秋の始まりは展望抜群の荒島岳へ♪(中出コースピストン)


- GPS
- --:--
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,322m
- 下り
- 1,309m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
北陸自動車道「福井IC」⇒国道158号線⇒中休交差点右折⇒荒島岳中出駐車場(約32km) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【中出駐車場⇒登山口】 なだらかな林道を歩きます。駐車場から300mほどまっすぐ登った場所に登山口と書かれた標板がありますが、そこから先も林道が続いて林道の終点が登山口になります。 【登山口⇒シャクナゲ平】 自然林の樹林帯の道です。展望はありませんが整備された道で道迷いの心配はないと思います。途中で小荒島岳への分岐がありますが山頂へは5分ほどで往復できます。 【シャクナゲ平⇒荒島岳】 シャクナゲ平から一度下ってからの登り返しです。『もちがかべ』の急坂は道が狭く、人が多い時はすれ違いに時間がかかるかも知れません。 |
その他周辺情報 | 大野市健康保養施設『あっ宝んど』大人600円 http://www.yu-iwashita.jp/attakaland/ |
写真
感想
9月も半ばを過ぎて、秋めいた涼しい日が多くなってきましたね。
そろそろ冬場に向けて、夏道を歩いておきたい山にも登れる気候になってきたので、天気予報がよかった日曜日を選んで百名山の荒島岳に行って来ました。
荒島岳は別名「大野富士」と呼ばれる山容が美しい山ですが、花も多くて紅葉や雪の時期にも人気があるみたいです。
登山ルートも複数あるようですが、最近に駐車場が新設されたらしい、中出(なかんで)コースで登ることにしました。
土曜日の夕方から下道をゆっくり走って、登山者用の無料駐車場に夜11時に着きましたが先着車はありませんでした。
駐車場には40台ほど停められそうですが、旧スキー場跡の勝原コースを利用する方が一般的で、ここの駐車場に前日入りする人は少ないのかも知れません。
翌朝、明るくなると数台の車が到着しましたが、私たちが出発した6時の時点では他に3台の車があっただけでした。
駐車場はとにかく綺麗で、トイレはピカピカだし、湧水を貯めた水道や登山届提出所も嬉しくなるほどの清潔さです。
何となく静かな山歩きになりそうな予感を感じながら駐車場を後にして、舗装された林道を5分ほど歩くと中出コース登山口の標板がありました。
ここの標高は400mなので、山頂までの標高差は1,100m以上あり、決して楽な道のりではなさそうです。
登山口を過ぎてもなだらかな林道が続き、スタートから30分で再び荒島登山口の看板がありました。
さっきは登山口への指示標で、この場所が本来の登山口なのでしょうか?
林道はこの登山口までで、ここからしっかりとした山道になって、急な傾斜も道も増えていきます。
最盛期を過ぎて少ないながらも、野菊に似た白い花や、ツリガネニンジンの淡いブルーに癒されながら高度を上げていきます。
中出コースは展望はないものの、マイナスイオンたっぷりの自然林の山歩きが楽しめるいい道です。
途中の分岐を左に折れて、細道の急坂を登り詰めると、あっという間に小荒島岳(1,186m)に着きました。
小荒島岳は狭いながらも高木もなく、切り開かれた頂上からは360度のパノラマが広がっていました。
目指す荒島岳もシャクナゲ平を挟んでハッキリと見えています。
ちょうど誰も居なかった山頂で小休憩をして、来た道を下って分岐点に戻りました。
ちょうどこの時に今日初めて人とすれ違いました。
分岐からは歩き易い平坦な道を20分ほどでシャクナゲ平に着きました。
シャクナゲ平からは勝原コースと合流して、山頂までコースタイム1時間の道です。
一度これまでの高度を吐き出すように大きく下ってからの登り返しになります。
下りきった鞍部で佐開コースとも合流して、いよいよ『もちがかべ』と呼ばれるブナの大木が林立する急登になり、段差のある階段、ロープ、クサリ場を登ります。
滑落事故が多発しているという看板があり、内心ヒヤヒヤしていましたが、急登ながらもしっかりと整備された道はそれほど危険だとは思いませんでした。
前荒島を通る頃には傾斜は落ち着いて、進む先のピークが目に映るようになり、スタートから4時間15分の10時15分に荒島岳(1,523m)の山頂に到着しました。
山頂には10人以上の人が休憩中で、快晴の中で素晴らしい展望を楽しんでおられました。
風も強くもなく、ちょうどいい気候です。
去年に私たちの登った白山が良く見える場所に腰を下ろして、途中のコンビニで買ったクロワッサンを頬張りながらゆっくりと休憩しました。
下山路は同じ中出コースをピストンしました。
ちょうどお昼に近くなる時間なので、シャクナゲ平までは登って来られる人とのすれ違いが大変です。
やっぱり百名山の人気は凄いですね。
ただ中出コースに入ると殆どすれ違わなくなったので、勝原コースで登られる方が圧倒的に多いようです。
頂上から3時間半の14時に駐車場に着いてみると、車は10台以上になっていましたが、まだまだ空きがあったのでこの綺麗な駐車場をもっと多くの人に利用して欲しいと思います。
帰りは大野市内の温泉施設の『あっ宝んど』で日帰り入浴をして帰りました。
サウナや露天風呂もあってとてもいいお風呂だったので、また冬山のシーズンに荒島岳の帰りに寄ってみたいです。
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