茶臼岳に冬毛ライチョウを求めて。


- GPS
- 32:04
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 2,026m
- 下り
- 2,032m
コースタイム
天候 | 1日目:だいたい雨 2日目:AM晴、PMくもり→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<茶臼登山道・茶臼小屋> ・水場 取水点は横窪沢小屋の沢くらい。茶臼小屋の水場は雪に埋まっている。 ・トイレ 茶臼小屋の冬期トイレは雪で埋まっているので掘削必須。 横窪沢小屋で寄ることをオススメします。 ・雪など 3号橋(新しい)を渡って沢沿いを歩いたあと、ロープやハシゴで急斜面を登る場面で、一部凍結あり。(写真参照) 横窪峠から横窪沢小屋へ降る斜面は、北向きの急斜面で、斜面の上部で凍結あり・下部で深雪(腿丈)あり。横窪峠でアイゼン装着した。 大無間ベンチにてワカン装着。 |
その他周辺情報 | 白樺荘♨(〜17時、510円) |
写真
装備
個人装備 |
ハードシェル
防寒着(宿泊用含む)
雨具
冬靴
ゲイター
12本爪アイゼン
ワカン
ヘルメット ニット帽
ゴーグル
サングラス
バラクラバ
ネックウォーマー
手袋(冬用5本指+防寒テムレス+アンダー×2)
スキーストック
ピッケル
ザック(60ℓ)
食事(調理器具+1泊分+行動食+非常食)
水分(飲料720ml+湯500ml)
コンパス
高度計
ヘッドランプ(予備電池含む)
太陽光ランタン
保険証
携帯(GPSアプリ+予備バッテリー含む)
腕時計
ココヘリタグ
小屋泊セット(寝袋カバー+厳冬用寝袋+エアマット+銀マット含む)
双眼鏡
|
---|---|
共同装備 |
スコップ
|
備考 | 地形図不所持(PDFエラー) |
感想
ロウバイの芳香に早春を感じる今日この頃ですが、我々は冬毛ライチョウを求め、冬真っ只中の高山帯に突撃してきました。
高山域の厳冬期山行はこれが初めて。
「4月に茶臼来てるなら冬山経験ありだよ〜」等とメンバー達にヨイショされながらのスタートでしたが、
荷物が重い、足も重い、足運びは違う、膝位とはいえラッセル有りと、勝手の違う山行スタイルに大苦戦。
パーティメンバー4人中2人の冬山経験者にさまざま指導を受け、這う這う小屋に辿り着いた頃には、ボロ雑巾のようになってました(~_~;)
ただ、服装方針は大当たり。
初日どうせ雨で濡れるだろうから2日目はアウター含め初日着た服を一切着ないという作戦のおかげで、服装や防寒面で辛いと思う局面はありませんでした。
また、アンダーシャツでミレーのドライナミックメッシュなるものを投入しました。見た目OUTですが汗冷え対策的にとても良かったです。
<服装>
・茶臼小屋まで(5℃位)
アンダータイツ、アンダーシャツ,半袖シャツ、半ズボン、上下雨具。
手はアンダー手袋①に防寒テムレス。
足は冬靴、ゲイター、途中からアイゼン、ワカン
・小屋泊(マイナス10℃位)
上下アンダー、長袖シャツ、厚手フリース、上下ダウン、ネックウォーマー、ニット帽、アンダー手袋②、象足
寝床は銀マット、エアマット、厳冬用寝袋(イスカAirDryght860)
・茶臼小屋から上(マイナス5℃位)
アンダータイツ、上下アンダー、長袖シャツ、薄手フリース、上下ハードシェル、バラクラバ、ゴーグル。
手はアンダー手袋②に冬山グローブ。
足は完全装備。
寒いからと朝なかなか出発できず、結局、時間切れでライチョウ探索も打切り。
あんた何しに来たんだって感じもありますが、雪の積もらない平野部の静岡県民としては、動物の足跡のトレースは憧れであり、そして実際に心躍る時間でした。
また、澄み切った眺望や雪化粧、稜線に普通にホシガラスがいたこと、そして何より朝焼けの美しさが印象に残りました。
体力や技術力の不足を痛いほど感じた山行でしたし、基本的に冬は山に割く時間はないのですが、冬毛ライチョウを一度は見てみたいので、もしも機会があればリベンジを果たしたい所存です。
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