残雪ゆるむ春昼 蔵王山（ライザ↑）

2023年04月01日(土) [日帰り]

• GPS: 07:03
• 距離: 13.6km
• 登り: 830m
• 下り: 815m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:45
• 休憩: 1:11
• 合計: 6:56

6:33 蔵王ライザワールド
6:40 6:40 tooCotton
8:12 8:13 お田神避難小屋
9:05 9:06 蔵王レストハウス内避難小屋
9:10 9:38 刈田岳
10:05 10:05 馬の背
10:16 10:17 馬の背分岐
10:28 10:29 熊野岳避難小屋
10:30 10:30 熊野十字路分岐
10:38 11:14 蔵王山
11:33 11:33 馬の背
12:18 12:18 お田神避難小屋
12:36 12:37 LIZA PAIR II 上駅
13:20 13:21 tooCotton
13:26 13:27 蔵王ライザワールド
13:29 ゴール地点

天候

快晴。稜線で最初は5mくらいの風ありましたが，11時前にほぼ無風に。気温高めで0度→5度くらい。平地の最高気温18度。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ライザスキー場（3/26で営業終了）の駐車場を利用しました。昼時点で10数台おられました。

コース状況／危険箇所等

ライザ〜馬ノ背は，全部雪がつながっていました。が，スキー場下部は雪薄く，あと数日も雪はもたない感じです。雪は沈まず快適。アイゼン・ワカン・ポールすべて使いませんでした。馬ノ背〜熊野岳の登山道はほぼ雪消え終了。入山者はパラパラで静かでした。宮城側からはボード担いだ人が多かったです。

その他周辺情報

山形うわの温泉 天神乃湯。大人450円（昨年12月に料金改定）。「日本でも珍しい石膏芒硝泉」だそうです。施設は明るく，混んでなくてよかったです。

写真

4/1 6:35

朝からお天気はゴージャスです。うっすら朱く染まった大朝日様ご一行...　すごいいい眺め...今日はもうこれで帰ってもいいかも！（帰りません　(/・ω・)/

ライザのガランとした駐車場から。

4/1 6:35

そして月山様も。まんまスポーツ県民歌っすネ。

4/1 7:00

ゲレンデをちょっと登ると...飯豊朝日月山様が一望。うひょ。今日はもうこれで...

4/1 7:35

ゲレンデ脇のブナ林に朝日。うっとり。

4/1 8:10

御田ノ神湿原にあがると馬ノ背が天空に広がって景色広大です。刈田岳にはまだ誰もいないようです。

4/1 8:43

大玉山から以東岳・天狗まで，朝日の全部を見通すこの角度。イイ( ;∀;)( ;∀;)

4/1 8:43

飯豊はずっとおぼろげに浮かんでいて，だんだん淡くなっていきました。新潟から空に浮かんで見えるのと左右が逆向き＋大日岳の代わりに本山がどーん，の違いです。

4/1 9:12

馬ノ背に出ると，おりゃぁと目に入る，雁戸山から船形山までの脊梁山地の山々るいるい。奥の船形山塊の東西の広がりが迫力です。

4/1 9:13

山形側から今日の一番乗りで刈田岳とうちゃく。宮城側から最初に来られた方と，ほぼ同時着でした。ケルンの先に安達太良山・吾妻山群。

4/1 9:20

刈田岳の三角点はお宮のすぐ脇に。

4/1 9:16

定番の構図。あそこからマグマがゴゴゴゴゴゴと湧いてくるんだ...

