ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 530312
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

台風直前、大快晴の朝日連峰主稜線(の一部…)

2014年10月11日(土) 〜 2014年10月13日(月)
 - 拍手
snafkin その他1人
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
49:16
距離
35.0km
登り
2,731m
下り
2,713m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:33
休憩
0:39
合計
8:12
7:31
16
スタート地点
7:47
7:47
80
9:07
9:16
61
10:17
10:26
40
11:06
11:11
68
12:19
12:34
39
13:13
13:14
89
14:43
14:43
47
15:30
15:30
13
2日目
山行
6:08
休憩
1:43
合計
7:51
7:10
7:10
53
8:03
8:15
68
9:23
9:24
14
9:58
10:04
12
10:47
10:58
69
12:07
12:33
78
13:51
14:21
21
14:42
3日目
山行
2:10
休憩
0:00
合計
2:10
6:38
116
8:34
8:34
14
8:48
ゴール地点
天候 1,2日目:大快晴&暑い
3日目 :曇り
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
古寺鉱泉駐車場
は一杯で、手前の林道わきに駐車
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは古寺鉱泉の朝陽館の前にあります。
小朝日から鳥原へ降りるルートに急降下が3箇所(内2箇所はロープ有り)あります。
その他周辺情報 大井沢温泉のゆったり館(現在、温泉故障で沸かし湯、その代わり\200)
大井沢の民宿食堂で、新そば&山菜料理は激うまです。
古寺鉱泉の駐車場、満車を越えてます。出られるのかしら?私は手前の林道わきでした
2014年10月11日 07:49撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
4
10/11 7:49
古寺鉱泉の駐車場、満車を越えてます。出られるのかしら?私は手前の林道わきでした
ここからスタートです
2014年10月11日 07:49撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
1
10/11 7:49
ここからスタートです
朝陽館のわきを入ります
2014年10月11日 07:53撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
1
10/11 7:53
朝陽館のわきを入ります
まっすぐ行っちゃダメよ
2014年10月11日 07:54撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
10/11 7:54
まっすぐ行っちゃダメよ
ここも入っちゃダメよ 登山道は右ね
2014年10月11日 07:55撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
1
10/11 7:55
ここも入っちゃダメよ 登山道は右ね
1時間半で一服清水 休憩場所です
2014年10月11日 09:08撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
1
10/11 9:08
1時間半で一服清水 休憩場所です
間もなく古寺山が見えてきます
2014年10月11日 09:12撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
4
10/11 9:12
間もなく古寺山が見えてきます
しっかし天気いいわ!
2014年10月11日 09:12撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
8
10/11 9:12
しっかし天気いいわ!
たまらんね(^^)_v
2014年10月11日 09:30撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
6
10/11 9:30
たまらんね(^^)_v
古寺山から小朝日と大朝日 わくわく!
2014年10月11日 10:19撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
9
10/11 10:19
古寺山から小朝日と大朝日 わくわく!
大朝日(左)と中岳(右) あそこを歩くのよ
2014年10月11日 10:19撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
9
10/11 10:19
大朝日(左)と中岳(右) あそこを歩くのよ
あれ、似たよな写真が連チャン…ちょっと近づいたの
2014年10月11日 11:09撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
7
10/11 11:09
あれ、似たよな写真が連チャン…ちょっと近づいたの
小朝日を降りて熊越で振り返るとこの斜面
2014年10月11日 11:39撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
6
10/11 11:39
小朝日を降りて熊越で振り返るとこの斜面
真っ赤だ
2014年10月11日 11:41撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
7
10/11 11:41
真っ赤だ
大朝日手前の銀玉水 これが冷たくて美味い
2014年10月11日 12:20撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
3
10/11 12:20
大朝日手前の銀玉水 これが冷たくて美味い
大朝日山頂 大混雑(- -;)
2014年10月11日 13:13撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
6
10/11 13:13
大朝日山頂 大混雑(- -;)
主稜線 スタートぉ (^O^)/"
2014年10月11日 13:15撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
9
10/11 13:15
主稜線 スタートぉ (^O^)/"
中岳から振り返ると…トンガリ大朝日
2014年10月11日 13:51撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
11
10/11 13:51
中岳から振り返ると…トンガリ大朝日
ナナカマドも良いね
2014年10月11日 14:11撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
2
10/11 14:11
ナナカマドも良いね
あら、ちょっとガスってきちゃった大朝日
2014年10月11日 14:37撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
