苦い想い出、初めての鳳凰三山、青木鉱泉、地蔵岳パス、周回日帰り
- GPS
- 08:45
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 2,110m
- 下り
- 2,099m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
GPSログは他記録から。感想に書いたように、初めての鳳凰三山では青木鉱泉から登って、鳳凰小屋の後、地蔵岳はパスしています。 |
感想
2003年8月2日
苦い思い出
初めての鳳凰三山
その後鳳凰三山は、登山口も夜叉神峠入り口、青木鉱泉、御座石温泉などに近いこともあり、私にとってはスタンダードで、トレーニングもできる山になった。
これは、そうした境地になる前、山梨に移り住んで始めてトライした鳳凰三山で、登山口までやっと辿りつき、8月というまだ日も長い1日に、予定より随分遅く、青木鉱泉を出発し、地蔵岳は省いたものの、観音岳、薬師岳を巡り、やっとの思いで青木鉱泉に戻った記録となる。
この頃は、山梨で車を乗り始めて、というか、人生で初めて車を自分で購入して乗り始めて未だ8ヶ月。山梨の道も良くわからぬ頃だった。金峰山、瑞牆山などは登った。近い日本百名山は?
鳳凰三山に照準を合わせた。登山口は、青木鉱泉。ナビで設定。
5:20自宅発。ナビの示すとおり、甘利山方面に向かう。甘利山の駐車場を過ぎ、下る。ところがナビの示す方向の林道は未舗装で、かつ閉鎖されている。もうあせり。ナビでは、青木鉱泉が近くに表示されている。今思えば、甘利山の駐車場に向かう途中からも右に折れれば、青木鉱泉方面に行けたし、今回は、閉鎖されていた林道も青木鉱泉方面に行ける林道であった。
また甘利山入り口に戻る。何とか青木鉱泉に行く道を見つけようとするが、見つからない。家にも電話する。もうパニックだ。右往左往する。
このとき、鳳凰三山はあきらめ、編笠山、権現岳に変更した。国道20号線を経由して観音平を目指す。
ところが、
しばらく進むと青木鉱泉の文字。すかさず、左折。しばらくすると未舗装の林道。小武川林道だ。やっと青木鉱泉にいけるのか。光明が射した。とはいえ、でこぼこ道。この頃は、車もまだ新車でこんな道嫌だ。早く抜け出したいと思った。結局、ずーと青木鉱泉まででこぼこであった。ただ、なんか最近舗装されたばかりの道が、青木鉱泉に右折した先に続いていた。これは?
9:00青木鉱泉駐車場、50台は止まっている。県外のナンバーがほとんどだ。この当時の料金700円を支払った。自宅を出発して、3時間40分でやっと登山口に着いた。
本当なら、40−50分で到着するところをだ。
9:30青木鉱泉発。
こんなに遅くなっているのに依然として日帰りを考えていた。無謀であった。
始めは歩き易いと思った。しかし、次第にすごい登りになってきた。登山口を探し当てるまでの焦りが、歩きにも影響していたようだ。8月という季節のせいもある。鳳凰小屋に至るまでは、とにかく少し進んでは、止まり、息を整えなければならなかった。かなりの人が登っている。大きな荷物を背負った人も多い。鳳凰小屋でテントだ。途中、大量の水を飲み、手当たり次第に沢の水も飲んだ。苦しい。
本当に病気かと思ったほどだった。
13:30鳳凰小屋
やっと鳳凰小屋だ。小屋の主人は、宿泊するように勧める。日帰りするのだと言い張った。小屋には既に40人も居ただろうか。こんなに苦しいのに追い越した人もいるので、その方たちも加わるとなると、すごい人だ。人気のある山にこの季節。
300円を支払った三矢サイダーを飲んだ。うまい。生き返った。
13:50鳳凰小屋発
地図を見るともう地藏岳を登る時間はない。このとき、地蔵岳を省いて、観音岳への近道をすることにした。いきなりすごい傾斜。この近道。すごかった。時間的にあせり、登山口を探すのも苦労した身には、応えた。
15:06観音岳
15:16観音岳発
稜線には、人がほとんどいない。当たり前だろう。日帰りは既にそれぞれの登山口近くまで戻り、宿泊者は小屋でくつろいでいる時間であろう。
15:35薬師岳。
15:45薬師岳発
なんと気持ちの良い稜線歩きであったろう。北岳は雲に隠れていた。
中道を下る。途中、中道を上がってくるグループに2組ほど会った。皆さん薬師岳小屋に宿泊だ。あと少し、と励ました。こちらも励ましてもらいたかった。
この中道とても長い。
18:15青木鉱泉、ひたすら、高度を下げて2時間30分で下山した。
本当に疲れた。地蔵岳は次回に回そう。
からだを拭い着替えた。
早く家に帰りたい。
青木鉱泉に右折するとき、先に見えていた舗装路を走る。ナビで走る。ほぼ全面舗装の新しい林道。約1kmほどか、未舗装の荒れたところでほこりを舞い上げたが、無事県道に戻った。そこからは、20分程度で自宅だ。
結局、19:30頃、自宅に着いた。長い一日であった。
登山口を見つけられず、苦労はしたが、いい経験にもなった。
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