早池峰山 アイオン沢
- GPS
- 08:35
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,381m
- 下り
- 1,369m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
一年前の早池峰山アイオン沢山スキーではスマホを無くしかけたし、少なくとも20回以上転んで山スキーを偽引退を決めた因縁深いというか、思入れのあるコースだ。前回は登山靴スキーだったが今日はツアーブーツでリベンジしにきた。目標は転ばない、林道をショートカットをする。
[内容]
シュラフを忘れて車中泊をする。スミノフを飲んで体を温かくするが、それでもシュラフカバーとエアマットでは寒く夜中に目が覚める。我慢ならず3時間ほどエンジンをつけて暖房を付け寝た。
起床、準備を終えやはり長い林道を進む。門馬コースまではスノーシューのトレースがあり使わせていただいた。アイオンへのトレースはなかった。堰堤の右側を縫うようにV字林道ショートカットする。昨年下山の時にここを滑れる自信が無かったので林道をぐるっと回った。今回はここを滑る目標だ。ひどいところで膝ぐらいのラッセルだったが、シールワックスのおかげか雪がシールの中に入ることがなく暖かい気温の中での登攀には良い効果を実感した。クトーは全体を通して必要場面はなかった。
だんだんとガスが強くなってくるが、時折太陽が出るので希望を持って山頂を目指す。風が強くなってきたのでゴーグルをつける。稜線手前の中岳ミニモンスタらへんで視界不良になる。先週の八甲田で視界不良の中進んだ経験からgoサインを出した。稜線に出た時はもう下山が難しいぐらいのガスだったので、コンパスと睨めっこしながらヨロヨロと山頂へ行った。避難小屋でガスが晴れるのを待つ思惑だった。山頂へ着き小屋の窓を探すが、あやふやな記憶でどこに窓があるのかわからない。南側の窓だったようなと思いスコップで掘るがなかなか雪が固く、もうこれは諦めてツェルトを被るしかないなと思った直後視界が開けてきた。その時を逃さず急いでビンディングに靴を装着しシールを履いたまま滑走をする。どんどん晴れてくる。後ろを振り返ると白銀の早池峰山があった。
稜線でシールを外した。稜線からハイマツと岩の上にあるカチコチの雪を滑る。とてもエッジが効かず一年前は何回ここで転んだっけ。今回もエッジが効かなく、数回転んだ。致命的な転び方はしなかった。今回の山行の目標である転ばないは達成できなかった。v字林道はショートカットできた。樹林帯の雪質は湿った重い雪で良くはなかったけども誰も滑ってないところを滑るのは良い。来てよかった。林道終着点までの沢の滑り心地も悪く無かった。
気温が高いせいか林道の雪は死んでいた。全く進まないし行きよりも少し早いぐらいで残念。駐車場所に着くと私の車一台のみだった。怪我なく事故なく終われてとりあえずよかった。
[反省]
シュラフを忘れた他にフリース、サングラスを今回の山行では忘れた。準備不足だ。行く前に天気予報を見なかった。そして仮にずっと視界不良のままだったら下山できた自信がない。さらに小屋の窓の場所を知らないままなんとかなるだろうという気でいた。
今回はリベンジのつもりできたが、物忘れしたり、運任せにしたりと何かと失敗経験の方が多かった。得られたものがあるとすれば自分自身なんかまだフワフワしている所があると気づけたところか。
左右両方のかかとの内側と小指の外側に水ぶくれができた。3回のシェルの熱成形でかなりマシになったものの長い山行だとやはり擦れる。後半の方に林道歩きのようなフラットな場所は靴を滑走モードにすると良いと気づいた。
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