3
10/11 14:37
あら、ちょっとガスってきちゃった大朝日
こちらは小朝日
2014年10月11日 14:37撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
3
10/11 14:37
こちらは小朝日
ちょっとキツイ登りをこなすと西朝日 大朝日見えない!
2014年10月11日 14:44撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
3
10/11 14:44
ちょっとキツイ登りをこなすと西朝日 大朝日見えない!
前方右に竜門 その左下に小屋(拡大してみて)
2014年10月11日 14:46撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
2
10/11 14:46
前方右に竜門 その左下に小屋(拡大してみて)
竜門を下ると小屋が見えます が、その向こうの稜線もすてき でも今回はパス
2014年10月11日 15:39撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
6
10/11 15:39
竜門を下ると小屋が見えます が、その向こうの稜線もすてき でも今回はパス
竜門小屋、到着ぅ
2014年10月11日 15:44撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
3
10/11 15:44
竜門小屋、到着ぅ
翌朝も快晴 右が月山 左が鳥海山
2014年10月12日 05:32撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
6
10/12 5:32
翌朝も快晴 右が月山 左が鳥海山
迷ったけど、面白い絵なので載せちゃいます(お顔ぼかしてます)
2014年10月12日 05:50撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
6
10/12 5:50
迷ったけど、面白い絵なので載せちゃいます(お顔ぼかしてます)
カメラの先は、この日の出でした
2014年10月12日 05:51撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
3
10/12 5:51
カメラの先は、この日の出でした
朝陽に照らされた以東岳もきれい
2014年10月12日 05:50撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
7
10/12 5:50
朝陽に照らされた以東岳もきれい
2日目出発です 振り返って小屋にお別れ
2014年10月12日 06:54撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
6
10/12 6:54
2日目出発です 振り返って小屋にお別れ
まずは西朝日へ
2014年10月12日 07:14撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
1
10/12 7:14
まずは西朝日へ
霜柱があちこちに 
2014年10月12日 07:54撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
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10/12 7:54
霜柱があちこちに 
西朝日到着
2014年10月12日 08:04撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
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10/12 8:04
西朝日到着
飯豊ですよ
2014年10月12日 08:13撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
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10/12 8:13
飯豊ですよ
きれいでしょ、月山と鳥海山がくっきり
2014年10月12日 08:13撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
7
10/12 8:13
きれいでしょ、月山と鳥海山がくっきり
西朝日を下って振り返ると ジグザグの朝日軍道が見える、と聞いたのだけれど、うーん分からん(- -;)
2014年10月12日 08:37撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
4
10/12 8:37
西朝日を下って振り返ると ジグザグの朝日軍道が見える、と聞いたのだけれど、うーん分からん(- -;)
またまたトンガリ大朝日 でも逆光ね
2014年10月12日 09:15撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
3
10/12 9:15
またまたトンガリ大朝日 でも逆光ね
でもアップする
2014年10月12日 09:15撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
2
10/12 9:15
でもアップする
大朝日小屋に到着
2014年10月12日 09:37撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
10/12 9:37
大朝日小屋に到着
2度目の山頂から飯豊 手前に祝瓶
2014年10月12日 09:58撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
8
10/12 9:58
2度目の山頂から飯豊 手前に祝瓶
月山 山肌が分かるほどクッキリ
2014年10月12日 09:59撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
6
10/12 9:59
月山 山肌が分かるほどクッキリ
飯豊のアップ 石転び沢の残雪も見えちゃった
2014年10月12日 10:00撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
8
10/12 10:00
飯豊のアップ 石転び沢の残雪も見えちゃった
安達太良連峰と磐梯山だ
2014年10月12日 10:01撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
7
10/12 10:01
安達太良連峰と磐梯山だ
下ります。この晴天だもの、今日は下山しません
2014年10月12日 10:07撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
7
10/12 10:07
下ります。この晴天だもの、今日は下山しません
小朝日側へ降りて振り返るとトンガってない大朝日
2014年10月12日 10:32撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
1
10/12 10:32
小朝日側へ降りて振り返るとトンガってない大朝日
正面の小朝日の壁 何度見てもスゴイ
2014年10月12日 11:24撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
