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Yamareco

記録ID: 5402976
全員に公開
ハイキング
北陸

甲森谷/庄部谷山/黒谷🌳新緑の桂と栃と山毛欅の森を巡る

2023年04月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:23
距離
11.6km
登り
1,256m
下り
1,051m

コースタイム

日帰り
山行
8:22
休憩
1:02
合計
9:24
7:37
32
スタート地点
8:09
8:13
99
横谷川第三堰堤左岸尾根
9:52
9:54
101
P772
11:35
11:39
38
甲森谷下降ポイント
12:17
12:56
98
甲森谷詰め
14:34
14:38
20
ca.860ピーク
14:58
15:07
54
16:01
16:01
60
黒谷右俣下降ポイント
17:01
ゴール地点
天候 晴れ、北風が寒い
過去天気図(気象庁) 2023年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
黒谷林道に車をデポ。林道はヘヤピンカーブの所まで進入可能。
耳川水力発電所の横谷川取水口からスタート。取水口施設では数台駐車可
コース状況/
危険箇所等
■横谷川左岸尾根取付き〜P772:下部の急登を凌げば上部はブナ巨木が林立する。
■P772〜甲森谷下降ポイント:上部はブナ林、標高630m以下は激坂でチェーンスパイクを装着。下降点を間違えると崖なので要注意。
■甲森谷ではサワグルミやトチ・カツラの巨樹が次々に現れる。谷は詰めるほどに開ける。
■甲森谷からの登り返し尾根の取付きは40度以上の急登で難儀する。アセビやシャクナゲの藪があるが問題なし。上部はブナの巨樹が続く。
■登り返した稜線には風力開発用の作業林道(幅員3m)が通っている。ブナの巨木が伐採され以前の面影は無い。
■庄部谷山〜黒谷右俣:ブナ林が続き下部は巡視路がある。黒谷右俣の上部は穏やかな平流域でカツラやサワグルミの巨木が点在する。
■黒谷右俣の沢下りは高巻きやトラバースが多くデンジャラス。特に下山には不向き。道は消失しているので経験者との同行を強く推奨します。
横谷川林道の水力発電取水口施設に駐車して林道を詰めて行く (n)
2023年04月23日 07:34撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 7:34
横谷川林道の水力発電取水口施設に駐車して林道を詰めて行く (n)
ジンジソウが咲いてました(y)
2023年04月23日 07:45撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
4
4/23 7:45
ジンジソウが咲いてました(y)
崩落ヵ所を乗り越える (n)
2023年04月23日 07:56撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 7:56
崩落ヵ所を乗り越える (n)
ラショウモンカズラ(y)
2023年04月23日 07:56撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
2
4/23 7:56
ラショウモンカズラ(y)
イチリンソウは開いてなかった(y)
2023年04月23日 07:59撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
2
4/23 7:59
イチリンソウは開いてなかった(y)
第三堰堤左岸の尾根に取付く (n)
2023年04月23日 08:06撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
4/23 8:06
第三堰堤左岸の尾根に取付く (n)
朝陽と新緑を浴びながら急登を凌ぐ (n)
2023年04月23日 08:37撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
4/23 8:37
朝陽と新緑を浴びながら急登を凌ぐ (n)
鉄塔地 (n)
2023年04月23日 08:51撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 8:51
鉄塔地 (n)
最奥に野坂岳を望む (n)
2023年04月23日 08:56撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
4/23 8:56
最奥に野坂岳を望む (n)
日本海と船が見えた。日本海は久しぶりでした(y)
2023年04月23日 09:00撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
1
4/23 9:00
日本海と船が見えた。日本海は久しぶりでした(y)
ブナの森になってきました(y)
2023年04月23日 09:30撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
5
4/23 9:30
ブナの森になってきました(y)
大きな東の尾根と出合う (n)
2023年04月23日 09:40撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
4/23 9:40
大きな東の尾根と出合う (n)
大きなブナが倒れてました(y)
2023年04月23日 09:44撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
2
4/23 9:44
大きなブナが倒れてました(y)
大きなブナ(y)
2023年04月23日 09:45撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
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4/23 9:45
大きなブナ(y)
出合にブナの巨樹、幹回り5mはあるだろうか! (n)
2023年04月23日 09:47撮影 by  DSC-HX60V, SONY
6
4/23 9:47
出合にブナの巨樹、幹回り5mはあるだろうか! (n)
大きなブナに出会いながら登ります(y)
2023年04月23日 09:49撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
3
4/23 9:49
大きなブナに出会いながら登ります(y)
いい枝ぶり(y)
2023年04月23日 09:50撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
1
4/23 9:50
いい枝ぶり(y)
ナオジローさんも足取り軽い(y)
2023年04月23日 09:52撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
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4/23 9:52
ナオジローさんも足取り軽い(y)
カタクリはもう少し先かな?(y)
2023年04月23日 09:54撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
1
4/23 9:54
カタクリはもう少し先かな?(y)
P772から庄部谷山北尾根へ少し入ってみる (n)
2023年04月23日 09:57撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 9:57
P772から庄部谷山北尾根へ少し入ってみる (n)
さあP772から甲森谷へ下降しよう (n)
2023年04月23日 10:08撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 10:08
さあP772から甲森谷へ下降しよう (n)
藪は大したことない。所々にシャクナゲの花 (n)
2023年04月23日 10:21撮影 by  DSC-HX60V, SONY
5
4/23 10:21
藪は大したことない。所々にシャクナゲの花 (n)
ブナの森(y)
2023年04月23日 10:25撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
2
4/23 10:25
ブナの森(y)
この先でチェーンスパイクを装着 (n)
2023年04月23日 10:27撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 10:27
この先でチェーンスパイクを装着 (n)
下生えは無いが (n)
2023年04月23日 10:43撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 10:43
下生えは無いが (n)
ミツバツツジが咲いてました(y)
2023年04月23日 10:50撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
3
4/23 10:50
ミツバツツジが咲いてました(y)
激下り (n)
2023年04月23日 10:51撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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4/23 10:51
