椿丸（ミツマタの黄金郷を訪ねて！世附から反時計周回）

2023年03月19日(日) [日帰り]

• GPS: 06:12
• 距離: 14.2km
• 登り: 903m
• 下り: 886m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:31
• 休憩: 1:41
• 合計: 6:12

7:38 世附キャンプセンターきこり村
7:43 7:43 世附・浅瀬駐車スペース
7:48 7:48 漁協管理小屋
7:52 7:52 浅瀬橋
8:17 8:17 笹子沢
8:35 8:39 法行沢
8:39 8:42 法行大滝
8:45 9:03 法行沢入渓点（ソーラーパネル）
9:59 10:00 クマ沢ノ頭
10:29 11:43 椿丸
12:49 12:50 笹小屋ノ頭
13:32 13:32 浅瀬橋
13:37 13:37 漁協管理小屋
13:42 13:42 世附・浅瀬駐車スペース
13:50 世附キャンプセンターきこり村

天候

晴れときどきくもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

※今回は下道利用です。
国道246号を山北町まで。
清水橋の交差点から県道76号に入り、県道729号経由で駐車場まで。

■駐車場
上の山駐車場　約20台　無料　※今回はこちらに駐車しました。
浅瀬ゲート前駐車スペース　約5台　無料　※停めきれない場合は車道脇に縦列で路駐するスタイルのようです。

コース状況／危険箇所等

■道の状況（危険箇所など）
今回はバリエーションルートとなります。普段から歩き慣れている方は問題ないと思いますが、そうでもない方はだいぶ険しい道のりとなりますのでお気を付けください。

[駐車場〜浅瀬ゲート〜浅瀬橋〜法行沢〜ソーラーパネル]
ゲートまでは車道歩きとなります。車の往来に注意。
ゲートは閉じているのですが、その脇から歩行者のみ入れます。但し、ゲートの幅が非常に狭いです。荷物をつっかえないようお気を付けください。また、大柄な方はもしかしたら幅が狭くてもしかするかもしれませんのでご注意ください…。
ゲートを越えてからはダートです。許可車両しか通行しないと思いますが、車の往来に注意。また頭上からの落石や足元の崩落等も注意。
法行沢の橋を越えて、少し歩くと更に上へと取り付く林道の分岐があるようです…が、ダウンロードした地図に従って斜面をむりやりよじ登ってしまったため、このレコはアテになさらぬようお願いします…。（行けなくはないですが、ちょっと危なっかしいです）

[ソーラーパネル〜クマ沢の頭]
パネルが出てきたら沢方面へと下ります。通常は水門の下付近から対岸へ渡れるようなのですが、この日は前日の雨で沢が増量し、濡れずに渡渉するのは不可でした。
靴を脱いで、浅い場所から対岸へ渡り、歩けそうなところから尾根へ取り付いています。
取り付き地点付近、傾斜がキツい上にロープ等の設置はありません。またこの日は雨上がりで泥濘も酷く足元が滑って非常に危険でした。
条件が良くないときは難易度が上がると思いますので無理のない山行をお願いします。
基本的には尾根伝いに上へ進んでいけばミツマタ群生地にたどり着けます。印は殆どありませんので、現在位置の確認をこまめに行うようお願いします。
ミツマタ群生地は踏み跡を辿って上に進むようなイメージです。植生を傷つけないようお気を付けください。
ミツマタの群生地を抜けた先も尾根伝いに進めば問題ありません。一般登山道ではないため整備踏破されていません。また、入山者数も少ないため踏み固められてなく地面は柔らかいです。緩斜面でも体力使いますのでそれを念頭にお進みください。

[クマ沢ノ頭〜浅瀬橋下降点〜椿丸]
尾根伝いにアップダウンの繰り返しとなります。目立った危険箇所はありませんが、工事か何か？で林道が延伸していて、尾根が切り崩されていました。
一旦、林道へ降りて取り付き直しとなる箇所がありますのでお気を付けください。

