憧れの秘湯&苗場山(赤湯温泉〜赤倉山〜苗場山周回)
- GPS
- 15:09
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,903m
- 下り
- 1,917m
コースタイム
- 山行
- 2:12
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 2:15
- 山行
- 10:18
- 休憩
- 2:31
- 合計
- 12:49
1日目
小日橋→山口館、マップタイムで2時間45分(うち40分林道歩き)
2日目コースその1
赤倉山経由の周回ルート トータル12時間10分
-------------------------------------
山口館→赤倉山 3時間5分
赤倉山→苗場山 2時間50分
(つまり山口館→苗場山 5時間55分)
苗場山→山口館 3時間35分
山口館→小日橋 2時間40分
-------------------------------------
2日目コースその2
苗場山へのピストン トータル10時間20分
-------------------------------------
山口館→苗場山 4時間5分
苗場山→山口館 3時間35分
山口館→小日橋 2時間40分
-------------------------------------
天候 | 超晴天♪夜は満天の星空☆ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(インター降りてすぐにセブンイレブンが2件、それを逃すとその先なし) プリンスホテルが見えたら、ドラゴンドラ乗り場へ向かう道を進み、赤湯林道(けっこうな悪路でした!距離は短いけど皇海山の林道並み。未舗装、ガタガタ、落石注意、すれ違い厳しい)へ。小日橋の手前に車止めがあるのでそこへ駐車。 インターから45分くらい?だったかな?も少しかかったかな?うろ覚え・・・ 車止めにはトイレ等何もありません。 そこから歩いてしか行けない秘湯、赤湯温泉へ。 http://akayunaebasan.sakura.ne.jp/ 「林道の終点から2時間」とあるので、林道の終点に車を停めるものと勘違いしていました・・・駐車した小日橋から40分林道歩き+アップダウンの厳しい山道を2時間、です。 テントは宿の手前のスペースに自由に張って良いとのこと。 入浴料500円を払えば、朝まで温泉に入り放題です。 女性は混浴タイムにバスタオルを巻いて入ってもいいそうで、宿泊者には体に巻く用のバスタオルを貸してくれるそうです(希望者のみ)が、お湯は無色透明じゃないし、夜なら真っ暗なので多分けっこう平気かも(20時以降、朝までが混浴)・・・ただ、脱衣所とかが無いので、そこだけ気をつければ。 テン場と宿の間に温泉があり、テン場から直接温泉に行けるので、テン泊するならビーサン的なものを持って行くと良いと思います。 温泉は、昼間は遠目には丸見えな感じで、昼間の女性風呂(青湯)は一部目隠しあり。 夜は真っ暗で、ヘッドライトが絶対に必要です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
赤倉山ルートは通る人が少なめで道も狭く滑りやすく、明るいうちは踏み跡を確認できるので大丈夫ですが、下山に使うのはちょっと怖いかな〜と思いました。 苗場山山頂直下の岩場はかなり急で、下りは怖かった! けど、そこ以外は岩も少なく、全体にとても歩きやすいルートでした。 |
その他周辺情報 | 苗場スキー場からすぐ、帰り道沿いの 雪ささの湯 ¥700(web割引)この日は21時まででした http://kin611.com/yukisasa.html 本当は月夜野インターへ向かう途中の猿ヶ京温泉 まんてん星の湯 ¥650(3時間)21時まで http://www.mantenboshinoyu.com/ に寄りたかったのですが時間切れで諦めました・・・ |
写真
感想
この夏、みんなで行くはずだった苗場山。
温泉&高山植物の大湿原を楽しむはずでしたが、天候が悪く直前で中止。
温泉&紅葉で仕切り直しです。
残念ながら、他メンバーは都合がつかず、3人で。
1日目、まず驚いたのは赤湯林道。
タクシーも通れると書いてあったので普通の細めのアスファルト道を想像していましたが、皇海山への林道を思い出す、未舗装のガタガタ道。
隊長のシティガール車でなく、M田くんのSUV車で来て大正解でした・・・。
駐車スペースがきっと林道の終点だよね、と思っていたら、いま改めて地図を見て違うことがわかりました。車止めから林道を40分歩いたところが林道の終点だったんですね・・・。ずいぶん長く平坦な道を歩かされるなぁと思っていました。
行きは宿までトータル2時間で着いてしまったので、全然気づかなかった。。。
山口館は、こたつとストーブとランプの、とても雰囲気のいい宿。
この日はそこそこ混んでいて相部屋(女性客のみのお部屋)だったそうですが、隊長はすごく満足したみたいです。
テン場は、川の流れるゴウゴウ音が凄いのと、川からの底冷え感はありますが、温泉まで歩いて1分かかならい距離。すぐに体を温められるので最高でした。
ただ、ギッシリ張っても10張ほどのスペース、宿の管理外で予約も出来ず着いた順に場所取りなので、なるべく早めに着くしかないですね。
この日は私たち以外に4張。
温泉は、期待以上!!!
泉質の違う3種の温泉、一番広々して素敵なのは玉子湯で、遠目には丸見えなんですが、ちょうど暗くなった18時〜20時が女性専用だったので安心して入れました。
満天の星空、流れ星をたくさん見ました。
朝3時半から、一人で真っ暗な中、玉子湯で星空を眺めて朝湯までしてしまいました。混浴タイムなのでビクビクしていましたが、幸い誰も来ませんでした。
(↑また勘違い。混浴タイムじゃなくて男性専用時間だった!!あらら・・・)
さて2日目、いよいよ苗場山登頂なのですが、完全にペース配分を間違えました。
宿泊まりの隊長と連携がうまくできず、5時に出発する目標が1時間押し。
それなのに分岐で赤倉山経由のロングコースに行こうと言い張ったわたし。
昨晩と今朝、合わせて4時間も温泉で癒されて元気一杯なんだもん。
多数決では完敗でしたが「M田くん、昨日の鍋美味しかったでしょ!?」
強引に赤倉山へ。失敗その1。
「キタのやり方だよ〜」「独裁!」「このジョンイル!」
背中からののしられながら楽しく登り出しました。
「おっでかいキノコ発見!」
「あ、宿のおじさんがキノコ採ってきたら調理してあげるよ、だって」
「やったーキノコ狩り!」
これって毒かな?というキノコでも、選定してくれるだろうと見つけ次第採取。
赤倉山まで、キノコ探しでペース落ちまくりです。失敗その2です。
なかなか登りごたえのある赤倉山から、苗場山へ。
おやつ休憩たっぷり、景色が展けて来ると立ち止まって写真タイム。
急かさず、のんびり。失敗その3・・・。
山頂で、ヒュッテ脇のテーブルに腰を落ち着けて、これまた暢気にお昼ご飯。
食後にはドリップコーヒーなんて頂いちゃって。
まわりに人も大勢いたし、時計も見ず・・・はっと気づいたら13時50分!
あれ、これってやばいのでは・・・。
まわりの人たちって、よくよく見てみたら山頂ヒュッテの宿泊客!!!
はい失敗その4!
その時は下りのマップタイムをきちんと計算していなくて、宿まで2時間くらい、テントを撤収してそこから2時間で下山できると思っていましたが(大間違い。ここから下山はマップタイムで約6時間)その計算でも明るいうちに車のところまで行くのがギリギリ、どころか全然間に合わない。この時期、17時半には暗くなってくるはず・・・。
これは本気でやばいー!!!
急ごうと思っても、山頂直下の下りが危なすぎて急げない。
そういえば山口館に予約したとき、宿の人が宿まで下山には登りと同じくらい、4時間近くかかりますよって言ってたことをここで思い出しました。
このペースじゃ、宿にすら明るいうちに着けないかも!?
そこから、走れそうな道はすべてトレラン並に駆け下りて、M田くんは意外と下りが速いので先にテントを撤収に向かってもらい、とにかく急ぎました。
宿まで3時間35分のマップタイムを2時間25分、M田くんは約2時間で降りて、先にテントの撤収を始めててくれました。助かる!
隊長は宿のおじさんにキノコを「食べて下さい!」と渡すついでに、毒と食べられるものを教えてもらったそうです。半分くらいは食べられるキノコだったみたい。
そして17時近く、薄暗くなってきてから下山開始。
山口館まで駐車したところから2時間だったので、下りは巻けば1時間半で着くはず、と計算。目標18時15分。この一連の雑な計算が失敗その5。
見えているうちになるべく距離を稼ごうと必死に急ぎましたが、疲れもピークだし、暗くなってくるごとに足下が危うくて怖いし、どんどん濃くなる闇の中、動物の目も光ってなんか怖いし道を見失いそうだし何より足が痛い!
「いま熊が出たら、どうにかする気力無いわ」と隊長。
「熊は若い肉のほうが良いんじゃない?M田くんが危ない」
「女の肉の方が脂乗ってて美味しいんじゃないかなぁ〜」
「でも年老いた肉って・・・ほら、悪い業者は乳の出なくなった廃牛を仕入れて・・・」
「乳まだ出るわい!」
「出るんかい!?」
3人とも、ヘッドライトの光が弱々しくなってきて、いよいよ心細くなってきたのをバカ話で紛らわしながら、2時間20分かかってようやくゴール!!!(そのうち、ヘッドライト点灯時間は約1時間30分)
未だかつて初めての、まさかのヘッドライト下山。
一日の行動時間も記録更新・・・。
足はガタガタ、肩も痛い。当然ながらお腹も空いた・・・。
「ここまで疲れたのは初めてだ〜」とM田くん。
なのに帰り道、高速をずっと運転してくれました。ありがとう。
苗場スキー場近くの温泉にギリギリ間に合い汗を流し、サービスエリアで遅い夕食を食べ、ようやく都内に着いたのは日にちを跨いで夜中の1時でした。
記録をまとめようと改めてマップタイムをきちんと計算して、赤倉山経由周回コースは6時出ではとても間に合うコースではなかったことに気づきました。ピストンでも休憩入れたらギリギリです。
もともと夏の計画をしていたから、陽が落ちる時間を考慮して色々考え直さないとダメでしたね・・・。
ほんとに、ジョンイルが悪かったよ・・・。
色々反省です。
まぁまぁ体力のあるメンツで、無理が出来たので助かりました。
走りやすい、平坦な土の道が多かったのも本当にラッキーでした。
岩がゴロゴロ道だったら走れなくて、完全にアウトだったと思うとゾっとします〜。
すごい素敵なルートだったので、おススメとしてご紹介したかったけど、
後半があまりにひどい有様。
マップタイムくらいで歩ける方なら、きちんとペース配分をすれば何の問題もないルートです!
でも夏の方が陽が長い分、ゆっくりもできて安心かな。
教訓。
地図は登る前にちゃんと見よう。
マップタイムの計算はちゃんとしよう。
そこそこ長いルートの山では、巻き気味で行動しよう。
最近山を舐めてる感があったので、初心に戻って頑張ります。
ところで11月ってどこに行けば良いんだろう〜。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
はじめまして!(^-^)
25.26で赤湯温泉に行きます!
情報を検索したらヒットして、細かい書き込みをしてくれているおかげで、かなり参考になりました!(^O^)
ありがとうございます♪(^O^)/
はじめまして
嬉しいコメントありがとうございます
そう言って頂けると本当に嬉しいです〜
余計な情報まで余すことなく書き込んだ甲斐がありました
わたしも行く前にけっこう色々調べたんですが、温泉のタイムテーブルや意外とタフな林道など、行ってみないとわからないこともたくさんありました。
赤湯温泉は、これから寒くなると湯温がだんだん温くなるそうです
とはいえ、お湯の出だしのエリアは十分熱かったので入っててお湯から出てすぐに湯冷めするほどではないと思います。本当に気持ちいい温泉でした
楽しんできて下さいね〜
あ、熊が出るみたいなので気をつけて(笑)
熊!?( ̄O ̄;)
気をつけます☆(^◇^;)
では、行ってきます♪(^O^)
レコ楽しみにしてますね
日記になりますが、書き込みしますね☆(^○^)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する