新茅ノ沢 12m大棚、全員登攀♪登れる滝続きの楽しい沢
- GPS
- 07:17
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 877m
- 下り
- 876m
コースタイム
天候 | 曇り、下山後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一部、岩が脆く剥がれやすかったです。ツメのザレは落石注意。 |
その他周辺情報 | 湯遊三昧 湯花楽 秦野店 |
写真
感想
3月後半は、仕事が繁忙期に入ってしまって、今日の沢登りを楽しみに、何とか職場と自宅往復の日々を乗り越えました。
新茅ノ沢は、沢登り講習などにも使われるところらしく、初心者のステップアップに良いとのこと。ステップアップしたい、私とNちゃん、Kちゃんは張り切りました。
今日も朝からNちゃんは釜に浸かって入水の儀。
朝から沢に浸からないとテンションが上がらないのか?儀式なの?とみんなでツッコミ。
今日も、ここ最近の中では肌寒く、なるべく濡れたく無い…そんな日でした笑
新茅ノ沢は、滝にナンバーが振られていて、それぞれ看板もあり、現在位置がわかりやすい!
どの滝をいま登っているのか、すぐに分かるの便利ですね。
F1は、念の為Yさんにお助けロープ出してもらいました。アッセンダーを使って安全に登ります。
続くF2も、Yさんはフリーで登っていきましたが、他3人はロープありで登攀。階段状だけど、ハイステップだし、高度感もあり、なかなか怖かったです。
F3、F4はフリーで。登りやすい滝でした。
核心のF5 12m大棚。(Ⅳ+)
Yさんはリードで登るとのこと。
上部でランナウト気味になり、ビレイする私もかなり緊張。最後の乗越が辛そうでしたが、さすがYさん、見事に登り切りました。
残る3人は登る?巻く??と聞かれて…
うーーーん、超難しそう、怖そう…と思いつつ、こんな大滝を登れるチャンスはそうそう無いし…フォローなら何とか…とチャレンジすることに。
Yさんが出来るだけ安全にと、支点を工夫してくれて、2番バッターで私が登攀開始。
クイックドローの回収が任務ですが、登るだけで怖すぎる笑
ここで、片手になるのメチャ怖い!!と震えながら何とか回収。
残置スリングは迷わず掴みました笑
足を踏み出すたびに深呼吸して「勇気、必要なのは勇気…」と呪文を唱えつつ、少しずつ登攀。
上部にもつかめる残置紐があって助かりました。
あとは最後の乗越だけ!ってところで、Yさんから「最後の乗越、かなり悪いよ」と、悲しい宣告が…笑
下でビレイしてた時から「見えないけどすごく時間かかってるなー」と心配してたんです涙
たしかに、この乗越は厳しそう…でも私はリードではなくフォローだし、他に登れる箇所はないか?と右に少しズレてみたら、足場と良い手を見つけてホッ。
何とか登れましたーーー!!
登攀に時間がかかって、半身にシャワーを浴び続けたおかげで、手の感覚は薄くなり、寒さで身体が震えます。あと、緊張でめちゃくちゃ喉が渇きました。口の中、カラカラ笑
続く、NちゃんやKちゃんも無事にF5を登攀!
流石に疲れて身体も冷え切ったので、温かい飲み物とおやつで休憩タイム。
Yさんは、3人は巻道を行くものだと思っていたそうで、全員F5を登攀できたことを誉めてくださいました。これも、リードで登ってくれたYさんが居てこそです。
本当にありがとうございました!!
私としては、恐怖や緊張もありましたが、それよりも、とても貴重な経験が出来た!と達成感がありました。
NちゃんやKちゃんに至っては、まだ昨年の今頃に沢登りを始めたばかり。成長が素晴らしいです!!
何だかF5登攀でやり切った感が出てましたが、まだまだ沢の序盤です笑
身体が温まったら、どんどん先を目指します。
F6は、やたら簡単に登れるな、と感じましたが、F5を登った後の相対的な感想かもしれません笑
F7は看板なし、F8は看板のみ笑
F9は、水流左を登りました。
堰堤を越えたあとのF10は、パッと見簡単そうだったので、フリーで登り始めるも、掴んだ岩が剥がれ、足を置こうとした岩が剥がれ…手も足も何も信用できなくなって、途中からYさんにお助けスリング出してもらって、登りました。
難しいわけでは無いですが危ないので、他の2人には、初めからお助けロープ出してもらいました。
Nちゃんが「水流の中なら脆く無いかも?」とルートを変えるも、結局脆かったそうです。
みなさんもお気をつけください。
その後の後半の連瀑帯は、快適に登れて楽しかったです。丹沢200に「湧水帯」と書かれている箇所はとても綺麗で、美味しい湧水をいただきました。マイルドでとても飲みやすかったです。
チョックストーンチムニーは、ボルダリングというかワイドクラック的な登り。私は苦手意識があって、Nちゃんにお尻を押してもらいつつ登りました笑が、Kちゃんは「めっちゃ楽しい!あと3回登りたい!」と大興奮していました笑笑
そこから先は、水も涸れてガレガレザレザレのツメ。どうしても落石が起こるので、それぞれ距離をあけながら気をつけて登りました。
最後は鹿の道をちょっとだけトラバースして、烏尾尾根に乗りました。
烏尾山荘で休憩し、装備を解除。
お手洗いも使わせていただけて嬉しいーー。
烏尾尾根はとても歩きやすくて快適でした。
「今日も超楽しかったねー」とみなニコニコで下山。F5で時間をかけすぎたのと、今回巻きなしで全滝を登ったこともあり、だいぶ遅い時間の下山になりましたが、充実感に満ちていました。
温泉に向かう途中で雨。
帰りのガタガタ道の林道でNちゃんが「ゆれるー!怖いよーー!」と悲鳴。
F5大棚をフェルトソールの沢靴で登り切った女の子が、林道の凸凹道で泣きべそかいてるのが面白くて、申し訳ないけど爆笑。
温泉後の食事でも、楽しく次の沢の相談で盛り上がりました。
はぁ、次の沢の予定が決まっていれば、とりあえず仕事が辛くても乗り越えられるな笑笑
そのくらい、沢登りは楽しく、私には無くてはならないものになっています。
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