三ッ峠山(三つ峠駅より河口湖駅へ) モミジがいっぱい


- GPS
- --:--
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,359m
- 下り
- 1,122m
コースタイム
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 7:07
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
0642高尾発の松本行き普通列車に乗り継ぎ、大月0719着。富士急行線改札へ移動。 富士急行線改札前で切符購入し、0722大月発普通列車で0750三つ峠着。 (帰り)富士急行線河口湖駅にてJR線直通の切符を購入(大月駅で一度外に出て切符を買う必要が無くなり、乗換が楽になります)。 富士急行線河口湖1537発普通列車で大月1634着。JR線へ移動。 1706大月発普通列車で1743高尾着。 JR中央線快速東京行きに乗り継ぎ、最寄り駅へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(全体として)落ち葉が積もっている為、木の根や石が隠れています。 (木無山〜天上山)倒れ掛かった木の下を歩いたり、やせた尾根があったり、トラバース路が細めの箇所があったりして、思いのほかワイルドな印象でした。先述の通り落ち葉が積もっていますので、紅(黄)葉に気をとられて足を踏み外さないよう。 送電線を左手側に見送って数分進むと、道標のすぐ手前に右へ分岐する道があります(地図によると、寿駅の方に至る道のようです)。「天上山・河口湖駅」の道標に従って進めば問題ないと思われますが、念のため。 湖畔下山道分岐を天上山方面に進むと、舗装された道に行き当たります(西川新倉林道というそうです)。舗装路を右手に進むと、木の幹に手書き風の板で「←天上山」と書いた道標があります。なお左手に進むと小さな芝生の広場があり、「増田誠」さんという画伯を記念したレリーフが建っていました(寄り道した理由は、見事なまでの紅葉が目に入り、足を運んだためです)。 (カチカチ山ロープウェイ)駅に着くと、急に人が多くなりますが、あじさい公園遊歩道に入ると再びひと気がなくなります。落ち葉の積もった階段が続きます。 |
予約できる山小屋 |
三つ峠山荘
|
写真
感想
当初は帰省して七面山に行く予定だったが、事情により中止。2年前に訪れた三ッ峠に行くことにした。
行きの富士急行線車窓からはよく富士山が見えた。駅から歩き始めてほどなく、三ッ峠の山容が目に飛び込んでくる。登山口まで舗装路歩きだが、随所に見ごろの紅葉が散りばめられていた。
登山道に入ると、ひたすら高度を稼ぐ。じりじりと登ってゆく。
屏風岩の下では、2組のパーティーがクライミングの準備をなさっていた。硬質的な岩を飾る草紅葉の黄色が鮮やかに映えていた。
屏風岩前を抜け、直下の分岐に至る。さてどちらの階段を行こうかな…と、三ッ峠山荘側の階段に取り付こうとしたところ、別の方角から何か物が動く音が聞こえ、間もなく石が当たって止まるような大き目の音がして止んだ。何だかいやな感じがし、そのまま階段を上がって三ッ峠山荘の脇に出た。
2年前は曇天で富士山が全く見えなかった。今回は雲をかぶっていたが、気付くと切れ目から顔を出していて、急いでシャッターを切ってみる。山頂でしばらく様子をうかがった後、下で簡単におにぎりだけ食べる。地形図&地図を見たり、山を眺めたりして過ごす。尾根が黄色く色づいているのが気になり、下山はカチカチヤマロープウェイの方に決める(母の白滝を見たいとも思ったが、現在麓の神社〜滝の間が登山道整備中で、林道歩きになることを考えて止めにした)。
もう見えないかと思った富士山が再度顔を出してくれる。下山はカラマツの黄葉の散り敷くふかふかと柔らかい道を下ってゆく。見上げれば青空と輝くカラマツ。木立の中を抜ける道は、何ともいえぬ良い香りが漂う。くぼんだ道、細い尾根、巻き道とさまざま。木立の間から御坂方面の山なみと河口湖が臨まれる。立ち止まって、地形図と山地図を取り出して、考える。
天上山に近づくにつれ、赤い紅葉もいいけれど、黄色い葉も好きだなあ…と思うようになった。登山道は心を高ぶらせ、酔わせるほどの眩しい黄葉に包まれていた。
さて、林道に突き当たって、下山路の続きを確認した後、林道の先の方が何だか色鮮やかであることに気付く。木の葉の色だと気付くのにそう時間はかからず、まだ時間もあるため、寄り道してみる。結果は大当たり。短いモミジのトンネルを抜けると、モミジの木立に囲まれた芝生の小広場があった。画家のレリーフがある。都留市にゆかりのある故人だそうだ。鉄塔で追い越したハイキングのこどもらの声が聞こえる。一期一会の風景と思い、しばし佇む。
登山道に復帰し、黄葉の道はなお続く。天上山の祠に手を合わせ振り向くと、富士山が大きい。首に雲のマフラーをしている。ロープウェイ駅では自分の浮いた姿が気恥ずかしくなったが、遊歩道に入ると登ってくる人もほとんど居ない。太宰治の文学碑の後ろには、大きな富士が鎮座していた(惜しむらくは頭が隠れていたこと)。樺の木とモミジが映える空間はとても居心地がよい。護国神社への下山路も紅葉満載。アジサイの頃は賑やかなのだろう。
紅葉に関してはもうお腹が一杯になったようだ。これからは、地形図とコンパスと、もっとお友達に。
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