8
10/12 11:24
正面の小朝日の壁 何度見てもスゴイ
小朝日の右側に鳥原山
2014年10月12日 11:24撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
2
10/12 11:24
小朝日の右側に鳥原山
小朝日を急降下する前にリンゴで休憩
2014年10月12日 12:11撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
4
10/12 12:11
小朝日を急降下する前にリンゴで休憩
ここを降りました
2014年10月12日 12:33撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
1
10/12 12:33
ここを降りました
ここも降ります
2014年10月12日 13:03撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
3
10/12 13:03
ここも降ります
鳥原山の斜面 この紅葉の中に入って行っちゃうのね
2014年10月12日 13:27撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
2
10/12 13:27
鳥原山の斜面 この紅葉の中に入って行っちゃうのね
なんかすごいルート ずっとこんな感じなの
2014年10月12日 13:29撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
5
10/12 13:29
なんかすごいルート ずっとこんな感じなの
山頂じゃありません 展望台です
2014年10月12日 13:51撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
1
10/12 13:51
山頂じゃありません 展望台です
展望台から大朝日と小朝日 でもちょっと霞んじゃてるよ
2014年10月12日 13:50撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
5
10/12 13:50
展望台から大朝日と小朝日 でもちょっと霞んじゃてるよ
展望台の奥 ここを左に入ると…
2014年10月12日 14:25撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
10/12 14:25
展望台の奥 ここを左に入ると…
行き止まりで 山頂らしい
2014年10月12日 14:25撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
2
10/12 14:25
行き止まりで 山頂らしい
相変わらずスゴイ紅葉
2014年10月12日 14:31撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
4
10/12 14:31
相変わらずスゴイ紅葉
分岐の付近は湿原です
2014年10月12日 14:37撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
3
10/12 14:37
分岐の付近は湿原です
木道を行きます
2014年10月12日 14:38撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
10/12 14:38
木道を行きます
白滝への分岐
2014年10月12日 14:42撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
1
10/12 14:42
白滝への分岐
分岐を右に入ると、水場有り
2014年10月12日 14:44撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
2
10/12 14:44
分岐を右に入ると、水場有り
神社です
2014年10月12日 14:47撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
10/12 14:47
神社です
小屋と神社がセットです
2014年10月12日 15:18撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
1
10/12 15:18
小屋と神社がセットです
小屋の窓から… 別荘みたい 静かな一夜でした
2014年10月12日 16:41撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
2
10/12 16:41
小屋の窓から… 別荘みたい 静かな一夜でした
一瞬の朝焼け
2014年10月13日 05:34撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
8
10/13 5:34
一瞬の朝焼け
朝焼けを撮る人、鑑賞する人
2014年10月13日 05:35撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
2
10/13 5:35
朝焼けを撮る人、鑑賞する人
曇ってきちゃった…朝焼けも一瞬でした
2014年10月13日 05:56撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
3
10/13 5:56
曇ってきちゃった…朝焼けも一瞬でした
出発 お世話になりました m(..)m
2014年10月13日 06:35撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
2
10/13 6:35
出発 お世話になりました m(..)m
紅葉のバックは青空の方が良いね
2014年10月13日 06:41撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
3
10/13 6:41
紅葉のバックは青空の方が良いね
静かな登山道
2014年10月13日 07:35撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
1
10/13 7:35
静かな登山道
導標は倒れてます
2014年10月13日 07:36撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
10/13 7:36
導標は倒れてます
気が付いたらストックの先に…
2014年10月13日 08:14撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
2
10/13 8:14
気が付いたらストックの先に…
古寺鉱泉に到着
2014年10月13日 08:29撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
1
10/13 8:29
古寺鉱泉に到着
駐車場、ガラガラ!
2014年10月13日 08:32撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
10/13 8:32
駐車場、ガラガラ!
林道を15分、最後のお散歩
2014年10月13日 08:41撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
1
10/13 8:41
林道を15分、最後のお散歩

