八ヶ岳【天狗岳】 河原木場沢【八ヶ岳最大の滝 醤油樽の滝】
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,028m
- 下り
- 1,036m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
○ 桜平 Junさんが車をデポして醤油樽の滝Pまでチャリでおりてきてくれました。おかげで下山が楽でした。ありがとうございます。 桜平はこの日駐車場はいっぱいでした。 ○ 醤油樽の滝P MAX 10台くらいの駐車場。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
醤油樽の滝まではハイキングコースの整備あり。 ○醤油樽の滝をまくためには遊歩道を一度戻り、大岩を回り込んで高巻いてさらに高巻く。そんなイメージで。 下降ポイントは踏み跡がある。もし懸垂など必要な斜面になった場合は間違い。滝の落ち口にはわかりにくいがピンクテープがまいてあった。 滝の落ち口に降りるときは慎重に。ナメなので滑ると40mクラスの滝から落下します。 ○2段10mの滝 登攀要素があるのはこの滝だけといってもいいような。 1段目は、そんなに問題なく右岸から登った。 2段目は、滝の右岸から登攀することもできる。また左側(右岸)の草付より登ることも可能。草付の場合、最初の手が悪い。もろくブッシュもたよりないので慎重に。ランニングをとるところもない。 滝を直登する場合は、滝の落ち口に登る最後の一手が悪くフリクション勝負。自信がないなら滝の一段目の手前から大きく右側から巻ける道がある。 ○詰め ここの詰めはもろいところが多い。ガレ場+砂地。 他の方のレコでは早めに稜線にでるため第2展望台のあたりを目指して二股を左に進みガレと岩稜帯から登山道に復帰されている。 今回、自分たちは地形図をみて右に進み、沢型をギリギリまで行って、西天狗山頂下の最低コルのちょっと上の方にでた。 最後の詰めは、尾根に逃げる箇所もたくさんあったが、最後までガレの左側を登りトラバースして右側登りきったところが登山道だった。 落石を引き起こしやすい場所であるので、同行者あるいは下にパーティーがいるようなら気をつける必要がある。 詰めの最後は、5秒で登山道という快適なものだった。 |
その他周辺情報 | 下山後は 縄文の湯400円 |
写真
装備
個人装備 |
ロープ8mm×30m<br />お助け 8mm×12m
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感想
最初に・・・
御嶽山の突然の噴火で被災され、お亡くなりになられた方に心から哀悼の意を捧げます。また怪我をされた皆様にお見舞い申し上げます。同じ山の仲間として、どうぞ心穏やかに過ごせる日々が戻ることを祈っております。
さて、
今週末は、二日間とも快晴の予報だったので当初は中央アルプスの沢に出かける予定でした。しかし、今回共に遡行するJunさんも自分も土曜日に予定があり、日帰りしか計画を組めないので行ってみたかった八ヶ岳の沢に出かけた。
遡行するにあたりSTKさん、otafukuさんのレコを参考にさせてもらいました。この場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。
この河原木場沢、みなさんのレコにあるとおり沢登りというには登れる滝が少なく、小粒感がして少し物足りなさを感じるような沢でした。それでも、癒されるナメが印象的な渓相で、よく出かける八ヶ岳の違う面、その懐にお邪魔した感じがする癒しの沢でした。ハイライトの醤油樽の滝は大きく、滝上部の紅葉が一層滝を華やかに映し出していました。
登攀対象となる滝は、核心となる2段10mの滝くらいではないでしょうか。そこは、先行して登らせてもらい、JunさんにT.Rで登ってもらった。正直なところ、Junさんは自分より全然クライミング能力が高そうでした。登り切った後、Junさんにもロープワークを一部体験してもらい、次につながる楽しみができたのではないかと。懸垂下降、バックアップ用のフリクションヒッチ(プルージック、マッシャー)、ボディビレーとダイレクトビレーなど、やり方をというよりは概念を説明した。自分にとっても備忘の良い機会となりました。2段10mの滝、意外と脆いので登られる方は気をつけてどうぞ。
沢を詰め、登山道に出たら人がたくさんいました。高校のワンゲル部の子たちや年配のツアーの方々などいろんな方が笑顔で一生懸命 山に登っているのをみて癒されまた、うれしくなりました。山に来てキラキラした笑顔の方々をみると元気を分けてもらえます。
