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Yamareco

記録ID: 5126028
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
六甲・摩耶・有馬

シビレ山と一本松の丘(三木アルプス)周回

2023年01月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:54
距離
4.4km
登り
327m
下り
340m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:44
休憩
0:52
合計
3:36
9:48
99
スタート地点
11:27
12:11
21
12:32
12:33
9
12:42
12:49
35
13:24
ゴール地点
天候 曇一時晴、のち霰
過去天気図(気象庁) 2023年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
志染町戸田の山陽道高架手前のスペース
コース状況/
危険箇所等
谷筋は道なし。稜線は開削されて間もない道あり。
その他周辺情報 有馬温泉
立派な御影石の道標
2023年01月28日 09:51撮影 by  iPhone XR, Apple
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立派な御影石の道標
わなわな。
2023年01月28日 09:53撮影 by  iPhone XR, Apple
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わなわな。
最初はマーキングもあるが
2023年01月28日 10:00撮影 by  iPhone XR, Apple
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最初はマーキングもあるが
右岸に石組みを見ると二俣
2023年01月28日 10:30撮影 by  iPhone XR, Apple
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右岸に石組みを見ると二俣
大岩の下を通過
2023年01月28日 10:43撮影 by  iPhone XR, Apple
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大岩の下を通過
源頭
2023年01月28日 10:55撮影 by  iPhone XR, Apple
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源頭
ここで戸田からの旧道に出る
2023年01月28日 11:01撮影 by  iPhone XR, Apple
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ここで戸田からの旧道に出る
シビレ山北面のコブから
2023年01月28日 11:15撮影 by  iPhone XR, Apple
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シビレ山北面のコブから
雪山の風情
2023年01月28日 11:25撮影 by  iPhone XR, Apple
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雪山の風情
山頂通過
2023年01月28日 11:27撮影 by  iPhone XR, Apple
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山頂通過
雌岡山と雄岡山
2023年01月28日 12:28撮影 by  iPhone XR, Apple
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雌岡山と雄岡山
左がシビレ山だろう、たぶん
2023年01月28日 12:35撮影 by  iPhone XR, Apple
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左がシビレ山だろう、たぶん
こんなガレを下って
2023年01月28日 12:39撮影 by  iPhone XR, Apple
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こんなガレを下って
一本松の丘の向こうに雌岡山、雄岡山が見えている
2023年01月28日 12:41撮影 by  iPhone XR, Apple
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一本松の丘の向こうに雌岡山、雄岡山が見えている
冠雪の一本松の丘
2023年01月28日 12:41撮影 by  iPhone XR, Apple
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冠雪の一本松の丘
一本松と雌岡山、雄岡山
2023年01月28日 12:47撮影 by  iPhone XR, Apple
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一本松と雌岡山、雄岡山
360mPKを振り返る
2023年01月28日 12:49撮影 by  iPhone XR, Apple
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360mPKを振り返る
大岩のへつり
2023年01月28日 12:58撮影 by  iPhone XR, Apple
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大岩のへつり
和気アルプスに似た雰囲気
2023年01月28日 13:00撮影 by  iPhone XR, Apple
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和気アルプスに似た雰囲気
溜池脇から道路に出る
2023年01月28日 13:20撮影 by  iPhone XR, Apple
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溜池脇から道路に出る

