燕山南西部採石場周辺を遊ぶ

2023年03月21日(火) [日帰り]

• GPS: 06:17
• 距離: 9.1km
• 登り: 850m
• 下り: 849m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:13
• 休憩: 0:47
• 合計: 6:00

7:05 駐車地点出発
7:32 7:41 旧い採石場の廃屋周辺
8:00 0:00 藪を抜ける。
8:08 0:00 旧い林道に出る。
8:20 0:00 岩切大神奥社
8:32 0:00 大岩壁の展望台（後で登る尾根の偵察）
8:39 0:00 豆腐岩（仮称）
8:50 9:03 テープの下がるジャンクション
9:11 0:00 尾根への取り付き開始
9:22 0:00 トラバース道
9:22 0:00 尾根道
9:29 0:00 林道（一般登山道）に出た。
9:34 0:00 燕山取り付き
9:48 0:00 燕山への一般登山道
9:52 0:00 加波山登山道東屋
9:56 0:00 茨城FM送信所
9:57 10:08 燕山
10:09 0:00 茨城FM送信所
10:13 0:00 加波山登山道東屋
10:18 0:00 右折してショートカットルートへ
10:34 0:00 林道（一般登山道）に出た。
10:36 0:00 445m峰方面の尾根に入る。
10:42 0:00 七福神から尾根を下る。
11:07 0:00 石組みの穴倉
11:11 0:00 豆腐岩（仮称）
11:17 0:00 再びの大岩壁の展望台
11:42 11:53 445m峰の尾根に出る。（岩切大神奥社方面への分岐付近）
11:59 12:00 バラ線（有刺鉄線）ルート入口
12:19 12:19 バラ線（有刺鉄線）ルートから下の林道へ
12:25 12:27 下の林道へ出る。
13:05 駐車地点帰着

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

いつも駐車しているお墓の駐車場はお彼岸のため遠慮し、お墓の先で右折して車で入れる最奥部に駐車した。

コース状況／危険箇所等

今回の主なルートは次の通り。
［新ルートで岩切大神奥社へ（沢からの新規ルート）］↑new
［岩切大神奥社から燕山への取り付き、扇の要（仮称）地点へ］→
［扇の要(仮称）地点から林道（東飯田林道）の燕山登山口へ］↑new
［七福神尾根（仮称）を下降］↓
［稜線から岩切大神奥社への分岐点から派生する尾根を登る］↑new
［バラ線（有刺鉄線）ルートから下の林道へショートカット］↓new

なお、七福神尾根（仮称）は下部にある大岩の間の下降のミスで、2回のアクシデントに見舞われた。危険な尾根なので要注意。

写真

3/21 7:05

お墓の先で右折して車で入れる最奥部に駐車した。
いつも駐車しているお墓の駐車場はお彼岸のため遠慮。

3/21 7:07

林道を歩く。バイクの車輪の跡があった。

3/21 7:10

樹々の向こうに筑波山が姿を見せた。

3/21 7:23

林道のすぐそばに、石組みの穴倉が姿を見せた。この穴倉はこの後、採石場への旧い林道の傍にいくつも姿を見せた。

3/21 7:32

林道は右に道を分ける。こちらの林道は水平にトラバースして、加波山の登山道に通じる旧い林道だ。

3/21 7:35

林道を左へ。採石場跡の廃屋。

3/21 7:35

廃屋のすぐ前に石組みの穴倉。

3/21 7:35

ここにはサイコロ状の石を組み合わせたピラミッドがいくつかある。

3/21 7:37

ここにも。

3/21 7:37

ここにも。

3/21 7:38

微妙なバランスのオブジェ。

3/21 7:41

ネコノメソウ。

3/21 7:42

［新ルートで岩切大神奥社へ（沢からの新規ルート）］
岩切大神奥社へは採石場跡を直進すればほとんど苦労することなく行けるのだが、今回はあえて沢からの新規ルートに挑戦。

いよいよ、沢コースから、採石場跡を目指す。入口にテープが下がっている。

3/21 7:43

テープを頼りに沢を登る。

3/21 7:44

青いゴムホース。これから随所でこの青いホースを見かける。（この青いホースはつい最近まで採石場への水の補給用として使われていたことを示す貴重な文化遺産だ。）

3/21 7:49

藪っぽい沢と青いゴムホースの残骸。

3/21 7:51

沢から仰ぐ尾根。（この尾根に沿って登ると旧い林道に出られるはずだ。）

3/21 7:55

旧いタイヤが転がっていた。

3/21 7:57

ガレ場を覆うツタの藪を5分ほど登ると

3/21 8:00

藪を抜けて一息。尾根を登る。

3/21 8:08

大岩壁を望む、古い林道に出た。岩切大神奥社を目指し、左へ。

3/21 8:13

タイヤが転がっていた。

3/21 8:13

塩ビや鉄製のパイプが無造作に転がっていた。

3/21 8:15

もう一つの岩壁。岩壁の上は先週下った天狗のお細工場の尾根と思われる。

3/21 8:21

岩切大神奥社に着いた。

3/21 8:20

こちらはおこもり岩屋。

3/21 8:20

鳥居の奥に岩切大神奥社がある。

3/21 8:29

［岩切大神奥社から燕山への取り付き、扇の要（仮称）地点へ］
岩切大神奥社から東へ延びる旧い林道跡を辿って燕山を目指す。

塩ビパイプや鉄のパイプを追っていったら、

3/21 8:30

石組みの穴倉があり、

3/21 8:30

その先にも、パイプが延びていたので、パイプを追って、急斜面を追っていったら、

3/21 8:32

やせた尾根に出て、目の前に大岩壁が広がった。このやせた尾根は今日、燕山を往復してから、登る予定の尾根だ。

3/21 8:37

やせ尾根を戻って、再び林道へ。ついさっき見かけた古いタイヤ。

3/21 8:40

大岩壁を背にして、豆腐岩(仮称）（大きさ6×4×1.8m程度）が転がっていた。

3/21 8:43

林道を東へ。3月12日の山行でも見かけた石組みの穴倉。

3/21 8:46

沢が近づき、藪っぽくなったと思ったら、

3/21 8:50

赤、ピンク、オレンジのテープの下がる扇の要（仮称）地点に到着。ここは燕山から加波山にかけて中腹を鉢巻状に結ぶ林道から派生する沢や尾根の集中する地点である。

3/21 9:07

［扇の要（仮称）地点から林道（東飯田林道）の燕山登山口へ］
3月11日のルートとは異なる尾根から林道（東飯田林道）を目指して登る。

林道（東飯田林道）に出られる尾根を目指して、さらに沢を行くと、取水用の青いホースがここにも打ち捨てられていた。

3/21 9:16

シルヴァコンパスで狙いを定めて尾根を登る。

3/21 9:19

悪場もなく、落ち葉の敷き詰められた林を登る。

3/21 9:20

最後の桧林の灌木帯を抜けたら、

3/21 9:22

旧い鉢巻状の林道跡に出た。

3/21 9:22

桧林の林道を辿っていったら、

3/21 9:25

見覚えのある、枝尾根の一角に出た。

3/21 9:29

まもなく、林道（東飯田林道）に出た。

3/21 9:34

林道を5分ほど辿り、燕山への登り口に着いた。

3/21 9:39

途中で、右に分岐する、枝道に入ったら、

3/21 9:46

燕山の東屋に通じる登山道に出た。

3/21 9:50

白いスミレ。細く分かれた葉からエイザンスミレ。（ヒゴスミレの可能性もある）

3/21 9:52

東屋を経て、

3/21 9:54

茨城放送の送信所。

3/21 9:57

燕山頂上に着いた。

3/21 10:15

加波山の頂上を望む。よく目を凝らしたら、神社の屋根が見えた。

3/21 10:18

下りはいつものショートカットルートで、西へ。

3/21 10:34

林道に降りて、

3/21 10:36

445m峰に通じる尾根へ。

3/21 10:39

尾根に入ってすぐのピークにある公共三角点。

3/21 10:42

まずは七福神（自信度△）に立ち寄る。

3/21 10:42

戻って、

3/21 10:45

［七福神尾根（仮称）を下降］
大きな岩がある急な尾根を下降する。

南に延びる、枝尾根ルートの下降開始。

3/21 10:46

だいぶ前に付けた赤テープ。

3/21 10:49

大岩が現れる。

3/21 10:51

こんな下りが多いが、

3/21 10:52

大岩の急な下りで、アクシデント。足首をひねって捻挫。（翌日には回復したが痛かった。）

3/21 10:53

急な巨岩帯の下りが続き、

3/21 11:00

再びのアクシデント。急な岩場で、枯れ木に載せた足が外れたので、転ばないように腰をひねったら、腰痛の起きる前触れ状態（腰痛の起こるのはほぼ間違いない自覚症状）になってしまった。

3/21 11:02

腰痛が発症する前に車まで戻らねばとの思いで、この後は、時限爆弾を抱えながらのサバイバル山行となった。

3/21 11:05

青いビニールホースが現れ、

3/21 11:07

2時間前に通った石組みの穴倉を通過。

3/21 11:11

大岩壁を背にした豆腐岩（仮称）を通過。

3/21 11:17

［稜線から岩切大神奥社への分岐から派生する尾根を登る]

先ほど偵察した尾根を登り、大岩壁を望む。

3/21 11:20

大岩壁の上に1本の鉄棒の杭があった。荷物や石を引き上げるためのワイヤーロープの支点に使ったのだろうか。

3/21 11:21

谷を挟んだ尾根が良く見えた。芽吹きの春はすぐそこにあるような明るさだった。

3/21 11:22

真壁の街も見えた。

3/21 11:26

この後の登りは、急な尾根でさぞかし困難が待ち受けているかと思ったら、実際は逆だった。大岩壁の上に出たらその先は傾斜が緩み、大岩が時々転がっている程度だった。

3/21 11:30

大岩は、登山の邪魔にはならなかった。

3/21 11:33

それでも大岩の上から下を見たら怖い。

3/21 11:34

稜線間近。筑波山を望む。

3/21 11:42

445m峰に通じる稜線に抜けた。抜け出た地点は、岩切大神奥社方面に下る道の分岐する地点で、奥社方面への道に分け入る。

3/21 11:55

ご幣束のある岩を通過して、

3/21 12:00

バラ線（有刺鉄線）の枝道に入る。

3/21 12:13

岩混じりの道を経て、

3/21 12:19

平坦な尾根に出たら、こちら本来のルートとはお別れ。分岐点に付けたピンクのテープが目印だ。

［バラ線（有刺鉄線）ルートから下の林道へショートカット］
前回辿った下りのルートは迂回しながら下るので、今回は直線的に下る新ルートに挑戦してみた。

3/21 12:20

シルヴァコンパスで方向を定め、急な林の中を下った。

3/21 12:21

薄い藪に、

3/21 12:21

踏み跡を見出しながら下ったら、

3/21 12:25

思い通りの道（岩切大神奥社への参詣道）に出られた。
新ルートの挑戦成功。下りの所要時間6分。

3/21 12:25

岩切大神奥社方面の岩壁を望む。

3/21 12:27

駐車地まで、下の林道（岩切大神奥社の参詣道）を下る。

3/21 12:27

筑波山を望む。

3/21 12:28

白い花で、下向きに咲いている。モミジイチゴのようだ。

3/21 12:31

林道の北側に岩壁がかすかに見えた。この林道沿いにも採石場が複数あったようだ。

3/21 12:32

キブシの黄色い花がたくさんぶら下がっていた。初めはクヌギかコナラと勘違いしていた。

3/21 12:33

朝来た採石場跡に再び。崩れたピラミッドが1基あった。
（ピラミッドは崩れたものも含めると4基か。）

3/21 12:37

ユリワサビがあちこちに花をつけていた。

3/21 12:41

群生していないニリンソウ。

3/21 12:49

ヤマザクラも開花宣言か。

3/21 12:51

駐車地間近。

3/21 12:59

最後の筑波山を望む。

3/21 13:04

駐車地に帰着。
（ここまで無事歩いてこられたが、車を運転して家に着くころには腰痛悪化で歩行困難状態だった。）

3/21 13:10

すぐそばの横沢不動に立ち寄った。

3/21 13:09

入口には不動尊の石碑がある。

3/21 13:41

帰り道、歩いてきたあたりを望む。ヤマザクラが5〜6本咲き始めているのが見えた。

3/25 15:45

2023年1月29日からの目的地付近、全軌跡。
「この地図は、国土地理院の電子地形図を使用して作成したものである。」

撮影機器：

RICOH WG-50 リコー

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 携帯 時計 タオル カメラ

感想

山とハム

今回の山行で予定していた主要な枝尾根の踏破を完了した山域は次の通り。
1.445m峰の南面
2.六字岳周辺
3.燕山南西部採石場周辺（六字岳周辺の南側）

今回の山行から4日がたって足首の捻挫も腰痛もほぼ治っているが、七福神尾根（仮称）をはじめとして、この山域ではいつ事故が起こってもおかしくないような危険性があることを改めて実感した。

この山域も卒業かと思っていたら、新たな宿題が出てきた。それは扇の要（仮称）地点のテープ（赤、ピンク、オレンジ3色）に似たようなテープを、445m峰への入口の稜線近くでも見ている。この2箇所に共通する謎を追ってまたこの山域に足を踏み入れたくなった。次々と課題が発生するので困ったものである。

コメント

Toby

はじめまして。先日、一枚岩滝周辺を歩いたところ非常に面白く、興味深い山域だと感じました。いろいろ検索していましたら、山とハムさんが多くの投稿をされていることを知りました。とても参考になり、有難く思います。今後、私も歩いてみたいと思います。

山とハム

Tobyさんこんばんは
私は若いころ足しげく通った西上州の面影をこの地元の山域に見出そうとして歩いているような気がしています。
まだまだ人に知られていないルートや岩がこの一枚岩周辺には隠れているかもしれません。Tobyさんがこの山域で新しい魅力を発見していただけたらうれしいです。

Toby

山とハムさん、おはようございます。
ご返信ありがとうございます。ヤマレコに慣れておらず、今朝気づきました。失礼しました。
私も西上州の山々が好きです。自宅からだと片道3時間ほどかかるため、近場で似たような山域を探していました。
非常に興味深く、3日前にも再訪しました。秋から春までが適期だと思われます。これから何度も出掛けたいと思います。山とハムさんの過去ログを拝見させて頂きます。