ニペソツ山
- GPS
- 07:31
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 1,936m
- 下り
- 1,925m
コースタイム
05:40 前天狗
06:50 ニペソツ山
08:00 前天狗
09:40 幌加温泉登山口
ガッツギア3
天候 | 晴れ、風強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道はユウンナイを渡る840あたりで雪が切れて板を担ぐ。 帰りはここで板を担いで、再び板を履く時にヒールフリーにする。 二度の登りを処理したら滑降モードにするとよい。 |
写真
感想
去年は冬のニペソツに行けなかったので今年は行きたかった。昨日は9時に増毛を出発したら糠平まで4時間の運転。遠いよ。途中で昼寝して旭川で高速を下りて春光ラマイで腹ごしらえして、また昼寝して糠平に着いたのは16時だった。昼寝しすぎ。道外から東大雪の山に登るときの前泊は"東大雪ぬかびらユースホステル"を利用している。8回くらいは泊まった気がする。綺麗で静かで良い宿です。ぜひ。
1時起床の2時出発。毎回書いているが、この辺の夜の運転は本当に怖い。糠平の町から幌加温泉まで14kmの間に見たシカの数は21頭だった(あまりにも多いので数えた)。怖すぎ。奴らはどんな動きをするか予測できないので、いつでも止まれる40km/hで走った方がいい。幌加温泉に着いたら今日の核心部はクリアしたようなもんだ。パパッと支度をしたら板で出発。しばらく降雪が無いので先週のトレースが残っていた。林道はカチカチなので快調に進む。いつもは1,000mからは先は夏道より北側の急でヤブヤブな斜面をまっすぐ登っている。ここは東面で日当たりが良いため夜はカチカチ、帰りはズブズブなのでなんとかしたいと思っていた。今日は時間に余裕があるので北側から回り込んでみた。北側は樹木の密度が薄く(人工林のように見える), 日陰で雪も生きているので快適だった。1,000mの尾根末端から北側に大きく巻き始めて1,254の西の鞍部に出たい。次はもっと上手くやろう。
シャクナゲ尾根は風と新雪によってトレースが消えていたので自分で引く。1,550mで南に下りるがカチカチなので板担いでつぼ足で50m下りる。再び板を履いたらせっせと登る。東の空が明るくなってきた。十勝側の山は素敵な朝焼けが拝めるのが良い。尾根下50mくらいのところでカチカチになってきたので板デポして爪。尾根まで板を持っていけば帰りは少し楽できるが、上は風ヤバなので滑降準備をするのがつらいしカチカチ滑降の距離が増えても嬉しくない。だったら風が無くて柔らかい雪の上限で板デポ換装するに限る。飛騨沢で学習した。尾根は予報通り風ヤバ。20m/s以上出ているんじゃないか。着るもの全部着ておいてよかった。これが1~2月の-20度ならニペを見て帰っていたが、今日は気温が高いので風に耐えて山頂まで行く。東の空に低い雲が無いおかげでニペソツは綺麗に赤く染まった。はあ、来て良かった。
「頂上直下は青氷なので気をつけて」とみんなに言われたので低く巻いていく。ここを直登するのは雪がモフモフの時だけにした方がいい。夏道に忠実に右手から回り込む。最も斜度のユルいところでも氷は結構硬くて緊張した。西側に出たらぼっこが見えた。あと一息だ。東側に吹っ飛ばされないように四つん這いでラスト30m登って南陵の写真を撮ったら引き返す。帰りは風が穏やかになったので写真を撮りながら休み休み板デポまで戻ってきた。板を履いたら安全地帯まで一気に。東の斜面には新雪が溜まっていてまあまあ良かった。1,550mで板を担いで50m登り返したら森の自動運転にはならない。おひとりさまトレースは滑らない。残念。せっせと漕いで林道をいくつか登り返したら温泉に戻ってきた。めちゃ暖かくて春の陽気の中、のんびり片付けをした。上士幌の道の駅で記録を書いたら次の山へ。さて、今日は何を食べようかな。十勝は食べたいものが多くて困る。
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