[浅瀬橋下降点〜浅瀬橋]
気温上昇時、ヒル注意。
2つの小ピーク、それぞれ「肩」に当たる部分を通過する形で尾根を進みます。
基本的に一直線なのですが細かい枝尾根が多く、また印は少ないため現在位置を確認しながら進むようお願いします。
林道まで降りたら左へ進むと、0.2kmほどで浅瀬橋へ到着します。

その他周辺情報

■温泉
中川温泉 魚山亭やまぶき　10:30〜20:00（閉館22:00、不定休）　800円
http://gyosantei-yamabuki.com/
ネット上の情報を纏めると上記のような感じですが、ちょっと信憑性に欠けるため、出向いてみて入れたらラッキーくらいの感覚で訪れると良いかも？です。
開いていなかったら近くの信玄館やぶなの湯をご利用ください！

写真

3/19 7:33

丹沢方面、どんよりとした空模様でテンション下がりつつもやってきた世附…なんと、ここから西側は晴れ！
急にテンション回復（笑）で出発です。

3/19 7:44

まずは舗装道路歩きから。

3/19 7:45

ゲートは隙間を抜ける感じで。

3/19 7:49

実は既にちらほらとミツマタが登場していて、思わず顔が綻びます。

3/19 7:51

橋を渡ったら、右。
帰りは左手から戻ってくる予定です。

3/19 7:52

キブシ

3/19 7:59

結構な勢いでこういう石が落ちています。
頭上の様子を少し気にしつつ、進んでいきます。

3/19 8:08

林道全体に広がる水溜まり…。
前日の雨、結構多かったのかもしれません。
真ん中らへんをジャンプで飛び越えましたw

3/19 8:15

タチツボスミレ

3/19 8:16

見上げれば、マメザクラが満開！

3/19 8:22

フサザクラ

3/19 8:23

そこにミラーが（ry

3/19 8:35

法行橋を渡りまして。

3/19 8:36

左手を見れば割としっかりした踏み跡。
これを行くのかー！と思いながらも取り付きます。
（実はここで上に行かなくて良い）

3/19 8:38

すぐ上が平らなようなので、そこまで行けばいいのか…と思いつつ登るのですが、急だし脆いしでビックリするくらい大変。
本当にここなのか！？（違うw）

3/19 8:39

岩と枝を掴みながら、何とか上へを登りまして。

3/19 8:42

再び林道へ合流。
ちょうどこのタイミングで歩かれていた2組5名の皆さん…微妙に驚いた表情（突然こんなところから出てきてごめんなさい）。
法行沢の先、少し行けば普通に林道の分岐があったみたいですね。地図をちゃんと見てから行けばよかったです…。

3/19 8:43

ソーラーパネルが目印で、ここから沢へと降ります。

3/19 8:45

で、水門の先から対岸へ渡るのですが…この水量で、石が水没気味、渡れません。
仕方ないので水門の上流側から渡渉地点を模索します。
（これのおかげで、ハナネコ探すの忘れました…orz）

