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記録ID: 5472605
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

足駄山 (朝日連峰南部の低山薮山)

2023年05月04日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:50
距離
10.8km
登り
1,477m
下り
1,467m

コースタイム

日帰り
山行
9:55
休憩
0:55
合計
10:50
6:15
85
徳網橋 東詰
7:40
7:41
74
675mコル
8:55
8:56
60
905mコル
9:56
10:07
114
石滝川渡渉
12:01
12:31
84
足駄山
13:55
14:03
72
石滝川渡渉
15:15
15:19
58
905mコル
16:17
16:17
48
675mコル
17:05
徳網橋 東詰
※ 参考文献:「知られざる山々」(白山書房)羽田寿志 著
※ 足駄山:「秘境の山100」(山の本)
※ 小枕山方面から稜線を北上する残雪期限定の薮尾根の選択肢もあり
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
その他周辺情報 りふれ
徳網橋の東詰 廃道入口のスペースからスタート
徳網橋の東詰 廃道入口のスペースからスタート
まずは樋倉沢の右岸沿いに遡る。廃道を辿っても杉林まで行ける(下山時に判明)
まずは樋倉沢の右岸沿いに遡る。廃道を辿っても杉林まで行ける(下山時に判明)
杉林を抜け樋倉沢の支流へ進む
杉林を抜け樋倉沢の支流へ進む
一番急峻な区間でもこの程度
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一番急峻な区間でもこの程度
源頭部の薮をこぎ右手の尾根に上がる。うっすらと踏み跡がある。
源頭部の薮をこぎ右手の尾根に上がる。うっすらと踏み跡がある。
最初の小尾根(675m)を乗り越す
最初の小尾根(675m)を乗り越す
ブナの緩斜面をトラバース気味に下降
ブナの緩斜面をトラバース気味に下降
別の支流に降り、さらに右俣(右上の雪渓)へ乗り換える
別の支流に降り、さらに右俣(右上の雪渓)へ乗り換える
水量の少ない沢だが意外と険しそう
水量の少ない沢だが意外と険しそう
この滝は直登不能で右岸から巻いて通過
この滝は直登不能で右岸から巻いて通過
滝の上からは穏やかな渓相が続く
滝の上からは穏やかな渓相が続く
一筋の白い絨毯のような雪渓を軽快に歩む
一筋の白い絨毯のような雪渓を軽快に歩む
次の905mコル(960m峰北)に出る
次の905mコル(960m峰北)に出る
眼前には石滝川流域の峰々が広がる。左に祝瓶山、右に目指す足駄山。
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眼前には石滝川流域の峰々が広がる。左に祝瓶山、右に目指す足駄山。
左から1010m峰〜祝瓶山〜足駄山(元サイズ)
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左から1010m峰〜祝瓶山〜足駄山(元サイズ)
3ヶ月前の状況
やや右にトラバース気味に雪渓を繋ぎながら下降
やや右にトラバース気味に雪渓を繋ぎながら下降
蛇行する石滝川の流れ(左下の支流に沿って下ってくる)(元サイズ)
蛇行する石滝川の流れ(左下の支流に沿って下ってくる)(元サイズ)
石滝川下流方向、穏やか流れ
石滝川下流方向、穏やか流れ
上流方向
上流に架かっているスノーブリッジを渡る。(午前中は長靴でもぎりぎり渡渉できそうな水量だが...)
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上流に架かっているスノーブリッジを渡る。(午前中は長靴でもぎりぎり渡渉できそうな水量だが...)
対岸の薮付きの急斜面を這い上がる
対岸の薮付きの急斜面を這い上がる
薮のお陰でそれほど怖くない(やや左上が乗越してきた905mコル)
薮のお陰でそれほど怖くない(やや左上が乗越してきた905mコル)
薮の根元にカタクリ
薮の根元にカタクリ
白太郎山と1010m峰に挟まれた支流に滝群が見える
白太郎山と1010m峰に挟まれた支流に滝群が見える
急斜面を登り左の尾根に乗る、時々きつい薮が現れる
急斜面を登り左の尾根に乗る、時々きつい薮が現れる
右下に雪渓が近づいてきたので降りてみる。少しばかり標高を稼ぐ。
右下に雪渓が近づいてきたので降りてみる。少しばかり標高を稼ぐ。
雪渓は終わるが、まだまだ山頂は遠い(中央奥に山頂北西尾根)
雪渓は終わるが、まだまだ山頂は遠い(中央奥に山頂北西尾根)
薮の北西尾根を黙々と登る、少し岩っぽい区間もあり。
薮の北西尾根を黙々と登る、少し岩っぽい区間もあり。
西方向パノラマ(元サイズ)
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西方向パノラマ(元サイズ)
北西方向パノラマ(元サイズ)
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北西方向パノラマ(元サイズ)
南西方向パノラマ(元サイズ)
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南西方向パノラマ(元サイズ)
飯豊連峰アップ(元サイズ)
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飯豊連峰アップ(元サイズ)
薮が切れて現れた草付きの平坦地(975m)。眺望もよくテン場にも良さそう。
薮が切れて現れた草付きの平坦地(975m)。眺望もよくテン場にも良さそう。
平坦地からなだらかな山頂(雪渓残る)を望む
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平坦地からなだらかな山頂(雪渓残る)を望む
とにかく広い、足駄山の山頂に到着。
とにかく広い、足駄山の山頂に到着。
眼前に飛び込んでくる朝日連峰と祝瓶山
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眼前に飛び込んでくる朝日連峰と祝瓶山
朝日連峰と祝瓶山パノラマ(元サイズ)
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朝日連峰と祝瓶山パノラマ(元サイズ)
祝瓶山〜金目川源流の峰々パノラマ(元サイズ)
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祝瓶山〜金目川源流の峰々パノラマ(元サイズ)
南北に広い山頂部の南端まで足を延ばす
南北に広い山頂部の南端まで足を延ばす
南端より三体連山〜小枕山パノラマ(元サイズ)
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南端より三体連山〜小枕山パノラマ(元サイズ)
山頂を後にする。草付きの平坦地(975m)は岩稜の上部にあるようだ。
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山頂を後にする。草付きの平坦地(975m)は岩稜の上部にあるようだ。
巣戸々山(やや左奥の双耳峰)、見納め。
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巣戸々山(やや左奥の双耳峰)、見納め。
再び雪渓に降りる
再び雪渓に降りる
雪渓が切れるとその先は滝になっていた。
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雪渓が切れるとその先は滝になっていた。
次に現れたスラブ滝の先は?
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次に現れたスラブ滝の先は?
やはり滝になっていた、薮こぎで巻く。
やはり滝になっていた、薮こぎで巻く。
どんどん標高を下げる。この雪渓の下は?
どんどん標高を下げる。この雪渓の下は?
やはり滝になっていた
やはり滝になっていた
沢筋を諦め右手にトラバース気味に下降、針のような薮を通過。
沢筋を諦め右手にトラバース気味に下降、針のような薮を通過。
見えてきた石滝川は増水して濁流になっていた。
見えてきた石滝川は増水して濁流になっていた。
奥はまだ分厚いスノーブリッジ、多少の増水でも大丈夫のようだ。
奥はまだ分厚いスノーブリッジ、多少の増水でも大丈夫のようだ。
もしスノーブリッジが崩壊していたら渡渉は明らかに無理。
もしスノーブリッジが崩壊していたら渡渉は明らかに無理。
往路とは別の支流(一本南側)を遡る
往路とは別の支流(一本南側)を遡る
沢筋を離れ、まだら状雪渓の斜面を右上にトラバース登高
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沢筋を離れ、まだら状雪渓の斜面を右上にトラバース登高
905mコルの直下の急登
905mコルの直下の急登
コルを乗り越して反対側の斜面へ。
コルを乗り越して反対側の斜面へ。
往路の一本南側の支流を下降、こちらの方が渓相が穏やかで滝はなし。
往路の一本南側の支流を下降、こちらの方が渓相が穏やかで滝はなし。
気持ちの良い新緑のブナ林
気持ちの良い新緑のブナ林
支流の出合からは次のコルへトラバース気味に登り返し。
支流の出合からは次のコルへトラバース気味に登り返し。
コル(675m)を越え、空を見ながら小休憩
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コル(675m)を越え、空を見ながら小休憩
踏み跡のうっすら残る尾根を最後まで下り
踏み跡のうっすら残る尾根を最後まで下り
樋倉沢沿いの杉林をショートカットし、廃作業道をたどりスタート地点へ戻る。
樋倉沢沿いの杉林をショートカットし、廃作業道をたどりスタート地点へ戻る。
帰途、「りふれ」に立ち寄り日帰り。ところがGWのため、宿泊者とキャンプ場利用者で狭い浴室は大混雑。廊下で20分ほど待機する。
帰途、「りふれ」に立ち寄り日帰り。ところがGWのため、宿泊者とキャンプ場利用者で狭い浴室は大混雑。廊下で20分ほど待機する。
「りふれ」の裏、荒川の対岸にある「白い森オートキャンプ場」。昨今のキャンプブームで賑わっているようだ。
「りふれ」の裏、荒川の対岸にある「白い森オートキャンプ場」。昨今のキャンプブームで賑わっているようだ。
(おまけ)残雪模様の朳差岳
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(おまけ)残雪模様の朳差岳

