ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 542799
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

皇海山(銀山平から庚申山・鋸山経由)

2014年11月06日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
24.9km
登り
1,831m
下り
1,810m

コースタイム

日帰り
山行
11:00
休憩
0:40
合計
11:40
4:00
50
銀山平
4:50
4:50
60
5:50
6:10
55
7:05
7:05
35
7:40
7:40
25
8:05
8:15
50
9:05
9:05
25
9:30
9:30
25
9:55
9:55
25
10:20
10:20
30
10:50
11:00
45
11:45
11:45
120
13:45
13:45
20
天下見晴
14:05
14:05
50
14:55
14:55
45
15:40
銀山平
天候 霧雨、のち一時晴、のち曇り
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
伊勢崎ICから国道122号線経由、1時間ほどで銀山平に。途中、道の駅は2つありますが、大間々町から先にはコンビニは確か1件くらいしかありませんでした。買い物をされる方はお早めに。

国民宿舎かじか荘の先の林道ゲート前に4台分ほどの駐車スペース(無料)があります。午前4時、先着1台あり。
コース状況/
危険箇所等
皆様のレコが大変参考になり、大きく道を踏み外すことはありませんでした。
季節的に笹薮のルートが見易くなっていたことも、その要因に挙げられるかと思います。
長袖シャツを着てもあまり暑くないし、虫もあまりいないので、笹薮歩きには最高のタイミングであったかもしれません。
ちょうど明るくなり、霧雨も上がったところで、庚申山への岩場にのぞみます。
3
ちょうど明るくなり、霧雨も上がったところで、庚申山への岩場にのぞみます。
こんなハシゴも使って、ぐいぐいと登ってゆきます。
3
こんなハシゴも使って、ぐいぐいと登ってゆきます。
庚申山山頂。
庚申山山頂を少し先に行った所に好展望地があります。
少し日が差してきた皇海山と鋸山です。
これを見ただけでも、銀山平ルートに来た価値があります。
12
庚申山山頂を少し先に行った所に好展望地があります。
少し日が差してきた皇海山と鋸山です。
これを見ただけでも、銀山平ルートに来た価値があります。
日光白根山の上部は残念ながら雲の中。
4
日光白根山の上部は残念ながら雲の中。
続いて御岳山通過。
続いて御岳山通過。
御岳山を下った鞍部からいよいよ笹薮が。
3
御岳山を下った鞍部からいよいよ笹薮が。
顔の高さほどある笹をかき分け駒掛山に登ります。
雨で濡れた笹により、たちまち全身濡鼠。
4
顔の高さほどある笹をかき分け駒掛山に登ります。
雨で濡れた笹により、たちまち全身濡鼠。
鋸11峰の6番目薬師岳へ。
5
鋸11峰の6番目薬師岳へ。
薬師岳を抜け、10分ほど進むと、険しい岩場が見えてきます。
ここから鎖場を落ちるように鞍部まで下って、あの険しい山(熊野岳かと思います)を登ります。
10
薬師岳を抜け、10分ほど進むと、険しい岩場が見えてきます。
ここから鎖場を落ちるように鞍部まで下って、あの険しい山(熊野岳かと思います)を登ります。
熊野岳から振り返って。
あそこを下ってきました。
7
熊野岳から振り返って。
あそこを下ってきました。
熊野岳を下って、続いて剣ノ山へと向かいます。
2
熊野岳を下って、続いて剣ノ山へと向かいます。
わざわざハシゴを使ってまで、あんな岩の上に登りたくない、と思っても、あそこを通過しなければ先に進めません。
行くも地獄、引き返すも地獄。。。
5
わざわざハシゴを使ってまで、あんな岩の上に登りたくない、と思っても、あそこを通過しなければ先に進めません。
行くも地獄、引き返すも地獄。。。
ただ、登ってみると好展望。
皇海山です。
15
ただ、登ってみると好展望。
皇海山です。
これまで歩いてきた庚申山からの稜線も。
4
これまで歩いてきた庚申山からの稜線も。
岩の上から、あの長いはしごで下って、更に道は続きます。
5
岩の上から、あの長いはしごで下って、更に道は続きます。
緊張により心臓バクバク状態でようやく鋸山山頂に。
ここからの眺めも素晴らしい。
鋸山あっての皇海山ですね。
14
緊張により心臓バクバク状態でようやく鋸山山頂に。
ここからの眺めも素晴らしい。
鋸山あっての皇海山ですね。
西側利根川町方面の木々が色付いています。
1
西側利根川町方面の木々が色付いています。
鋸山を下って不動沢のコルへ。
「単独行動は絶対にしないさせない。自分の能力と引き返す勇気!」。