3/19 8:50

どうにもならなかったので、靴を脱いで渡渉しました。
（突然の生足失礼…）

3/19 8:52

渡ってからの撮影ですが、向かって左手が穏やかだったので、そこから渡渉した次第です。

3/19 8:56

それでは、尾根に取り付きます。
なのですが、いきなり道が不明瞭で分かり難いし傾斜がおかしい。

3/19 9:01

掴めそうなところを適当に探しつつ…。

3/19 9:06

危険なポイントを越えて、ようやくただの急登（！）に。
先行しているのは若い女性3人組。強い…！！
で、向こうに何やら黄色い帯が見えますねー。

3/19 9:12

という訳で、エルドラドに到着です！

3/19 9:16

青空の下でミツマタを見ることが出来て良かった…。

3/19 9:19

まさに「ミツマタの海を泳ぐ！」という感じです。

3/19 9:23

まだ完全に開ききっていないので、もう少しの間、楽しめそうな気配です。

3/19 9:23

ミツマタの向こうに広がる西丹沢の風景。

3/19 9:25

行けども行けどもミツマタ。
これは凄い、、、

3/19 9:25

せっかくなので、ミツマタをバックに1枚。
はい、今日も完全防備で花粉と格闘しています。

3/19 9:26

まん丸なボンボン、カワイイ♪

3/19 9:28

視界の先、この後に向かう尾根が見えてきました。

3/19 9:33

そろそろエルドラドゾーン終了です。
のんびり進みながらでも20分は黄色の洪水に溺れる感じでした。

3/19 9:35

ここからは幅の広い尾根伝いの道です。

3/19 9:41

ヒナスミレ

3/19 9:46

明確な道はないので、歩きやすそうなところから適当に。

3/19 10:01

展望は少なめ、時々木の切れ間からチラリと見える程度のようです。

3/19 10:01

倒木は突っかかっているようなので大丈夫だと思いますが、この辺りは立ち止まらず一気に通過！

3/19 10:04

アップダウンが案外激しくて消耗します…。

3/19 10:08

…え？？
って思わず声が出た（苦笑）

3/19 10:09

一旦下へ降りて、反対側へ取り付きます。

3/19 10:13

結構な勢いで切り開かれています。
一般ルートではないので何も言えませんが、これ、そのうち椿丸へ辿り着けなくなるということはなかろうか？とちょっと心配になるレベル。

3/19 10:24

最後に急登を登りまして。

3/19 10:31

椿丸、山頂！
標識のある場所は斜めっている上に狭めので、少しだけ先へとズレます。

3/19 10:39

内容こそバリエーションですが、コースタイムは控えめ。
ということで、今回はメスティン登場。着火！！

3/19 10:48

米を炊いている間に景色を眺めたり、写真を撮ったりしました。

3/19 11:11

完成したのはドライカレー。
ルーはあらかじめ作り置きして冷凍庫に保存してあったものを持ってきました（笑）

3/19 11:29

食後の甘味は焼きドーナツ。
近所のケーキ屋による作品。

3/19 11:43

すっかりどんよりした空模様になってしまいました…。
ガスってしまうと嫌なので、早めに戻ることにしましょう。

3/19 11:54

暫くは来た道を戻るだけなのですが、往路では気にもしていなかった枝尾根が結構目に入るんですよね。
間違えないように気を付けながら進みます。

3/19 12:00

問題地点も通過しまして。

3/19 12:02

見えてきたクマ沢の頭。
右側のピークの方に下降点があるので、今回はそこから下ります。

3/19 12:05

案外キツイ登り返し。
急登な上に、木の根が邪魔して歩き難いんですよね。

3/19 12:09

下降点に到着。
見た目が割と賑やかなので、分かりやすいです。

3/19 12:20

下り始めてすぐ、ちょっとしたミツマタ群生。
木の下だからか、まだ咲き始めといった感じでした。

3/19 12:27

細かい枝尾根が多いので気を付けながら直進します。
そして、やはり傾斜がおかしい…（苦笑）

3/19 12:33

登り返しも楽じゃないですねー。
登り切って左へ進むと小熊沢の頭ですが、マイナーピークだし展望もなさそうなので、パス。右斜め前方向へ進みます。

3/19 12:38

ツチグリ

3/19 12:45

少し痩せた尾根を進んでいきます。
向こうに見えるピークの左側へ取り付く感じになります。
右側のピークは笹小屋の頭というマイナーピーク。これもパスw

3/19 12:46

天気がもう少し良ければ富士山でも見えるのでしょうか…？

3/19 12:54

日当たりのいい場所へ出ると、ミツマタが群生を作っている感じがします。

3/19 12:56

数は少ないですが、ボンボンがかわいいのでそれだけでOKです（笑）

3/19 13:03

マメザクラも彩りを添えます。

3/19 13:04

更に進むとひっそりとミツマタ群生が登場。
上から見下ろす感じが何かよいです。

3/19 13:08

アブラチャン

3/19 13:11

最後まで容赦ない角度で下り続けます！
時々下が見えなくなることがあるので、進行方向だけ気を付けて進みましょう…。

3/19 13:14

ヤブツバキ

3/19 13:26

車道が見えてきました！
もう少しですね・

3/19 13:28

最後の最後で、テープが付いているものの何処を歩けばいいのかよく分からないという…（汗
とりあえず、写真の真ん中に見えているところから抜けました。

3/19 13:29

降り切ってから見上げます。
これ、、、こちら側から取り付こうという気になれないのは自分だけでしょうか？w

3/19 13:30

向こうに見える建物の辺りが浅瀬橋の分岐点になります。
無事に1周回ってこれました。

3/19 13:35

最後は余裕の車道歩き…って、何かすっかり青空になっていません？？(^^;)

