京ヶ倉
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 466m
- 下り
- 533m
コースタイム
天候 | 快晴・無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路;眠峠登山口-道の駅松川-各自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
随所にロープあり |
写真
感想
2014年10月19日(日)
昨年に続く大町労山の京ヶ倉募集山行に、一般16名(男3/女13)、会員10名(男8/女2)の計26名が参加。2班に分けてそれぞれのペースで登ることとなり、自分は2班のSLを務める。
この日は朝から雲一つない快晴・無風のまたとない登山日和だったが、松本平から犀川に沿った平野部は来い朝霧に包まれ、出発点の万平も深い霧の中にあった。
7:05登山口を出発。集団登山は先頭が早く歩いて後ろが伸びてしまいがちなので、ペース取りが抜群にうまいOさんにトップを任せ、前の班につかず離れずの距離を保ってゆっくり登る。
万平のコースは前半の前半、稜線までの登りが急登で、途中におおこば見晴らし台と言うビューポイントがあり、そこまでの標高差が約220m,距離1kmあまりに35分を要するが、そのペースではきついし汗もかくので極端と言えるくらいゆっくりのペースで1時間近くかけて登る。
展望台からの眺望は、安曇野平と犀川に沿ってにびっしりと覆う厚い雲(霧)海の向こうに、奇勝継子落としを擁する東山丘陵、その先に常念山脈の山なみがくっきりと浮かび上がると言う初めて目にする光景だった。霧が無ければ、ここは眼下に蛇行する犀川の面白さに声を上げる所であるが、思いがけない見事なその光景に誰もみな声もなく見入る。
しっかり休んで8:19発。幾分緩やかになった登りを北隣りの尾根にトラバース気味に進んで稜線のすぐ下まで来ると、左手に目指す京ヶ倉の山容を見ることのできる場所に出る。どこをどのように登るかを遠目に見ることが出来るその場所から、トドの背と呼ばれる大岩や、そこから山頂へと連続する急峻な岩場を見てもらう。
8:43稜線に到達。そこから南進すれば延々と続く痩せ尾根で、しばしばキノコ採りの事故が起きているためか、木の枝を雑に組んだバリケードが施されている。
左手に餓鬼岳・唐沢岳とその右奥に裏銀座〜七倉岳・不動岳・南沢岳等アルプスの連山、右手に筑北の聖高原・姨捨(冠着)山とそれに重なる根子岳・四阿山・浅間山を見ながら気持ちのいい稜線を歩くこと15分で馬の背に着き、ここを慎重に越えてトドの背岩下の広場で逆走する前の班を交わして先に山頂下の岩場の登りにかかる。
樋のような細い岩の間をロープや木の根・岩角を手掛かりに攀じ登って9:18京ヶ倉に着く。下界をびっしりと覆い尽くしていた霧はあとかたもなく晴れ、山里の広場から聞こえてくる祭り〜赤トンボフェスティバル〜囃子を聴きながら、文字通り360度の大展望を山座解説つきで心ゆくまで堪能して1時間あまりを過ごし、10:22、次の目標の大城へ向かう。
京ヶ倉から大城へは879mの鞍部まで急降下して40m登り返す。60才代後半から70才代後半の参加者が多いので、時間をかけて慎重に下りてもらい、10:33に大城着。少し早いが見晴らしのいい最後の場所なので1時間の昼食休憩とする。
食べながら交流し、11:30発。クマの爪痕やシカの食痕等のフィールドサインを見たり、三角点や展望台からの眺めを楽しんだりして12:08萩の尾峠を通過。眠峠下降点に近い東屋で休憩する。ここで我が長老K氏の歌が飛び出す。曲目は伊藤正一さんがつくったと言う『雲の平の歌』を越え高々と歌い上げ喝采を浴びる。またk氏のリードで『穂高よさらば』『ふるさと』を合唱し、下山に就く。
12:56 眠峠登山分岐通過。13:24眠峠登山口着。1kmあまり先の田園地帯まで歩いてもらう間に分乗車の運転者を万平登山口に搬送し、車が戻ってきた時点で挨拶して14:05解散となる。
京ヶ倉から剣岳が見えることに初めて気づく。鹿島槍ヶ岳と五竜岳の鞍部に貌を覗かせているのがそれである(9:45の写真)。
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