今日は実感として良く理解できます。
3
鋸山を下って不動沢のコルへ。
「単独行動は絶対にしないさせない。自分の能力と引き返す勇気!」。
今日は実感として良く理解できます。
皇海山山頂に。
少しガスがかかっていますが、晴れていても展望には恵まれないようです。
ここまでで会った方は、庚申山荘に泊まられていた2名、と不動沢のコル以降の4名。本日はこれでお終いです。
11
皇海山山頂に。
少しガスがかかっていますが、晴れていても展望には恵まれないようです。
ここまでで会った方は、庚申山荘に泊まられていた2名、と不動沢のコル以降の4名。本日はこれでお終いです。
鋸山。あのギザギザを通ってきました。
2
鋸山。あのギザギザを通ってきました。
鋸山直下の岩場の少し下にある間違えやすい箇所。
下ってくると、道なりになっている左下の道に引き込まれそう。正しいのは正面の木の根を乗り越えてゆく道です。
4
鋸山直下の岩場の少し下にある間違えやすい箇所。
下ってくると、道なりになっている左下の道に引き込まれそう。正しいのは正面の木の根を乗り越えてゆく道です。
沢に沿って下りて行く間違い道。結構踏み跡があります。
2
沢に沿って下りて行く間違い道。結構踏み跡があります。
鋸山直下の岩場。
濡れた岩と泥でよく滑ります。
1
鋸山直下の岩場。
濡れた岩と泥でよく滑ります。
鋸山を再び越え、下山は六林班峠へと向かいます。
この黄色と赤の四角い表示がこの山では多く見られる頼りになるヤツです。
1
鋸山を再び越え、下山は六林班峠へと向かいます。
この黄色と赤の四角い表示がこの山では多く見られる頼りになるヤツです。
笹原の急坂を一気に下ってゆきます。このあたりの笹原は気持ちの良い方のやつです。
5
笹原の急坂を一気に下ってゆきます。このあたりの笹原は気持ちの良い方のやつです。
鋸山と皇海山を振り返って。
8
鋸山と皇海山を振り返って。
南側から見る鋸山は、北側からのギザギザが信じられないほど穏やかです。
5
南側から見る鋸山は、北側からのギザギザが信じられないほど穏やかです。
こちらでも人丈ほど藪を進んでゆきます。
2
こちらでも人丈ほど藪を進んでゆきます。
六林班峠。
ちょっと変わった名前ですが、由来は何なんでしょうか。
1
六林班峠。
ちょっと変わった名前ですが、由来は何なんでしょうか。
何本もの沢を越えてゆきます。
今日は3リットル持ってきたので、水補給は全く不要でした。
1
何本もの沢を越えてゆきます。
今日は3リットル持ってきたので、水補給は全く不要でした。
2本目の沢前後から、背丈ほどの笹は無くなり、比較的歩きやすい状態に。
2
2本目の沢前後から、背丈ほどの笹は無くなり、比較的歩きやすい状態に。
一番注意を要した崩壊現場です。
足場がとても悪い一方、ロープがちょっと頼りなく不安。
4
一番注意を要した崩壊現場です。
足場がとても悪い一方、ロープがちょっと頼りなく不安。
庚申山荘手前の天下見晴の最後の鎖場です。
1
庚申山荘手前の天下見晴の最後の鎖場です。
天下見晴からの庚申山。
手前は落葉間際の唐松林です。
6
天下見晴からの庚申山。
手前は落葉間際の唐松林です。
天下見晴から東南方面。
地蔵岳あたりが見えているのでしょうか。
3
天下見晴から東南方面。
地蔵岳あたりが見えているのでしょうか。
14時過ぎに庚申山荘に戻ってきました。
遅くとも、日の残る16時半までには戻って来たいと思っていましたので、ほっと一息。
4
14時過ぎに庚申山荘に戻ってきました。
遅くとも、日の残る16時半までには戻って来たいと思っていましたので、ほっと一息。
庚申七滝の上部です。
4
庚申七滝の上部です。
下の方も結構迫力があります。
6
下の方も結構迫力があります。
一の鳥居です。紅葉が綺麗です。
1
一の鳥居です。紅葉が綺麗です。
天狗の投石。
「おー」という以外言葉が出てきません。
3
天狗の投石。
「おー」という以外言葉が出てきません。
林道は紅葉真っ盛り。
これで晴れていたら言うことは無いのですが、最後に目を楽しませてくれました。
5
林道は紅葉真っ盛り。
これで晴れていたら言うことは無いのですが、最後に目を楽しませてくれました。
林道ゲートに到着です。
’登山道は繁茂し、慣れたハイカーでも十分注意して下さい’。
今日は納得できる看板をよく見ます。
3
林道ゲートに到着です。
’登山道は繁茂し、慣れたハイカーでも十分注意して下さい’。
今日は納得できる看板をよく見ます。
最近、お店で塩分チャージタブレットを見かけないため、塩分不足気味。関越道の帰りのお決まりになった感のある上里SAで、今日は黒豚骨ラーメン。
翌日は仕事のため、残念ながらにんにく控えめに。
11
最近、お店で塩分チャージタブレットを見かけないため、塩分不足気味。関越道の帰りのお決まりになった感のある上里SAで、今日は黒豚骨ラーメン。
翌日は仕事のため、残念ながらにんにく控えめに。

