梅雨の中休み 飯豊山

2011年06月11日(土) 〜 2011年06月13日(月)

• GPS: 56:00
• 距離: 30.6km
• 登り: 2,481m
• 下り: 2,480m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:56
• 休憩: 0:09
• 合計: 9:05

5:13 川入りキャンプ場
6:26 6:28 中十五里
7:23 7:25 笹平
8:20 8:25 水場
9:28 9:28 剣ヶ峰
10:20 10:20 三国小屋
10:20 10:20 三国岳
12:17 12:17 三国小屋
14:18 切合避難小屋

2日目

• 山行: 11:11
• 休憩: 0:19
• 合計: 11:30

5:00 切合避難小屋
5:40 5:40 草履塚
6:11 6:11 御秘所
7:00 7:00 飯豊山避難小屋、本山小屋、飯豊山神社
7:50 7:50 飯豊山
8:17 8:20 駒形山
9:45 9:50 御西岳避難小屋
11:00 11:10 折り返し点
13:50 13:50 飯豊山
14:16 14:16 飯豊山避難小屋、本山小屋、飯豊山神社
15:29 15:30 草履塚
16:30 切合避難小屋

3日目

• 山行: 5:59
• 休憩: 0:20
• 合計: 6:19

4:30 切合避難小屋
6:30 6:50 三国小屋
8:14 6:50 笹平
9:25 御入野営場

天候

2011/6/11　雨のち晴れ
2011/6/12　晴れ
2011/6/13　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

6/10　20:00に相模原を出発し、稲城大橋から中央高速、東北道、0:53に磐越道を会津坂下ICで降り、川入りキャンプ場に向かう。
6/12　帰路も同じ

コース状況／危険箇所等

2011/6/11
5:23　小雨の中、駐車場奥の登山口から歩き出す。階段等もあるが、6:03　下十五里、6:26　中十五里　6:50　上十五里と、休憩所となっており、歩き易い道を進む。　歩き始めて約二時間　7:23に笹平に到着した。
次は横峰だが、雪渓が出始めた。
歩き始めて約三時間　8:20に峰秀水に到着した。　この先　三国小屋までは切り立った道が続く。　9:28には霧に包まれた剣ヶ峰を通過する。
10:30には三国小屋に到着するが、此処から大きな時間のロスを発生させる。　小屋から右に降りるのが正しい道だが、見通しの悪さもあり、左に続く稜線伝いに歩を進めてしまった。大きな雪庇が覆う稜線を下っていくと三人連れとすれ違う、行先は本山との事。　ほぼ垂直の雪庇を登りその先の三角点、何か可笑しい、慌てて地図を広げるが後の祭りだった。　本山へは三国小屋の裏を右に下るのだ。今来た道を慌てずゆっくりと戻る。
役二時間のロスだった。　小屋の裏に、切合　3.0kmの標識があった。
気を取り直し所々雪を纏った道を下る。　13:00を過ぎた頃、予想通り雲が切れ晴れ間が覗いてきた。　雪庇を抱えた稜線を切合に向かう、切合小屋の周辺は多くの雪が残り本山へは雪渓が続く。　14:18　切合小屋に到着する。
未だ早いが、本山の小屋周辺に雪渓（水）があるかどうか分からないので今日は此処に泊まることにする。　
暫くすると後ろを歩いていた単独の方が到着し、虫の多い屋外だが、ビールと焼酎で歓談する。　地元の方で、東日本大震災の後は飯豊も朝日も月山も、尾瀬さえも人は激減との事。　今日もすれ違った3名と、今一緒にいる方の4名しかお会いしていない。
夕方、日が沈むころ、小屋に戻り軽く食事を摂り、早々に寝てしまった。
2011/6/12
4時前に目が覚め朝焼けを見ることにし表に出た。薄雲が掛かる中、本山方面もオレンジに染まった。
朝食後、薄曇りの中　4:40に小屋を後にする。5:40　草草履を過ぎ、　6:01　姥権現、6:11　御秘所を過ぎる。　6:31には御前坂に到着し、7:50　初めての飯豊山　山頂　2,105mに到着した。
今日は天気も良くなりそうなので、飯豊の最高峰　大日岳　2,128mを目指すことにする。
8:13には駒形山を過ぎ、雪渓、夏道を写真を撮りながらのんびりと歩く。1.5時間程歩き、御西岳避難小屋に到着した。
暫く休憩し、飯豊最高峰である大日岳を目指す、一時間程歩き、山の状況を双眼鏡で確認するも、頂上付近の雪面は可なり急なうえに雪面で有り、最低でもピッケルは必要と判断し、11:03　戻ることにした。
戻るとなるとよりのんびりし、花々の写真を撮るために立ち止まり、また歩きを繰り返し、本山には13:50に到着した。　そういえば今日は6月12日　日曜日なのに、誰にも会っていない。　本山の避難小屋に立ち寄るも人には会わなかった。この日は誰もいない切合小屋に連泊する。
2011/6/13
4:31　小屋を後にする。　6:30　三国小屋に到着する。　気温は小屋の中で12℃と熱くもなく寒くもなく良い気候だ。
小屋からは切り立った岩稜を慎重に下り、笹平、中十五里などを経て、9:25　川入りキャンプ場に到着した。結局　今日も人に会わずだった。

