秩父31・32番札所と観音山を歩くー釜沢五峰はコースアウトで撤退
hirokok510
体力度について
- GPS
- 19:03
- 距離
- 67.5km
- 登り
- 2,525m
- 下り
- 2,367m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 4:28
- 合計
- 11:34
| 過去天気図（気象庁） | 2014年11月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
自転車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
法性寺から釜沢五峰入口への下りは道標がなく、鉄塔のところで選択を間違えて尾根伝いに565mピークに向かってしまう。準備不足のお恥ずかしい失敗。鉄塔の分岐点で、きちんとコンパスと地図を使って現在位置などを確認して方向を確認すれば防げる間違いだった。 |
| その他周辺情報 | レンタサイクルは小鹿野町役場で借りられるが、二時間300円、4時間500円だが、二時間を過ぎると、一時間当たり500円取られる。5時までに返却だが、5時過ぎても大勢の職員が働いていたのには驚いた。14日が埼玉県の日でイベントが多いためか？？ |
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感想
来週の火曜日、12日で総開帳が終了。週末は用事があり、来週の天気は怪しそうなので、思い切って二日がかりで残りの4札所を歩き切るつもりで、旅に出た。今回も欲張って、札所と山歩きをセットに計画。まず西武秩父から栗尾行バスで松井田バス停下車、32番札所、法性寺に向かう。長留川を渡り巡礼道の道標を見ながら進むが、途中で道が二手に分かれ、道標が見えない。下の道を進むと最後は行きどまりーー間違えたーー。戻るべきかーー目の前はバス停からしばらく歩いた車道その下は長留川、いずれも渡る橋もなければ階段もない。今更戻るのも馬鹿馬鹿しいので、右の土手の崖を見て登れそうな場所を見つけて強引に登る。なんとか車道に出て、先を急ぐ。途中で先に分かれた道に通じるらしき巡礼道と合流。そこから10分くらいで長若山荘との分岐に出る・左に進めば山荘と釜沢五峰の入口に出る。右の法性寺への道を進み、小鹿野町文化財の秩父大神社を右に見て少し進むと、法性寺に出る。
赤く塗られた大きな仁王像の山門をくぐり、紅葉の美しい風景を見ながら長い階段を上がると、納経所と本堂に出る。本堂には舟型の台に乗り、傘を被ったお船観音の原型のような仏様が置いてある。ここで納経を済ませ、さらに観音堂、お船観音や大日如来のある山道を進む。納札堂の先に大きな岩の間にある観音堂に着く。そこでは大勢の参拝者がお寺の住職の案内で観音様の前で読経して参拝している。その後、私も参拝する。お堂と大岩の間には様々な祠や地蔵、塔が立っている。そこから先は登山道−−入口には3時以降入山禁止、降雨後などは控えるように札が出ている。10分くらい登ると大きな岩屋があり、「竜虎岩」という看板があり、鎖で上まで上がると祠がある。石灰岩なのか、穴がたくさん開いており、龍がくちょを開けているような妙な格好の大穴がある。竜虎岩から10分足らずで別の細長い窟屋があり、沢山のお地蔵さんとお不動さんがある。そこを右に抜けると岩尾根に出る。右下の方にお船観音があるようだが、その時は下にあったお船観音のことと考え、すぐに大日如来に向かい岩尾根を進む。岩尾根からは北西側が開け、下の本堂や釜沢五峰に連なる尾根や稜線が見えている。ほんの数分で大日如来のある大岩に出る。荷物を置いて鎖の付いた岩を登り、上まで回り込むと大日如来さんこんにちわーー。大日如来は真言密教の最高仏ー修験道との結びつきもあったと思われる。そこそこ高度感もあり、下りは少し怖い。大日如来を拝んで周囲の展望を楽しみ、下に降りて行動食を補給し、10分くらい休憩。そこから今度は釜沢方面に下る。所々に道標があり、そこまでは何ら不安はなかった。しかし20分弱下って二番目の鉄塔に出ると道は左右に分かれ、道標もない。ここでじっくり地図や方角を調べるべきだったが、鉄塔方向は巡視路だろうと鉄塔の逆の尾根道を進んだのが間違いで、どんどん地形図にある561mピークの方向に向かってしまった。道筋には道標はないが、ずっと赤いテープが続いているので、うっかりした。途中で間違いに気づいたが、ここまで来たらどこにむかうか確かめようと、かなり上のピークまで進んだ。林業用の道だったか、ピークは伐採されて開け、痩せ尾根が二つに分かれてなおも続いている。これを南西方向に進めば565mピークを越え、そのまま釜沢五峰に連なる岩尾根に通じるかもしれない―ー地形図上はそう見えるー。ただ、今回は札所巡りが優先なので、今回はここで撤退。釜ノ沢五峰は次回の楽しみに。急斜面の痩せ尾根を慎重に引き返し先の鉄塔分岐に出る。鉄塔周辺を探したが道標はなかった。コンパスと地図で確認すべきだったが後の祭り。ここから大日如来、お船観音、観音堂を辿り山門まで50分で下る。途中、大日如来下で軽い昼食をとる。山門から大日峠越えで小判沢集落を経由し小鹿野町に出る。釜ノ沢五峰を登らなかったので、予定より二時間くらい早い。そこで明日の日程を楽にするように三十一番札所の観音院を今日歩くことにする。町役場で自転車を借り、観音院まで走る。予想よりも登りはきつくなかった。標高差は約150m位だ。観音院手前には水子地蔵尊があり、斜面の上まで水子地蔵が立ち並んでいる。観音院下の駐車場に自転車を置き、長い石段を登って札所に向かう。ここは険しい岩山で、修験道との関係をうかがわせる。観音堂のある平地には上から滝が落ち、崖には千体の磨崖仏が彫られている。途中西奥の院への道は落石の危険で閉鎖されていた。観音堂の本尊は行基作と伝わる聖観音で武将が岩山の高の巣に弓を向けて見つかったといういわれがある。聖観音を参拝・納経の後、急いで観音山に向かう。途中東奥の院や矢抜けの岩穴などを見学、牛首峠の分岐を過ぎ、仁王像加工場跡を過ぎると次第に傾斜が増す。昨夜、錦織のテニスを夜遅くまで見て睡眠部族のためか左足が攣りそうになる。慌ててストレッチしてだましだまし登る。最後に唐松峠分岐に出ると稜線が見え、山頂直下の仁王像石切り場跡を過ぎると山頂まではすぐだ。北側には西秩父湖が樹間から見える。山頂は樹木が茂って樹間からわずかにのぞけるのみ。すでに4時近いので急いで観音堂まで下る。4時を過ぎたのですでに観音堂も納経所も閉まっている。ここは法性寺と同じく11月から2月までは4時で閉まるようだ。山門を出るとすでに4時半、自転車を五時までに返却なので、急いで小鹿野町役場まで下る。懸命に走りすぎて途中今度は右足が攣る。やばい――時間に間に合わないか――、少しストレッチして自転車を押して下り、再び走り出すーなんとか5時前に到着―滑り込みセーフーー。しかし役場内は埼玉県の日が近いせいか、おそくまで女性を含め大勢の職員が働いていた。
バスの時間待ちの間、近所で熱燗を一杯やり、バス停前の観光案内所隣の待合室の土器や写真展示を見る。宿に電話を入れるとすぐに迎えに来た。もうすでに真っ暗だ。宿で温泉につかって足をマッサージ。夕食を食べて明日に備えて早めに休んだ。
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