フランス/シャモニー・モンブラン
コースタイム
9月17日 移動日→シャモニーへ
9月18日 9:00モンタンベェール行き駅→9:55モンタンヴェール→10:25メールドグラス氷河取り付き→アイゼン訓練→12:40氷河取り付き→終了
9月19日 10:00エギーユ・ドゥ・ミディロープウェイ→10:15プラン・ドゥ・レギーユ→11:20分岐→12:30モンタンヴェール→終了
9月20日 10:00エギーユ・ドゥ・ミディロープウェイ→10:25エギーユ・ドゥ・ミディ→11:55エギーユ・ドゥ・タキュール下部 12:30→エギーユ・ドゥ・ミディ→終了
9月21日 8:00les Houches(ロープウェイ)→8:17bellevue→8:52(モンブラントラムウェイ)→9:02Mont Lachat(2117m)→9:10登山開始→12:26TêteRousse12:53→13:26Grand Couloir →15:15グーテ小屋
9月22日 1:00起床→2:30朝食→2:52グーテ小屋出発→4:35ドームドゥグーテ→6:49モンブラン山頂6:59→7:40ヴァロ小屋→8:51グーテ小屋9:00→10:29テートルース小屋10:44→12:56Mont Lachat→終了
天候 | 9月17日 曇り時々雨 9月18日 雨(山上は雪) 9月19日 雨(山上は雪) 9月20日 快晴 9月21日 快晴 9月22日 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
レマン湖畔を周って電車で向かう。 ジュネーブ空港→マルティニ→シャモニー(計60スイスフランくらい) 帰りはSATのバスを利用 この時期は1日2本(朝7:00発と夕方16:30のみ) ※バスの時間は季節により変化するため、要注意!要確認! |
ファイル |
非公開
5259.xls
計画書
(更新時刻:2011/09/07 05:00) |
写真
感想
モンブランに登ると決めて、
富士山登山の計画を立てるも、週末の雨、台風などで
ことごとく潰え、通常山行もほとんどいけないままに、本番に。
英語も仏語もできない不安をかかえ、
アエロフロート航空でスイスジュネーブへ向かった。
ジュネーブからぐるっとレマン湖をめぐって、シャモニーへ。
今回、現地のガイド協会に直接ガイドを要請。
AIGMB(http://www.guides-du-montblanc.com/fr.html)の
Mont-Blanc Ascent 5 Daysコースに参加。
一人参加のため高くついた。5日間で1995ユーロ。
ちなみに、小屋やガイド中の交通費は込みである。
コース前日夕方6時半にガイド協会で打ち合わせ実施。
初日、2日目の天気が荒れ模様(雪)のため、
とりあえず当日判断ということになった。
1日目 モンタンヴェールからメール・ドゥ・グラス氷河へおりて、
氷河上訓練。降りしきる雨と風で寒い。
・フランス式のピッケルの持ち方は歯が常に前。
・リーシュコードはつけない
・氷の1.2mくらいの段差の下降は、前向きで。
モンブラン登頂にこの技術が必要なのかときいたら、
必要なときもあるかもねとの返答・・。
2日目 雪
ミディ行きのロープウェーの途中駅、プラン・ドゥ・レギーユから
モンタンヴェールまでのトレッキングルートを歩く。
地球の歩き方にものっているトレッキングルートで、夏は雪などない
はずだけど一面の雪景色。また、雪も降りしきる。
ほぼガスのなか、シャモニー針峰群の下をトラバース。
約2時間の歩き。
3日目 快晴
やっと晴れたので、ミディまでロープウェーで向かう。
岩をくりぬいた洞窟の中で、アイゼン、メットもろもろ装備。
そこから、コズミック小屋に向かう雪原におりる。
最初少しだけ、ナイフリッジがあるものの、後は気軽に降りれる雪原。
標高3400〜3800mに2,3時間とどまって、軽く高所順応。
ともかく天気良く、ほぼアルプス全域の山々を見ることが出来た。
4日目 快晴 モンブラン登頂日
モンブラントラムウェイが落石により、途中駅までしか行けないため、
そこから歩き。通常の最終駅ニーデーグルにくらべ+1時間かかる。
前々日の大雪の結果、夏場雪のないハイキングルートにも雪が。
必要に応じて、アイゼンを付けて登る。
テートルース小屋までは、快調に歩く。
ロープによる確保も行われない。
テートルース小屋から、グーテ小屋3782mの間は、落石注意のクーロワール
通過後、2級の岩場(雪有)が標高差600m程度続く。
ここで、ガイドにロープで結び付けられ、以降、牛のごとく、道草食うと
引っ張られ、休むと引っ張られ、なんというか不自由。モウ。
