大原の里10名山6座巡り(瓢箪崩山〜天ヶ森〜天ヶ岳)


- GPS
- 10:14
- 距離
- 32.2km
- 登り
- 2,344m
- 下り
- 2,186m
コースタイム
- 山行
- 9:46
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 10:12
天候 | 晴れ一時雨、夕方風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り)叡山電鉄・鞍馬駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通して概ねよく整備されています。急斜面につけられた細いトラバース道が多いのと、倒木がやや目につきました。 ■瓢箪崩山 P476の先、急角度で西に折り返して下る地点は少し荒れていて進路が判りにくいですが、道標の角度通りが正解。分岐がいちばん荒れてるってどういうこと!? ■金毘羅山〜翠黛山 クライミングのゲレンデがあるだけあって岩がゴロゴロ。三壺社手前に翠黛山へ向かう分岐があり、頂上から戻ってその先へつり気味に下るところは緊張しましたが、分県登山ガイドによると三壺社を捲いて先で合流する別のルートがあるようです。 翠黛山頂上手前の分岐は捲き道の方が明瞭なので道標を見落としてうっかりそちらに引き込まれてしまいました。先で頂上へ合流できるようですがだんだん荒れてきたので引き返しました。 ■焼杉山 頂上から寂光院下降点まで戻ると長いので下りはショートカット。踏み跡ははっきりしている。マークはあったりなかったり。小ピークから間違った尾根に入らないよう注意。 ■天ヶ森 登山口から急な沢に沿って登る。上部では左岸を登り、最後に頼りない丸太橋を渡る。 ■天ヶ岳 北側はほとんど整備された管理道。頂上から鞍馬までは歩きやすい尾根道が続きます。200mおきに通報用の位置標識があります。番号が1つおきに偶数しか見つからないので最初は見落としたかと思い、残りの距離が倍あるのかと驚きましたが(鞍馬側が若い)、奇数は最初から存在せず番号1につき100m、ということのようでした。 |
その他周辺情報 | くらま温泉(臨時休業中) 17時過ぎに下山したら鞍馬駅前に数軒あるお土産物屋は既にどこも閉まっていました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
|
---|
感想
今年はシャクナゲの当たり年だということで、先週は比良山地へ、今週はもう遅いかとも思ったものの数年に1度の機会を逃すのはいかにも惜しく、京都北山のシャクナゲ尾根に。京都は観光客が戻ってきたというので、大原へのバスなどはさぞかし混雑しているだろうと考え往復とも電車のみでアクセス。うまく一筆書きして大原の里10名山のうち西側の未踏6座を全部廻る欲張りプランで行ってきました。
シャクナゲ尾根はやはりもう仕舞い口でしたが、一枝についた花数は多く、当たり年の名残を感じられました。蕾も一枝だけ見かけました。シャクナゲは強い直射日光を嫌うとのことで、なるほど確かに尾根の北側斜面に多く生えています。なので間近に見られる株はそれほど多くなく写真に残せたものも少ないのですが、遠目に眺める分には十分楽しめました。
ところで古典和歌の桜は「待花」「初花」「盛花」「散花」の四つに分けられ、このうちいちばん格が高いのは「待花」なのだとか。そしてそれに次ぐのが「散花」なので仕舞い口でもいいのです。(ちょっと蘊蓄)
百井集落にいったん下山したころ、一時雨が本降りに。XRAINで調べたところ、さらに西から20mm/hクラスの雨雲が近づいていたので、もし直撃するようならこのまま車道を歩いて鞍馬駅に行こうと思っていましたが、登山口に近づくと電波が入らなくなったので、ままよと登山続行することにしました。結果セーフで良かったですが。志古淵神社あたりで後ろから自動車が近づいてきたので道の端に避けていると車が停まって「どこまで行きます?乗っていかはります?」と訊いてくださいました。雨の中傘差さずに歩いていましたので気になったのかもしれません。せっかくここまで自分の足で来ているので丁重にお断りしましたが、鞍馬駅まで乗せてもらったら酷道なのに切り返しが要ると評判の百井別れを経験できたかもしれない、とあとで思いそれはちょっと惜しかったですが。ともかく親切はありがたいことです。他人の話では聞いたことがありますが、自身は初めての経験でした。
百井集落は標高600mもあるんですね。最初の瓢箪崩山や金毘羅山の頂上よりも高いところにあるという。おかげで天ヶ岳への登り返しは呆気ないほど楽でした。ご多分に漏れず過疎化が進んでいるようですが、京都市内のこういう風情のある景色も残ってくれるといいなと思います。
大型連休中ではあるもの平日のためか山に人は少なめ。焼杉山の近道分岐で1人、シャクナゲ尾根手前で休憩中の3人、ナッチョ頂上手前で下ってくる2人とお会いしただけで全部でした。ついでに鞍馬駅周辺も人は少なかったですね。観光地だと思っていたのですが。鞍馬寺の閉門時刻を過ぎていたせいでしょうか。電車は出町柳駅に着くころには観光客らしい人でいっぱいでしたが、ウトウトしていたのでどこで乗って来たのか判りません。今はどこが人気なんでしょうね。京阪で祇園四条に出て志津屋で明日のハイキング用にパンを買って帰りました。鯉のぼりパンが出ていました。出町柳にも店舗はあるのですが、季節限定商品は祇園四条が多いです。
さていささか時季を外したもののシャクナゲを見て、未踏の山をたくさん歩いて、時間も予定通りだったので今日は満足できました。京都北山方面は、行きはまあバスでいいとして本数が少ないので帰りが問題になるのですが、時間が合わなかったり最終を逃したりすれば、市内最北の駅(ですよね?)鞍馬駅まで歩く、というのも選択肢として見えてきました。山行が早く終わったら鞍馬寺に参詣するのもいいと思います。今後の活動の幅が広がりそうです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
コメントありがとうございます。こちらこそいつもmaechanさんのレコから公共交通機関で行ける山を教わっています。参考にしてくださっていたとは光栄です。
奈良方面の山にはまだほとんど登れていないのですが、いづれスキルアップして足を延ばしたいと考えているので、その折には一層活用させていただきたいと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する