九重山 九住山、中岳、三俣山など
- GPS
- 10:56
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 1,639m
- 下り
- 1,928m
コースタイム
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:34
- 山行
- 4:23
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:10
天候 | 5日、晴れのち曇 6日、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り バス 長者原登山口から別府駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
牧ノ戸峠の登山口に登山届ポストがあります。 雨天時は黒土がドロドロになり滑りやすいです。 |
その他周辺情報 | 法華院温泉山荘には温泉があります。 |
写真
装備
個人装備 |
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ラムネ
虫よけ
熊鈴
歯ブラシ
耳栓
カイロ
塩飴
トレッキングポール
|
---|---|
備考 | 折りたたみ式傘を持っていくべきでした。下山後の移動などで困りました。 |
感想
九州の屋根。九重山に登りました。
別府駅から熊本行きのバスの乗車し、牧ノ戸登山口で下車。
開始は10時過ぎと山行としては遅めのスタートとなりました。
天気アプリでは5日の降雨予報はありませんでしたが、雲に覆われた山頂を目指して歩く形になりました。
最初はコンクリートに整備された急斜面の道が続くキツめのウォームアップでした。
すっきりしない空模様でしたが、沓掛山あたりまでは雲の切れ間から青空がのぞいていたと思います。
そこからは標高が上がるにつれ霧が濃くなっていきました。
扇ヶ鼻分岐から星生山への道はゴツゴツ岩の傾斜が急な道でした。山頂に着いたときには辺りは霧に覆わていて、景色はほとんどありませんでした。久住山山頂への最短ルートの東側へ下ろうと少しだけ進みましたが、岩場の急斜面だったので、山頂まで引き返して南側に下りました。
久住避難小屋で小休憩し、ザックを置き九住山に登りました。小屋内で男女グループの方々と少し会話し、イチゴをいただきました。ほんのりとした甘酸っぱさが口に広がり少し回復。皆様に法華院山荘に泊まる予定だったので、山荘での再会を楽しみにして久住山へ進みました。
登山道はところどころ岩に黄色の印がしっかり付いていたので、霧の中でも迷う心配はありません。母親と一緒に登っていた小さなお子さんも大きな石の段差を元気に登っていました。
九住山山頂は天気が良ければ、連山の他の山頂はもちろん、阿蘇山まで見渡せるようです。しかし、当日は霧の中では何も見えません。一帯は傾斜がなだらかで、休憩にも適していると思いますが、この日は山頂で記念撮影して、すぐに下山する人がほとんどでした。
一度、久住避難小屋にザックを取りに戻って、中岳に向かいました。避難小屋から中岳の道は九住山までの道と重なるところが多く、ザックを置く必要はなかったと思います。
中岳への道は山頂手前で御池の脇を通ります。その後、岩稜帯となります。そして、今回の山行の主たる目的、九州本土最高峰「中岳」に到着しました。
山頂からは案内ロープがついている岩稜帯の斜面を下り、稲星山と白口岳に登頂。白口岳から鉾立峠への下りは急峻な岩場と火山灰でできた泥の険しい道で、今回の山行の一番の難所でした。一部道が崩れていて、藪の中に設けられたう回路を通りました。後で地図を見ると一部破線のバリエーションルートでした。
鉾立峠まで下ったあと、立柱山に登ることも考えましたが、山荘から現在地を確認する電話があったため、待たせて心配させるのはどうかと思い、山荘に向かいました。
山荘では、夕食までかなり時間があったので、温泉に入りました。山荘で温泉という贅沢も今回の楽しみでした。
その後、食堂で、夕飯時間まで岩手から来られたグループの方とお菓子とお酒で談話を楽しみました。山小屋や山荘での会話はいつも本当に楽しいひと時です。談笑から次に行きたい山ができたりと楽しみが広がります。
夕食時になっても会話が弾み、ご飯も進みました。
夜半から降り始めた雨は時間がたつほど強くなり、合羽姿での山行開始となりました。悪天候の中で登ることの危険性を考え、坊ガツルから長者原へ向かうことも考えましたが、せっかく九州まで来たのだから、一つでも多く、九重連山に登頂に挑戦するため、諏蛾守越まで行って判断することにしました。
諏蛾守越の避難小屋で小休憩し、三俣山へ向かいました。白口岳〜鉾立峠間と同様に個々の土面もドロドロで滑りやすくなっていたので、なるべく岩場や草地を歩きました。大した距離ではありませんが、前が見えないと不安になりますね。
尾根に出たところで横殴りの雨に吹き付けられました。西峰で進退に迷いましたが、天気アプリの雨雲レーダーで雨雲の隙間を見つけ、雨が弱まった時を見計らって、本峰に向かいました。本峰へは一度少し下り、登ります。道は確りして迷うことはありませんが、霧で、数十メートルも視界がありません。とりあえず本峰に登頂、標識を撮影後、諏蛾守越に戻りました。天気が良ければ大釜、小釜という山頂のくぼみが見渡せるようです。
その後は砂防堰堤の脇を通り、一般道に出ました。時間があったので、自然遊歩道へ寄り道して、最後まで登山道を楽しみながら歩きました。
空が晴れないなかで、2日目は雨天の参考となりました。その分、自分を見つめ、小説「槍ヶ岳開山」の播隆上人の心持ちに少しは近づけたと思いたいです。
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