装備

個人装備
長靴+アイゼン

感想

2月中旬に途中まで下見をした際は、春の足音遠く、締まりのない雪と表層雪崩のリスクのある悪いコンディションであった。

あれから早くも3か月経ち、沢筋に残る雪渓と新緑の尾根筋を自由に繋いで臨める、一年でも最も魅力的なシーズンが巡ってきた。

白い雪のベールに包まれた薮山を攻略しても、薮山の個性である植生や地形を肌身に感じることはできない。やはり薮山は薮こぎで登ってこそ面白い。道なき尾根と沢を自由奔放につなぐ「noranekoスタイル」で今回登ってみた。

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コメント

知られざる山、足駄山を「noranekoスタイル」で。
良い記録を見せて貰いました。ルート取りなどnoranekoさんは、スキル高いですね。
写真41、北から見た 1230(我は平頂)〜1176.5(土倉エボシ)参考になりました。
同じ日に南の三体山で、合地峰〜1199〜1230を眺めました。😃 土倉エボシ見えず
以前、柴倉峰〜柴倉山へ登った時は塩の道が通る 1230の北面ばかり眺め歩きました。
2023/5/8 13:41
okusan093 様、コメントありがとうございます。
お互いに天候に恵まれた中、登山を満喫出来て良かったです。
石滝川と金目川に挟まれた奥深い山域にある足駄山ならではの渋い眺めを楽しめました。
okusan093 様が塩の道の探索をされた土倉エボシあたりも見えていますね。
沢の雪渓が消え尾根の薮が葉をつけ密度が増せば、難易度は増し今回のように日帰りでは厳しくなると思います。
2023/5/8 22:33
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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