激下り (n)
瀬音が聞こえてくるとやがて甲森谷が姿を現す (n)
2023年04月23日 11:07撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 11:07
瀬音が聞こえてくるとやがて甲森谷が姿を現す (n)
ここは奈落の底‥ではない (n)
2023年04月23日 11:09撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 11:09
ここは奈落の底‥ではない (n)
下降ポイント (n)
2023年04月23日 11:10撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 11:10
下降ポイント (n)
沢を少し下ってみるがここで限界 (n)
2023年04月23日 11:17撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
4/23 11:17
沢を少し下ってみるがここで限界 (n)
さあ、秘境の谷を遡上して行こう (n)
2023年04月23日 11:17撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
4/23 11:17
さあ、秘境の谷を遡上して行こう (n)
早々にもサワグルミが現れる (n)
2023年04月23日 11:21撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
4/23 11:21
早々にもサワグルミが現れる (n)
甲森谷ワンダーランドの始まりです (n)
2023年04月23日 11:33撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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4/23 11:33
甲森谷ワンダーランドの始まりです (n)
最初のカツラの木 (n)
2023年04月23日 11:48撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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4/23 11:48
最初のカツラの木 (n)
カツラの根元に水が滴る(y)
2023年04月23日 11:48撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
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4/23 11:48
カツラの根元に水が滴る(y)
前方にカツラの巨木と窯跡が見える (n)
2023年04月23日 11:49撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3
4/23 11:49
前方にカツラの巨木と窯跡が見える (n)
その炭焼き窯跡。かなり大きい、外径4mほど (n)
2023年04月23日 11:51撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3
4/23 11:51
その炭焼き窯跡。かなり大きい、外径4mほど (n)
炭焼き窯の向こうにカツラの巨樹があります(y)
2023年04月23日 11:50撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
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4/23 11:50
炭焼き窯の向こうにカツラの巨樹があります(y)
草川啓三氏の「森の巨人たち」の表紙にもなっているカツラの巨樹でした(y)
https://www.nakanishiya.co.jp/book/b308301.html
2023年04月23日 11:50撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
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4/23 11:50
草川啓三氏の「森の巨人たち」の表紙にもなっているカツラの巨樹でした(y)
https://www.nakanishiya.co.jp/book/b308301.html
カツラの巨樹、幹回り10m以上。
是非ともふらっとさんの動画をご覧ください。素晴らしい桂の森を (n)
2023年04月23日 11:52撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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4/23 11:52
カツラの巨樹、幹回り10m以上。
是非ともふらっとさんの動画をご覧ください。素晴らしい桂の森を (n)
成長すると主幹が折れひこばえ(萌芽)が伸びる (n)
2023年04月23日 11:53撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3
4/23 11:53
成長すると主幹が折れひこばえ(萌芽)が伸びる (n)
カツラの谷を歩くナオジローさん(y)
2023年04月23日 11:53撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
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4/23 11:53
カツラの谷を歩くナオジローさん(y)
穏やかな渓相 (n)
2023年04月23日 11:55撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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4/23 11:55
穏やかな渓相 (n)
カツラを愛でるナオジローさん(y)
2023年04月23日 12:02撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
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4/23 12:02
カツラを愛でるナオジローさん(y)
大きな樹が立ち並ぶ(y)
2023年04月23日 12:04撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
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4/23 12:04
大きな樹が立ち並ぶ(y)
サワグルミとカツラの巨樹(y)
2023年04月23日 12:05撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
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4/23 12:05
サワグルミとカツラの巨樹(y)
荘厳と言う他ない (n)
2023年04月23日 12:09撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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4/23 12:09
荘厳と言う他ない (n)
前を歩くナオジローさんと比較すると、大きさが分かる(y)
2023年04月23日 12:09撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
5
4/23 12:09
前を歩くナオジローさんと比較すると、大きさが分かる(y)
カツラの森よ永遠に (n)
2023年04月23日 12:10撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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4/23 12:10
カツラの森よ永遠に (n)
カツラの若葉(y)
2023年04月23日 12:19撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
2
4/23 12:19
カツラの若葉(y)
谷奥の開けた河岸段丘の上でランチタイム (n)
2
谷奥の開けた河岸段丘の上でランチタイム (n)
カツラの巨樹を眺めながら (n)
2023年04月23日 12:56撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 12:56
カツラの巨樹を眺めながら (n)
甲森谷右俣は流れが細い (n)
2023年04月23日 12:59撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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4/23 12:59
甲森谷右俣は流れが細い (n)
甲森谷左俣 (n)
