記録ID: 5401720
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山滑走
朝日・出羽三山
月山2日目:天国(想定外の快適パウダー・標高差300mの超極上ブナ林ザラメ)と地獄(氷結ガリ斜面)を味わった登頂東斜面滑走
2023年04月23日(日) [日帰り]



体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 05:17
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 544m
- 下り
- 1,381m
コースタイム
天候 | 前日より若干風は弱いが、この日も強風、とくに午後から風が強くなった。晴れ予報であったが始めは曇り、徐々に青空が広がったが、山頂付近でガスで視界不良になることもあった。朝は前日より低温、朝のスキー場でー3℃、山頂でー5〜6℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
リフト上駅では確かに前日より風は幾分弱いが曇り空のままで気温は上がってこず、スキー場の気温はー3℃、月山山頂から北月山荘への超ロングルート滑走を目指し健脚Pは先にスタート我がPでスタート前の記念撮影
稜線から月山山頂方向も晴れ間が広がってきた。BC愛好家や、雪山ハイカーが続々と山頂を目指している。我がPも靴アイゼンを装着して登頂を目指すことに決定、Aさんは靴アイゼンを持参しておらず登頂は断念し、下部でのBCを楽しんでもらうこととした。靴アイゼン装着でのエリアはけっこう厳しく、アイゼン登高の慣れてないメンバーに、雪山インストラクター格のSさんからアドバイスをしていただきながら、ガスが湧いてきて一時的にホワイトアウトになる中、頑張って登頂できた。厳しい状況の中での登頂で写真撮影している余裕はなかった。
ところが後半は氷化したガリガリ急斜面、慎重にバランスを崩さないようにボトムまで滑走できた。標高差200mの大滑走を堪能できた。パウダーから氷化したガリガリ斜面滑走という経験は滅多にできない。富士山なら滑走禁止、滑落状況であるとメンバーに説明
急な登りを避け、左側から巻いてシール・クトー登高、トラバースしながらのルート、予想以上のテカテカ氷化斜面に強度の緊張を強いられた。まさに天国から地獄の月山山頂東斜面でした。風が強くなってきており、昨日に続いて耐風姿勢を数回とり、とにかく頑張って下山ポイントの登山道に帰還、アイゼン装着・シートラで強風中、バランスを崩さないように安全地帯まで下降した。雪面は更に硬くなっており慎重に滑走、時間が押してきておりリフト上駅に向かって谷地形を標高を落とさないようにトラバース滑走し、登り上げのないようにリフト上駅に帰還した。
感想
・前日と同様に低温・強風状況で雪面は硬いままであったが、前半は前日より若干風が弱く、何とか晴れ間が広がり登頂できた。
・登頂時かなり時間が押しており、一時的なガスによる視界不良など不安定であったが、山頂付近は前日の降雪によりリセットされ、素晴らしい東大斜面の魅力は捨てがたく滑走した。前半は予想外のパウダー滑走を楽しめ、後半は氷化した急斜面滑走、シール・クトーでの登り返しは、氷化斜面のトラバース登高で強度の緊張を強いられ、天国と地獄を短時間に味わつた。
・山頂からのアイゼン装着・シートラでの下りも強風でバランスを保つのに労労、安全地帯からの滑走でも硬い雪面を慎重に滑走した。
・リフト上駅に帰還し、その後は前日同様に西斜面のブナ林、極上ザラメ滑走を標高差300m堪能、2日間の〆を極楽でフィニッシュできた。
・低温・強風の中の月山BC、種々の経験ができ勉強になった。月山BCエリアの奥深さ・素晴らしさを再認識させられ、体力の衰えを自覚しながら来年も、挑戦・勉強させて頂きたい。
・健脚組は湯殿山登頂が2回目、そして北月山荘への超ロングルートをやってのけた。素晴らしい連中である。今後も切磋琢磨しながら安全BCをモットーに高みを目指して欲しい。
・小生は今回も湯殿山登頂は叶わなかった。もうこの年になって湯殿山登頂BCをやりたいと強くは希望しない。それでも今回の悪条件でのBC経験で、少し気力の衰えを抑制できたようだ。チャンスが巡って来たら挑戦したいのが偽らざる心情である。
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