大岩バス停〜声ヶ峠〜広戸仙〜滝山〜那岐山三角点峰〜大神岩ルート:岡山県北部
- GPS
- 09:02
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,367m
- 下り
- 1,060m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:58
天候 | 晴れ一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備された登山道。 那岐山から大神岩ルートは石がゴロゴロ。 雨上がりだけかもしれないが、一部冠水した道も。 |
その他周辺情報 | 声ヶ峠近くに汲み取り式和式トイレあり。 ペーパー付き。 手洗い用の水道は水が出ないが、代わりにポリタンク手洗いがある。 那岐山頂上のトイレは、便器のみ新品になったっぽいが、青空トイレ状態は変わらず。 周囲をよく見て用を足すべし。 男性用便器は撤去されたのか見当たらなかった。 |
写真
感想
二ヶ月近く経ってしまっているので、色々うろ覚え。
当初は原付で声ヶ峠もしくは那岐山の登山口へ行くことも考えたけど、体力チェックも兼ねて縦走したい。
前日に原付をデポしておいてバスで行くか?
でも疲れ切った状態で原付運転おっかないし…
あれこれ悩みながら、ごんごバスの情報を眺めていると、広戸北方面に行くバスに気づいた。
しかも「毎日運行」。
問題はバス停の場所だが、調べてみると出発地の新野桜までは美作滝尾駅から30分くらい。
声ヶ峠に一番近そうなバス停は「大岩」で、登山口までは1時間くらいかな、と踏んで、縦走しても日が暮れるまでには降りられるだろう、と判断した。
当日、早起きしたのに、確かネットしてたらギリギリ状態になりつつ、どうにか間に合った電車で美作滝尾駅へ。
そこから新野桜のバス停へ歩くうち、お腹が怪しくなってきた。
途中に三角点マークはあるものの、公衆トイレや店の類は全くない。
声ヶ峠に登る途中にトイレがあるはずなので、それまでもつことを祈りながらバスを待った。
始発地点のバス停なので、時刻表より早くバスが来るのではないかと期待していたが、しっかり遅れてきた。
運転手さんは若い男性で、全く愛想はなく、運転も乱暴な感じ。
単にカーブが多いせいかもしれないが。
津山方面に来て乗った中で、最も不愉快そうな運転手さんだった。
なんでそんなに不機嫌そうなんだ、仕事嫌いなのか。
私も働くの嫌だけど。
まあ、イギリスで見かけた、運転中にひたすら見えない敵を罵ってた運転手や、小額紙幣を出した乗客に「釣りはない」と嫌がらせしてた運転手(その後、普通に釣りを出していた)に比べたら、よほどまともだが。
大岩バス停に到着して、登山口目指して出発。
住宅地を抜けて急な舗装路を上がる。
暑い。
遠い。
何よりお腹がヤバい。
トイレのことで頭が一杯だったので、トイレと思しき小さな建物が見えた時には、ある種の達成感めいたものが。
手を洗うためのタンク内の水は、地元の方が補給してくださっているのだろうか。
用を済ませて、さらに登っていくと、トイレよりは一回り大きいくらいの小屋が見えてきた。
そこが「峠の茶屋」で、ちょっとビックリ。
ウッドパークエリアは奈義の山の駅みたいなのを勝手にイメージしていたので。
下にあったトイレのエリアも含めて、駐車可能な場所はとても広いけど、登山口からは少し離れているせいか、車はほとんど止まっていなかった。
そのままもうひと登りしてようやく登山口に到着。
すぐそばの駐車場には車が数台。
思ったより少ない。
いつもこんなものなのか、平日だからか。
登山口に辿り着くまでにそこそこ疲れてしまい、縦走できるか心配になりながら階段をあがる。
前回、縦走した時は登山口まではタクシーだったので、出発時間も早めで、体力的にも余裕があったけど、今回、無理そうなら広戸仙で引き返すと決めた。
前は新コロ明けで、初那岐山というのもあって、写真撮影に立ち止まることも多かったし、靴擦れ対策もしなくてはならず、時間を食ったけれど、この度は概ね歩くことに集中できたはず。
ところが、事前に控えていた前回所要時間と比較すると、ほとんど変わりなし。
何故だ。
新コロ直後から、5キロ以上太ったせいかな。
ともあれ、広戸仙に到着した時点で、前よりは少し早く着いたし、体力的にも問題なさそうだったので、滝山へ。
以前も広戸仙から滝山が一番キツかった記憶だが、やはり辛い。
冬のあいだに枯れたのか整備されたのか、草は少なめだけど、アップダウンに息が切れる。
トレランらしき単独者と数人すれ違った。
天気予報では晴れのはずだったのに雲が増えて風も強くなり、一雨きそうな気配にビクビク。
なんでこんな辛い思いをしながらこんなところを一人で歩いてるんだろうと何度か我にかえるが、エスケープルートはないため、進むしかない。
少し歩いては休み、何とか足を前に動かしてやっと滝山に着いた。
確か入れ違いに一人の方が展望所を去って行かれたような。
昼休憩をとった後は那岐山方向へ。
前回、台風でベンチだけになっていた東屋が綺麗に完成していたので、那岐山三角点の小屋も完成しているかも!!と期待したけど、こちらは残念ながらトイレも青空状態のままだった。
山頂へ行くかしばらく悩んだものの、既にフラフラ、前よりも30分ほど遅い時間帯、ということで、諦めて下山することに。
那岐山エリアも人が少なくて不安だったけれど、降りている途中で休憩中らしい女性グループ三人を見かけた。
声をかけてみると、下山で一人が膝を痛めたとのこと。
こんな時に限って膝サポーターを忘れていたので、テーピング用のテープを使うか伺うと、膝には布を巻いたので不要と断られた。
ロキソニンを一つ差し上げて、流れで同道下山することに。
道中、あれこれお話ししたところ、奈義が好きで県外からちょくちょく来られているそう。
今回は那岐山に登るつもりは全くなかったけれど、せっかくだから行ってみよう、となったと。
地元の方に、登山前に軽く話は聞いたそうだが、止められはしなかったらしい。
山を舐めたらダメとは言われたみたいだけど。
言われて足元を見ると、普通の靴だった。
こんな薄い靴底でゴロゴロ石の転がるところを歩いたら、そら膝やられるだろうなあ。
止めてあげて、地元の人!
なお、後で下から合流した男性はこれまた普通の革靴だった。
が、この方はヒョイヒョイ登り降りしていたので、人によっては普段着スニーカーでも問題ないのかもしれない。
真似をする気はないが。
最終的に全員、登山口まで降りられたけれど、自分は前に立って、膝を痛めていないうちのお一人と話をしながら降りていたため、膝を痛めた方と、それに付き添っていた方とは、思った以上に距離が離れてしまっていた。
こういう場合は、離れないようにきちんと待つか、最後尾を歩かないとダメだな、と反省した次第。
登山口からはバス停まで車で送っていただいた。
ありがたい。
今回、声ヶ峠方面から自分を追い抜いてスタスタ歩いて行った男女1組がおられたので、私みたいなヨタヨタペースでなければ、公共交通機関で広戸仙から那岐山までの縦走は余裕で出来ると思う。
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