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記録ID: 538246
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ハイキング
北陸

越中・人形山(好展望の稜線を越えて:高成林道登山口より往復)

2014年10月26日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.6km
登り
1,046m
下り
1,039m

コースタイム

日帰り
山行
4:30
休憩
1:02
合計
5:32
7:58
53
高成林道登山口
8:51
8:53
35
第1休憩所
9:28
9:30
32
第2休憩所
10:02
10:04
31
宮屋敷跡
10:35
10:42
6
梯子坂上
10:48
10:51
15
三ヶ辻山分岐
11:06
11:08
2
人形山頂(三角点ポイント)
11:10
11:42
13
11:55
11:55
28
三ヶ辻分岐
12:23
12:28
12
宮屋敷跡
12:40
12:40
18
第2休憩所
12:58
13:05
25
第1休憩所
13:30
林道登山口
天候 ほぼ快晴
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
五箇山・重文羽馬家先の林道を標識に従い左へ。途中、ダートと部分舗装を繰り返しつつ、あずまやの建つ登山口まで車で登り約30分(未舗装区間はデコボコ・雨裂多く、結構神経使います)。駐車スペースは20台超、途中の悪路が信じられぬ立派さ・賑わいぶり(登山口の祠脇で美味しい水も補給可)。
コース状況/
危険箇所等
全般に急斜面は少なく歩きやすいコース。途中、休憩所(2ヶ所)に立派なベンチあり、山頂までの距離表示も良い目安。要所に標識完備、刈り払いもスッキリで登りやすく、特段の不明瞭・危険箇所ナシ。
その他周辺情報 林道を下って国道に出る手前に国民宿舎・五箇山荘あり(林道側からは切り返しで入る感じ)、露天風呂・休憩所付きの立派なお風呂に500円で日帰り入浴可。帰路のロングドライブ前にサッパリ、まったりで有り難や…
ダート混じりの林道を約30分走り、登山口到着。車が20台は停められそうな広い駐車場あり。今日も富山地方は絶好の晴天、既に先行者多数。
2014年10月26日 07:45撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 7:45
ダート混じりの林道を約30分走り、登山口到着。車が20台は停められそうな広い駐車場あり。今日も富山地方は絶好の晴天、既に先行者多数。
お堂横から登山開始。片道6kmだそうです。。
2014年10月26日 07:56撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 7:56
お堂横から登山開始。片道6kmだそうです。。
約20分で「山頂まで5km」の標識通過。「No.10」とあり、ここが一合目でしょうか?(結局この後「No.**」の標識は発見できず…)
2014年10月26日 08:21撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 8:21
約20分で「山頂まで5km」の標識通過。「No.10」とあり、ここが一合目でしょうか?(結局この後「No.**」の標識は発見できず…)
明るい第一休憩所。真新しいベンチ、四等三角点あり。山頂まで4km、まずまずのペースでしょうか。頑張っていこう!
2014年10月26日 08:51撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 8:51
明るい第一休憩所。真新しいベンチ、四等三角点あり。山頂まで4km、まずまずのペースでしょうか。頑張っていこう!
尾根上の鞍部より、目指す人形山がようやく姿を見せてくれました…。
2014年10月26日 09:07撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 9:07
尾根上の鞍部より、目指す人形山がようやく姿を見せてくれました…。
第2休憩所着。ここは古いベンチが二脚。ターゲットの人形山がかなり近づいてきました。。
2014年10月26日 09:28撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 9:28
第2休憩所着。ここは古いベンチが二脚。ターゲットの人形山がかなり近づいてきました。。
休憩所は紅葉に縁取られ、ちょっとした日本庭園の趣。
2014年10月26日 09:30撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 9:30
休憩所は紅葉に縁取られ、ちょっとした日本庭園の趣。
宮屋敷跡着。立派な鳥居あり、元々あったはずの「屋敷」はどこに?振り返ると、日本海が見えました。
2014年10月26日 10:01撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 10:01
宮屋敷跡着。立派な鳥居あり、元々あったはずの「屋敷」はどこに?振り返ると、日本海が見えました。
人形山のまろやかな頂稜も目の前に。
2014年10月26日 10:03撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