この区間は、高所に体が慣れていないこともあり、かなりきつかった。
特に岩場通過中は、休ませてくれないため、綺麗そうな雪をつまんでは
口の中に放り込んで、のどの渇きを潤した。
グーテ小屋直下で日本人2人組の登山者とあったが、無事登頂できたとのこと
うらやましい。
3時過ぎにグーテ小屋についた後、完全に酸欠状態。
食事が始まる6時までぼーーーっとすごす。いや、ほんとつらい。
グーテ小屋は、オフシーズンになりつつあることもあり、評判ほど混雑
しておらず、快適であった。
ちなみに鼾がうるさいらしく、隣のお兄ちゃんに2回起こされた。
5日目 快晴
1時起床、起きたら頭痛がする。
これから標高差1000m往復で最低5,6時間はかかるルートを行くことに
不安を覚えるが深呼吸を繰り返し、食事をし、登山準備をする。
心拍数は、平時と変わらないので大丈夫と信じて、
ガイドには大丈夫と伝える。3時に登り始める。
登り始めて少しすると、心拍数が上がった影響で脳に血が行きはじめたのか、
ただ単に歩くのに必死で気にならなくなったのか、頭痛は治まる。
しかし、長い。
山頂まで4時間弱、延々雪稜歩きとなる。
ただ、昨日よりは体力的に楽。途中、休憩を2回り、ほぼガイドのスピードについていける。というよりかは、ガイドが適切なスピードを選択してくれている。
あれを超えれば終わりかという稜線が、4回くらい出てきたが、それぞれドーム・ドゥ・グーテ(4303m)、グランドボス(4513m)、ペティットボス(4537m)、モンブラン山頂直前と思われる。
その後、数百mのナイフリッジをわたれば、やっと山頂に到着である。到着したのは6時48分。
ちょうどアルプス朝焼けの真っ最中。
とにかくしんどい、息苦しいということで、余裕はあまり無かった。
早々に写真をとって、撤収。
行きは、あんなにスピード出せーといっていたガイドも下りになったら余裕が出たのか、雑談したり、スピードおとしたりとかなりのんびりした歩きだった。
9時には、グーテ小屋にもどり、少し休憩。
グーテ小屋からテートルース小屋の間は、2級の岩場、雪あり、下り、体力消耗中とあって、かなり緊張しながら下った。
2級といっても、ワイヤーを張り巡らしてあるので簡単ではあるが、アイゼン岩トレーニング未経験者だとおそらく厳しいと思われる。要するに怖いと感じるだろうし、時間もかかる。
さらに、テートルース小屋からも雪道が続くので、自分はアイゼンをはいたまま下る。しかし、フランス人パーティーと思われる集団は、アイゼンを脱ぎ3人をロープでつないで下っている。
意味がわからない。落ちたら、割と致命的なルートなんですけど・・・。
13時には、登山口に到着、登山終了。
今回、ガイド判断でグーテ小屋のルートを選択した。
前々日の雪で、トラバースルートは危ないとの判断であった。
雪の状態は、降った雪が氷の上にかなり乗っかっており、
割と安心して歩ける状態であった。
風も弱く、気温も高いため、日本の寒波真っ最中の八ヶ岳なんかより、
よっぽど楽であった。
ルートとしても、ハイキング気分の一般道、ガレ場、岩場、雪稜とあり楽しい。
ただ、もしウインドクラストした氷が表面に出たようなルートになったとしたら、
かなり怖いと感じる斜面もあったように思う。
個人的には、雪山、アイゼン岩トレ経験者と2,3人のパーティーで、ガイドを
雇わずにいったほうが楽しめると感じた。
トレースははっきりしているし、難易度も高くなく、天候に恵まれさえすればという条件付ですが。。。ただ、その場合は自己責任で。
来ている登山者に、デンマーク人が多かったのが印象的だった。
最高標高が200mにも満たないデンマーク、やっぱり山に憧れがあるのだろうか。
結局、次はのんびりハイキングをしにアルプスに行きたいと感じたしだいです。
んは??
フランス?スイス?に寒波を来させて、他のパーティに迷惑をかけないように
スネルの神田さんに話を聞くと、いろいろ教えてもらえますよ〜。
雷鳥いるの?
雷鳥の里だっけ?あれ買って来て。
なかったら、
モンブラン饅頭宜しく
くんは、現地で!
モンブランチョコで勘弁してください。
msatoさん、情報ありがとうです。
あと六座?
雪食うと、体力消耗するらしいよ!
うーん。素晴らしい景色ですなあぁ。
fatuさんが将来登るグランドジョラス北壁も見れて最高でしたね!
取り敢えず、無事に帰って来て
お帰り〜 (^-^)y
>mjun
7座かと。
ヨーロッパはエルブルースが最高峰らしいです。
>kenzo
グランドジョラス北壁。
目の前にすると、登った人の偉大さが
身にしみてわかりました。
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