八甲田山 酸ケ湯から谷地温泉へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,120m
- 下り
- 1,223m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
帰り： 谷地温泉16：19発のJRバスで新青森駅まで（料金は1,800円）。新青森駅18：38発の「はやぶさ36号」で東京に帰りました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
酸ケ湯〜高田大岳は問題ありません。 高田大岳〜谷地温泉は数年手が入っていないようで、藪漕ぎになります。道迷いにも注意が必要です。実際にこの日、あわや遭難、という出来事がありました。ハイキング気分で来る道ではないですね。。 ※足元の道はしっかりしており、藪道に慣れている方なら問題ないレベルだとは思います。 |
| その他周辺情報 | 酸ケ湯温泉の駐車場は快晴・紅葉ピークの日曜とあって、登山客・観光客で大混雑していました。お風呂も相当な混雑だったのではないかと思われます。 谷地温泉は酸ケ湯温泉ほどの混雑はなく、出来れば日帰り入浴したかったのですが、今回は時間がなく断念しました。日本三大秘湯ということで期待していたのですが、次回の楽しみということにします。 |
写真
昨日のうちに上野駅の緑の窓口で買っておいた、「みずうみ号」のチケット。指定券は整理券ではなく、普通に列に並んだ順での乗車となります。
夜行バスでちょっと大変だったけど来てよかった・・・
毛無岱の全貌。大岳への登山道を登っているときに、ガイドブックでよく見かける毛無岱の定番写真を撮り忘れたことに気づき、急いで撮りました。遠い・・・
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大岳への登山道を登っているときに、ガイドブックでよく見かける毛無岱の定番写真を撮り忘れたことに気づき、急いで撮りました。遠い・・・
岩手山の特徴的な稜線。先々週、同じく夜行バス作戦で行ってきました。
岩木山。1か月ほど前に九合目から登りました。
大岳、井戸岳、赤倉岳を眺めます。人の多い大岳と違い、小岳はとても静かで良かったです。
標識のある分岐を下っていくと田代平方面に行けるようですが、登山道の状況が気になります。
山頂標のようなものはなかったと思います。
スマホの写真では到底伝えられませんが、中腹の紅葉が素晴らしかったです！
谷地温泉の建物がはっきり確認できますが、ここからが大変なのです。。
感想
ゲスト
今週末は家でおとなしくしていようと思っていましたが、北東北だけ快晴予報です。これは八甲田山に行くしかない！ということで、またまた夜行バス利用での0泊2日登山に出かけてきました。
紅葉はすでに見頃過ぎと知っていましたが、それでも有名な毛無岱の、ガイドブックでよく見かける風景を自分の目で見たいと思っていました。
酸ケ湯温泉をスタートし、体調もまずまずで調子よく登っていると、見晴しの良い湿原に出て、木道歩きとなりました。天気も良く、気持ちの良いところなのですが、何しろ人の多いことこの上ありません。快晴の紅葉シーズンの日曜だから仕方ありませんが、木道は一本道なので、すれ違いには結構気を遣います。そのまま超スローペースの団体さんの後についてしまい、じっと耐えながら歩いているうちに、目当てにしていた毛無岱の絶景スポットに気づかず通過してしまっていました。。
戻るのも面倒なので、そのまま大岳に登って予定通り酸ケ湯に周回しようと思いましたが、大岳山頂も渋滞にはまりながらもすぐに着いてしまい、おまけに山頂は大混雑でした。
山頂からの展望は素晴らしいし、ほぼ無風・快晴で、とても恵まれてるなと思いつつも、、うーん、なんか歩き足りないし、山に来たっていう気がしないな〜観光地みたいだな・・・と、ちょっと不完全燃焼な気持ちのまま下山し始めました。
しばらく下り、小岳への分岐まで来たところで、単独の方とおしゃべり。小岳まで行ってみるとのことだったので、時間もあるし一緒に行ってみることにしました。
小岳は分岐からすぐです。登るのも、下るのもとても歩きやすい道なので、お時間があればぜひピストンされることをお勧めします。
山頂からは先ほどまでいた大岳が見え、相変わらず人が多いのが見て取れましたが、小岳山頂は人が少なくとてもゆったりしています。ここで初めて、山に来た〜という実感が湧いてきました。大岳と反対方向には、高田大岳の端正な姿が印象的で、あそこまで行ってみたい！という気持ちにさせられます。小岳分岐から同行させて頂いている単独の方と話合い、高田大岳経由で谷地温泉に下ろう、ということになりました。
小岳〜高田大岳までの道は登り返しがしんどいかと思いましたが、見た目ほどではありません。途中、鞍部から分岐している田代平への道が気になりましたが、きっと荒れていることでしょう。(2014.11追記 かなり荒れてるようです^_^;)
高田大岳の山頂には石の積み上げられた小さなお社があり、先客がおひとりいらっしゃいました。聞くと、谷地温泉からのピストンとのことで、道は藪が酷いものの、足元の踏み跡はしっかりしており、問題ないとのことでした。この方は、私たちより10分ほど前に谷地温泉へ下っていかれました。