3/19 13:39

ゲートを突破します。

3/19 13:39

幅としてはこのくらいです。
自分はチビッコなので問題なく通れましたが、大柄な方だと難儀するかもしれません…。

3/19 13:40

アセビ

3/19 13:44

朝は全く膨らんでいなかったソメイヨシノの蕾が何となくふわっと広がっていました。
明日には開花しそうですね。

3/19 13:49

駐車場へ戻りました！
お疲れさまでしたー。

3/19 15:08

中川温泉、いつもは信玄館に入るところなのですが、ちょっと気になっていた魚山亭やまぶきへ。
まさかの1時間貸切状態、静かに過ごせて良かったです。

撮影機器：

iPhone 13 128GB SIMフリー Apple

感想

ジョー🐪

去年、「神奈川県の山」のピークハントをしつつミツマタ目当てに登ったミツバ岳。
その時に知ったのが今回のエルドラド。
ミツバ岳のお隣の尾根にミツマタの一大群生地があるらしい…と。

去年はミツバ岳に登ったその時が既にミツマタ満開の時。
翌週だともう遅いだろうし、他の花も見たいぞ…ということで、1年寝かせることにしたのでした。

で、今年。
3月に入ってからエルドラドのレコを密かにチェックしまくり（笑）、タイミングを窺っていたのですが…本当は月末がいいかなー、と思ったのですが天気がどうにもいただけない感じで。
この日曜が一番晴れそうか？という訳で今回、出向いた次第です。

実際、やはり次の週末かなー、、、という咲きっぷりでしたが、それでも黄色いボンボンはあちこちで弾けており、見応え十分。
何処までも続く黄色の海にしっかりと溺れてまいりました！

ただ、林道歩きが長かったのと、尾根の取り付きがかなり激しかったので、ここへ毎年訪問…はちょっと考えてしまうかも？というところです。
丹沢のミツマタ、他にもまだまだ凄い場所があるような感じなので、来年はまた新たに調査してみようと思います。

コメント

karatatsu

　ジョーさん、バリエーションルートでのミツマタ黄金郷の散策お疲れ様です。m(_ _)m
いきなり河川を3月に生足で譲歩！？(ﾟДﾟ)？水冷たいですよね！？
そこに道あるの？て感じのルートについ(笑´∀｀)プッ。となりました。工事で登山道が抹消されてる真っ最中に通行したら、『えっ！？』てなりますよね〜(ﾟoﾟ;
（工事終了時には登山道は直っているのか……？気になる所です。）

ミツマタは3月〜4月中旬に咲くんですね〜♪
今までミツマタって意識して見たことなくて、検索したら高級和紙に変わる素材だと初めて知った無知な私。
まん丸で可愛らしいお花なんですね〜♫でも、花言葉は『強靱』だとか。コワカワイイお花ですな。
黄色い状態のミツマタを生で見たことないので、私のホーム近辺で探してみようかと思いました。(^_^)v

ジョー🐪

To：karatatsuさん

こんにちは！

3月の渡渉、丹沢はもう雪もないのでそこまでの冷たさではなかったです（笑）
バリエーションなので道は無いのですが(！)、とはいえ尾根が切り崩されているのはビックリでした。。。
きっとこれ、そのまんまでしょう…登山道じゃないので😇

ミツマタは今ぐらいの時期なんですけど、咲くのは太平洋側で、そちら方面だと…愛知は新城か三重の津あたりのようです♪

ぜひ探しに行ってみてください！😎