今年の最難関ルート、御堂口から篠井山-下十枚山-高ドッキョウ、道の駅 とみざわから周回
- GPS
- 13:16
- 距離
- 40.2km
- 登り
- 3,186m
- 下り
- 3,178m
コースタイム
- 山行
- 12:01
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 13:16
天候 | 晴、早朝は曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回も下調べ無しで現状を見て判断していますが、以下の3ヶ所が危険ルートでした。今回はヘルメットとチェーンスパイクを持って行かなかったのですが、もしこのルートを通るならこの二つは必須だと思います。それから下山後にチェックしたら蛭が服に取りついていました。足は蛭除けスプレーをしていたので無事でしたが、今後このルートを歩くなら蛭対策も忘れずに。 <篠井山の御堂登山口から篠井山> このルートは荒廃して危険なので立ち入らない様にと注意看板に書かれています。登り初めて4/5位まではほぼ道は明瞭で、赤テープや山頂までの距離を記した看板等も有りました。残り1キロ位から道が不明瞭になり、山頂が近いのに沢歩きが出てきたり、崖を登る所でロープが切れていたりします。らくルートで遭難者のサインが有るのもこの山頂近くです。原因は「道迷い, 地理不案内」となっています。今回は崖の方に赤テープや距離を示す看板が有ったのでそちらに進みましたが、地形図の破線のとおりにこの崖を右に迂回する方が楽で安全だと思います。ただそれでも危険なので今回は状況確認の為に歩いてみましたが、一般登山者は歩かない方が良いと思います。先ほど調べたらtamagoyaさんが5年前にこのルートを歩いていました。そちらの方が詳しいので参照下さい。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-77458-prof.html <篠井山から下十枚山> この区間も下十枚山の山頂まで1キロ位までは、踏み跡もそこそこ有って歩けますが、最後の1キロ位から道がほぼ無くなり、激笹薮漕ぎとなります。しかも急斜面でかつ足元が滑り易くて中々進みません。らくルートでは踏み跡が多いので調べませんでしたが、かなり体力を使うので藪漕ぎが好きな人限定ルートです。登りだと相当に体力を使うので下りで使う事をお勧めします。 <青笹山から田代峠> 下り始めが笹薮で隠れているので注意して下さい。途中で尾根が脆くロープが切れていて、巻きルートが出来ている所が有りますが、その巻きルートも崩落しています。現状は通行止めだと思った方が良いです。写真にも書きましたが、無理に通ると土砂崩れを誘発する可能性が有ります。 事後でこの区間を調べてみると、林道に通行止めの看板が有る様です。今年通った人のレコを参考までに下記します。二人とも僕とは逆周りで登りでこの区間を歩いています。 トラバースルートで通過したサトケンさんのレコです。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5454170.html 尾根ルートで通過したbk138さんのレコです。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5274901.html 僕はこの二つのルートを落石等を考慮してヘルメット無しでは危険と判断したのですが、回避ルートは南東側に少し下って尾根ルートの反対側に登り返すルートです。沢登りと沢下りの経験を利用したルートですが、自分でルートを見つけなければならないので、こちらの方も危険では有ります。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
GPS
ペットボトル730mlx1と600mlx3
総菜パン7個
熊鈴
笛
手袋
帽子
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感想
今回も事前のルート調べ無しでルートを引き、現況を見て引き返すかルート変更するか判断しました。道の無い所を歩くバリ屋としては普通でしょうが、ヘルメットとチェーンスパイクを持っていかなかったのは大失敗でした。
出だしの篠井山に登る途中の農家のおばさんに蛭がもう出てると言われ、御堂口の入口で靴やスパッツに入念に蛭除けスプレーを噴射して出発しましたが、この廃道化した御堂口ルート、山頂近くで沢登や岩登りが有ったり、ツツジやシロヤシオの花が綺麗だったりで楽しめました。頂上の500m程手前から予想外の難所が続き、計画より少し遅くなりましたが楽しい登山でした。
次の篠井山から下十枚山までも、途中の登山道区間は展望が良く歩き易かったので楽しかったのですが、下十枚山の頂上の1キロ位前から凄い笹薮で大変でした。ここで予定よりかなり遅れて貫ヶ岳はぎりぎりかと思いましたが、まだ変化に富んだ良いルートだと思える余裕が有りました。残りは貫ヶ岳まで登山道だと思っていたので。。。
青笹山から田代峠に向かう途中で、この二つが無い為に安全性の判断で随分迷う事になりました。高ドッキョウも諦めて引き返し、細島峠から下山も考えたのですが、沢登と沢下りの様に、自分でルートを考えて・検討する方法で越えました。沢登の場合、詰めの尾根に上がる所でルート探索で苦労するのはよくある事ですが、今回はヘルメットを持っていないので、落石の危険性により注意したので通過に時間がかかりました。ルートを決めても、下りながら時々立ち止まって周囲の状況、上の落石の可能性の再確認を繰り返しながら進むのですから時間がかかるのは当然です。
幸いまだ時間が有ったのでルート開拓を試す事ができました。道の駅 とみざわからの貫ヶ岳を含めた周回で計画しており、エスケープルートとして貫ヶ岳を諦めて樽峠から下山ルートもチェックしているので、暗くなる前に樽峠に着くには十分な時間が有った訳です。常に引き返して細島峠から下山する場合のタイムリミットの時間を確認していましたし。。。
ただ予想外だったのは膝です。2023年05月01日の「富士見山-白糸の滝-身延山、久那土駅から身延駅」で、約50 km 累積標高約3,000mを11時間で歩いた際、少し膝が痛くなっていました。今回の方が累積標高が3,180m位と多いのと、予想外のバリルートの藪漕ぎで足の筋肉が疲れていたせいか、膝への負担が大きかった様です。下山してから二日目ですが、まだ筋肉痛と膝が少し痛みます。。。
蛭は気を付けていたのですが、道の駅とみさわに戻ってチェックしたらTシャツに1匹いました。その後でさらに入念にはたいたりしたのですが、昨日腕にとても小さな蛭が付いていました。一晩くっついていた事になるので心配です。。。あれだけ小さいとちょっと見落としますね。幸いというべきが血を吸われた跡はどこにも無いのですが。。。
コメント
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この辺りは温暖なので、ぼちぼちでるころだとは思いますが、やはりいましたか。
でも血を吸わてなかったとのこと、その程度で済んでよかったですね。
予想外の難所に苦労したとのことですが、この山域糸魚川静岡構造線の一部なので、
崩壊している箇所があるのでしょうね。
ご無事で何よりでした。
去年の7月のレコは記憶していて、蛭は心配していました。それで蛭除けスプレーを持って行きました。ありがとうございます。今回の方が二か月早いのでどうかな〜と思って、最初の篠井山に登る途中で農家のおばさんを見かけて聞いてみました。そうすると「今朝は少し寒いので登りは大丈夫だと思うけど、下りの時間帯は下の方は蛭が出ていると思うので気を付けてね」との事でした。
これからこのルートをやると藪漕ぎも有るし蛭はとんでもなさそうだから、寒くなるまで避けた方が良いですね〜。
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