ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 517765
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

未丈ヶ岳

2014年09月23日(火) [日帰り]
 - 拍手
meiwenty その他1人
GPS
07:30
距離
19.6km
登り
2,028m
下り
2,028m

コースタイム

日帰り
山行
5:59
休憩
1:31
合計
7:30
6:20
37
スタート地点
6:57
7:00
60
鉄橋
8:00
8:10
100
974m峰
9:50
10:55
85
12:20
12:30
37
974m峰
13:07
13:10
40
鉄橋
13:50
ゴール地点
登山口(6:20)→黒又川鉄橋(6:57)→974m峰(8:00-8:10)→未丈ヶ岳山頂(9:50−10:55)→974m峰(12:20-12:30)→黒又川鉄橋(13:07)→登山口(13:50)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
関越自動車道「小出IC」を降り
「尾瀬」方面の案内を目印に進み、奥只見シルバーラインに入ります。
第13号湯ノ沢トンネルに入りしばらく進むと左に泣沢避難所の標識があり
そこに一旦停車し、シャッターを開けトンネルから出ます。
すぐ目の前に7〜8台停められる駐車場があります。そこがいっぱいの場合は、
少し先に進むと登山ポスト前に駐車可能な広いスペースがあり、10台以上止められます。
コース状況/
危険箇所等
今年新たに橋が架け替えられ、これまで登山者の行く手を阻んでいた困難な渡渉はなくなりました。ここ数年は橋の流失により登山者も限られただろうと、974m峰より上部の藪の量が当時の静けさを物語っています。
その他周辺情報 奥只見シルバーラインから、大湯温泉方面に向かうと、すぐ左手に交流センター「ユピオ」があります。
入浴料大人500円、午後二時過ぎで、ほかに駒ヶ岳に登られた方が一名だけでした。
湯ノ沢トンネルのシャッターを開けると、いきなり山の中です。
5、6台停められるスペースがあります。
2014年09月23日 18:03撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 18:03
湯ノ沢トンネルのシャッターを開けると、いきなり山の中です。
5、6台停められるスペースがあります。
支度をして歩きます。
2014年09月23日 18:23撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
9/23 18:23
支度をして歩きます。
登山ポスト前に更に広い駐車場がありました。
2014年09月23日 18:24撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
9/23 18:24
登山ポスト前に更に広い駐車場がありました。
少し行くと最初の渡渉があります。
2014年09月23日 18:29撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 18:29
少し行くと最初の渡渉があります。
次はやや細いですが、丸太を渡して簡易な橋が作ってありました。ありがたいです。
2014年09月23日 18:33撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 18:33
次はやや細いですが、丸太を渡して簡易な橋が作ってありました。ありがたいです。
さらに小さな渡渉をします。
2014年09月23日 18:36撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 18:36
さらに小さな渡渉をします。
太い鎖で下降します。
2014年09月23日 18:48撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 18:48
太い鎖で下降します。
2、3日晴れ間が続き、水量が少ないのでしょうが、それでもドボンを覚悟し、石づたいに渡ります。結果、案の定、石の上で滑り左足が水没、左手も水底につき袖を濡らしました。
2014年09月23日 18:52撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 18:52
2、3日晴れ間が続き、水量が少ないのでしょうが、それでもドボンを覚悟し、石づたいに渡ります。結果、案の定、石の上で滑り左足が水没、左手も水底につき袖を濡らしました。
今年、架けられた頑丈そうな橋です。
2014年09月23日 18:56撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
2
9/23 18:56
今年、架けられた頑丈そうな橋です。
手すりがなく、勾配がついている構造のため、やや緊張です。
2014年09月23日 18:58撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
5
9/23 18:58
手すりがなく、勾配がついている構造のため、やや緊張です。
渡り切ったあと、未丈ヶ岳の標識がありました。ここから実質的な登山開始です。
2014年09月23日 18:59撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 18:59
渡り切ったあと、未丈ヶ岳の標識がありました。ここから実質的な登山開始です。
谷間から、うっすらと荒沢岳が見えました。
2014年09月23日 19:07撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
2
9/23 19:07
谷間から、うっすらと荒沢岳が見えました。
駒ヶ岳が見えてきました。聞こえるのは下からの沢の音だけで、視界には人工的なものは一切入ってこない、俗世間とはかけ離れた空間です。
2014年09月23日 19:41撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 19:41
駒ヶ岳が見えてきました。聞こえるのは下からの沢の音だけで、視界には人工的なものは一切入ってこない、俗世間とはかけ離れた空間です。
中ノ岳も姿を現わしました。良い眺めです。
2014年09月23日 19:51撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
9/23 19:51
中ノ岳も姿を現わしました。良い眺めです。
974m峰に到着。三角点があります。前回登り切ったと思ったら、先約のカモシカに出合い頭に遭遇しました。
2014年09月23日 20:05撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
2
9/23 20:05
974m峰に到着。三角点があります。前回登り切ったと思ったら、先約のカモシカに出合い頭に遭遇しました。
974mからの眺望です。左から、荒沢岳、中ノ岳、駒ヶ岳。
2014年09月23日 20:05撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 20:05
974mからの眺望です。左から、荒沢岳、中ノ岳、駒ヶ岳。
ピークも見えてます。
2014年09月23日 20:06撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
9/23 20:06
ピークも見えてます。
中間点を一度下り、登り返すときれいなブナ林の間を登ります。
2014年09月23日 20:34撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 20:34
中間点を一度下り、登り返すときれいなブナ林の間を登ります。