写真

6/11 0:53

2011/6/11 0:53 磐越道　会津坂下ICを出る所

6/11 5:13

2011/6/11 05:13 川入キャンプ場を出て登山口に

6/11 5:23

2011/6/11 05:23 大滝方面と中十五里への分岐点

6/11 5:23

2011/6/11 05:23 大滝方面と中十五里への分岐点にある案内図

6/11 5:36

2011/6/11 05:36 階段状の道を登るといきなり、抉り取られたような道が現れる

6/11 6:03

2011/6/11 06:03 程なく下十五里に到着

6/11 6:26

2011/6/11 06:26 次に中十五里

6/11 6:50

2011/6/11 06:50 上下十五里に到着

6/11 6:50

2011/6/11 06:50 xx十五里の上は必ず抉り取られた道が

6/11 6:56

2011/6/11 06:56 良く見る花ですが？？

6/11 7:46

2011/6/11 07:46 笹平を過ぎ横峰に到着した

6/11 7:52

2011/6/11 07:52 紫陽花の様な？？

6/11 7:55

2011/6/11 07:55 何だっけ？

6/11 7:56

2011/6/11 07:56 何？

6/11 8:11

2011/6/11 08:11 本山か？？　多分

6/11 8:20

2011/6/11 08:20 秀峰水に到着した。　水をタップリと汲みたいところだが、肝心な水筒を忘れたため車に有ったペットボトル　500mlx3を満杯に

6/11 8:37

2011/6/11 08:37 この辺りから雪面が現れる

6/11 8:45

2011/6/11 08:45 雪面で虫でも探しているのか。　この鳥は？？

6/11 9:11

2011/6/11 09:11 小雨模様の中、来た道を振り返る。　地蔵山から多少　下っているような

6/11 9:28

2011/6/11 09:28 三国小屋への途中で剣ヶ峰を通過

6/11 10:20

2011/6/11 10:20 雨の中、三国小屋へ到着した

6/11 10:25

2011/6/11 10:25 三国小屋を左へ？？

6/11 10:25

2011/6/11 10:25 稜線下には大きな雪庇が

6/11 10:37

2011/6/11 10:37 道の間違えに気が付かずに進んでいる

6/11 10:49

2011/6/11 10:49 本山から北股岳方面に向かうと話していた3人とすれ違う。　何か変だ、この道は正しいのか？

6/11 11:15

2011/6/11 11:15 可笑しいと思いつつ、三角点に出くわす。遅きに失したが地図を確認する。　大失態だった

6/11 11:15

2011/6/11 11:15 落ち着いて来た道を戻る

6/11 11:16

2011/6/11 11:16 道の両側をゆっくり眺めると、こんな花が咲いていた？？

6/11 11:18

2011/6/11 11:18 轍も有った

6/11 12:17

2011/6/11 12:17 一時間後、三国小屋に戻ってきた。　約二時間のロス

6/11 12:23

2011/6/11 12:23 慌てず素早く、小屋を後に北に向かう

6/11 12:24

2011/6/11 12:24 先ほど間違えて歩いていた稜線を眺める

6/11 13:03

2011/6/11 13:03 飯豊連峰の最高峰　大日岳を眺める。　雪が多い、が第一印象

6/11 13:03

2011/6/11 13:03 天候回復と共に気温も上昇してきた。種蒔山を眺める

6/11 13:08

2011/6/11 13:08 稜線上には雪塊が残り、気温の上昇で崩壊の可能性が？？

6/11 13:49

2011/6/11 13:49 種蒔山を過ぎると本山方面が眺められるが、切合小屋手前は大きな雪田、雪渓に覆われている

6/11 14:03

2011/6/11 14:03 雪塊が崩壊している個所も多い

6/11 14:18

2011/6/11 14:18 切合小屋に到着する。シーズンは小屋番が入り、宿泊、食事（カレー）も出るとの事。

6/11 14:18

2011/6/11 14:18 雪田に人影が3名。　間違えた道ですれ違った方々の様だ

6/11 17:43

2011/6/11 17:43 小屋の前で地元の方と可なりの時間酒を酌み交わし談笑していた。　今夜はその方と二人の様だ

6/12 3:56

