愛鷹山 越前岳〜位牌岳(鋸岳)第3ルンゼ突入
- GPS
- 10:21
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,306m
- 下り
- 1,296m
コースタイム
- 山行
- 9:06
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 10:16
天候 | 晴れ、夕方から風あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
蓬莱山→位牌岳区間は、通行止めルート ロープや鎖はありますが、バリルートに慣れている人じゃないと危険です。 |
その他周辺情報 | ヘルシーパーク裾野 |
写真
感想
転進続きのりえです。
今回は、今シーズン一番楽しみにしていた、阿弥陀南陵を登る予定でした。
この日のために、ダブルアックスまで購入して準備万端だったのですが…日曜日の天気が悪化。
ならば、土曜日日帰りで!と、計画を切り替えるも、強風予報。稜線に出るであろう時間帯が風速24〜25m/sとかで、諦めました涙
T師匠が、「転進先は愛鷹山とかどう?」と提案してくれましたが、私はさっぱり聞いたこがない山名で?? 師匠が「通行止めされてる、蓬莱山→位牌岳ルートを歩くよ」と説明してくれてから、俄然興味が湧きました。楽しそう!
金曜夜から前乗り。
山の神駐車場で前泊して、朝7時半スタート。
越前岳までは一般登山道なので、ゆるふわハイキング気分。暑くて、半袖で登りました。
山頂からは富士山と海が見えて、気持ち良い。
のんびり休憩してから呼子岳へ。
ここも登山道なので、危険箇所は無く、歩きやすい道でした。ただ、南側の雪は溶けていて、足元が滑りやすかったです。
蓬莱山手前で、お昼休憩。
蓬莱山からは、通行止め区間になるので、ハーネスやヘルメットを装備します。
ガチャ類も最低限装着。
蓬莱山を抜けてしばらくは、一般登山道との違いは無いですが、景色がひらけて気持ち良いです。
細い尾根を越えたあたりで、ついに足場の悪いゾーンへ。まだ「わーアルパインぽくなってきたー」とはしゃぐ余裕あり。
徐々に、気の抜けないトラバースや細い尾根、足場の悪い道が増えてきて、ギザギザの鋸岳を歩いているんだなぁーと実感しました。
途中、ルンゼにかかる長ーいロープに誘われて、ルンゼを下降してしまいました。
ザレザレの道で落石注意。
途中、ロープも無くなり、足元に気を使います。
こんなに下降するルートだっけ?とヤマレコを見ると現在地がルートから逸れてる!?
師匠に「ルートから逸れてないですか?地図見てくださーい!」と声をかけますが、
「下にロープもテープも見えるから大丈夫!」との返事。ま、ヤマレコの現在地たまにズレることあるしな、と、そのままルンゼを下降してしまいました。
かなり下ってから「やっぱりルートじゃないっぽい」と分かり、ルンゼを登り返すことに汗
「下るほうが難しいから、下れたところなら登れるよ」との話でしたが、それは技術の話。
体力的には疲れますーー笑
無事にルンゼを登り終わり、ルートに復帰。
後で調べたら、鋸岳第3ルンゼだったようです。
ルートミスでしたが、ルンゼ下降も登攀もなかなかスリリングで楽しかったので、ま、いいか笑
そこから位牌岳までが長くて…笑
ルートに戻ってからはだいぶ歩きやすくなったのですが、かなり登る!!
ロープを掴んで急登を登り続けるので、腕が疲れました。
位牌岳直前の長ーいトラバースも、足元がシャバシャバな雪で気を遣いました汗
位牌岳を目の前にして、私は完全シャリバテ。
行動食はまだあるけど、お水を飲み切ってしまった。喉カラカラ…涙
ヘロヘロで登頂して、山頂の雪でお水を作りました。冬は火器さえさあれば、お水が作れるから助かるな。
雪を溶かした水って、あまり美味しくないんですけど、喉が渇いていたので「不味いけど美味しいーー」と、ありがたく飲みました。
温かいカフェオレと、行動食でシャリバテから復活!下山用のお水も作って安心です。
ここからの下山は一般登山道になるので、歩きやすいです。ただ、時間的にはヘッデン下山になるギリギリの時間。スピーディに下山したい。
分岐までは、尾根歩きなので楽ちん。
だだ、前岳からの下山は劇下り!!
ロープに捕まりながら、滑らないよう気をつけて下山しました。長くてヘロヘロ。
ようやく平地歩きになったころには、ホッ。
何とかヘッデン使わずに登山道を抜けられたみたい。林道は、ヘッデン歩きでも、まぁ、いいでしょう。
途中、石ゴロゴロの河原をオフロードカーが走行してて、面白くて見学しちゃいました。
何台も河原に入ってたので、レースだったのかな?
下山後は、ヘルシーパーク裾野で温泉。
とってもキレイな施設で気持ちよかったです。
ご飯はとんかつ定食!これも美味しかったー。
お水が美味しくて、食事中何度もお冷やをおかわり。「さっきまで雪を溶かした不味い水を、大切に少しづつ飲んでたから、相対的に美味しく感じるのでは?」と思いましたが、定員さん曰く、富士山の天然水なのだそうです。
美味しいはずだーー♪
またしても転進山行でしたが、思わぬトラブルもあり、盛りだくさんで楽しい山行でした。
シャリバテ回避、今後も気をつけます!
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