感想

疲れましたが、バラエティ溢れる楽しいコースでした(二度と行きたくない怖い箇所もありましたが)。
体力的な疲れもさることながら、打ち身などの痛みや、いつもの山行以上に神経を使う箇所が多かったことによる精神的な疲労感が大です。

本来は、11月に「舗装工事」が終わる栗原川林道経由皇海橋側から登る計画でしたが、利根町振興局に電話確認した所、「通行止めにしていたのは砂防ダムなどの防災工事のためです。路面は工事車両が多く通ったため、以前よりも悪化しているかもしれません」とのご回答をいただき断念(一応、新車ですので)。しんどそうですが、思い切って銀山平側に来て正解でした。

いろいろとアクシデントもありましたが、歴史ある庚申山に来ることが出来ましたし、天気にも比較的恵まれ、大きな怪我もなく、無事下山できたことに感謝。

以下、コース概況を。

< 銀山平 - 一の鳥居 >
4kmの林道歩きです。舗装道からダートに変わり、しばらくはフラットな道ですが、途中から歩きにくいごろごろした石に。途中、水と泥でぐしょぐしょになった箇所があり、いきなり靴が泥だらけ。明るければ避けることが出来たのでしょうが。
ヘッドライトに照らされて目が光る鹿を10匹くらい見かけました。
下山時に曇っていたため、映えが今一でしたが、紅葉真っ盛りでした。

< 一の鳥居 - 庚申山荘 >
ここから山道。昼間歩けば何ということもない道ですが、夜間故、何度か立ち止まったり、引き換えたりして確認する箇所も。立木に取り付けられた蛍光塗料付きの四角の木板マークは優れもので、遠くからでもヘッドライトに反射して、夜歩きには助かりました。
庚申山荘まではちょっと長いウォーミングアップ区間と考えていましたが、深い落ち葉の下に隠れていた浮石で右足首をひねってしまい、前途多難なスタートに。油断大敵です。

< 庚申山荘 - 庚申山 >
お山めぐりコースは時間がかかるので省略。
休憩している間に霧雨も止み、晴れる気配。
旧修行場だけあって急な岩場を、鎖やロープやハシゴの助けで登ります。
濡れた岩が滑りやすく、注意はしていましたが、一回滑ってずり落ちてしまいました。

< 庚申山 - 鋸山 >
「鋸11峰」(庚申山・御岳山・駒掛山・渓雲山・地蔵岳・薬師岳・白山・蔵王岳・熊野岳・剣ノ山・鋸岳)を踏破する破線ルートです。
基本的は尾根歩き。所々に木板やテープのマークがあるので、おかしいなと思ったら一旦歩きを止めて、遠くにマークが無いかを再確認。
駒掛山手前の鞍部から人の背ほどの笹薮が。笹薮に入らずに更に下ってゆく道も見えましたが(沢に下りて行く道か)、意を決して突入。たちまちシャツ・ズボン・靴・靴下がずぶぬれ。靴下を絞っても絞っても、またすぐ別の笹薮で貯まる靴内の水には閉口しました。
靴が濡れていたためか、いつもは出来ない靴擦れも。
薬師岳・白山を過ぎて少し行った高台(壊れた表示施設らしきものがありましたが、蔵王岳か)、いよいよ恐怖の岩場が見えて来ます。
ここから先は、鋭い鋸の歯をひとつひとつ登っては下りるサディスティックなルートになります。ロープや鎖やはしごを頼りに、濡れた岩で足を滑らせないように、深呼吸で心を整えながら慎重に。なるべく下を見ないようにしましたが、痩せ尾根歩きなどでちらちらと遥か下が見えてしまい。。。ここは一生に一度来れば十分です。

< 鋸山 - 不動沢のコル >
山頂からすぐにロープのある岩場と泥濘。滑り易い急坂ですが、鋸山越えの後だけに楽勝です(とか、油断していたら、登り返しの時に足をすべらせて、肘を痛打。身代わりとなったのか、シャツが裂けてしまい、帰宅後処分するはめに)。
そこをクリアすると、一箇所間違えやすい箇所があるので要注意(写真ご参照)。
後半は笹薮ですが、赤テープなどで比較的明瞭。

< 不動沢のコル - 皇海山 >
残り300mのアップ。
それなりの急坂もありますが、道迷い等はありませんでした。

< 鋸山 - 六林班峠 >
基本的には尾根歩きですので、あまり尾根から外れるようなら要注意。
途中から等身大の藪漕ぎとなりますが、季節的に見易くなっていたためか、あまり道迷いはありませんでした。不審箇所では、止まって、周りを見回してマークを確認しながら先へ。
ただ、笹で見にくい足元に、ドンと横たわっている倒木の数々には閉口しました。
十分足元を注意をしてゆっくり歩いていたつもりでしたが、一度、足をひっかけてしまい、転びそうになって足を先に出して踏ん張ろうとした所にちょうど別の倒木が。思いっ切り弁慶の泣き所をぶつけてしまい、思わず四文字言葉が。帰宅後、家族に見せた所、即座に「もう登山やめなさい」。

< 六林班峠 - 庚申山荘 >
最初の沢までの笹藪が酷かったですが(土の上ではなく、倒れているように見える笹の上を歩いてゆく)、あとは比較的低い笹薮に。
六林班峠から先は、マークが少なくなりますが、あまり道迷いする箇所はありませんでした。
ただ、道幅が狭く、谷側に斜めになっているため、ちょっと油断するとすべって谷側に体をもってゆかれます(5回ほど転びました)。即座につかむ笹があるので大事には至りませんでしたが、そのまま谷底まで滑って落ちそうな危ない箇所も。
道が崩壊した箇所が3箇所ありました。2つ目の沢を越えた後にあった最初の崩壊箇所は、ロープがあったものの、足場が小さく滑りやすく、ちょっと怖かったです。
水の殆ど流れていない沢を含めると10ヶ所強、似たような笹ですべりやすいトラバース道を、下りたり登ったり、うんざりするくらい歩きます。
庚申山荘手前の「天下見晴」は名前に恥じない展望台。疲れた足に登りはきついですが、庚申山周りの岩場を見ることができます。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1696人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 関東 [日帰り]
庚申山御山巡り周回ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 尾瀬・奥利根 [2日]
皇海山〜三山駆け+六林班峠
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら