歩き遍路・区切り打ち第七区(41番〜53番)
- GPS
- 66:46
- 距離
- 215km
- 登り
- 4,363m
- 下り
- 4,344m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 6:43
- 山行
- 10:03
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 11:19
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 9:55
- 山行
- 8:35
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 9:30
天候 | 0日目 雨 1日目 雨時々小雨 2日目 晴れ 3日目 晴れ 4日目 晴れ 5日目 午前雨、午後曇り 6日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース上危険箇所はありません。歯長峠は再整備されています(とは言っても、本来的な遍路路が崩壊し、その上の巻き道も崩壊して、更にその上に道ができています)。明石寺からの遍路道は雰囲気良く、宇和の町は素晴しいです。鳥越峠は順打ちでは特に問題ありませんが、逆打ちでは遍路10回目、逆打ち4回目の人も1時間迷ったそうです。峠から一般道までかなり距離がありますので心配にならない様に。大洲、特に内子は非常に素晴しく、1日掛けて見学したい欲求にかられました。内子から大宝寺への遍路道は複数ルートありますが、どれを選ぶかと言うよりも、どの宿が取れるかが一番重要です。早めに希望ルートの宿を確保してください。2つある峠越えは今までの峠越えに比べれば、楽です。大宝寺からの岩屋寺への遍路道は崩壊しているそうで、トンネル越えにしました。岩屋寺へは一般的に古いルートである八丁坂から行かれる方が多いですが、私は強く古岩屋荘の脇を通り、川沿いに行く道をお勧めします。どのみち通常は八丁坂は帰りに通りますし。お勧めルートを歩かれると、岩屋寺が何故45番であるか、その凄さと意味が理解できます。松山へ下る遍路道での唯一の宿は、長珍屋です、大きな遍路宿ですが団体も泊りますので、早めの予約をお勧めします。石手寺が道後温泉に最もちかい札所で、その先松山市街地から離れますので、何処で泊るか、どうやって宿に行くかはオプションも含めて、事前に検討しておいてください。53番円明寺から延命寺手前迄はJRと平行して歩きますので、宿泊地としては松山も選択肢として残ります。 |
写真
感想
●0日目
天気が回復し次第スタートできる様に前日に松山入りしました。
なお松山空港〜松山はリムジンバスと路線バスの2種があります。所要時間、金額が違いますが、松山空港は市内から近いので路線バスで十分だと思います)
・宿泊費 \4,980 (ターミナルホテル松山、評価:良い)
●1日目(宇和島駅〜龍光寺、仏木寺〜歯長峠入口付近)
朝一番のJRで宇和島入しましたが、大雨で出発出来ず、タイムリミットの10時前に雨の中を宇和島を出発しました。市内で徹底的に迷いました。結論的に大きな街では、遍路路を探しても正しく歩けません。街を抜ける街道筋を確認して、そこに向かって歩くのが一番です。
・昼食 抜き
・宿泊費 \5,700 (兵頭、2食付、ビール3缶代金込みの価格、評価:良い)
・歩行キロ数 22.1Km
・歩数 35,000歩
・歩行時間 6時間40分
●2日目(歯長峠入口付近〜明石寺〜大洲)
西予宇和IC付近から明石寺への遍路道は、混乱状態です。シール類は高速道路の東側を行く様に導きます(旧道は野球場を通っていたそうです。現在、複数ルートを案内しているかも分らないです)。私は田圃の中の一本道を北に歩き、真東からの参道を明石寺に向かいました。明石寺から宇和へは、宇和文化の里の標識に従って歩く、雰囲気が良い遍路道です。宇和は時間を掛けて見たい街です。道沿いの「おかだ蒲鉾」でご接待を頂きました。鳥坂峠は順打ちでは特に問題ありませんが、逆打ちでは遍路10回目、逆打ち4回目の人も1時間迷ったそうです。峠から一般道までかなり距離がありますので心配にならない様に。大洲は「おはなはん」の街です。
・昼食 ファミマで調達
・宿泊 \6,000 (ときわ旅館、夕食レトルトカレー、朝食パン、評価:良い、ご主人は遍路道に詳しい)
・歩行キロ数 33.8Km
・歩数 46,200歩
・歩行時間 11時間25分 (宇和の街見学含む)
●3日目(大洲〜千人宿大師堂)
大洲、特に内子は素晴しい街です。内子の街を抜け国道に出て、松山方面に歩いて一つ目の角を右折すると水戸森峠遍路道になります。この遍路道は此処まで歩いて来て、峠からの360度の展望が素晴しい、最高の遍路道の1つです。但し舗装道が高速道路とほぼ同じ高さになった地点から右に入るポイントに注意が必要です。また登って行くと、獣避けの柵で行く手を阻まれますが、そこはカラビナ外して通り抜けて、再びカラビナで閉めます。何の表示もないので戸惑いますが、それが正解です。今回千人宿大師堂先の「いかだや」泊まりました。概要の所でも書きました様に、この周辺は宿が少なく、早めの予約が必要です。
