登山口の名頃を出発。
いきなり道は二手に分かれる。中腹まで登山道を経由する道と林道を経由する道だ。
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登山口の名頃を出発。
いきなり道は二手に分かれる。中腹まで登山道を経由する道と林道を経由する道だ。
登山道を行く道は左手にあるはず…と思い込み、左に進む林道に踏み込んだ。
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登山道を行く道は左手にあるはず…と思い込み、左に進む林道に踏み込んだ。
…と思ったら、これは間違い。
実は登山口は左手に進む林道と直進する林道の間にある。ここは間違う人が多いようで、我々の他にも左の林道に進む人が多数いた。
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…と思ったら、これは間違い。
実は登山口は左手に進む林道と直進する林道の間にある。ここは間違う人が多いようで、我々の他にも左の林道に進む人が多数いた。
登山道に入ると、いきなり急坂が行く手を阻む。まだ温まっていない体が悲鳴を上げる。
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登山道に入ると、いきなり急坂が行く手を阻む。まだ温まっていない体が悲鳴を上げる。
最初の目印は送電線の鉄塔だ。鉄塔周辺は最近になって整地されたのか、養生のためのコモなどで固められていて踏み跡が消失していた。一瞬、道を間違えたかと思ってうろたえる。
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最初の目印は送電線の鉄塔だ。鉄塔周辺は最近になって整地されたのか、養生のためのコモなどで固められていて踏み跡が消失していた。一瞬、道を間違えたかと思ってうろたえる。
鉄塔の向こうに踏み跡の続きがあるのだから、道の続きは見えているのだが…。いかんな、下ばかり見て歩いているということか。
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鉄塔の向こうに踏み跡の続きがあるのだから、道の続きは見えているのだが…。いかんな、下ばかり見て歩いているということか。
しばらくすると登山道は林道と行き会う。この林道は登山口付近で分かれた道だ。これをたどってここまで来ることもできる。ま、ここはお好みで…というところだろうか。
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しばらくすると登山道は林道と行き会う。この林道は登山口付近で分かれた道だ。これをたどってここまで来ることもできる。ま、ここはお好みで…というところだろうか。
キビタキ♪
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キビタキ♪
林道と一瞬の邂逅の後、再び登山道へ。
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林道と一瞬の邂逅の後、再び登山道へ。
最初は緩やかな尾根道が続く。まだ若葉の樹林帯は明るく気持ちがいい。野鳥の姿も多く、キビタキやガラ類のにぎやかな囀りが森に満ちていた。
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最初は緩やかな尾根道が続く。まだ若葉の樹林帯は明るく気持ちがいい。野鳥の姿も多く、キビタキやガラ類のにぎやかな囀りが森に満ちていた。
アケボノツツジが見頃♪
東北では見られない花なので、これを見ると「遠征してきたんだなぁ」という実感が湧いてくる。
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アケボノツツジが見頃♪
東北では見られない花なので、これを見ると「遠征してきたんだなぁ」という実感が湧いてくる。
次第に植生が変わり、斜度も急になっていく。
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次第に植生が変わり、斜度も急になっていく。
その急登が一旦緩やかになって「ダケモミの丘」に到着。ダケモミとはウラジロモミの別名で、これも本州中部以南に生息するものなので東北では見られない。
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その急登が一旦緩やかになって「ダケモミの丘」に到着。ダケモミとはウラジロモミの別名で、これも本州中部以南に生息するものなので東北では見られない。
ダケモミの丘を過ぎると登山道は覚悟を決めたかのように一気に高度を稼いでいく。
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ダケモミの丘を過ぎると登山道は覚悟を決めたかのように一気に高度を稼いでいく。
やがて林床に笹が目立つようになり前方が明るくなってきた。
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やがて林床に笹が目立つようになり前方が明るくなってきた。
もみの木の間からは剣山方面に延びる縦走路がある稜線が見えてきた。一応、三嶺の山頂を踏んだ跡、あの稜線を歩く予定なのだが…なんか体力的に不安を感じてきた。
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もみの木の間からは剣山方面に延びる縦走路がある稜線が見えてきた。一応、三嶺の山頂を踏んだ跡、あの稜線を歩く予定なのだが…なんか体力的に不安を感じてきた。
茶「ニュー○ンダムは伊達じゃない!」
ツ「なんの話だっぺ?」
茶「いや、だからアクシズをね…」
ツ「だから、なんの話だっぺ?」
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茶「ニュー○ンダムは伊達じゃない!」
ツ「なんの話だっぺ?」
茶「いや、だからアクシズをね…」
ツ「だから、なんの話だっぺ?」
山頂から延びる尾根は斜度が急過ぎるためか、登山道は一旦山腹に逃れた。樹林帯から抜け出ると目の前に広がった青空と絶景!
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山頂から延びる尾根は斜度が急過ぎるためか、登山道は一旦山腹に逃れた。樹林帯から抜け出ると目の前に広がった青空と絶景!
一気に景色が変わった。
ツ「これは劇的! 感動するっぺよ」
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一気に景色が変わった。
ツ「これは劇的! 感動するっぺよ」
笹原の中の穏やかな道はしかし、先へ進むごとにだんだんガレてきた。ここは足元に注意が必要だ。
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笹原の中の穏やかな道はしかし、先へ進むごとにだんだんガレてきた。ここは足元に注意が必要だ。
「水場」と書かれた標識が指す先は…。
いや、これ水を汲みに行って滑落するやつだ。できればこの斜面には踏み込みたくない。もし三嶺ヒュッテに宿泊する機会があったら水は持ってこよう。
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「水場」と書かれた標識が指す先は…。
いや、これ水を汲みに行って滑落するやつだ。できればこの斜面には踏み込みたくない。もし三嶺ヒュッテに宿泊する機会があったら水は持ってこよう。
いやぁ、空が青いなぁ!
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いやぁ、空が青いなぁ!
頭上に覆いかぶさってくるような大きな岩が見えたら山頂までもう一歩だ。
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頭上に覆いかぶさってくるような大きな岩が見えたら山頂までもう一歩だ。
なにやら道標が見えてきた。ヒュッテと山頂方向を分ける道標だろう。ここまでくれば登り区間もあとわずか。
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なにやら道標が見えてきた。ヒュッテと山頂方向を分ける道標だろう。ここまでくれば登り区間もあとわずか。
分岐を左手に進み、まずは山頂へ。実はこの時点で剣山方面への縦走は諦めていた。ヒュッテは帰りに寄っていこうと思う。
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分岐を左手に進み、まずは山頂へ。実はこの時点で剣山方面への縦走は諦めていた。ヒュッテは帰りに寄っていこうと思う。
いえーい!
昨日登った剣山と次郎笈を背負ってポーズを決めてみた。
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いえーい!
昨日登った剣山と次郎笈を背負ってポーズを決めてみた。
三嶺山頂はきれいなピラミッド型だ。どっちを向いても絵になる景色が広がる。
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三嶺山頂はきれいなピラミッド型だ。どっちを向いても絵になる景色が広がる。
最後のひと登り…がけっこうきつい。剣山系の中でも三嶺は際立った尖塔のため、どちらから登っても厳しい登りを避けられない。
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最後のひと登り…がけっこうきつい。剣山系の中でも三嶺は際立った尖塔のため、どちらから登っても厳しい登りを避けられない。
ようやく山頂に到着!
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ようやく山頂に到着!
三嶺、登ったどー!!!
居合わせた親切な方にシャッターを押してもらいました。
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三嶺、登ったどー!!!
居合わせた親切な方にシャッターを押してもらいました。
三角点た〜っち!
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三角点た〜っち!
山頂から天狗塚方面を望む。噂には聞いていたけど、これは絶景! どこまでも続く天空の縦走路といった趣だ。
こっちの道も歩いてみたいなぁ。
ツ「また14年後に来るっぺ(笑」
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山頂から天狗塚方面を望む。噂には聞いていたけど、これは絶景! どこまでも続く天空の縦走路といった趣だ。
こっちの道も歩いてみたいなぁ。
ツ「また14年後に来るっぺ(笑」
剣山方面への縦走路はこちら。山頂直下はストンと急激に落ちていて登降は苦労しそうな印象だ。こちらも次回の宿題とする。
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剣山方面への縦走路はこちら。山頂直下はストンと急激に落ちていて登降は苦労しそうな印象だ。こちらも次回の宿題とする。
その時は剣山まで完全縦走するのが目標だな。
ツ「夢は大きく持つっぺよ」
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その時は剣山まで完全縦走するのが目標だな。
ツ「夢は大きく持つっぺよ」
北側も絶景!
こっちの山々は名前はわからないけど…。
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北側も絶景!
