鹿俣山
- GPS
- 03:36
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 394m
- 下り
- 378m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り後雨 樹林帯はほぼ無風、山頂付近は微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪はあるものの藪が目立つところもある。雪質は気温が高く緩んでいたもののざらめ。 |
写真
感想
行動開始時刻は10:32、前線通過のため雨予報が出ていて天候が回復する時間を待っていたら出発がこの時間になった。実際は予報よりも早く天候が回復したため、もっと早い時間からの出発でも問題なかった。道路を少し歩いて適当なところから雪の上へ移動する。気温が高く既に10時を回っていたため、雪質はかなり緩んでいてつぼ足で歩くとしっかり潜った。少し進んだところでスキーにシールを装着。Zさんはスノーシューを履く。お互い沈まなくなったところで行動再開。トレースはないが何度か来ているところなのでだいたいの方角を合わせて進む。するといつのものかは分からないがうっすらトレースが見えるようになってきた。スノーシューのものだろうか、数名分ありそう。トレースが出てからも適当な方角に進みつつ歩く。広い広葉樹の森だが天気が良いので先まで見通せる。そしてここは何よりもぶながきれい。山に登るというよりも、このぶなの森を歩きたくて来たと言っても良いかもしれない。今日は青空だし、周りは誰もいないし、のんびり歩くにはちょうど良かった。歩き始めても風が森の中を抜けていて、オーバーヒートにはならずに済んだ。2人ともジャケットは着ずにフリースだけで歩いていたが、それでちょうど良かった。
緩い坂が続くのであまり標高は上がらない。それでも確実に距離は稼ぐ。時折、と言うよりも常時スキー場の音楽が聞こえているので静寂とは言い難いが、スキー場のゲレンデ以外には誰も人はいない。週末であればもっとハイカーもいそうだが、今日は平日だし天気予報も今ひとつだったので訪問を見合わせた人もいたのかもしれない。緩い坂が終わると割と急な坂が連続するようになる。凍っていると少し厄介だが今日に限っては雪が緩んでいて楽勝だった。それよりも所々笹藪が立ち始めていて、もう雪解けの時期の様相だった。今年は例年よりも積雪が少なかったように思うが、そのうえ3月になって気温が毎日高く、融雪が特に進んでいるように思える。今シーズン快適にスキーできるのはもう長くはないかもしれない。日当たりの良いところでは笹の横をかすめながら登る。急傾斜地は適当にジグザグで登る。最後稜線に上がるところは例年雪庇ができていて、今年も同様だった。どこから上がろうか近くに寄って眺める。一か所比較的傾斜が緩くなっているところがあって、そこからなら上がれそう。Zさんに先に上がってもらい、その後何とか根性で登り切る。板を外さず上がれた。ここまでくればあとは山頂までもう少し。最後も傾斜は比較的あるほうだが、雪が緩んでいて登るぶんには全く問題なかった。12:34に鹿俣山の山頂に無事到着。雪の季節が多いが今日で5回目だろうか。樹木が多く展望が今ひとつなので、稜線を更に進んで武尊山の眺めの良いところまで行く。雲はあるものの、山頂方向を見ることができた。足元の雪面は一部クラックが入っており、やはり春の雪だと実感した。今日はここまで2人とも飲まず食わずだったので、座ってしっかり休憩をすることにした。今日の行動食はたい焼き。冷えてしまっていたがそれでも美味しかった。のんびり座って休んでいたが、空を見ると黒い怪しげな雲が迫っていた。山頂付近は風もあったがそれほど寒くもなく、ゆっくりしていても良かったが天候の悪化には勝てないのでさっさと下山をすることに。とは言え自分はスキーなので下るにも準備が要る。湿雪で盛大に湿ったシールを剥がし、ヘルメットをかぶりゴーグルを装着する。スキーモードに切り替え13:04に下山開始。黒い雲からはぽつぽつ雨が落ち始めていた。急傾斜地は横滑りで降り、滑れそうなところだけ滑る。樹木の間隔も比較的開いていて滑れると言えば滑れるが、雪面がうねっていて快適に滑れるところは案外少ない。それでも雪質がざらめに近く、凍っていないのは楽だった。雨脚は弱いものの止みそうもない。周辺がすっかり雨雲の中に入ったようだった。樹林帯は樹木があり雨にはあまり濡れなかったが、それでも樹木が開くとやはり濡れる。天気予報では午後からのほうが良かったのだが、外れてしまった。あるいは下界の天気は午後は晴れていたのかもしれないが、山はそうでもなかったのだろう。急傾斜地が終わると残りは緩い坂。この湿った雪質でしかも雨がぱらつく中だと板は全然滑らない。スノーシューのZさんはそのまま歩いて帰るしかないが、自分はスキーなのでゲレンデを下って先行することにした。が、やはりこの雪質だとゲレンデもいたの滑りは今ひとつだった。気温が上がり、更に雨では致し方ない。小雨に濡れながらも滑りきり14:04に行動終了。山頂からちょうど1時間で降りてきたことになる。止まない小雨の中撤収。30分ほど経過してZさんも無事下山。結局最後は雨に降られてしまったが、前半は青空だったし山頂からの展望もあったので、天気予報のわりにはまずまず良かったと思う。
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