鳳凰三山、南御室小屋手伝い、観音岳まで
- GPS
- 08:44
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,839m
- 下り
- 1,831m
コースタイム
- 山行
- 3:42
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 4:05
- 山行
- 2:04
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 3:06
天候 | 雨、曇り、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
10月11,12,13日
鳳凰山
下界はいい気候になってきた。
山では、初冠雪したところもある。
ただ、そうした雪もほとんど融けている。
10月に入っての連休。
本当は、北アルプスに行きたかったが、この時期、紅葉目当てと最後の良い天気での山行きとなるに違いないので、登山者がどっと繰り出す頃だ。
混雑はきらいだ。
だから、逆に小屋の側に立って、山に入ってみようと思った。
8月にもお手伝いをした鳳凰山登山道の南御室小屋にお手伝いを申し出ると、多忙な時期なので、是非と言う返事を頂き、連休中のスタッフの負担が少しでも軽減されるように10月11日に入山し、13日に下山、下山後家族サービスすることにした。
10月11日も4:00に起床し、5:00に自宅を出ようとしたら、雨。
雨の中、歩くのは、嫌だったので、少し遅らせることにした。
アー、情けない。
それなら、仕事をしようと仕事を少し片付けて。
仕上げてメールした。
雨は、止みそうな感じになったが、腰が重くなってしまった。
子供たちも起き出し、もう8:00。
パンも食べて、エネルギー補充。
結局、9:30頃に自宅を出発。
コンビニにて、昼食分を購入。
5:00に自宅を出る予定が、9:30。
余り小屋に着くのが遅いと、自分からお手伝いを申し出ておきながら、迷惑になる。
だから、雨も止んだ中を夜叉神峠入り口に急ぐ。
ところが、芦安手前から、雨。
空は青いところも見えるようになっていたので、この雨ももうすぐ止むだろうと思った。
北岳登山口の広河原へのバスなどの乗り換え口となる芦安の駐車場は第1、第2くらいが満車であったが、思ったほどの混雑はなかった。
10:00さて、夜叉神峠入り口の駐車場着。
まだ、時折、雨。
ザックには、カバーをつけた。
ここの駐車場が満杯になるのではないかと心配していたが、7割程度であった。
広河原行きのバスもちょうど到着したが、3台。
早朝の出足は遅いようだったが、これから広河原行きのバスも混むのではないかと言う予感がした。
団体さんが輪になって準備運動だ。
10:20夜叉神峠入り口発
夜叉神峠入り口からは、何度も登っていて、あまり目新しいこともない。
紅葉が見ごろを迎えている。
詳しくは、これまでの山行き記録も参考にして頂けますように。
さて、先行の団体さんや、グループを追い越して行く。
11:02 夜叉神峠
結構な人がいる。
追い越したグループも到着してくる。
白峰三山の景色はない。
先を急ぐ。
12:12杖立峠
12:20杖立峠発
男性ばかりのグループが休んでいた。
うー、早くしないと。
もう少ししたら、登山者も続々南御室小屋に到着してしまう。
そんなあせりも出てきた。
途中でも樹林越しに白峰三山にかかっていた白い雲が消えていくのが確認できていたが、焼け跡くらいになると綺麗に見えるようになった。
先に見える辻山の紅葉も美しい。
辻山のことが気になり始めたのもこの辺り。
前にも辻山に行ったが、この辻山からの薬師岳の遠望を楽しんでいない。
小屋に早く着きたい一心でもあったが、「登山者」としての自分もそこにいたので、それなら、往復30分、辻山にも行くことにした。
13:18苺平
13:20苺平発
辻山方面に左へ。
道は、初めどこを歩くかと言う感じだが、何となく踏跡がある。
倒木、木の根など滑りやすいところもあった。
先行に女性がいる。
辻山に近づくと大勢の声。
辻山もブームか?
