ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 519615
全員に公開
ハイキング
道北・利尻

北海道登山旅行1座目 利尻山(利尻富士)

2014年09月22日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:16
距離
13.6km
登り
1,586m
下り
1,561m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:50
休憩
1:17
合計
10:07
距離 13.6km 登り 1,586m 下り 1,581m
4:06
4:08
194
7:22
11
7:33
7:37
54
8:31
8:35
26
9:01
9:55
23
10:18
10:19
48
11:07
11:13
9
11:22
147
13:49
13:55
10
14:05
利尻山北麓野営場(登山口)
天候 晴れ。山頂はやや寒く、ジャケットが必要だった。
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー 飛行機
羽田から利尻島へは、千歳で乗り換える。特定便乗継割引が効いて4万円弱ほど。
ガスカートリッジは飛行機に持ち込めないため、現地で調達する必要がある。タクシーの運転手に頼むと、店に連れて行ってくれる。今回は、サニータウンというホームセンターで購入。
コース状況/
危険箇所等
9合目以降は洗掘により火山礫が露出しているため、滑りやすい。
標高差が大きく、日帰りしかできない(避難小屋泊を前提とした登山は禁止)ため、早出を推奨。
その他周辺情報 北麓野営場のケビンは1泊5000円。電気は使える。管理人さんはとても親切だった。
利尻空港から利尻山を望む。
2014年09月21日 14:07撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
3
9/21 14:07
利尻空港から利尻山を望む。
上手く撮れていないが、綺麗な夜空だった
2014年09月21日 21:11撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
1
9/21 21:11
上手く撮れていないが、綺麗な夜空だった
まだ暗い中を出発。
2014年09月22日 04:04撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
1
9/22 4:04
まだ暗い中を出発。
礼文島方面が見えてきた。
2014年09月22日 05:37撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
2
9/22 5:37
礼文島方面が見えてきた。
第一見晴台。
2014年09月22日 05:53撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
9/22 5:53
第一見晴台。
道はこんな感じで、急坂になってくる。
2014年09月22日 06:15撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
9/22 6:15
道はこんな感じで、急坂になってくる。
第二見晴台。
2014年09月22日 06:51撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
9/22 6:51
第二見晴台。
長官山から。山頂が見えてきた。
2014年09月22日 07:34撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
5
9/22 7:34
長官山から。山頂が見えてきた。
鴛泊港から船が出ている。明日乗る予定の礼文行?
2014年09月22日 08:41撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
1
9/22 8:41
鴛泊港から船が出ている。明日乗る予定の礼文行?
「ここからが正念場」本当にそうだった。
2014年09月22日 10:43撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
1
9/22 10:43
「ここからが正念場」本当にそうだった。
利尻山頂を見上げる。
2014年09月22日 10:20撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
1
9/22 10:20
利尻山頂を見上げる。
火山性の土で、とても登りにくい。
2014年09月22日 08:47撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
1
9/22 8:47
火山性の土で、とても登りにくい。
山頂のパノラマ写真。
2014年09月22日 09:07撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
9/22 9:07
山頂のパノラマ写真。
有名な山頂の祠。
2014年09月22日 09:15撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
4
9/22 9:15
有名な山頂の祠。
鬼脇港方面。その奥は北海道本土。
2014年09月22日 09:18撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
2
9/22 9:18
鬼脇港方面。その奥は北海道本土。
西ノ大空沢方面。
2014年09月22日 09:12撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
1
9/22 9:12
西ノ大空沢方面。
利尻山南峰。あちらの方が標高が高いが、立ち入り禁止。
2014年09月22日 09:18撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
3
9/22 9:18
利尻山南峰。あちらの方が標高が高いが、立ち入り禁止。
ローソク岩。
2014年09月22日 09:18撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
2
9/22 9:18
ローソク岩。
沓形港方面。
2014年09月22日 09:48撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
1
9/22 9:48
沓形港方面。
さすがに山頂から見ると、礼文島はかなり小さく見える。
2014年09月22日 09:50撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
3
9/22 9:50
さすがに山頂から見ると、礼文島はかなり小さく見える。
黄葉が始まりつつある。
2014年09月22日 11:32撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
1
9/22 11:32
黄葉が始まりつつある。
ダケカンバの森。
2014年09月22日 13:03撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
2
9/22 13:03
ダケカンバの森。
北麓野営場に戻ってきた。
2014年09月22日 14:04撮影 by  iPhone 5s, Apple
9/22 14:04
北麓野営場に戻ってきた。
撮影機器:

装備

備考 標高差が大きい山だが、アミノバイタルのゴールドを飲んでいたからか、きつさは感じなかった。本当にスポーツ用品店とかで売って良いものなんだろうか……。個人的には合法ドラッグと呼んでいる。

感想

1週間の休暇を取ったので、北アルプスにでも行こうかと思っていたが、台風が接近していて具合が悪い。そのため、北海道に逃げることにした。この機会に、なかなか訪問が難しい島の山に登ってみたい。そういうわけで、利尻山、礼文岳、ひょっとしたらもう一山ぐらい登れるかも?という感じで北海道に出発した。

利尻島は標高が1700mもある。しかも、避難小屋泊を前提とした登山は禁止だという。みんなどうやって登っているのかと調べたら、北麓野営場を未明に出発して登頂しているようだ。なるほど、これなら標高を200mほど稼げる利点もあるわけだ。足の遅い私でも、夕方までには下山できるだろう。

北麓野営場のキャビンは、1人でも借りられるが、料金は4人で借りた場合と同じで5000円かかる。1人2500円と紹介されていることもあるが、それは古い情報である。トイレ、水は完備で、電気も使えて快適。夜は星が綺麗に見える。

午前4時、まだ真っ暗な中を出発する。最初は緩やかな登り。時々、すぐ近くから鳥が飛び立っていく。鳥も驚いただろうが、こちらも驚く。下の方はまだ虫が多いので、ハッカ油スプレーを体にかけて撃退する。

1時間ほど歩いてヘッドライトを消した。そして、日の出をむかえてやや急な道を登ると、第一見晴台に到着する。ここで、海の向こうに礼文島が見えた。すでに礼文岳よりも高い位置にいる。森林限界も超えている。しかし山頂まではまだ長い。

第二見晴台を超え、長官山に着く。ようやく、山頂までの道筋が見渡せた。この眺めはすごい。とてつもない存在感で山が迫ってくる。確か白い恋人のパッケージは利尻山だったはずだが、こんな絵だったのではないだろうか。(実際には、反対側から見た絵が使われているそうだ。)

長官山からは、少し下る。下るということは、また帰りに登らなくてはならないということだ。ペースはやや速いので、問題ないだろう。

9合目には「ここからが正念場」という標示がある。本当に正念場だった。地面が削れて火山性の土が露出し、ずるずると滑って登りにくい。富士山を思い出すような斜面だ。角度もきつく、土がぼろぼろと下に流れていく。なるほど、こうやってさらに削れていくのだなあと思う。

それが過ぎると地面が安定し、山頂まではすぐだった。利尻山頂の写真は何度か見たことがあるが、印象が違う。祠が想像よりもかなり大きい。山頂自体もかなり広い。そもそも、この山の最高地点はもう少し南だが、立ち入り禁止となっている。そのため、この辺り一帯が山頂だという扱いなのだろう。

それよりも驚いたのは、ローソク岩という巨大な尖った岩である。なんだこれは。秩父の二子山にもローソク岩があるが、あれと同じような形だ。秩父の方は浸食でできたものだが、こちらは溶岩ドームだろうか。もう活動を停止しているが、やはり火山なのか。

山頂からは島全体を見渡せる。利尻島の3D的な形を、ようやく把握できた。この島はまるでつばの広い帽子のようだ。中央の利尻山が突出してそびえ立っていて、その周囲、富士山で言えば樹海にあたる部分が、平らに広がっている。その縁に人が暮らしていることになる。

北海道の本島も見えているが、やや霞んでいる。残念ながらサハリン方面はよくわからない。

山頂で食事をとって、下山する。海がだんだん近づいてくるのが面白い。登山客が次々に登ってくる。かなり下の方でもすれ違ったから、禁止されていても避難小屋泊前提で来ているのだろう。結局、今日の登山客は30人ほどだろうか。飛び石連休の平日だが、さすがに百名山だけのことはある。

往路では真っ暗だったので気がつかなかったが、山麓に近い部分は立派なダケカンバの森だ。すでに少し黄色くなっているが、あと何週間か経つと、素晴らしい黄葉が見られるだろう。

結局、登り5時間、下り4時間で野営場に戻ってきた。まあ、合格点だろう。今までに登った山とは、何もかもが異質で面白い山だった。預けていた荷物を回収し、今夜泊まる雲丹御殿に向かう。そして、明日は礼文島に渡る。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2577人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 道北・利尻 [日帰り]
利尻山(鴛泊コース・ピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら