苗場山《日本の秘境・秋山郷》
- GPS
- 06:18
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 834m
- 下り
- 828m
コースタイム
天候 | 晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・苗場山3合目登山口前の駐車場は広い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山道は整備されている危険個所はありません。 登山道は濡れている状態で木の根や岩道は滑りやすい。 |
その他周辺情報 | ・〈秋山郷〉小赤沢・結東温泉 |
写真
感想
今日は〈秋山郷〉3日目、最後の日です。
日本100名山の苗場山です。
苗場山は新潟県南部、長野県北東部の県境に位置する標高2,145mの成層火山。山頂から南西方向に緩やかに傾斜し、山頂から北に向かう稜線の西側は侵食カルデラである。山頂南西側の平坦面には湿地が形成され、小さな池塘が点在する。東側の山麓はスキー場エリアとしても知られる。西側の山麓は中津川に沿った峡谷〈秘境・秋山郷〉がある。
今回は〈秘境・秋山郷〉からの小赤沢メインルートで、3合目登山口から約3時間半で山頂に登ることができる。
急坂を登り、八合目を通過すると視界が突然開け風景が一変する。
まるで別世界に来たよう錯覚に陥る。
そこは山頂付近の南西麓に広がっている高層湿地帯の最南端付近に位置する。
すでに草紅葉の季節は過ぎているが、風に靡く薄茶色の枯草が一面に広がり、沢山の池塘が程よく配置され鏡のように光っている。
その先の南側には緑色のシラビソの原生林、更に幾重にも伸びた尾根は白砂山、佐武流山などの志賀高原の山脈に連なっている。
また西側には鳥甲山、その遠方には妙高山、戸隠山、冠雪の後立山連峰が見える。
「本当に来て良かったと思うでしょ」
あたかも自分の宝物を自慢するように誰かが言う。
「ああ、この体験は言葉にしようがないよ」と心のなかで、素直に頷く。
山の精の冷たい掌のように、山頂から吹き降ろす涼風が頬をなぶり正気に戻す。
そして低く垂れ込めた雲から雨が降り出す。
心残りだが下山を急ぐ。
次回は苗場スキー場側から登り、山頂小屋に泊まり朝を迎える。そして次の日、ゆっくりと秋山郷に下る縦走コースが良いと思う。
下山後、温泉に浸かり汗を流す。
全てを洗い流すように、大阪への帰り道は本降りの雨になる。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する