グループ約10名と先行していた女性と私。
賑わっていた。
13:35辻山着
白峰三山もよく見え、鳳凰三山方面も観音岳は良く見えるが、薬師岳が甲府盆地からのガスと谷から吹き上がる風とがちょうど拮抗して薬師岳の全体像を見せてくれなかった。
このまま待ちたい気もしたが、今回は、お手伝いが大きな目的。
先を急ぐ。
13:48辻山発
ここからは、時に下り、時にちょっと登り返しなどしながら、基本的は辻山と薬師岳手前の砂払岳との鞍部にある南御室小屋に下っていく。
14:25南御室小屋着
テントなど大賑わい。
早くお手伝いしなければ、、、。
10月12日
朝食は5:00から。
4:00ごろに起きたら、ご主人とスタッフも既に起きていて、だいぶ朝食の準備が進んでいた。
外に出ると満天の星。
槍ヶ岳の時もそうであったが、星の写真家でないことが悔しいくらい。
今日は、午前中に観音岳まで行くことにしていた。
スタッフの朝食も済ませて、少し布団の整理のお手伝いもし、掃除もすこししてから、、、、。
さて、
9:17南御室小屋発
登山者が多くくつろぐ小屋を出発。
ちょうど腰を下ろしてくつろぐには、いい場所なのだ。
観音岳までだから、力は出る。
樹林帯をずーと歩いて、砂払岳手前でやっと稜線へ。
これが良い。
稜線の醍醐味。
白峰三山、仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳、、、、。
10:00薬師岳小屋着
スタッフの方と雑談。
10:10薬師岳小屋発
ここの登りが短いがきついのだ。
10:16薬師岳
オー、たくさんの登山者。
にぎやかだ。
10:20薬師岳発
たくさんの登山者と出会う。
景色は抜群。
空には、たくさんの雲が出てくるものの、雲が高いようだ。
10:42観音岳着
ここにもたくさんの登山者。
山座同定をする。
あれが、塩見岳で、、、、と、他の登山者。
観音岳から、塩見岳は見えないのだ。
槍ヶ岳もその槍の穂先を天に突き刺しているのに、近くの塩見岳が見えないのだ。
他の登山者が塩見岳と言っていたのは、悪沢岳であった。
地蔵岳まで行きたいが、今回は無理だ。
それにしても甲斐駒ケ岳も相変わらず、凛々しいし、八ヶ岳もよく見える。
その背後には、浅間山。
関東の山並みも。
10:57観音岳発
観音岳から薬師岳に向かうのが好きだ。
少しだけのアップダウン。
富士山が薬師岳を特徴付ける2つの岩塊の間から見えている。
右を見れば、白峰三山。
登山者も多い。
こんなに賑わう鳳凰三山は、見たことない。
平日登山が多いせいからでもあるが。
11:17薬師岳着
11:20薬師岳発
11:24薬師岳小屋着
11:54薬師岳小屋発
スタッフと少し雑談。
ここにもたくさんの登山者が行き来する。
12:23南御室小屋着
良い稜線歩きができた。
さて、着替えて小屋の手伝いだ。
10月13日
今日は、稜線にも行かず、下界に下るだけ。
気持ち的には、楽だ。
その前に50名ほどの宿泊客に朝食を出すのを手伝わなければ。
やはり、スタッフの方より少し遅く起床。
なかなか体が言う事を聞かない。
それでも4:00には、起床して、外に出るとやはり満天の星だ。
既に稜線に向かって出発する人のザックの鈴音も聞こえてくる。
これだけ早く出発すれば、早い人では、観音岳でご来光を拝めるのであろう。
さて、お手伝い。
三々五々、皆様が5:00からの朝食に集まってくる。
やっと宿泊客の朝食も終わり、食器洗いも済ませ、スタッフの食事。
朝からの激務でやっと落ち着く時間だ。
でも、今日は、下山の日。
早く下山して、家族サービスしなければ。
ゆっくりすることは出来ない。
身支度整え、出発することにする。
名残惜しいが、仕方ない。
また、遊びに来ることを約束する。
正味2日間。
中味の濃い時間であった。
狭いところで、共に働くと親近感が増すものだ。
7:54南御室小屋発
下山時には、3回の登り返しがある。
まず、小屋を出て、すぐの苺平までの登り返し。
杖立峠への登り返し。
最後は、夜叉神峠への登り返し。
基本的に下っていくのだが、こんな登り返しが、日帰りの時は、すごく体に堪える。
でも今日は、下るだけ、朝食もしっかり摂っているので、体のパワーが違う。
まず最初の苺平への登り返しもなんということもなかった。
8:11苺平
8:14苺平発
早い登山者にそろそろ会う。
朝一番に出ているのであろう。
日帰りなのか、聞かなかった。
焼け跡から見える白峰三山は素晴らしい。
今日もよく見えている。
ぐんぐんぐんぐん下る。
やはり、朝食をしっかり食べていることで、力の出方が違うようだ。
8:51杖立峠
8:54杖立峠発
時折、樹林越しに白峰三山の他、笊ケ岳、割沢岳などが見えているのだが、昨日観音岳で同じ方向を見ていたのと比較すると、だいぶそれらの山に近づいているのがわかる。
夜叉神峠に近づいているのがわかる最後の登り返し。
それをこなすと夜叉神峠だ。
9:29夜叉神峠着
9:31夜叉神峠発
夜叉神峠からの白峰三山の眺望は、抜群であった。
たくさんの人が休んでいた。
ここから夜叉神峠入り口駐車場までは、たくさんの登山者か、ハイカーか、とにかく久しぶりの大賑わいだった。
やはり、悪沢岳のことを塩見岳が見えるという人がいた。
あれは、悪沢岳だと教えてあげた。
夜叉神峠からは、小走りで、多くの人を追い抜いた。
9:50夜叉神峠入り口着
駐車場は、ほとんど100%満たされていた。
中には、路肩に駐車されている車もあった。
と、一時的には、駐車場がオーバーフローしていたということか。
北岳に登る人でも芦安ではなく、この夜叉神峠入り口の駐車場に停めて、少しでもバス代を浮かす人がいるらしい。
登山的には、日帰りのメニューを3日に分けた形になった。
南御室小屋からの下りは思惑通り、2時間程度であった。
日帰りの時は、こんなに早くは歩けない。
やはり、宿泊しているということは、体力の温存になるのだ。
良い山行きであったし、山小屋手伝いの良い経験になった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する