2023年04月23日 13:00撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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4/23 13:00
甲森谷左俣 (n)
二俣の間の尾根に取付く。呆然と立ち尽くすよねさん。ここが今回の核心部 (n)
2023年04月23日 13:14撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 13:14
二俣の間の尾根に取付く。呆然と立ち尽くすよねさん。ここが今回の核心部 (n)
急登のイワカガミでほっと一息つく (n)
2023年04月23日 13:42撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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4/23 13:42
急登のイワカガミでほっと一息つく (n)
白花トクワカソウ (n)
2023年04月23日 14:09撮影 by  DSC-HX60V, SONY
4
4/23 14:09
白花トクワカソウ (n)
ツインブナ (n)
2023年04月23日 14:11撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 14:11
ツインブナ (n)
トクワカソウ (n)
2023年04月23日 14:13撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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4/23 14:13
トクワカソウ (n)
やっと稜線が見えてきた (n)
2023年04月23日 14:27撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 14:27
やっと稜線が見えてきた (n)
ミヤマカタバミ (n)
2023年04月23日 14:28撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
4/23 14:28
ミヤマカタバミ (n)
稜線の ca.860mピークに到着 (n)
2023年04月23日 14:33撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 14:33
稜線の ca.860mピークに到着 (n)
道ができていて唖然とする(y)
2023年04月23日 14:40撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
4/23 14:40
道ができていて唖然とする(y)
稜線には風力発電機設置の作業道ができている (n)
2023年04月23日 14:40撮影 by  DSC-HX60V, SONY
4/23 14:40
稜線には風力発電機設置の作業道ができている (n)
哀れなブナ達 (n)
2023年04月23日 14:41撮影 by  DSC-HX60V, SONY
4/23 14:41
哀れなブナ達 (n)
深く掘りこまれた道でした(y)
2023年04月23日 14:46撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
4/23 14:46
深く掘りこまれた道でした(y)
本来の登山道 (n)
2023年04月23日 14:46撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 14:46
本来の登山道 (n)
樹間から野坂岳 (n)
2023年04月23日 14:47撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 14:47
樹間から野坂岳 (n)
掘り起こされたブナ(y)
2023年04月23日 14:48撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
4/23 14:48
掘り起こされたブナ(y)
トクワカソウが健気に咲いている (n)
2023年04月23日 14:50撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3
4/23 14:50
トクワカソウが健気に咲いている (n)
このあたり、ブナの森だったはず(y)
2023年04月23日 14:51撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
4/23 14:51
このあたり、ブナの森だったはず(y)
林道を分けて庄部谷山へ (n)
2023年04月23日 14:55撮影 by  DSC-HX60V, SONY
4/23 14:55
林道を分けて庄部谷山へ (n)
庄部谷山に到着です。長かったー (n)
2023年04月23日 14:59撮影 by  DSC-HX60V, SONY
4
4/23 14:59
庄部谷山に到着です。長かったー (n)
記念に、皆さん疲れた顔してる (n)
2023年04月23日 15:04撮影 by  DSC-HX60V, SONY
4
4/23 15:04
記念に、皆さん疲れた顔してる (n)
また、日本海が見えた(y)
2023年04月23日 15:11撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
2
4/23 15:11
また、日本海が見えた(y)
山頂西のca.830mピーク、ここから南下する (n)
2023年04月23日 15:13撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 15:13
山頂西のca.830mピーク、ここから南下する (n)
尾根を振り返って (n)
2023年04月23日 15:22撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 15:22
尾根を振り返って (n)
ブナが綺麗な南尾根を下山していく (n)
2023年04月23日 15:32撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 15:32
ブナが綺麗な南尾根を下山していく (n)
歩いた稜線を見上げる。中央右が谷から登り返したピーク 鉄塔地にて (n)
2023年04月23日 15:51撮影 by  DSC-HX60V, SONY
3
4/23 15:51
歩いた稜線を見上げる。中央右が谷から登り返したピーク 鉄塔地にて (n)
風力計測の細く高い鉄塔が見えた(y)
2023年04月23日 15:52撮影 by  Canon EOS Kiss X3, Canon
1
4/23 15:52
風力計測の細く高い鉄塔が見えた(y)
ここのは見頃 (n)
2023年04月23日 15:54撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
4/23 15:54
ここのは見頃 (n)
ユズリハの新緑 (n)
2023年04月23日 15:57撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 15:57
ユズリハの新緑 (n)
黒谷右俣の平流域に下り立つ (n)
2023年04月23日 16:04撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 16:04
黒谷右俣の平流域に下り立つ (n)
サワグルミの巨樹 (n)
2023年04月23日 16:10撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
4/23 16:10
サワグルミの巨樹 (n)
この谷の奥にも白いテープが張り巡らされている。なにか造るのだろうか (n)
2023年04月23日 16:13撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 16:13
この谷の奥にも白いテープが張り巡らされている。なにか造るのだろうか (n)
谷の下降、以前の巡視路は完全に消失している (n)
2023年04月23日 16:24撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 16:24
谷の下降、以前の巡視路は完全に消失している (n)
右往左往しながら沢を下って行く。この先はデンジャラスゾーンで写真撮る余裕なし (n)
2023年04月23日 16:30撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 16:30
右往左往しながら沢を下って行く。この先はデンジャラスゾーンで写真撮る余裕なし (n)
堰堤の所で渡渉 (n)
2023年04月23日 16:44撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1
4/23 16:44
堰堤の所で渡渉 (n)
黒谷林道の車止めに無事帰還。皆さんお疲れさま (n)
2023年04月23日 17:01撮影 by  DSC-HX60V, SONY
2
4/23 17:01
黒谷林道の車止めに無事帰還。皆さんお疲れさま (n)

