記録ID: 5456407
全員に公開
ハイキング
大台ケ原・大杉谷・高見山
台高山脈縦走（高見山-大台ケ原山／54キロ）
2023年05月01日(月) 〜
2023年05月04日(木)
sanseki1949
体力度
10
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 38:37
- 距離
- 54.1km
- 登り
- 5,127m
- 下り
- 3,977m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 9:53
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 10:42
15:40
2日目
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 10:29
3日目
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 10:00
| 天候 | 5/1：晴れ、夜 暴風・雨、 5/2−4： 晴れ、 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
明神岳以降支尾根多く、且つ赤テープ表示も少なくなりルートファインディングに注力しながらの歩行となります。全般を通じ急登と急下降が連続し、数年前歩いた幾つかのトレイル（大峰奥駈道＆高島・比良・比叡トレイル＆苗場・信越トレイル）以上の体力と慎重さを強いられるルート。馬ノ鞍峰手前の10m程の急下降と急登及び山ノ神ノ頭から湯谷ノ頭にかけてはやせ尾根＆フリークライミングを要する箇所がありました。10キロ前後の軽装備で好天日に2〜3日で駆け抜けるヤマレコ山行記録が多いのも頷けるルート。確認できた水場は、明神平、千石山南斜面下、地池越、ブナノ平、引水サコ、金明水、等。 |
写真
166号線を行き交う車の騒音に悩まされながら登山口で夜を明かし、5時出発。約2時間を要して到着。” 学能堂山-三峰山-高見山” 縦走した時に知った3年前以来の ”台高山脈縦走” のスタートです。
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5/1 7:06
166号線を行き交う車の騒音に悩まされながら登山口で夜を明かし、5時出発。約2時間を要して到着。” 学能堂山-三峰山-高見山” 縦走した時に知った3年前以来の ”台高山脈縦走” のスタートです。
高見山頂1248mからみたこれから目指す ”明神岳” 方面の展望。
伊勢辻山1290mから登山者と出会うことも多くなり、略予定通りの6時間を要して明神平 1323m着。明神岳1432mからはバリエ-ションルートになり、行路に注力して進みます。
1
5/1 13:03
伊勢辻山1290mから登山者と出会うことも多くなり、略予定通りの6時間を要して明神平 1323m着。明神岳1432mからはバリエ-ションルートになり、行路に注力して進みます。
未だ新緑には早い山林の中にひときわヤマツツジの花が際立っていました。
千石山1381mの登り途中で見頃の シャクナゲが咲いていました。
千石山から標高差160m程下った鞍部の水場。計画は日没までの歩行で池木屋山手前だったが、自身の体力を鑑み今回の山行は一日の歩行10時間に変更しこの水場で夜を明かすことに。
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5/1 15:45
千石山から標高差160m程下った鞍部の水場。計画は日没までの歩行で池木屋山手前だったが、自身の体力を鑑み今回の山行は一日の歩行10時間に変更しこの水場で夜を明かすことに。
19時頃から一晩中強い雨風が吹き付けていましたが、稜線の東側窪地に タープ＆ツエルトを張ったせいで大過なく過ごせました。
池木屋山1396m。山頂からは幾方向にも踏み址が延びており、大黒尾根を見定め弥次平峰1274mを目指します。
霧ノ平1110m 手前で見かけた見事な花のシャクナゲの群生地。霧ノ平は当初の思いと異なり鞍部にありました。
今回数多くの巨木を見かけましたが、その中で最も凄まじい迄の生命力を漲らせていると思った杉の巨樹。馬ノ鞍峰1178mで ”カクシ平登山道” から P1258 ピストンをしている和歌山からの登山者2人に会いました。日帰り登山を6回に分けて台高山脈スルーを目指す途中とのこと。
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5/2 12:59
今回数多くの巨木を見かけましたが、その中で最も凄まじい迄の生命力を漲らせていると思った杉の巨樹。馬ノ鞍峰1178mで ”カクシ平登山道” から P1258 ピストンをしている和歌山からの登山者2人に会いました。日帰り登山を6回に分けて台高山脈スルーを目指す途中とのこと。
2日目も10.5時間歩いた地池越1030mでビバーク。水場は5分程東側の谷を下った箇所。この夜は雨もなく風も弱まって過ごしやすくなりました。写真は ”山ノ神ノ頭” 山頂1099m、何故かこの山の謂れが気になりおさめました。ここから湯谷ノ頭1070m過ぎ迄が危険ルートになり慎重に歩を進めます。