田代平方面の山肌に広がる鮮やかな紅葉や、岩手山と十和田湖が重なる風景を満喫した後、いよいよ下山開始です。教えていただいた通りで、確かに足元の道は概ねしっかりしていますが、笹薮が凄いです。山頂からの下りはじめは這松が凄く、サングラスを装着しました。灌木が生い茂ったところは、子供向けの遊具のトンネルのように、中腰姿勢で下らなければならず、下りなのにあっという間に汗だくに。目の前をかき分けるのに夢中になっていると、いきなり1mくらいの段差があったりして、気を遣います。ところどころピンクテープがありますが、一箇所、まっすぐ下ってきて左折するところで、テープが視界に入りにくい場所につけられており、そのまままっすぐ下って道がなくなり引き返したところがありました。正規のルートは、大体の部分で溝状にえぐれた道になっているので、こういう道がしばらく出てこないというときは一旦引き返したほうが良いです。
山頂から少し下ったところで、人の話声が聞こえ、開けた場所で5人ほどの方が休憩されていました。「若い男の子見なかった？私たちと一緒なんです」と聞かれ、服装などの特徴から山頂にいた先客のことのようだったので、私たちより先に下山し旨を伝えると、「ここを通っていない」とのこと。ここは一本道な上、通れば必ず気が付きます。「おーい」と、辺りに向かってみんなで叫びますが応答はなく、どうやら先ほどの先客の方が、山頂から下り始めてすぐにコースアウトしてしまった可能性が濃厚となりました。
すでに14時過ぎ、明日は台風接近のため雨予報の中、不安がよぎりますが、大人数でとどまっていても仕方がないので、とにかく下山することにします。
同行者の方たちは、何人かが探しながら下山し、何人かがそこにしばらく留まるとのことでした。
嫌になるほど藪漕ぎをしながら下り、沼のような道や滑りやすい道をこなすと、ようやく道の傾斜も緩やかになり、辺りはブナの林に変わります。ここまで降りてきて漸く紅葉を見る余裕が出ます。木道が現れると谷地温泉はすぐで、駐車場の上に出ました。
自分は無事下山できたものの、途中出会った方の道迷い遭難ということが頭から離れないでいたところ、なんと！その方が何事もなかったかのように谷地温泉の建物前にいらっしゃいました。山頂から下り始めてすぐに道に迷ってしまい、「迷った！」とわかってから無我夢中で下へ下へと下ったとのこと。そのまま道なき道を突き進み、運よく谷地温泉の建物裏側に出たそうです。ちょっと信じられない話ですが、まだ19歳とのことで、若さがなせる業でしょうか。。地形的に大きな崖のような場所はないですし、展望が開けた場所では谷地温泉の建物が見えること、また車道を通る車のエンジン音なども手掛かりになったのでしょうか。
とにかく無事でよかったです。
今回は、日程は弾丸ながらもゆるハイク、というのが当初のテーマだったのですが、日程も弾丸、山歩きも少々ハード目になってしまいました。藪漕ぎ、遭難騒ぎはともかくとして、青森まで来たのに温泉に入らずに帰るというのはちょっと残念でしたね。
しかし、谷地温泉〜高田大岳の登山道は藪さえ刈り払いすれば、とてもいい道だと思うのですが、あのように放置されていつか完全に廃道になってしまうのでしょうか。
下山後に色々とネットで調べましたが、先人の思いも詰まっている道のようなので、ぜひ再整備をお願いしたいところです。
（ご参考）
https://www.toonippo.co.jp/photo_studio/110mountains/kitahakkouda/takada/index.html
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...ではないですね、私も同日酸ヶ湯から高田大岳まで行き、
小岳〜高田大岳間ですれ違い、どこから来たか尋ねられた者です。
覚えていらっしゃるかな？！
参考記録とても楽しく拝見させていただきました。
てっきり男性かと思うようなハードな行程で驚きました。すごいですね！
あの日は私も何人か谷地側に降りる方とすれ違いましたが、
まさかそんな遭難騒ぎ?!になっていたとは...
私もいつかは谷地側ルートを通ってみたいものです。
小岳分岐〜高田大岳は昨年秋に刈り払いされ通行しやすくなったばかりです。
谷地温泉側ももう少し手が入ればいいのですが...
そんな日が来るのを楽しみに待つことにします！
リンク先もとても興味深かったです。
次回はぜひ櫛ヶ峰にもチャレンジしてくださいね！^^
コメントありがとうございます^o^
最近ヤマレコ始めた初心者ですが、宜しくお願い致します。
slow_songさんのレコ拝見しました。確実にすれ違ってますね！ 何組かお会いしましたが、女性の単独の方はおひとりだったので、よく覚えてます。
谷地側ルートは、私の持っているガイドブックでは洗掘で滑りやすいとしか書かれておらず、あんな藪藪とは知りませんでした。廃道一歩手前ですが、刈り払いさえすればとても良いルートだと思います。地形は比較的単純なので、テープを拾いながら慎重に行けば問題はないはずなので、機会があればぜひチャレンジしてみてくださいね。
今、櫛が峰について調べまくってます 笑
あちらも中々手強いようですが、いつかチャレンジしたいですね^o^
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