4/1 9:35

その反対側，杉ヶ峰への縦走路。立ち枯れの森がいたいたしいです。

4/1 10:10

馬ノ背をテクテク歩いて熊野岳に向かいます。幸い，足元は割とドライでした。この時間はまだちょっと寒めでした。

4/1 10:16

振り返る御釜の右には，

4/1 10:18

馬ノ背の雪庇が崩れて大きい雪崩が。新しそう。

4/1 10:24

御釜の水は，凍っててさえもうっすらブルー。神秘です。

4/1 10:00

五色岳の火口壁を西からと，

4/1 10:24

北から。画面右下の崩落した四角い大岩塊，数年前はむき出しでしたが，今は引き続く崩落土砂にだいぶ覆われてきました。

4/1 10:31

熊野岳の肩につきました。脊梁山地を縦に見通せます。本州島を東西に分ける山脈なんだなぁ。「ふたわけざま」（茂吉）。

4/1 10:32

金峰山・白山・大高山などの他山の神様を刻した碑が集まっている一角。いっぺんにいろんな神様がここに来たらやばそう？　なお大河原町の大高山神社さんのHPを見ると，「宮城県にだけ伝わる風習」として「お正月様」が紹介されています。

4/1 10:42

熊野岳の三角点，向こうに茂吉歌碑。

4/1 11:00

ワシ岩のさきっちょに進んでみます。ゆく先に朝日連峰。遠くの山はだいぶ霞んできました。

4/1 11:02

右を見ると地蔵岳の上に月山様がぼーんやり浮かんで，「春」っぽさ全開の様相です。

4/1 11:18

下山します。馬ノ背はほんとのびやか。1時間前には少し吹いてた風もぴったり止んで空気がぬるくなり，春昼のおもむきです。

4/1 11:38

御釜にまた来るよと挨拶して帰る。

4/1 11:58

仏像に鳥居。おそなえがしてありました。

4/1 12:35

新しい道標の上にまだ残る，クラシックなサインに萌え。「刈田岳山頂へ」の文字は大部分はげてます。

4/1 13:26

リフト乗り場の看板には，登山者向けに「歩行禁止」のシールが貼ってありました（黄色）。営業中は，歩行者は一番南（山に向かって右側）のヘリをお通りを（赤矢印）。ってすでに来年が待ち遠しいかも(^^ゞ

4/1 15:19

帰りに上野集落から振り返る蔵王。すそのは梅とコブシが満開で，桜のお花見はまだ先ですが路傍の花々に春があふれてました。ありがとうございました。

4/1 11:26

今日のコースは植生の垂直変化がよくわかるので興味深かったです。上から下へ写真を貼っていきます。（1）山頂部の風衝地：ハイマツとともに深紅のマットで山肌をいろどっているのは，

ガンコウランでした。よく見ると無限増殖した使徒みたいです（違うって

そこにコメバツガザクラや，

イワカガミが混じっていました。花が乱れ咲く様子を空想します。

山頂部の風衝地から続くハイマツ主体の植生を下っていって，御田ノ神手前あたり（標高1560m付近）では，シャクナゲがまじってきます。金色に光る花芽が成長中。

4/1 12:41

さらに御田ノ神をすぎると，（2）アオモリトドマツ林に入ります（標高1520m付近）。

黄緑色に光るアオモリトドマツの葉。これに氷がついて樹氷に。

4/1 12:46

そして標高1420m付近でブナの高木が現れ，（3）ブナ林への移行帯に入ります。

4/1 12:52

下って行くと，このアオモリトドマツを最後に（4）ブナ林に切り替わります（標高1310m付近），移行帯の幅は標高差100mくらいなんすね。

4/1 12:52

ブナの向こうに中丸山。

ブナの芽吹きはまだ先です。

そして標高1180m付近で，（5）多様な落葉樹で構成される森に移り，いつも里山で見ているような親しい樹々に出会います。青空バンザーイのオオカメノキ，

つやつやの一年枝がまぶしいハウチワカエデ，

ツンととがったナナカマド。

里山にはない要素はシラカバです。枝先に雄花の芽をつけて春の進行を待ってます。春よ来〜い。

撮影機器：

LUMIX DMC-GF5 パナソニック

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

blueblu

明るいのびのびした静かな残雪の世界をぼーっと歩いているうちにいつのまにか歩き終わっていました。

コメント

へろぞー

刈田岳って三角点あるんだぁぁ〜〜、初めて知ったぁぁ〜〜！！

blueblu

ええ、あるんですー。「三等」なんですのよ(^_-)-☆