駒ヶ岳もだいぶ大きくなり、正面に枝折峠の駐車場と、そこから続く登山道が見えます。
2014年09月23日 20:50撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 20:50
駒ヶ岳もだいぶ大きくなり、正面に枝折峠の駐車場と、そこから続く登山道が見えます。
右前方に尾瀬の名峰、燧ケ岳が見えてきました。この山域が、地理上いかに山奥なのか実感できます。
2014年09月23日 21:15撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
9/23 21:15
右前方に尾瀬の名峰、燧ケ岳が見えてきました。この山域が、地理上いかに山奥なのか実感できます。
左手には黒又第二ダムの湖面と毛猛山が見えます。
2014年09月23日 21:18撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 21:18
左手には黒又第二ダムの湖面と毛猛山が見えます。
足元にはミヤマアキノキリンソウが咲いてます。
2014年09月23日 21:20撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
9/23 21:20
足元にはミヤマアキノキリンソウが咲いてます。
小出の町と権現堂山、唐松山が遠望できます。
2014年09月23日 21:28撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
9/23 21:28
小出の町と権現堂山、唐松山が遠望できます。
頂上が近づいてきました。
2014年09月23日 21:30撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
9/23 21:30
頂上が近づいてきました。
向かって駒ヶ岳の右奥に八海山の八ツ峰が顔を出してます。あと少しです。
2014年09月23日 21:32撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 21:32
向かって駒ヶ岳の右奥に八海山の八ツ峰が顔を出してます。あと少しです。
無事登頂!
2014年09月23日 21:48撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
2
9/23 21:48
無事登頂!
記念写真。撮り忘れましたが、ここから、会津駒ヶ岳、平ヶ岳、燧ケ岳と会津の名峰がよく見えました。
2014年09月23日 21:48撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
3
9/23 21:48
記念写真。撮り忘れましたが、ここから、会津駒ヶ岳、平ヶ岳、燧ケ岳と会津の名峰がよく見えました。
頂上はあまり広くなく、5人くらいが定員といったところか。
このあと、2人Pと単独の方のみで、本日は全員で5人でした。
2014年09月23日 21:54撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
2
9/23 21:54
頂上はあまり広くなく、5人くらいが定員といったところか。
このあと、2人Pと単独の方のみで、本日は全員で5人でした。
小一時間ほど過ごしたのち下山開始。背丈を超える草木が行く手を阻みます。
2014年09月23日 23:13撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 23:13
小一時間ほど過ごしたのち下山開始。背丈を超える草木が行く手を阻みます。
足元を確認しながら、はぐれないように慎重に行動します。
また蛇の多発地帯です。このことも頭に入れておかないと、痛い目にあいます。
2014年09月23日 23:16撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
2
9/23 23:16
足元を確認しながら、はぐれないように慎重に行動します。
また蛇の多発地帯です。このことも頭に入れておかないと、痛い目にあいます。
藪、藪、藪!
2014年09月23日 23:18撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 23:18
藪、藪、藪!
さらに藪!
2014年09月23日 23:39撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/23 23:39
さらに藪!
なんとか984m峰に着きました。ここまでくれば一安。
2014年09月24日 00:22撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
9/24 0:22
なんとか984m峰に着きました。ここまでくれば一安。
振り返ると午前中、逆光だったピークに日があたり、今日一番きれいに見えています。
2014年09月24日 00:30撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/24 0:30
振り返ると午前中、逆光だったピークに日があたり、今日一番きれいに見えています。
ざれた滑りやすい道。こういう日当たりのよいところに蛇がいます。
2014年09月24日 01:02撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
9/24 1:02
ざれた滑りやすい道。こういう日当たりのよいところに蛇がいます。
無事に橋まで戻ってきました。
2014年09月24日 01:08撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/24 1:08
無事に橋まで戻ってきました。
橋から下を見るとかなりの高度感です。
2014年09月24日 01:09撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
2
9/24 1:09
橋から下を見るとかなりの高度感です。
慎重に渉ります。
2014年09月24日 01:10撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/24 1:10
慎重に渉ります。
往路で転んだ渡渉。今度は無事通過。
2014年09月24日 01:19撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
9/24 1:19
往路で転んだ渡渉。今度は無事通過。
往路で気が付かなかった水場がありました。
2014年09月24日 01:26撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
9/24 1:26
往路で気が付かなかった水場がありました。
丸太の橋を渡り
2014年09月24日 01:34撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
9/24 1:34
丸太の橋を渡り
最後の渡渉も通過し
2014年09月24日 01:42撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
9/24 1:42
最後の渡渉も通過し
無事、出発地点に戻ってきました。
2014年09月24日 01:47撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
1
9/24 1:47
無事、出発地点に戻ってきました。
トンネルのシャッターの向こうは「日常」です。満喫した一日でした。
2014年09月24日 01:49撮影 by  FinePix JZ250/JZ260, FUJIFILM
3
9/24 1:49
トンネルのシャッターの向こうは「日常」です。満喫した一日でした。
撮影機器:

感想

晴れの予報が出ている敬老の日に、人のいない静かな山旅ができないものかと思案したところ、流失した橋に今年新たに橋が架かったと聞いたことから、この山であれば静かな山旅が期待できると「未丈ヶ岳」を選びました。十数年前初めて登った時、急斜面を登り切ったあと、いきなり目の前に巨体な動物が飛び込み、それがカモシカでほっとしたものの、次はクマと遭遇してもおかしくないと恐怖を感じたことは今も鮮烈に思い出します。
他に登山者はおらず、まさに野生動物のフィールドに自分がいるのだと感じた山でした。今回は前回の体験からリスクを回避する意味もあり山仲間のT氏に依頼し、2名で登ることにしました。

天候は終日快晴で全く申し分のない山行で、周辺の荒沢岳、越後駒ヶ岳、燧ケ岳、平ヶ岳、会津駒ヶ岳と越後と会津が誇る名山を眺めながら登れるコースは大変魅力的でした。
新しく架けられた橋については頑丈そうですが、この橋ができる数年間は、渡渉ができず、やむなく引き返された方も多かったであろうことが十分推測される深い沢に架かってました。
その間、ただでさえ少ない登山者はさらに限定されたのでしょう。974m峰から先では山道を藪が覆い隠し、人もほとんど訪れることがない深山であったことがうかがえます。

絶好の登山日和であったこの日も、全員で5名と昨今の登山ブームを考えれば、適正人員であり信じられないほど静かな山旅でした。
高さこそ1500m足らずですが山の深さと秋を五感で感じ充実した一日となりました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1419人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら