雲取山
- GPS
- 25:00
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,449m
- 下り
- 1,449m
コースタイム
11:00 富田新道入口発 ⇒ 14:00 雲取山荘分岐 ⇒ 14:30 奥多摩小屋
【二日目】
9:00 奥多摩小屋 ⇒ 12:30 富田新道入口
天候 | 5日は雪、6日は快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年12月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は日原交番で渡せます。 富田新道は下りがかなり滑ります。ストックはあったほうが無難だと思います。 |
写真
感想
【一日目】
当初5人で出発予定だったけど、奥多摩駅にて。
「おれ行けなくなったから。。。」
「え、どうしたんですか?」
「怒られた。。。」
連日連夜の午前様が逆鱗に触れたとのことで、急遽社長が行けなくなりました。
社長の誕生日登山なんですけどね。。。
ということで富田新道の入口まで送ってもらって社長とお別れ、4人で富田新道
を進みます。前回は道を間違えてえらい急斜面に迷い込み、落石騒ぎやらで5時
間かかっても全然進めず途中でビバークする羽目になりました。
随分危険な道、トラウマ感のある道でしたが全然さくさく進みます。2時間程進
むと前回ビバークしたあたりをあっさり通過。
なんだったんだろうか。。。
と思っていると雨があられに、そして雪になって周囲の景色は一変しました。
「いいねぇ、冬って感じで」「わくわくしてきた」「風がないからあったかいね」
等と言いながら歩いていると、風も出てきて若干吹雪気味。
まぁ、冬って感じでいい感じ。
そんなこんなで奥多摩小屋に到着しました。でもざんざんと雪。テントを張って
るそばから雪が舞い込んできます。
とにかくもテントを張って中に逃げ込みました。
酒をちびちび飲みながらコンロで暖をとりつつキムチ鍋を4人でつつきます。外は
零下2度。でもテントの中は10度以上。みぞれが木から落ちる音を聞きながらあっ
たまって行くのは不思議な感じです。
でもこんな快適なテント生活をしていると、ツェルトでビバークとかできなくな
りそう。。。
8時頃になるとえらく眠くなって寝ることに。
5人用のテントだけど、マットが三枚しかなくて寝袋にくるまると体半分の地面
から冷気が上がってきます。結構ビバーク気味かも。。。しかも狭い。。。これ
ならビバークの方が楽か?
寝てるような寝てないような感じで時間が過ぎ、雪がみぞれに変わり、そして止
むと空から強い風が降りてきました。
【二日目】
3時を過ぎると寒いし、横になっているのも飽きたので起きだしました。外に出
てみるとすごい景色です。空は満点の星空。あんなにあった風もやんで寒いけど
温かい感じ。そして月明かりの中一面雪景色。
月明かりと雪明りでぼんやりと周囲は明るくて、遠くにある富士山までその影が
見えています。10分ほど外をうろうろして、「こりゃみんなにもおしえてやらな
きゃ」とテントに戻りました。
「晴れたよ、外きれいだよ」
「。。。」
「いっそ、このままご来光見に山頂行こうよ」
「。。。」
あっそ。それなら一人で行ってこようと再び外へ。15分程昇っていくと息が切れ
る。20cm程の雪でも結構疲れるもんだな。腹減ったし。あ、熊鈴も持ってない。
う〜ん怖いから帰ろう。
ということでまた戻るけど、もったいないのでそのまま今度はブナ坂の方に。
1時間程散歩してテントに帰るとまだ全員寝てるし。
「腹減ったご飯食べよう」「寒くて寝れなかった」「じゃあ諦めて起きろ」とい
うことで5時半頃から朝ごはん。昨日のキムチ鍋の残りにご飯を入れて雑炊に。
あったまってうまい。
食べ終わって後片付けをしていると朝日が昇り始めました。富士山が赤く染まっ
て、飛龍山も南アルプスもみんな赤く染まっていきます。これがモルゲンロート
ってやつなのかな。だったら初めて見た。
7時頃から雲取山頂目指して昇り始めます。深いところは膝下までの新雪です。
ラッセルがえらい楽しい。スパッツはいてるのは二人なので交代で進みます。
そのうち前を歩いた後が出てきてラッセルいらずになりました。でももったい
ないので直登してみたり。
小雲取の山頂まで昇って振り返ると富士山だけじゃなくてその先の海までみえる
透明度。昨日の雨・雪で空気中のチリが全部落ちたんだろうけど、こんな先まで
みえる景色は見たことがない。
そのまま雲取山頂へ。
山頂にはすでに結構な人がいたけど、みんな絶景に興奮してました。やっぱり
こんな景色はなかなか見れないんだなぁ。来てよかった、ほんと。
下ってテントを撤収して、富田新道を戻ります。1,500m位まで雪がつもってま
した。富田新道まで降りると社長が迎えに来てくれてました。
また、今度行きましょう。冬は下界が雨の時に昇ると次の日晴れてくれれば最
高の景色が見れることがわかりましたから。
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