次はもういいですね
hiyoriちゃん、パパさん、
とても怖い思いをされたようですが無事に下山されて良かったと共に
一回りも二回りも大きくなられてこの山行を終えましたね
我が家はビバークをした事がないのですがちょっと羨ましくも思えます
(失礼しました、当時は不安がいっぱいだったと思いますが)
冷静なパパさんと根性あるhiyoriちゃんの素晴らしい丹沢の旅をしっかり見させて頂きました
rikopa さん、こんにちは♪
経験豊富な rikopa さんから見れば突っ込みどころ満載で、お恥ずかしいレコですが…f(^^;)
突然のものすごい雨だったので、その時はまったく冷静になれませんでした。後で落ち着いてみれば、いきなり慌ててビバーク地を探すんじゃなくて、とりあえず屋根シートでもふたりでかぶって様子見でもよかったわけです 雨は降り続きましたので結局は同じことでしたが。。。反省点は書き切れないくらいたくさんあり、今回もたくさんのことを学びました。
それでも、ずぶ濡れになってはしまいましたが、備えと対処は及第点でもいいかな、と。丹沢にテントを持って行く人は少ないと思いますが、私たちは大倉尾根往復のとき以外は必ずフル装備。もしもテントなしだったら、かなりしんどい状況に陥っていたでしょうね
娘は遭難に関する本をよく読んでいて、山で雨に濡れる怖さを知っており、今回はかなり想像をたくましくしたようです(笑)。でも翌朝には、ヒキガエルが暮らすビバーク地を離れるのが名残惜しい様子でした。逞しくなったことと思います
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する