2011/6/12 03:56 この季節の朝は早い。　4時前には既に東の空は朝焼け状態

6/12 3:57

2011/6/12 03:57 草履塚方面もオレンジ色に染まりつつ

6/12 4:19

2011/6/12 04:19 この時間には太陽がお目見え

6/12 4:21

2011/6/12 04:21 太陽の恵みが届かない　大日岳

6/12 4:35

2011/6/12 04:35 朝焼けに映える本山方面

6/12 4:35

2011/6/12 04:35 朝焼けに照らされる切合小屋

6/12 4:35

2011/6/12 04:35 右は立派なトイレ

6/12 5:07

2011/6/12 05:07 愈々　出発。　切合小屋を振り返る

6/12 5:09

2011/6/12 05:09 ？？

6/12 5:40

2011/6/12 05:40 雪田を登り切り、草履塚に到着

6/12 5:44

2011/6/12 05:44 多分　磐梯山？？

6/12 6:00

2011/6/12 06:00 ？？

6/12 6:01

2011/6/12 06:01 姥権現から大日岳

6/12 6:01

2011/6/12 06:01 お地蔵さんですね

6/12 6:11

2011/6/12 06:11 御秘所です

6/12 6:26

2011/6/12 06:26 この時期は花が多いですね？？

6/12 6:27

2011/6/12 06:27 この時期は花が多いですね？？

6/12 6:31

2011/6/12 06:31 御前坂です

6/12 7:07

2011/6/12 07:07 本山小屋　真近です

6/12 7:07

2011/6/12 07:07 本山小屋が見えてきました

6/12 7:47

2011/6/12 07:47 本山小屋を過ぎ、飯豊本山手前から小屋を眺める

6/12 7:50

2011/6/12 07:50 飯豊本山に到着した。　2015m

6/12 7:50

2011/6/12 07:50 飯豊本山の祠

6/12 7:50

2011/6/12 07:50 之から向かう　大日岳。　この先　雪が大そうです

6/12 7:51

2011/6/12 07:51 山頂からの眺め、北股岳方面

6/12 7:52

2011/6/12 07:52 雲上の朝日連峰

6/12 8:15

2011/6/12 08:15 駒形山から飯豊本山と本山小屋を振り返る

6/12 8:16

2011/6/12 08:16 駒形山から大日岳を遠望

6/12 8:17

2011/6/12 08:17 駒形山の頂

6/12 8:17

2011/6/12 08:17 駒形山から草履塚方面

6/12 8:45

2011/6/12 08:45 御西小屋に向かいますが、この雪面はガスが出たらヤバシ　です

6/12 8:52

2011/6/12 08:52 所々　夏道も

6/12 9:18

2011/6/12 09:18 三国山の彼方に朝日連峰か？

6/12 9:19

2011/6/12 09:19 再び　本山を、可なり来ましたね

6/12 9:29

2011/6/12 09:29 雪面の向こうに、北股岳方面

6/12 9:29

2011/6/12 09:29 雪面の向こうに、再び大日岳

6/12 9:34

2011/6/12 09:34 大日岳が大きくなってきました

6/12 9:34

2011/6/12 09:34 刻々と見え方が変化します

6/12 9:34

2011/6/12 09:34 再びですが、本山を振り返ります

6/12 9:41

2011/6/12 09:41 お待ちかねの御西小屋です

6/12 11:03

2011/6/12 11:03 大日岳への道ですが、あの雪面を想像しピッケルが．．．．．で断念しました

6/12 11:03

2011/6/12 11:03 大日岳への道ですが．．．距離はあと少しなのですが？？

6/12 11:22

2011/6/12 11:22 本山へ戻る道すがら、何でしょう？？

6/12 11:28

2011/6/12 11:28 本山へ戻る道すがら、何でしょう？？

6/12 11:29

2011/6/12 11:29 本山へ戻る道すがら、何でしょう？？

6/12 13:48

2011/6/12 13:48 本山へ戻る道すがら、今歩いてきた道を振り返る

6/12 13:50

2011/6/12 13:50 本山を後に、切合小屋を目指す

6/12 14:16