10/26 10:03
人形山のまろやかな頂稜も目の前に。
稜線続きの見事な三角錐・三ヶ辻山。こちらの方が人形山より標高も高いのですが、分岐からの往復はヤブ道のようです(本日は時間ナシ…)。
2014年10月26日 10:09撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
10/26 10:09
稜線続きの見事な三角錐・三ヶ辻山。こちらの方が人形山より標高も高いのですが、分岐からの往復はヤブ道のようです(本日は時間ナシ…)。
三ヶ辻との分岐着。正面に思い出深い残雪期限定の笈ヶ岳、そしてその右には未踏の大笠山。白山は本日は雲の中です…
2014年10月26日 10:46撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 10:46
三ヶ辻との分岐着。正面に思い出深い残雪期限定の笈ヶ岳、そしてその右には未踏の大笠山。白山は本日は雲の中です…
目指す人形山もいよいよ指呼の間に。
2014年10月26日 10:48撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 10:48
目指す人形山もいよいよ指呼の間に。
無事山頂到着。三角点ピークは狭く、ほとんどの登山者がもう一ヶ所の展望広場に集結。
2014年10月26日 11:07撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 11:07
無事山頂到着。三角点ピークは狭く、ほとんどの登山者がもう一ヶ所の展望広場に集結。
今日は飛騨方面の雲は多めながら、日本海側は良く晴れてます。
2014年10月26日 11:09撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 11:09
今日は飛騨方面の雲は多めながら、日本海側は良く晴れてます。
山頂証拠写真。笈・大笠方面をバックに、ご機嫌の構図です。
2014年10月26日 11:12撮影 by  SBM303SH, SHARP
3
10/26 11:12
山頂証拠写真。笈・大笠方面をバックに、ご機嫌の構図です。
振り返ると、大きな山体の三ヶ辻山。
2014年10月26日 11:15撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
10/26 11:15
振り返ると、大きな山体の三ヶ辻山。
雲の中の白山主稜線、手前にダムあり。
2014年10月26日 11:16撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
10/26 11:16
雲の中の白山主稜線、手前にダムあり。
笈・大笠山はどこから見ても立派!
2014年10月26日 11:17撮影 by  SBM303SH, SHARP
2
10/26 11:17
笈・大笠山はどこから見ても立派!
白山方面の雲が少し薄くなってきました。岩崎氏の「新日本100名山」の看板がやけに立派です…
2014年10月26日 11:40撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 11:40
白山方面の雲が少し薄くなってきました。岩崎氏の「新日本100名山」の看板がやけに立派です…
暑い中の登り返しにバテバテながら、帰路は順調に宮屋敷跡着。人形山から伸びる円やかな稜線もそろそろ見納めです…。
2014年10月26日 12:23撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 12:23
暑い中の登り返しにバテバテながら、帰路は順調に宮屋敷跡着。人形山から伸びる円やかな稜線もそろそろ見納めです…。
第一休憩ポイントへの登り返しはキツイですが、紅葉に彩られたフカフカのプロムナードに癒されます…。
2014年10月26日 12:49撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 12:49
第一休憩ポイントへの登り返しはキツイですが、紅葉に彩られたフカフカのプロムナードに癒されます…。
ゆっくり中腹の紅葉見物しながら下山。
2014年10月26日 13:09撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 13:09
ゆっくり中腹の紅葉見物しながら下山。
無事登山口帰着。ほぼ事前の予想通り、往復約5時間のツアーでした。これからダート道を突破し、五箇山荘の風呂で文明人に戻った後に岐阜までロングドライブです。
2014年10月26日 13:32撮影 by  SBM303SH, SHARP
10/26 13:32
無事登山口帰着。ほぼ事前の予想通り、往復約5時間のツアーでした。これからダート道を突破し、五箇山荘の風呂で文明人に戻った後に岐阜までロングドライブです。
おまけ:重文・羽馬家です。五箇山で最も古い民家だそう。内部は非公開です…。
2014年10月26日 14:07撮影 by  SBM303SH, SHARP
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10/26 14:07
おまけ:重文・羽馬家です。五箇山で最も古い民家だそう。内部は非公開です…。