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5/3 6:53
2日目も10.5時間歩いた地池越1030mでビバーク。水場は5分程東側の谷を下った箇所。この夜は雨もなく風も弱まって過ごしやすくなりました。写真は ”山ノ神ノ頭” 山頂1099m、何故かこの山の謂れが気になりおさめました。ここから湯谷ノ頭1070m過ぎ迄が危険ルートになり慎重に歩を進めます。
ブナノ平1060mにある雨量測候所の人工物。木々が休眠状態から芽吹き始め躍動開始の時期。ビバーク適地でもありました。
危険地帯を過ぎた急登の途中に ”山は楽しい” との標識代りの立札。この後、”父ケ谷ノ高1210m-振子辻1123m” を経由して ”引水サコ1118m” から15分程下降した水場がある鞍部でビバークします。この日も10時間の歩行。
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5/3 12:51
危険地帯を過ぎた急登の途中に ”山は楽しい” との標識代りの立札。この後、”父ケ谷ノ高1210m-振子辻1123m” を経由して ”引水サコ1118m” から15分程下降した水場がある鞍部でビバークします。この日も10時間の歩行。
新緑の中にシャクナゲの群生地、”シャクナゲ・ロード” とも言いたくなる所。ひと時贅沢な気分に浸りました。
登山開始して4日目、南下してきたせいか新緑の美しさが目立つようになりました。
大台辻1190mからは古道・筏場道沿いに進むが、崩壊場所多く慎重に歩を進む箇所多々。写真は途中にある ”金明水” 。
連休中とあって満車状態の大台山上駐車場を経由して、日出ケ岳1695m到着。一日の歩行10時間と短縮したことにより、当初の計画・山中3泊4日で5/4 迄に尾鷲着を諦め、この山頂で登山の終着地とすることに。既に食材も尽き果て残りは飴玉のみに。
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連休中とあって満車状態の大台山上駐車場を経由して、日出ケ岳1695m到着。一日の歩行10時間と短縮したことにより、当初の計画・山中3泊4日で5/4 迄に尾鷲着を諦め、この山頂で登山の終着地とすることに。既に食材も尽き果て残りは飴玉のみに。
略中央部の尖がった山頂が ”釈迦ケ岳1800m” 中央部のなだらかな山頂が 八経ケ岳1915mと弥山1895m。
左側の尖がった山頂は ”行者還岳1547m、右側に向け順に ”大普賢岳1780m、”山上ケ岳1719m” 。
装備
| 個人装備 |
ﾂｴﾙﾄ＆ﾀｰﾌﾟ
ﾍﾟｸﾞ､ｼｭﾗｰﾌｶﾊﾞｰ＆ﾏｯﾄ
ﾍｯﾄﾞﾗﾝﾌﾟ＆予備電池
ﾗｼﾞｵ
ｶﾞｽｺﾝﾛ(缶100g)＆ﾗｲﾀｰ､食器､洗面具､防寒着､着替え､替え靴下､地図＆磁石､ﾗﾝﾀﾝ､水筒(2L)
浄水器
ｽﾄｯｸ､ﾛｰﾙﾍﾟｰﾊﾟｰ､ｻﾞｯｸ＆ｻﾞｯｸｶﾊﾞｰ､ｽﾊﾟｯﾂ､帽子､外傷用薬､保険証(写)､ｽﾏﾎ＆ﾓﾊﾞｲﾙﾊﾞｯﾃﾘ-
手袋､ｽﾄｯｸ､ｽﾞﾎﾞﾝ､長袖下着(黒)､半袖Tｼｬﾂ､手袋､雨具
食材＆行動食
熊鈴＆熊ｽﾌﾟﾚｰ
携帯ﾄｲﾚ 他＜16kg＞
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|---|
感想
以下備忘録として記録
1．台高山脈縦走は急登と急下降が連続し、且つ、難路続きでルートファインディングを要するルートであることを山行記録で知っていた故、好天が4日連続する予報を待ちに待っての実行となった。
2．高見山登山口での出来事。ビバーク日程から ガス缶 Primus P110(ガス量100g）で充分と考え、バーナー開閉をチェックしないままガス缶に接続してしまい、無駄にガスを数秒放出してしまう。以降ガス使用量を節約しながらのビバークとなり、結果としてガス使用量94g。又、モバイルバッテリーの劣化がみられていた故、今回の充電は途中1回限りと想定し、写真撮影含め努めて節電に配慮しながらの山旅でもありました。
3．当初は ”尾鷲” 迄の山中3泊4日/74kmの山旅計画（1日当たりの コース定数 54〜44）。5/01 の初日、日没まで歩く計画だったが、自身の疲労度から鑑み無理と判断し、千石山南斜面の水場を1日目のビバーク地に。2日目になり予備日無しの計画でもあった故に尾鷲迄を諦め、最終地を大台ケ原に変更せざるをえなくなる。
4．当初の計画自体に無理があったのか、年相応の負担に耐えられなくなったのか、今後の計画立案上自身の体力について見極める必要性あり。
5．今回の山行記録によるコース定数は以下の通りとなっていた。以下の ”歩行距離-累積標高登り-累積標高下り” は、ヤマレコ新規計画から作成。
・1日目： 45（10.7Hr-16.6km-△2.0km-▽1.2km）、
・2日目： 34（10.5Hr-13.1km-△1.0km-▽1.2km）、
・3日目： 32（10.0Hr- 8.7km-△1.04km-▽1.0km）、
・4日目： 26（ 7.5Hr-11.1km-△0.88km-▽0.35km）、
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