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ シュリンゲ

感想

篤志家の諸兄によって開削された三木アルプスの稜線コース、先週は勝雄不動滝から丹生山までを周回した。しかし、一本松の丘と命名された西のコブは、丹生山への予定コースから一旦下った後、折り返して登ってこなければならず、つらいな―という気持ちに流されてスキップしてしまった。このコースの開削に携わるHam0501さんのお勧めも頂いている一本松の丘、なんとしても行かねば。そう思うと即実行しないと気が済まない性分のasakinuは、一週間後の今日、さっそく一本松の丘を目指すのだった。
とはいっても、ピストンじゃつまらない(これも単なるこだわり)。西の戸田から沢沿いにシビレ山から北に延びる稜線を目指し、下山ルートに一本松の丘を組み入れることにしよう。実際、一本松の丘のすぐ南に位置する沢筋には、ヤマレコのオレンジの軌跡があるし、ここを使ってまさにシビレ山―一本松周回を果たしたという記録もある。
戸田の集落から東に入って山陽道の手前のスペースに車を置く。山陽道の下をくぐってすぐ右に曲がると、「丹生山登山口」と刻まれた立派な御影石の標柱が立っている。ここから丹生山に登ろうという人はごくわずかだろうに、こんな石柱があるなんて、なかなか気合が入っているなあ。と感心する。しかし、ごく最近開削された一本松の丘ルートに人気が出れば、丹生山へのメインルートとして現在の丹生神社鳥居からのものにとって代わるだろう。まるでそんな日が来ることを予見したかのような立派な石柱である。
我々はこの「登山口」を素通りして、もう少々、山陽道の横の側路を進む。すると左手に林道跡が現れる。醜い篠竹と倒木が、ここを林道跡と認識させることさえ困難にしている。この林道跡に踏み込み奥へと向かう。有害動物駆除の罠設置に注意を呼び掛ける札が貼られ、緊張感をあおる(?!)。林道跡はいつの間にか踏み跡に変わるが、マーキングの存在が安心感を呼ぶ。わずかに進むとこの沢で唯一の堰堤が正面に現れる。この堰堤は左岸から小さく巻くが、踏み跡は一気に怪しくなり、マーキングもなくなる。渇水期の今は堰堤を越えてすぐに沢床に降りることも可能だが、踏み跡らしきものはしばらくトラバースしてから沢床に降りている。この先は道らしきものはもはやない。多少とも歩きやすいところを選んで進む。右岸に古い石組を見ると沢は二俣となり、我々は右俣へと進路をとる。やがて大きな岩がいくつも沢をふさぐようにせり出した地点に来る。ここは右岸を小さく巻く。水線に復帰しようとしたところで右岸にさらに大きな岩が立っている。この下をすり抜けて進む。やがて沢は、三々九度の盃にような湾曲した地形を見せ、源頭に達したことを知る。そんな地形の「底」の部分を辿って登っていくと踏み跡が現れる。それを辿ればすぐにしっかりした道に出る。その上に三歩も上がれば、さらに立派な道に飛び出した。稜線だ。「戸田→」の標識のある鞍部である。
シビレ山方向に進んで、前回登った稜線直登ルートを右に見送り、左の良く踏まれた巻き道を北の鞍部へと進む。北斜面を行くこの道はすっかり雪に覆われて、東播の丘も雪山の風情だ。鞍部からシビレ山山頂へと一気に高度をあげていく。途中の小さなコブからは北側に展望が開ける。西に目を転ずれば、目指すシビレ山山頂が肉薄する。喘ぎながら山頂に立ち、すぐ下の鉄塔のピークへと向かう。このピークは南北に眺望が開け、ありがたいことに晴れ間が見えて陽が降り注いでいた。今週もここで昼食とする。
食後、降りる方角を確認して、急な尾根を一気に下り始めた。しばらくして様子がおかしいと、GPSの軌跡を見ると、あらら、違った道を下っているじゃないか。確認したはずが、何というボケ!!えっちらおっちら、急登を鉄塔のピークまで戻る羽目に。鉄塔ピークで正しい道を探すが、これが見つからないのだ。先週、そこを通ってこのピークに登りついたにもかかわらず、その道がわからないなんて。結局、数mの丈に育ったシダ藪の横を抜けて、その後ろの尾根を下るのであった。登りではすっと飛び出した場所ながら、下るとなるとわからなくなる。
ここからは既知のルートで360mPKへと向かう。途中、左手に大きく視界が開け、雌岡山、雄岡山のペアが遠望される。360mPKからは、不動滝ルートと道を分かち、左へ稜線を下る。やがて視界が開け、ザレた稜線が播州平野に向かって真っすぐに畝をつくっている様子が一望される。左背後に目をやると、先ほど登ったシビレ山が雄々しく天に向かって伸びだしている。眼下のザレたコブには松の幼木がぽつんと立ち、これが一本松の丘であることは疑いの余地を与えない。このルート、足元のシダや木の枝はしっかりと刈りはらわれており、この道の開削に尽力された諸兄の多大な労力と情熱によって、こうして楽しみ多い山行が可能になったことを実感するのであった。
今日はイマイチの天気だ。シビレ山を下り始めるころから霰が降り始め、今も間断的に降り続いていた。しかしそんな天気が幸いして、一本松の丘の北面はきれいに雪化粧。これはなかなかみられない秀逸な景観である。ひとしきり眺めを楽しんで、ザレた稜線の下りを再開する。ちょっと和気アルプスあたりと似た雰囲気がある。途中、大岩のへつりなども変化を与えている。最後に稜線を離れ右の谷筋に入ると、いつの間にかしっかりした道となり、溜池の横から高速道路の側の道路に飛び出した。朝、目にした「丹生山登山口」の石柱の所から車道に出て駐車地に戻ると、急に降る雪の勢いが増してきた。新しい丹生山系の名所を探索して充実の冬の一日となった。

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