・昼 内子を抜けた先のコンビニで調達
・宿泊費 \8,800 (いかだや、2食+お弁当、評価:とても良い。廃校の跡地に昔の遍路宿を再現して建てた綺麗な宿です。食事も盛りだくさんで、今まで食べた鮎の中で一番美味しかったです。小さなイカダ流しの博物館も付属しています)
・歩行キロ数 30.5Km
・歩数 42,400歩
・歩行時間 9時間5分 (内子の街見学含む)
●4日目(千人宿大師堂〜古岩屋荘)
私は歴史あると言われている、田渡川沿いを歩きました。下坂場峠、鶸田峠共に舗装道を歩く区間が長く、特に問題ありません。逆に相当の覚悟と期待を持って歩きましたが、残念ながら肩すかしでした。大寶寺から山に入る遍路路は、2023年4月現在崩落があって危険との表示がありました(歩いている人も居ます)。坂を少し下って右折し県道12号線を西に行きます。一部ショートカットがあってトンネルに入ります。この先宿が3軒ありますが、私は少しでも翌日の行程を短くしたいので、古岩屋荘へのルートと行きました。概要でも述べている様に、岩屋寺へはこの古岩屋荘の脇を通るルートを行かれる事を強くお勧めします。
・昼食 前日コンビニで調達
・宿泊費 ¥7,250 (国民宿舎古岩屋荘、朝食の時間が7時なので夕食のみ、評価:残念。設備が古く、食事は明らかに冷凍食品と思われる品がある。但しスタッフの対応はとても良い)
・歩行キロ数 37.0Km
・歩数 52,500歩
・歩行時間 10時間15分
●5日目(古岩屋荘〜岩屋寺〜長珍屋)
岩屋寺から八丁坂への道はかなりの急登です。下界に降りてから先、千本峠への遍路道は発見できず、その先の林道を入りました。山道に入ってからは要注意です。遍路道と久万高原町中心部を示す2枚のプレートの所は、右の浄瑠璃寺方向へ行きます。その先の三叉路は、左の道の遠くにプレートらしき物が見えますが、その場の標識の指示に従って右へ行きます。ここから先は予想に反して「登り」坂です。三叉路から先にプレートはありません。かなり登った所が「高野展望台」の民泊です。庭に非常に立派な展望塔があり久万高原の盆地が眺望できますので、訪れると良いでしょう。ご主人の話では高野(たかの)は高野山に因んで弘法大師が命名されたとの事です。三坂峠は良く整備された遍路道で、峠を下って少し先からの松山の展望には感動します。浄瑠璃寺への道は標識に従いますが、非常に長いので諦めて歩きます。
・朝食 前々日にコンビニで調達
・昼食 前々日にコンビニで調達
・宿泊費 \7,040 (長珍屋、2食付、評価:良い、160名/43室の大きな遍路宿です。但し付近には此処しか無いので、団体が入ると泊まれまい事があります。早めの予約をお勧めします。遍路用品が沢山揃っています)
・歩行キロ数 34.4Km
・歩数 50,000歩
・歩行時間 11時間20分(高野展望台で1時間油を売っています)
●6日目(浄瑠璃寺〜石手寺〜伊予和気駅)
ルートで特に問題になる箇所はありません。沢山の札所があり、そこでの滞留時間を考えつつ、宿を何処に予約するかが一番問題でしょう。長珍屋に聞いた51番迄は確実に行けるとの事でした。51番は道後温泉に最も近い札所です。私の場合は7時長珍屋発で、道後温泉通過が15時過ぎです。結果的には51番石手寺で非常に時間が掛かったので、その先は諦めJR伊予和気駅迄としました。この区間での一番の問題は、札所が多く記憶に残りにくい点です。写真を撮る事をお勧めします。
・昼食 浄土寺手前のラーメン屋「豚太郎」 (今迄2回食べましたが、正直関東の人間の口には合わないです)
・夕食 ターミナルホテル松山の北にある「北斗」 釜飯が売り物
・宿泊費 \5,500 (ターミナルホテル松山、評価:良い)
・歩行キロ数 24.7Km
・歩数 39,200歩
・歩行時間 10時間
●7日目(伊予和気駅〜太山寺〜明石寺〜菊間駅)
52、53番を廻る順番が問題ですが、私は距離を稼ぐ為に朝早くのJRに乗りましたので、札所までの所要時間を考え52番を先にしました。ルートを考えると53番先と言う選択肢もあると思います。国道は交通量が多く煩いので、別に遍路道がある区間はそちらを歩く事を勧めます。ただし私は、時間短縮のため、鎌大師ルートは通っていません。菊間は鬼瓦の街で、ユックリ見学したい所です。また国道沿いにある、大岡蒲鉾店の天ぷらが美味しいです。
・昼食 高山川脇のサンエースで調達
・歩行キロ数 33.0Km
・歩数 53,400歩
・歩行時間 9時間45分
●合計
・日数 6.5日
・歩行時間 68時間30分
・歩数 318,700歩
・キロ数 215.0Km
・交通費 \80,224 (羽田〜高松航空機含む)
・宿泊費 \48,550 (前泊+6泊)
・食費 \7,690 (打ち上げ晩餐含む)
以上
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