御嶽でも噴火の直前まで多くの方が笑顔だったのだろう。そう思うとただただ残念でしかならない。
今回も、ほぼ沢歩き的なレコなので大した情報もないですが、自分の備忘のためということでご勘弁して下さい。
今年も沢はあと何回行けるだろうか。
今年最後の沢登りは紅葉の丹沢桧洞を行きたいと思う。
大好きな渓相の一つで今年の沢じまいにしたいと思う。
最後にJunさん同行ありがとうございました。写真やギアのことなど勉強になりました。機会がありましたら、これからもどうぞよろしくお願いします。ATCガイド(ルベルソかな!?)買われましたら練習しましょー。
metaさん, pinemoistさんこんにちは
さっそく行かれましたね! 確かに小粒感は否めないですが醤油樽にナメ、そして天狗岳へ詰め上げられるってのがいい沢ですよね。自分が安易に巻いた滝もしっかり登られたようで^
そして稜線での景観がやはりいいですね。ここで晴れるかどうかで満足度がものすごく違ってきます
八ヶ岳で赤い紅葉はあまり見たことがないですが、一部にはあるんですねぇ
stkさん おはようございます。
stkさんのレコを参考におじゃましました。
最近上越や白山の開けた沢に行っていたのでスケール感は小粒でしたが渓相としては八ヶ岳ってこんな一面もあるんだなと思わされました。
稜線への詰め上げも急登ではあるものの青い空に向かって進んでいける感じがよかったです。醤油樽の滝も見事でした。
沢はいろんな質のものがあって、楽しませてくれるのを改めて実感できた遡行でした。STKさんのいかれた西横川、来シーズン紅葉の時期に行ってみたいです。
meta bomanさん、こんばんは。
今シーズン、stkさんのレコでも拝見しましたが、やっぱり良さそうな沢ですね。私はあまりクライミングが得意ではないので、穏やかな沢をたどり、名峰に至るってのにとても惹かれます。
PS meta bomanさんはしっかり技術習得に努めていますし、熱心なので、すぐに上達しそうですね
yoshiさん コメントありがとうございます。
yoshiさんたちのような沢熟練者の方にコメントをいただけるのは、うれしくもあり恐縮しております。
クライミングは、レコの大先輩kaitoさんもそうなんですが、沢登りを安全にするためにはじめました。山岳会などに所属できない、素人なりに考えてできることをやってみようと思っています。頑張ります。
オツルミズ沢の記録も拝見しました。
最初、素人の自分には全くピントこなかったのですが、グレードとレコの写真をみて言葉が出ませんでした。
自分の場合、そこまでは行けなくても精進して、いずれは違う質の沢も体験できればと思っています。お言葉に感謝です。
こんばんは。
私は技術レベルが高いわけではなく、それほどの者ではありません。滝の直登にこだわらない、なんちゃって沢屋です
私は山岳会で基本を学んだあとは特に技術の向上には努めていません
なので、しっかりと技術を学んで行こうというmeta_bomanさんをすごいと思っています。きっと上手くなるんだろうなと
オツルミズは豪快な沢で、とても有名です。沢のエキスパートたちが行くハイレベルなところをバリエーションルートだとすると、オツルミズは槍・穂高・剣の一般道ってところでしょうか。
すごい方たちほど謙遜されますよね
自分は、自分の身を守るためと一緒に行く人たちに迷惑をかけないために学ぼうとおもってます。山は大好きですが、仕事にも家族にも勢いだけで山をやって迷惑をかけるわけにはいきませんし、そうしないと信頼も納得もしてくれないのでと、真面目に答えてしまいました(笑)。不器用な性格なもので、すみません。
機会がありましたら、yoshiさんにもいろんな沢話・山話をご教示いただきたいです
桜平行く時に「醤油樽の滝」の看板は目にしていました。遡行できるんですね〜。
さすが八ヶ岳だけあって苔が綺麗ですね!
自分の中で若干マンネリになりつつある八ヶ岳(いや勿論行ったら楽しいですよ?)、沢から攻めるのはとても楽しそうです!
お馴染み天狗岳がとても魅力的なルートになりました。
今度は本沢温泉側にそういうルートがないかさがしてみたいもんです。
yokoさんももうどっぷりこっち側ですね(笑)
稜線もたのしいですけど、沢から稜線もたのしいですよ。
ザックとウェアくさくなりますけど
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