感想

朝日の主稜線歩きたい!と言う友人の強いリクエストに応え、種々の制約の中、一部分だけならと言うことで、この三連休に朝日連峰の山行を計画しました。
自家用車利用のためスタート地点に下山しないといけないと言う制約と
この時期の大朝日小屋は大混雑が予想されるので避けたいという制約、
さらに最大の問題は台風接近という制約。
竜門小屋に2泊して中日に稜線山歩という案もあったものの、台風接近に備え、2日目に下山、または最終日に早々に下山が必要という事態も想定し、以下のプランを作成。
晴天予想の初日、古寺鉱泉から大朝日を経由して竜門小屋まで主稜線の一部を歩き、翌日は、ガスってもやむなしで、再度大朝日まで主稜線を戻り、目的を達成する。
天気が悪ければそのまま下山。天気が保ちそうなら、ちょっとマニアックな鳥原小屋でのんびりタイムを満喫し、最終日は2時間コースでそそくさ下山する。

その初日、天気予報通りの大快晴。
と言うことは、登山客もわんさか押し寄せるハズ!
予想通り古寺鉱泉の駐車場は一杯で辿り着けず、ずっと手前の林道脇に何とか駐車。徒歩5分くらいかと思いきや、アスファルト道路を歩くこと15分。
気を取り直して古寺鉱泉わきの登山口をスタート。風もなく雲一つない秋晴れ。高度を上げるに従って見事な紅葉がひろがり、小朝日岳付近では、最高のコントラストが楽しめました。でもここはまだ枝稜線。主稜線へのアプローチルートです。
大朝日の山頂直下の銀玉水で冷たい伏流水をゴクゴクと頂いて最後の登りの石畳みを登ると大朝日小屋も間近です。
多数のザックがデポされた大朝日小屋へ到着すると、
小屋前に立つ小屋番さんが、私の顔を見るなり、向こうを指さしながら、
「今日も竜門だろ!」とニヤーリ。
大混雑が予想されるこの日、何とかなりそうなヤツには竜門に行ってもらおうという魂胆、見え見えです。(笑)
翌日聞いた話だと、その夜は小屋裏にも入れて土間も使って、テン場も一杯に使って、何とか凌いだらしいです。
さてさて、主稜線を行くからにはやっぱり大朝日の山頂からスタートしなきゃ、というこじつけで、時間もおしていたのですが、まずは山頂を踏みます。翌日の快晴が保証されていないため、快晴の今、山頂は踏んでおきたい、と言うのが本音です。
大朝日の山頂をスタートして、中岳(トラバース)、西朝日と快晴の主稜線を楽しみます。観光道路も送電線もない山奥のダイナミックな大朝日の主稜線は飽きることがありません。なんと言ってもこのコースから見る大朝日は、小朝日側から見るのと違い、トンガリ大朝日が超カッコ良いのです!(写真、見てね)
西朝日の先、竜門までは高低差も少なくお山歩コース。左右に伸びる枝稜線とその紅葉を楽しみながら、予定時間オーバーながらなんとか竜門小屋へ到着しました。
本当はこの先の寒江山もステキなコースですが、今回はここまでです。明日は同じコースを戻ります。
その夜、竜門小屋は宿泊者30名。まだまだ余裕があるくらいです。夕食を取った後、消灯までしばし小屋番さんや登山客の方々と談笑。満天の星空も楽しんで、山小屋フルコースでした。(おみやげに持ち込んだ千葉八街の落花生、散らかしちゃってごめんなさい)

天候が気になる2日目、予想に反して朝から大快晴。朝の陽に照らされた山々の紅葉が輝いていました。竜門小屋を出発して竜門を登り返すと、朝陽に照らされた主稜線は、前日の午後の光とはまったく違った表情です。主稜線のピストンも、日を変えてピストンすると、二度美味しいと言ううれしい想定外でした。しかも、朝は空気が澄んでいるせいか、月山と鳥海山、飯豊連峰、磐梯山と安達太良連峰、火山性地震で話題の蔵王連峰、何とか頭に似ている葉山が、いつもよりずっと近くに見え、びっくりと感動でした。
西朝日まで戻ってくるとトンガリ大朝日が間近に…。ところが西朝日から大朝日はこの時間は逆光になってしまいます。正直、意外とショボイ。大朝日は昨日の中岳からの方が良かったかな…笑。
大朝日の山頂を再度踏んで、主稜線の旅は完結しました。
さて、ここからです。
このまま古寺鉱泉に降りたんじゃ、ただのノーマルコース。明日の午前までは何とかもちそうな予報なので、予定通り、小朝日から鳥原山コースに下りることにしました。
かなり前(5,6年前)の初夏に一度降りたことがあり、小朝日の直下に急降下があったのを覚えています。小朝日の山頂へ到着すると、まずはリンゴでパワーを付けて急降下に備えました。山頂を下ると、すぐにザレ場の急降下があり、その下にロープ場があり、これで終わりだと一安心したところに、二つ目のロープ場が出現。こんなのあったかぁ? と自分の記憶もいい加減だなぁと思い知らされました。どちらも慎重に降りて無事通過。
思いも寄らなかったのは、実はこの急降下ではなく、鳥原山の紅葉でした。タイミングの問題もありますが、鳥原の斜面一面のもの凄い紅葉。しかも紅葉の斜面に登山道が通っているため、その中へ入っていくと言う紅葉に包まれたような感覚。正直びっくりしました。今回のコースで一番感動的な紅葉でした。
展望台で大休止を取った後、湿原の木道をしばらく行くと、林の中に鳥原神社と共に鳥原小屋があります。申し訳ありませんがマイナーな小屋で、混雑とは無縁の小屋。マニアックな、という表現がぴったり。
小屋に到着するも、誰もいません。今夜は貸し切り?が頭をよぎります。ちょっと不安…
幸いにも、しばらくすると4名のパーティーが到着。丁度、暇を持てあました私が一階土間をほうきで掃除しているところに到着されて、
「こんにちはぁ、4名ですが、大丈夫ですか?」
と、小屋番さんと間違われちゃいました。当然ですよねぇ。勘違いさせちゃってごめんなさい。
ちなみに、夕方到着した本物の小屋番さんは、若くてイケメンのお兄さんです。
最終的にこの夜、このマニアック(?)な鳥原小屋の宿泊者は、計10名。かなり良い感じでした!

