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Yamareco

記録ID: 5212341
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

越百山でイグルー泊

2023年02月25日(土) 〜 2023年02月26日(日)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
13:30
距離
20.1km
登り
2,031m
下り
2,049m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:17
休憩
0:19
合計
7:36
5:49
32
7:56
7:58
24
8:22
8:22
104
10:06
10:06
90
11:36
11:42
103
13:25
2日目
山行
4:37
休憩
0:58
合計
5:35
7:04
13
7:17
7:20
15
7:35
8:03
42
8:45
9:04
39
9:43
9:43
47
10:30
10:30
21
10:51
10:51
34
11:25
11:31
29
12:00
12:00
1
12:36
12:37
2
12:39
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2023年02月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
越百山直下や、南越百山への稜線上にクラック多数あり。
弱層もいくつか確認しているので、雪崩には注意が必要かもしれません。
伊奈川ダム手前の空きスペースに車を止め登山開始。
伊奈川ダム手前の空きスペースに車を止め登山開始。
6時時点で自分含め4台、下山時は2台増えて6台がとまっていた。
6時時点で自分含め4台、下山時は2台増えて6台がとまっていた。
粉雪がうっすら積もった林道をひたすら歩く。
先行者は1名とたくさんの動物たち。
粉雪がうっすら積もった林道をひたすら歩く。
先行者は1名とたくさんの動物たち。
おこじょ平、看板に気づいて周囲を見渡したところ、居ました!
1
おこじょ平、看板に気づいて周囲を見渡したところ、居ました!
越百小屋に到着。越百山ともご対面。
越百小屋に到着。越百山ともご対面。
南駒ヶ岳までの縦走もいつかやってみたい
南駒ヶ岳までの縦走もいつかやってみたい
気持ちの良い青空!
気持ちの良い青空!
樹氷の林の先に頂きをとらえた
樹氷の林の先に頂きをとらえた
印象に残った樹氷
1
印象に残った樹氷
南駒ヶ岳方面。真っ白ですねー。
南駒ヶ岳方面。真っ白ですねー。
樹林帯を抜けた。
最後の登りが核心部。がちがちに凍った急斜面の登りが待っています。
樹林帯を抜けた。
最後の登りが核心部。がちがちに凍った急斜面の登りが待っています。
振り返って一息入れる
振り返って一息入れる
ここまで誰とも会わない静かな山。白銀の世界を独り占めです。
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ここまで誰とも会わない静かな山。白銀の世界を独り占めです。
北西の斜面に至る所で亀裂が入っている。雪崩を警戒して刺激しないよう気を配って歩く。
北西の斜面に至る所で亀裂が入っている。雪崩を警戒して刺激しないよう気を配って歩く。
イグルー設営開始。夜は北西の風が強くなる予報なので、東の斜面を選ぶ。
硬くて切り出しに時間がかかったが、80cm級の大きい材を量産できたので、そこそこ順調に作業は進んだ。
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イグルー設営開始。夜は北西の風が強くなる予報なので、東の斜面を選ぶ。
硬くて切り出しに時間がかかったが、80cm級の大きい材を量産できたので、そこそこ順調に作業は進んだ。
5cmと25cm、その下にも何層か弱層あり。
1
5cmと25cm、その下にも何層か弱層あり。
日中は雲に覆われていた御嶽山も、日没には姿を見せてくれた。
2
日中は雲に覆われていた御嶽山も、日没には姿を見せてくれた。
明日は仙涯嶺往復いけるかな?
2
明日は仙涯嶺往復いけるかな?
先日、月に接近した木星と金星。
2
先日、月に接近した木星と金星。
翌朝、富士山の脇からのご来光を拝むはずが、強風のためこの1枚を取るので精一杯。
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翌朝、富士山の脇からのご来光を拝むはずが、強風のためこの1枚を取るので精一杯。
爆風が収まらないため仙涯嶺はあきらめ、南越百山の往復に切り替えました。
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爆風が収まらないため仙涯嶺はあきらめ、南越百山の往復に切り替えました。
山頂標識に巨大なエビの尻尾。幾分風は収まってきたが、時折耐風姿勢を取ってしのぐ。
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山頂標識に巨大なエビの尻尾。幾分風は収まってきたが、時折耐風姿勢を取ってしのぐ。
ここから南の縦走も面白そう
ここから南の縦走も面白そう
越百山に戻ります。仙涯嶺、南駒は次回のお楽しみに取っておこう。
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越百山に戻ります。仙涯嶺、南駒は次回のお楽しみに取っておこう。
雪庇の上に数十mにわたるクラックが何か所かありました。
東に雪庇が崩れるのか、西に雪崩れるのか、少し悩みましたが、傾斜的に西が安全と判断しました。
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雪庇の上に数十mにわたるクラックが何か所かありました。
東に雪庇が崩れるのか、西に雪崩れるのか、少し悩みましたが、傾斜的に西が安全と判断しました。
越百山への登り返し。まだ風は強そうだ。
ここで一眼レフは寒さにより死亡。
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越百山への登り返し。まだ風は強そうだ。
ここで一眼レフは寒さにより死亡。
一晩お世話になりました。
朝起きたら粉雪で体が埋まっていたことには驚いたけど、静穏性・断熱性・眺望は完璧なマイホームでした。
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一晩お世話になりました。
朝起きたら粉雪で体が埋まっていたことには驚いたけど、静穏性・断熱性・眺望は完璧なマイホームでした。
今日は御嶽山、乗鞍岳、穂高岳みんなくっきり晴れている
今日は御嶽山、乗鞍岳、穂高岳みんなくっきり晴れている
名残惜しみながら下山へ
名残惜しみながら下山へ
冬季開放小屋が掘り出されていました。
3
冬季開放小屋が掘り出されていました。
中はきれいでした。
が、外はあちこちに排泄の跡がありゲンナリ。人目につかないところでするとか、埋めるとか気を使ってもらいたいものです。
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中はきれいでした。
が、外はあちこちに排泄の跡がありゲンナリ。人目につかないところでするとか、埋めるとか気を使ってもらいたいものです。
1550m辺りから雪は途切れ始めたが、凍結個所が多いため、福栃平までアイゼンを着用。
1550m辺りから雪は途切れ始めたが、凍結個所が多いため、福栃平までアイゼンを着用。
行きも帰りもここでアイゼンを着脱。
林道はブラックバーンもあるため、油断は禁物。
行きも帰りもここでアイゼンを着脱。
林道はブラックバーンもあるため、油断は禁物。
立派なつらら1
立派なつらら2
無名の氷瀑
エメラルドグリーンの水面が美しい
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エメラルドグリーンの水面が美しい
伊奈川ダムに帰ってきました。
伊奈川ダムに帰ってきました。
無事下山、お疲れさまでした!
無事下山、お疲れさまでした!

感想

快晴の越百山でイグルー泊をしてきました。
この週末の登山者は6組ほど。この時期の記録はほとんどなく道路や登山道の状況が心配でしたが、全く人が入っていないわけではなく、特に問題はありませんでした。

■伊奈川ダム~越百小屋
6時出発で先行者は1名、ルーファイの負担が軽減されて、だいぶ楽をさせてもらいました。雪は時折ズボるくらいで、今年はやはり少ない印象です。
2000mくらいまでは動物の足跡が多く、鳥の鳴き声も響きにぎやかな森でした。おこじょにも出会えて感動。
越百小屋手前は先行者にならってトラバースしましたが、個人的には直登した方が楽でした。帰りは直進。
越百小屋の周辺は、排泄の跡があちこちにあり、ちょっとひどい有様でした。人目につかない所でするとか、埋めるとか、もう少し気を使ってほしいものです。
■越百小屋~越百山
2450m辺りからは樹氷の林になり、そこを抜ければ絶景が待っていました。
今回の核心部は山頂直下50m。カチコチに凍った急斜面の上り下りは緊張を強いられました。稜線上も強い北西の風の影響か、西側の斜面は基本的に凍結しています。
■イグルー
夜から北西の風が強くなるという予報なので、東側の斜面にイグルーを設営しました。東側も固く締まっており、切り出しには苦労しましたが、その分大きな材を切り出すことが出来、作業はそこそこ順調に進みました。
静穏性と保温性は抜群で、風が強そうな音がかすかに聞こえるくらいで、温かくぐっすり寝れました。隙間の処理が下手で、朝起きると侵入した粉雪で、体半分が埋まっていたのには驚きましたが。
日の出の時間を見計らって入り口を蹴破ると、外は爆風。寒くて写真を撮る余裕はなく早々に引き籠って、帰り支度を整えつつ風が弱まるのを待ちました。
■南越百山
その後も風は収まらず、仙涯嶺方面に偵察に行くも風にあおられ危険と判断し、比較的風の弱い南越百山の往復で手を打ちました。
こちらは短いながらも縦走感を楽しめる稜線なので、時間があれば足を延ばしてみてもいいでしょう。

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