2011/6/12 14:16 先ずは本山小屋に到着

6/12 15:29

2011/6/12 15:29 草履塚を通過し切合小屋に向かう。
結局　今日は完璧に単独行で誰一人　会わなかった

6/13 4:31

2011/6/13 04:31 切合小屋を出発

6/13 5:00

2011/6/13 05:00 雪塊が崩れそうな稜線を三国山へ向かう

6/13 5:17

2011/6/13 05:17 種蒔山を振り返ります

6/13 5:17

2011/6/13 05:17 アップダウンが結構ありました

6/13 5:17

2011/6/13 05:17 吾妻方面でしょうか

6/13 5:39

2011/6/13 05:39 大きかったですね

6/13 5:41

2011/6/13 05:41 今にも崩れ落ちそうです

6/13 5:41

2011/6/13 05:41 今にも崩れ落ちそうです

6/13 5:53

2011/6/13 05:53 光の具合が何とも

6/13 5:53

2011/6/13 05:53 更に幻想的です

6/13 6:10

2011/6/13 06:10 三国小屋に再び

6/13 6:10

2011/6/13 06:10 山ツツジの向こうに大日岳ですね

6/13 6:31

2011/6/13 06:31 無人の三国小屋です。　気温は12℃

6/13 6:32

2011/6/13 06:32 無人の三国小屋です。　時刻は6:32です

6/13 6:32

2011/6/13 06:32 無人の三国小屋です。　窓から大日岳が望めます

6/13 6:33

2011/6/13 06:33 三国小屋内の注意事項です。　宿泊は　\2000です

6/13 6:33

2011/6/13 06:32 飯豊連峰　登山の注意喚起です

6/13 6:41

2011/6/13 06:41 さあ、下ります

6/13 6:41

2011/6/13 06:41 どんよりした雲の下、急な滑りやすい道を下ります

6/13 6:41

2011/6/13 06:41 どんよりした雲の下、微妙な景色です

6/13 6:53

2011/6/13 06:53 三国小屋を振り返り下ります

6/13 6:57

2011/6/13 06:57 暫くは岩稜、鎖場が続きます

6/13 6:57

2011/6/13 06:57 今日も人に会いません

6/13 8:14

2011/6/13 08:14 早、笹平です

6/13 9:25

2011/6/13 09:25 登山口に到着しました。　三国小屋から2.5Hでした

6/13 9:40

2011/6/13 09:40 川で靴の泥、汚れを落として、と

6/13 10:17

2011/6/13 10:17 帰ります

撮影機器：

EXILIM G EX-G1 カシオ

感想

s-mochi

初めての、それも大震災直後。　多少　後ろめたさは有ったが、梅雨の中休みを狙い、いざ出発した。
相模原を20時に出て、稲城大橋から中央道、東北道とひた走り、磐越道に。　松川会津ICで高速を降りるが案の定、コンビニも何もない。　出る時に買って来て大正解。（事前に調べてあったがもしかして、も多少有ったので）川入りキャンプ場までは小一時間で到着した。車は一台も無い。
翌日は小雨の中、4時間に満たない睡眠時間で出発する。
道は良く踏まれ整備が行き届いている。　途中　花も多く水場もあり笹平辺りから雪渓、雪田も現れる。　三国小屋手前の岩稜は鎖もあり、氷に覆われると厄介な場所になる。　小屋からは道を間違え、右折の予定が左折し、雪庇の残る稜線をひたすら歩いてしまった。　途中で出会った3名の方の行先を聞き、その後の三角点でやっと気づき引き返した。地図を見ないのはもっての外？　との教訓だ。　二時間という大きなロスとなった。
三国小屋から切合小屋への道を進む途中から雲が切れ始め、次第に天候が回復してきた。　大きく広い雪田を横ぎり、切合小屋に着く頃には青空が広がった。
翌日は本山から飯豊連峰の最高峰　大日岳へ行く予定だったが、直近からの偵察では山頂直下の急斜面で万が一スリップしたら停める手段が無いため止む無く断念し、稜線漫歩　気分で本山に引き返し、切合小屋に連泊となった。翌日は早々に下ったが、初日に3名の方とすれ違い、小屋でご一緒の方が一名、翌日の日曜日、その翌日の月曜日は誰にも会わない、超静かな山登りだった。　下山後に予定していた、”いいでのゆ”は生憎　月曜日が休みだったので、121号線沿いの、”ふれあいパーク喜多の郷”まで足を延ばした。