雪の大文字



- GPS
- 04:56
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 438m
- 下り
- 763m
コースタイム
天候 | 晴れ+曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
数日前の降雪で比叡平からペット霊園までは車の轍が凍っていてとても怖い。天の原からしばらくはツボ足で問題ないが、大文字山頂北斜面のトラバースは凍っているので、軽アイゼンやチェーンスパイクを付けた。 |
写真
感想
大雪が降った後の大文字に行こうとして、最も安直に行く方法を最近実践したので、知り合いにお披露目をした。JR大津京駅から比叡平行の京阪バスに乗って標高差300mを稼ぐのである。
流石に比叡平は積雪の量が多くびっくりだ。住居地から京都側に入ると除雪車の轍と融雪部分は凍っていて、ペンギン歩きでも心もとない。アスファルト道は本当に怖いと言いながら、ゲートのある舗装路を上がると、かなり古い開発地が売れないまま放置された台地に出た。その先に大きな木があるが、バスも見える。此処はバス路線はないはず?と冗談を言いながら近づくと廃バスである。京都市バスのかなり古いものが放置されている。この周辺は古いものを何もかも放置する場所のようだ。家もしかり。何もかもだ。
鹿の警戒音を聞きながら、徐々に下りの道らしき所を進むと右にゴルフの打ちっぱなし場跡らしいものが、やはり放置だ。さらに進むと工事現場のような建物があるが、此処は使われている気配を感ずる。そのすぐ前(南側)は太陽電池の設置場所で、かなり広い敷地だ。そこにはワコールホールデイングスの敷地である旨の標識看板の古いのがあった。
そのまま進むと、先ほど分岐した道と合流するとペット霊園に出た。霊園内は小さな墓碑が無数に林立していて、家族同様の埋葬にそれぞれの家族の思いが伝わってくるようだ。霊園のすぐ奥に池があって、ボートも置いてあるが、今やそれに乗ることはないような気がする。池が土砂で埋まりつつあるよう見えるのだ。
樹林の中の雪道を進むと広場に出た。天の原に出たのだ。天の原の標識のすぐそばにフライパンはあるが雪から蓋がチョンと見えるだけの状態だ。ほんの数人の足跡だけがある天の原から大文字を目指してトラバース道に上がると、沢山の人の足跡で道は凍ってきたので、軽アイゼンやチェーンスパイクを履いて大文字山頂に達した。1名の若者が景色を眺めているだけだったが、京都の町は見えるが遠方は残念ながらボヤケていて写真も駄目だ。すぐそこの東山もいつもより霞がかかった感じだ。風があるので北側の少し低い場所でランチを済ませて、四辻から楼門の滝方面へ下ることにした。倒木や岩などが雪の下なので足元の見えない不安定な雪道を進む。両側から雪で萎れて枝が道を覆っており、ヒョンな拍子に木に触れてドサッと洗礼を受けまいと雪を払いつつ下る。
沢筋からかなり上部を進んでいると俊寛碑に出た。この下が楼門の滝だが、右のトラバース気味の道を進むと滝から大きく離れて火床からの下り道と合流するらしい道であった。歩き易い道なのでこれでいいやとそのまま進み、浪切不動明王へ出た。すぐ先が霊鑑寺のはずだ。
哲学の道に出ると人はほとんどいなくて静かだ。若王子神社から新島襄・八重の墓までの登りが意外とシンドイのだ。この標高であると道が凍らないので滑る危険はないのがいい。南禅寺奥の院の社を経て、七福思案処まで長い道のりは最後の頑張りだ。思案処から御陵まではもう登ることもなく下り一方なので、急に元気がでたように饒舌になって喋っていると直ぐに地下鉄御陵駅に到着した。
今日の反省会は餅屋さんで軽くビールで乾杯である。
"竹","兵","長お","長み"
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