こっちの山々は名前はわからないけど…。
縦走を諦めた代わりに、山頂付近でのんびり過ごすことにした。体力的な不安もさることながら、ここからそそくさと立ち去ることができなかった。
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縦走を諦めた代わりに、山頂付近でのんびり過ごすことにした。体力的な不安もさることながら、ここからそそくさと立ち去ることができなかった。
笹原の中を巡ってヒュッテを目指す。
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笹原の中を巡ってヒュッテを目指す。
いい雰囲気だなぁ。四方を急な斜面に囲まれた山頂の懐に、こんな穏やかな景色が広がっているとはなかなか想像し難いものがある。
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いい雰囲気だなぁ。四方を急な斜面に囲まれた山頂の懐に、こんな穏やかな景色が広がっているとはなかなか想像し難いものがある。
せっかくなのでヒュッテの中も覗いてみた。とても綺麗に保たれていて宿泊してみたくなる。GWとかだと混みそうだけど…。
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せっかくなのでヒュッテの中も覗いてみた。とても綺麗に保たれていて宿泊してみたくなる。GWとかだと混みそうだけど…。
ヒュッテの前庭でランチタイム。前々回の関東遠征で買った八王子ラーメンを食べてみた。玉ねぎの風味が効いていて美味しかった。インスタントではない八王子ラーメンも食べてみたいな。もちろん現地で。
ツ「また行くっぺよ。楽しみが沢山できたっぺ」
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ヒュッテの前庭でランチタイム。前々回の関東遠征で買った八王子ラーメンを食べてみた。玉ねぎの風味が効いていて美味しかった。インスタントではない八王子ラーメンも食べてみたいな。もちろん現地で。
ツ「また行くっぺよ。楽しみが沢山できたっぺ」
ラーメンの匂いに誘われたか、すぐ近くにウグイスがやってきた。良いお声♪ 山のランチには最高のBGMを提供してくれた。
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ラーメンの匂いに誘われたか、すぐ近くにウグイスがやってきた。良いお声♪ 山のランチには最高のBGMを提供してくれた。
ヒュッテ周辺で1時間以上ものんびりと過ごしただろうか。いつの間にか我々二人だけになっていた。日帰り組と縦走組の端境期だったようだ。お陰でこの空間を二人占めできた。
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ヒュッテ周辺で1時間以上ものんびりと過ごしただろうか。いつの間にか我々二人だけになっていた。日帰り組と縦走組の端境期だったようだ。お陰でこの空間を二人占めできた。
ぜんぜん見飽きることのない景色だが、そろそろ下山しなければ…。名残惜しいが明日の予定もある。GW後半、天気が崩れてくるのがほぼ確定したので予定を繰り上げて移動することにしたのだ。
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ぜんぜん見飽きることのない景色だが、そろそろ下山しなければ…。名残惜しいが明日の予定もある。GW後半、天気が崩れてくるのがほぼ確定したので予定を繰り上げて移動することにしたのだ。
とはいえ、急いで降りるのはもったいなくてできなかった。景色を楽しみながらゆっくり下っていく。
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とはいえ、急いで降りるのはもったいなくてできなかった。景色を楽しみながらゆっくり下っていく。
なんてことはない場所で突然ツートンが頭から転倒した。それほど険しい場所ではなかったが、樹木の一本も無い場所だったので、下手をすれば滑落したかもしれない。一瞬ヒヤッとしたが怪我もなく無事だった。
茶「おいおい…気をつけてくれよ〜」
ツ「やっぱ怪我した方の足がまだ本調子じゃないっぺ。段差に引っかかったら為すすべもなく転がってしまった…」
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なんてことはない場所で突然ツートンが頭から転倒した。それほど険しい場所ではなかったが、樹木の一本も無い場所だったので、下手をすれば滑落したかもしれない。一瞬ヒヤッとしたが怪我もなく無事だった。
茶「おいおい…気をつけてくれよ〜」
ツ「やっぱ怪我した方の足がまだ本調子じゃないっぺ。段差に引っかかったら為すすべもなく転がってしまった…」
茶「転んだのがこんなところじゃなくて良かったよ」
ツ「うーん、ここでさっきの勢いで転んでたら確実に下まで行くね…」
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茶「転んだのがこんなところじゃなくて良かったよ」
ツ「うーん、ここでさっきの勢いで転んでたら確実に下まで行くね…」
ヒヤリハット事例があったので、そこから先はさらに慎重に歩みを進める。
尾根を一直線に降りていくとこんな標識が立っていた。道はここから左に90度方向転換するのだが、うっかりすると直進しそうな場所ではある。典型的な道迷いポイントだ。
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ヒヤリハット事例があったので、そこから先はさらに慎重に歩みを進める。
尾根を一直線に降りていくとこんな標識が立っていた。道はここから左に90度方向転換するのだが、うっかりすると直進しそうな場所ではある。典型的な道迷いポイントだ。
あらかわいい♪
誰かが作った苔アート。
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あらかわいい♪
誰かが作った苔アート。
ツ「対抗して作ってみた!」
茶「…こっちは、なんか呪われそうだな…」
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ツ「対抗して作ってみた!」
茶「…こっちは、なんか呪われそうだな…」
転倒後は特に何事もなく順調に下山できた。そうそう、林道との合流付近でカナヘビの大群と遭遇したのにはびっくりした。一匹くらいだと可愛いが、さすがに大群だと気色悪い。
ツ「怖気が走ったっぺ…」
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転倒後は特に何事もなく順調に下山できた。そうそう、林道との合流付近でカナヘビの大群と遭遇したのにはびっくりした。一匹くらいだと可愛いが、さすがに大群だと気色悪い。
ツ「怖気が走ったっぺ…」
見覚えのある鉄塔まで戻ってくれば、ゴールは近い。
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見覚えのある鉄塔まで戻ってくれば、ゴールは近い。
無事下山!
お疲れ様でした〜!
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無事下山!
お疲れ様でした〜!
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