装備

個人装備
チェーンスパイク

感想

ふらっとさんとナオジローさんに誘われ、庄部谷山と甲森谷へ。
庄部谷山は以前も訪れましたがブナの気持ちいい山でした。甲森谷は、山猫さんが、パイプオルガンのようなカツラがある谷として紹介されていましたし、草川啓三さんの本の表紙になっている甲森谷のカツラの樹が印象的で、行ってみたいところでした。
https://www.nakanishiya.co.jp/news/n21225.html

しかし、体力的にもスキル的にもハードな山歩きはできないので、諦めていたのですが、山慣れたお二人に誘っていただいたので、これを逃すともう行けないなと思い、足手まといで申し訳ないと思いながら、同行させていただきました。
ブナと桂は見事で、とても気持ちよかったのですが、残念なことに、この山域は風力発電計画があり、稜線には太い作業道がありました。また、他にも林道予定なのか白いテープが長い区間に渡りついているところもありました。
やはり、残念です。計画見直しにならないかな。

ふらっとさん、ナオジローさん、どうもありがとうございました。

 甲森谷は草川氏が2016年に岳人で紹介したことから知られるようになった。翌年には自身の著書「森の巨人たち」でも紹介している。その頃から行きたいと思っていた。当初の計画は黒谷山経由の周回だったが、距離が長くなるので横谷川から入ることにした。しかし沢登りの装備も経験もない3人のこと。山を登って下りるしかない。ムダな動きではあるが、安全を考えるとベストな選択であった。

 横谷川からの登りは標高差100mほどが急ではあるが、危険というほどではない。下降予定の772m付近に近づくと立派なブナがたくさん現れた。ブナフェチのなおさんは大喜びだ。ここでゆっくりしたあと下降をはじめる。下るにつれ急になっていくが、アイゼンを付けて慎重に下りた。最後は岩場の崖の右側を根っこを掴みながら下りたが、岩場の左側なら楽に下りられたようだ。甲森谷を少し下流へ行ってみたが、すぐに進めなくなった。やはりここへ下り立ったのは正解だ。

 甲森谷の遡上は何度も渡渉するが危険ではない。カツラの大木が連続する。トチの木の下には殻がたくさん落ちている。立派な炭釜跡もいくつかあった。昔の人たちはここまでどうやって来たのだろうか。広い場所でカツラの大木を見ながらゆっくり食事をした。

 ここからの登りが正念場である。再びアイゼンを付け、45度はありそうな崖を木につかまりながらよじ登る。必死の思いで100mほど上がると少しづつ緩やかになっていく。標高差440mの登りは長く感じた。そしてピークに着いたら衝撃の風景が現れた。風力発電建設のための林道だ。立派なブナの木が切り倒されている。

 まもなく庄部谷山山頂。何度目の訪問かわからない。ここからの下山ルートは初めてだ。なおさんに着いていく。緩やかなブナの森が長く続いていた。とてもいい場所だ。標高700m付近までくると、2mほどの間隔で2本の白いテープが張ってあり、しばらくそれに沿って進む。2本目の鉄塔からは崩れた巡視路をたどって黒谷源流へ下りた。ここは2度目の訪問。広くて平らでお気に入りの場所だ。しかし少し上流へ進むと先ほどの白いテープが再び現れ、谷を横断するように反対側の山へ続いていた。こんなところに林道を作るのかと思ったが、どうやら巡視路を整備するようだ。

 ここからは沢に沿って下るが、途中からは危険な高巻きとなる。堰堤で対岸に渡ると崩れた林道跡に出る。といってもその面影はなく、石ゴロゴロの斜面を下っていく。黒谷林道に出るとゲートがあり、ここまで車で上がって来れる。そこに用意しておいた車に乗って帰路についた。

 よねさんの「のほほん」とした話し方に癒されながらの楽しい山行だった。しかし甲森谷への山越えはもうけっこう。次に行くとしたら夏に沢登りだなと話していたが、私は行かないかも(笑)

【追記】甲森谷を囲む尾根には風力発電の風車がいくつも立つ計画がある。新庄区の住民は1名を除き全て推進派で、止めることはできない。尾根から崩れて甲森谷まで土砂が流れ込まないか心配である。尾根のブナはもちろん、この綺麗な谷はいつまでも残ってほしい。
巨木ブナと風車の位置はこちら。 https://www.nosakabuna.com/
甲森谷の詳細はこちら。 https://www.weblio.jp/wkpja/content/甲森谷_甲森谷の概要

甲森谷はかねてより訪れて見たい所であった。庄部谷山の風力発電開発も気になるところ。沢の遡上も慣れていないし稜線からの下降も単独では不安。ふらっとさんから甲森谷に下りるのならと同行する承諾を頂いた。よねさんも同行されるとのことで心強い。

下山口の黒谷林道車止めに一台をデポ後、横谷川の水力発電取水口の余地に車を停めてスタートする。林道の崩落箇所を乗り越え大きな堰堤のある左岸の尾根に取り付く。沢を遡上する場合はこの堰堤から川床に下りるのだろう。

尾根は自然林で、最初の急登を凌げば鉄塔地に登りあげる。以後はP772までブナの巨樹が続き何度も脚を止めることになる。P722から庄部谷に向かって下降を開始する。激下りなのでチェーンスパイクを装着するとグリップがよく効く。枝尾根に誘い込まれては軌道修正しながら、やがて瀬音が聞こえるようになると甲森谷は近い。

谷に下り立つと大岩を縫う様に沢水が流れ心地よいせせらぎが聞こえる。興奮と同時にこんな秘境に来たのかと武者震いする。少し下ってみると直ぐにも4mほどの小滝が現れ下降は困難になる。ちょうど良い所に下降したようだ。

谷を遡上していくとサワグルミやカツラの大樹が次々に現れる。渡渉を繰り返しながら遡って行くと大きな炭焼き窯跡が現れる。その側には幹回り8mはあるカツラの巨樹が聳えている。圧巻と言う他はない。更にカツラの巨樹の森は続いている。谷の最深部は河岸段丘が何段にも広がり開けた空間となっている。ここには太古から変わらぬ悠久の時の流れがあるのだろう。段丘の上段に腰を下ろしカツラの巨樹を眺めながらランチタイムとした。

充分に満喫してから甲森谷の右俣と左俣の尾根に取付く。ここを登るの?と怪訝そうな顔をするふらっとさん。呆然と見上げるよねさん。45度もありそうな急登で今回の核心部となる。木々に掴まりながら30分間は必死のパッチで登って行く。やがて尾根は緩やかになりブナの大樹が次々に現れる。

稜線に登り上げると真新しい林道ができていた。風力開発のための作業道だろう。予想はしていたが幅員3mの作業道は稜線のブナを大量に伐採したことが想像つく。何度も歩いている稜線は様相が一変して驚くばかりである。切断されたブナがあちこちに転がっている。ふと土手を見上げると健気に咲くイワウチワの花の群落がある。虚しさを感ぜずにはいられなかった。

作業道は庄部谷山の南側を巻いているので本来の登山道で山頂を踏む。山頂ではブナが芽吹き始めたばかりのようだ。下りの南尾根も、綺麗なブナ林が続いている。鉄塔から巡視路の下って黒谷右俣の源頭部に下り立つ。この谷も綺麗な谷でサワグルミの大樹があり一部にカツラもある。沢の流れは穏やかな平流が続いている。電力関係の物なのか白いテープが谷を横切るように引っ張られているのが気がかりである。

もう陽が傾き始めているので下山を急ぐ。沢にあった巡視路は完全に消失している。高巻きや渡渉を繰返して堰堤の下部を渡渉すると上に廃林道が見えた。後は崩落で荒れ果てた林道を歩くとデポしたよねさんの車が見えて一同ホッとする。

念願の甲森谷を歩けて充実した素晴らしい一日となった。もう一度行くかと訊かれたら否と答えるだろう。時が経てばまた行く気になるかも知れないけれど‥。

※以下の記録を参考にしました。
shikakuraさんのレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2306051.html
山猫さんのレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2733847.html

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コメント

皆さんこんばんは。
甲森谷へは、なかなか厳しいルートをたどったのですね。

せっかくお誘い頂いたのに同行できなくて残念です。
このレコを見てますます甲森谷を訪れたいという気持ちが強くなってしまいました。up

が、ソロで横谷川から沢登りをして甲森谷へ到達しようとするのは不安が残ります。
今回皆さんがたどったルートがベストな気がしますが・・・
しばらく策を練ってみます。

お疲れ様でした。
2023/4/30 2:41
まさきさん、おはようございます。
近くに居ながら遠かった念願の甲森谷へ、やっと行くことができました。
荘厳、圧巻、神秘的な空間でした。
もう行かないと書きましたが、数日が経つとまた行きたいと思わせる不思議な空間です。
谷は新緑が素晴らしいのですが、逆光となって写真映えが今ひとつです。腕も今二つですが。

下降ポイントより下流にカツラの木は1〜2本あるようです。今回がベストランディングだと思っています。
20mほど下った所は両岸が切り立ったゴルジュ状で3〜4mの小滝となっていました。
濡れるの覚悟で足掛かりを探せば通過できるかもしれません。しかし沢登りのスキルがない私ではムリそうでした。高巻きも険しく厳しそうでした。
2023/4/30 6:48
今回のコースはまさきさんなら楽勝ですよ。
ソロで沢登りを避けるなら、今回歩いた山へ迂回するルートをピストンするのが最短です。
おすすめは松尾の奥から庄部谷山を周回するついでに甲森谷へ立ち寄るルートです。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2733847.html
容易に行けるのであれば四季折々訪れてみたいところです。ぜひ行ってみてください。
2023/4/30 11:53
まさきさん、こんばんは
今回、お二人に連れて行ってもらいました。タイミングあわず、ご一緒できなくてざんねんです。
わたしには、厳しいコースでしたが、まさきさんなら、問題ないと思います。
カツラの巨樹が、立ち並ぶのは、壮観でした。ブナの森もよかったです。
ぜひ、行ってみてください。私は、躊躇しますが(笑)
2023/4/30 22:12
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