最終日です。予報通り朝はくもり空。午後から雨の予報。
曇り空の下、林間の登山道は、前日までの暑い稜線歩きとはまた違う快適さでした。
汗も最小で快適な2時間で、無事古寺鉱泉の登山口に到着しました。満車だった駐車場もガラガラ。皆さん前日に下山しちゃったのね、です。
最後の15分のアスファルト道路のお散歩はご愛敬です。(笑)

この時期、大混雑する大朝日で、これだけ快適で、ステキで、バリエーションたっぷりの山行ができたこと、目的の主稜線を歩けたこと、無事に下山できたこと、すべて大朝日の神様に感謝しなきゃいけませんね。

今回の山行で出会った方
・長岡からのご夫婦:同時に下山しました。その後、蔵王へ行くとのこと。噴火しない事を祈りました。



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コメント

宿泊
できると朝日連峰もぐっと楽しめますよね。
来年以降の目標にします。
まだまだ紅葉素晴らしいですね〜♪
2014/10/14 23:49
Re: 宿泊
こんばんわぁ、Kimberliteさん!
そなんですよぉ、小屋泊まりすると
山の行動範囲が断然広がるんですよ
日没を気にしながら行程を急ぐことも少なくなるので安全だし
楽しいことずくめ
でも女性1人は要注意、誰かにコバンザメが良いかと
2014/10/15 22:57
鳥原小屋大好き
鳥原小屋を選ばれて大正解でしたね。
紅葉も小屋の周辺が一番良かったようですね。
鳥原山の展望台から大朝日と小朝日を眺めるのが好きで、
何度か鳥原小屋に泊まった事があります。
水場は近いし、いつ行っても静かですし、大好きな小屋のひとつです。
鳥原小屋のお泊りだけなら、道が直れば変化のある白滝コースがお勧めですが、
畑場峰までは同じになりますが、ぶな峠からの道が最も楽だと思っています。
大朝日に雪が降るこれからが絶景になりますので、お試しあれ。
2014/10/15 6:52
Re: 鳥原小屋大好き
cogeさん、コメントありがとうございます。

さすが大朝日の達人
鳥原はこれからが季節ですか!?
考えてもいませんでした。
確かに良さそうですね
初冠雪狙いですかね
2014/10/15 23:05
こんばんは!
snafkinさん、こんばんは!

ちょうど山モコも同じ時期に朝日連峰に入っていました。ニアミスでお会いできないのは残念でした。山形のマキさんとsnafkinさん来ないかな〜なんて噂していましたよ。
二日目の宿泊は鳥原小屋で正解ですね。鳥原小屋は静かで、我々も好きな小屋の一つです。

次回お会いできるのを楽しみにしています。
2014/10/17 23:02
Re: こんばんは!
yamamokomokoさん、
ヤマレコ、登録頂いちゃって、ありがとうございます。
ブログも拝見してましたよ。

yamamokoさん達が狐にいらしたことは、cogeさんから聞いていました。
山岳会のSさんも狐に入っていて、狐泊の半数以上、知ってる方だったようです。
ある意味スゴイ事態
日曜の西朝日ではkeen2&ma-kuroさんと会ったし、
名前出てこないのですが、春に竜門の2Fで豚ステーキ頂いた
ガテン系(失礼)のお二人、大朝日から狐に向かうとのことで
竜門下った辺りでスライドしたし、世間は狭いですね。(朝日限定 )

次回お会いできるのも、大朝日のどこかの小屋でしょうか
2014/10/18 0:21
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