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記録ID: 535537
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ハイキング
比良山系

武奈ヶ岳 (西南稜とわさび平)

2014年10月24日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
8.7km
登り
1,121m
下り
1,112m

コースタイム

坊村発 9:00、 10:29−冬道分岐ー10:34、 11:22−御殿山ー11:29、 12:10−山頂ー12:41、 13:03−コヤマノ岳ー13:05、 13:17−中峠ー13:24、 13:36−わさび平ー13:47、 14:04−わさび峠ー14:05、 14:12−御殿山ー14:17、 14:25−イオウハゲー14:26、 14:33−夏道合流ー14:33、 14:42−冬道分岐ー14:47、 坊村着ー15:43
天候 晴天
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
 登山ポストは、登山口の明王院の赤い橋の手前にあります。

感想

 ◆ 今週も moto さんが都合悪いので、一人だ。天気予報は最高気温22度。快晴無風の申し分無い天気。
 でも、朝が冷えるので下着に気を使う季節だ。

 ◆ 御殿山コースは、武奈ヶ岳山頂から口の深谷に沿って、西南方向に明王院の裏まで伸びた尾根を伝うコースである。
 登山口の赤い橋を渡り、明王院の裏から直ぐにジグザグの急坂が始まる。初っぱなからしんどい登りだ。最初は尾根と言ふより、広い大きな山腹に取り付く形だ。杉の植林の中を、杉の小枝が一面に落ちた中の踏み跡を伝って登って行く。
 
 ◆ 御殿山の手前の広場、イオウハゲまでは展望は全くない。だから面白くなく、私の好きなコースではない。今日も一年振りの登りだ。そして、久し振りにワサビ平に行くのが今日の目的だ。

 ◆ 間もなく杉林の中に広葉樹が出てくるようになるが、直ぐに自然林にはならず、少しずつ自然林になって行くにつれ、だだっ広い山腹だった尾根が、次第に狭く丸みを帯びてきて尾根らしくなった辺りで、次第に傾斜が緩くなり、一旦平坦な所になる。
 此処まで私の足で丁度1時間だ。
 
 ◆ ここで御殿山から伸びてきた尾根が二手、南と西に分かれている。その西の尾根を今まで登って来たのだ。
 ここから尾根の西北側をトラバース気味に、粘土と石ころの多い道を登って行き、尾根に出るとP846を越え夏冬道の分岐に出る。
 
 ◆ これから真っ直ぐ尾根に向って登って行くのが冬道で、夏道は尾根の南側を右手に巻いて行く。道は次第に左に回り込み、水の無い沢に出合う。この沢を少し進むと道は急に右後ろに向って曲がって、右側の尾根に取り付く。
 そしてイオウハゲと呼ばれる広場に出る。ここが今日始めての展望で北と西側が開けているが、別に何にもない。
 ここで夏道と冬道が再び一緒になる。
 
 ◆ 御殿山はここから15分くらいだ。ここからの展望は素晴らしい。北に西南稜が良く見える。しかし武奈の山頂は未だ見えない。山頂手前のイブルキの分岐からの道と合流する地点のピークが邪魔して見えない。
 コヤマノ岳やシャクシコバノ頭は目の前で、口の深谷源流部のもみじが綺麗であった。恐らく見頃は次の日曜日くらいであろう。

 ◆ 西南稜は一旦ワサビ峠に下り(約40m)、がら場の急坂を登ると幾分楽な登りが続く。夏場は日陰がなく地獄の登りだが、秋から春にかけてはのんびりとしていい道だ。特に雪が有る時は最高だが、風が強い。

 ◆ 山頂は平日にも拘わらず2〜30人の人がいた。
  先週と違って、同じ様な最高気温22度なのに、今日は風が無くとても暖かい。もみじの綺麗な東尾根と長尾尾根に向って弁当にする。中でも東尾根のもみじは赤、黄、緑がはっきりしてとても綺麗かった。

 ◆ コヤマノ岳に来て見ると、山頂から見たブナの紅葉は丁度良かったのに、半分くらいの木々は葉っぱが落ちてしまっている。ブナだけだったら先週くらいが見頃だったのだろう。しかし、先週はまだ一週間早いと思ったものだ。

 ◆ 「ワサビ平」とは地図にもないが、中峠とワサビ峠を結ぶ道の、口の深谷源流の渡渉点の東側に広がる川原の名称だ。今は木が大きくなり川原も上から流れてくる土に埋もれ、川原らしくなくなってしまったが、昔はもっと小石が多く川原らしかった。そして実際にわさびが生えていた。ほんとにいい場所であったが、いまは「平」と言ふには木が生えて大きくなり、中峠への取り付きも北の隅になり分かり難くなった。遭難者が出るのもこの為か。

 ◆ 中峠からワサビ平までは、登山地図に在る様にすんなり下りて行くのではなく、北向きに大きく回りこんで西南方向に向きを変え下りて行く。その途中、従来の道が雨水で大きく抉られ、通れなくなったため道が大変分かり辛くなっている。
 そして平に着いて、渡渉点は50mくらい南に下った所にあるので注意が要る。道標もあるが、南を向いているので、初めての人は西へ渡渉せずに沢を下って行くものと思うかもしれない。
 昨年に口の深谷の最上部の滝まで下って行き、滝壺に落ちて6日目に助かった人がいたが、ここで迷ったのがその原因だと思われる。

 ◆ 渡渉は水量が少ないので問題は無い。渡って左に進むとワサビ峠から下りて来る小さな沢に出る。その深いV字の沢を遡行して行く。水は少なく、殆ど問題は無い。
 程なくワサビ峠の尾根筋が見え、西日が明るく木々を照らしている。峠へはこの本流を詰めるのではなく、左手より急な小さい支流が二つ合流するが、その二つ目の小沢を左に入り詰めてゆくと、登れなくなり右手の土手に上がる。後は踏み跡を伝うとすぐワサビ峠だ。

 ◆ 御殿山からの下りは、イオウハゲから冬道に入り、途中から左の谷筋に入る。次第に幅が狭まって沢らしくなってくる。間もなく上りの夏道が東側のイオウハゲに通ずる尾根に上がる地点で夏道に合流する。
 ここには踏み跡も全く無いが、ぬかるんだ道で無く、沢山の落ち葉でふかふかの、水の無い沢で気持ちの良い下りだ。
 夏道の急坂がぬかるんでいる時など、上りの時でも此処を登って行くと靴が汚れない。
  
 

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