感想

 好天の週末遠征、日曜日のターゲットは富山の世界遺産・五箇山から林道を分け入った歴史ある名峰・人形山に。前日よりかなり雲の厚みが増した奥美濃・高鷲の民宿を早暁出発、二日続きで高速を飛ばし、五箇山ICから世界遺産の重文・村上家、更に橋を渡って重文・羽馬家を過ぎたあたりで(何と贅沢なルート!)、標識に沿って高成林道に入ります。事前のヤマレコリサーチである程度覚悟はしていたものの、天国のような舗装道と地獄のダート・石ころ未舗装路が交互に出現し、道の狭さもあって聞きしに勝るハードな林道走行です。対向車が来ないのが唯一の救いで、東屋の建つ登山口の立派な駐車場に到着した時には、思わずホッと溜息が出て、軽レンタカーのタイヤが損傷していないかチェックしたほどでした。
 ともあれ、既に先行登山者多数、人気の山ということで、今日は前日のような熊さんに怯えての登降はせずに済み、有り難い限りです。昨日遅く、急遽この山を選んだだけに、標準のコースタイム等が不明でペースがイマイチ掴めませんが、取りあえず往復5時間+昼食休憩を目安に、気持ちの良い青空の下をスタートします。なだらかな登路、しかも所々紅葉の名残も残る中、快調に標高を稼ぎ、1時間弱で第1休憩所、1時間半で第2休憩所を通過。本来なら休憩所毎に実際の休みを入れれば良かったのですが、最初の登りでバテると最後までペースが落ちたままとなるため、小休止の後、約10分で休憩所に到着という間の悪い感じで登っていきます。第2休憩所あたりからは目指す人形山らしき山体が眼前に大きく見え、山頂まではまだかなりの道のりでは、と不安に駆られながらも、距離表示もあって着実にピークへ近づいている実感が得られ、テンションも上がります。
 立派な鳥居の建つ宮屋敷跡まで登りつくと、目指す人形山の稜線の反対側に、尾根続きで人形山より標高も高い三ヶ辻山の見事な三角錐が姿を現します。同ピークまでは若干の藪漕ぎ覚悟の由、時間さえあれば同山も往復できるのに、と残念に思いながらも、日帰りピークハンターは梯子坂の意外な急斜面に息を切らせ、先を急ぎます。ほぼ目論見通りの3時間余で辿り着いた人形山頂は、三角点のある狭めのピーク、展望の良い山頂広場という2極構造。三角点ピークでセルフ撮影の後、先行者3組で賑わう広場にて、大笠山(未踏!)や笈岳(4年前にムスコと登頂済)など思い入れのある峰々をはじめとする白山前衛・周辺の山々を眺め、しばしの昼食休憩を取ります。この広場には、最近小生の高校先輩であることが判明した岩崎元郎氏の選定による「新日本百名山」の立派なカンバンが、氏のお名前とともにしっかり立っていました。思わずこのカンバン前でも再度山頂証拠写真をパチリ!(小生がもうちょっと歳を取って、標高のある名山巡りに疲れてきたら、老夫婦でも回れそうな新日本百名山巡りも悪くないな、と思うのですが、こうして300名山と重なってくれているのは、正直有り難い限りです…。)
 飛騨・加賀や北アルプス方面はこの日若干雲が多く、白山ご本尊が姿を見せてくれなかったのはやや残念でしたが、どうやら午後も雨の心配はなさそうです。安心して思ったより頂上で長居の後、下りは宮屋敷跡、第2、第1休憩所とちょうど良いインターバルで休憩を入れつつ、実質1時間40分弱で登山口に帰着。帰路の林道は予想外に多くの対向車が現れ(人形山に登るには遅すぎる時間ですが、目的や如何に?)、その都度神経を使いながらも、我が軽レンタのWagon-Rは文句も言わずに本ツアー3箇所目の凸凹ダート林道を無傷で走破。五箇山荘の気持ち良いお湯で長旅の汗を流し、文明人に舞い戻って国道と高速を突っ走り、渋滞もなく何とか時間通りに返却場所の岐阜駅に辿り着きました。2日間でWagon-Rの走行距離はダート林道×3往復含め計400km弱、人間だったら1週間は筋肉痛で寝込みそうな頑張りぶりでした…。

 この2日間で踏破した3座(川上岳、鷲ヶ岳、人形山)はいずれも標高1600〜1700m、紅葉もはや店仕舞い、そろそろ雪の便りも聞こえてきそうで、一部の冬山ハイカーやスキーヤーの来訪を除き、山腹に生息する多くのツキノワグマ他の野生動物とともに、来春までの長い眠りにつくこととなりそうです。今シーズンも、小生含め多くの駆け足・わがままハイカーを快く受け入れてくれて、奥飛騨・越中の山々には大いに感謝です。

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