記録ID: 550603
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ハイキング
甲信越
扇山から縦走 鳥沢駅→扇山→権現山→高指山→不老山→四方津駅
2014年11月22日(土) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,593m
- 下り
- 1,663m
コースタイム
鳥沢駅8:45→梨の木平9:25→水場9:45→大久保のコル10:20→10:25扇山山頂10:40→浅川峠11:10→12:10権現山山頂12:30→和見分岐12:45→棚頭・高指山分岐13:15→高指山山頂13:30→不老山山頂13:45→不老下BS14:25→大野貯水池15:05→15:25四方津駅
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR中央線・日野駅→高尾駅(乗り換え)→鳥沢駅 【復路】 JR中央線・四方津駅→日野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【鳥沢駅→扇山(おうぎやま 標高1138m)】 まずは「梨の木平」を目指して歩きました。駅前の国道20号線(甲州街道)を渡って真っすぐ扇山方面へ歩くと、やがて中央高速道の下を潜ります。そのまま道沿いに進むと大回りになりますので、高速を潜り終えたらすぐに左折し、高速沿いに階段を登り、その先で右折すると近道です。 住宅地の中を歩くと間もなく三差路が現れ、「扇山→」と右方向に進むよう標識が出ていますが、左に進んでも問題ありません。両方ともその先で合流します。私は左のルートの方が好きなので、いつも左を選びます。 ゴルフ場(大月カントリークラブ)を巻きながら、なだらかに高度を上げつつ舗装路を歩きます。標準タイムでは駅から1時間で梨の木平に到着。ここには休憩用のベンチ、トイレがあります。また、数台分の駐車スペースもあります。 梨の木平からは本格的な山道となります。途中、水場があるのですが、水質検査はされていない様子で、沢の水を直接汲むことになりますが、飲む場合はせめて煮沸したいです。 水場のすぐ先には「山の神」の小さな祠があり、ここから尾根(大久保のコル)までは九十九折になって傾斜が増します。途中、べンチが設けられている場所からは、天気が良ければ富士山を眺めることができるビューポイントです。まあ、山頂からもバッチリ見えますが、休憩にはもってこいの場所です。 尾根に出たら、右折して僅かに登ると扇山山頂です。山頂は広く、木を寝かせたベンチが多数あります。ここからは富士山が大きく見えますし、霞んでいなければ遠くスカイツリーも見ることができます。 【扇山→権現山(ごんげんやま 標高1312m)】 扇山山頂には、先ほど通ってきた「鳥沢・百蔵山方面」への道の外に「犬目・中野方面」と「権現山・浅川峠方面」に向かう登山道の入口があります。このうち、「権現山・浅川峠方面」は利用者が少なく、私の拙い経験で言えば、人とすれ違うことがほとんどありません。 扇山からは急坂を下っていきます。あまり踏まれていない道のうえに、落ち葉が堆積して道は不明瞭。スリップに注意しながらドンドンと高度を下げていきます。その後、痩せ尾根などを経由して浅川峠に向かうのですが、「山と高原地図」では、曽倉山の先(北側)に「迷」マークがついています。 ここは本当に迷いやすいので注意してください。まず、標識がありません。しかも道が不鮮明です。尾根が広くなってきて、その先に針葉樹の暗い林が現れます。その林の右側をグイグイと下りながら通過するのが正解です。私が初めて歩いた時は、うっかり左側を通過してしまい、「かなり下っているな」と思い始めた頃には右手に人家が見え始め、ついに浅川集落に下りてしまったことがあります。浅川は簡単に渡渉できませんので、橋探しに苦労したうえバス便が無くて、百蔵山を巻きながら県道を2時間近くかけて猿橋駅まで歩くことになってしまいました。 浅川峠を過ぎて暫くは緩い登りですが、その先は本日一番の試練である権現山までの急登になります。ここも九十九折ですが扇山のそれより距離が長く傾斜もあるため、「足にくる」場所です。 尾根に出たら、右折して僅かに登ると権現山山頂です。富士山は勿論、扇山で見た景色にプラスして奥秩父・石尾根や奥多摩(三頭山など)の山々がよく見えます。 【権現山〜不老山(ふろうさん 標高839m)】 大ムレ権現までは距離は短いものの急坂を下ります。その後は快適な尾根歩き。道が明瞭となり、樹木越しではありますが、右手(南側)と左手(北側)の景色を楽しみながら、緩やかに高度を下げて和見分岐へ向かいます。 和見分岐からは右折して、初めは緩やかに途中からは急に下っていきます。一旦、舗装された林道を横切り、多少のアップダウンをしながら高指山へ向かいます。「棚頭」と「高指山・不老山」の分岐を過ぎると、途中に藪こぎに近い草地があったりしますが、これも利用者が少ないからでしょうか。道は不明瞭ですが何となく分かるといった感じです。 高指山は眺望がありません。ベンチが2個あるので、小休止して不老山へ向かいます。ここから不老山へは距離が短いのですが、細かいアップダウンを繰り返すので疲れが増す感じです。 不老山山頂は南側に展望が開けており、中央高速道、談合坂SA(下り線)、コモア四方津や大野貯水池もよく見える大変気分の良い場所です。ここからは「不老下BS」を目指して下っていきます。なお、「山と高原地図」にはルートの表示がありませんが、山頂には「→不老下BS」と反対側に「←古屋戸」の標識もありました。ただし、道は不鮮明でよく分かりませんでした。 【不老山→四方津駅(しおつえき)】 途中に金比羅大権現の社がある「展望台」という休憩場所が設けられて、山頂同様に南側の展望が素晴らしいのですが、それ以外には展望の無い樹林帯をひたすら不老下BSを目指して下っていきます。 舗装路に出るとそこは墓場です。墓場の脇が不老山の登山口ということですね。そこから人家のある場所までは間もなく。しかし、不老下BSはもう少し先です。その先に見える談合坂SAを目指すつもりで舗装路を下っていきます。 さて、不老下BSからバスに乗れば世話はありませんが、私はいつもトレーニングのつもりで歩いています。今回はその状況を御紹介しましょう。 バスに乗ると上野原駅に向かうのですが、徒歩で目指すのは四方津駅です。西光禅寺脇の中央高速道下のトンネルを潜って、間もなくに四差路があります。真っすぐは鳥沢方面、右折は四方津方面、そして左折すると…実は100m先に談合坂SA(下り線)の一般道側の駐車場があり、そこからSAに入ることができます。当然、トイレもありますし、食事も買い物もできちゃいます。 なお、四方津駅前に停車中の四方津交通の運転手さんに「談合坂SAまで迎えにきてもらい、四方津駅まで送ってもらうといくら?」と尋ねたら、「2千円程度です」と。グループなら、食事と買い物をしてタクシーに乗っても良いかもしれません。 さて、四方津方面に向かうと途中に大野貯水池があります。周辺の商店や酒屋は数店が営業中でした。池には水鳥が優雅に浮かんでいます。ここで休憩するのも楽しいです。 大野貯水池から四方津駅までは1.8km。緩い下りと上りを経て、国道20号線と駅に出合うことができます。 【全体的に】 トイレは、両駅、梨の木平にありますが、談合坂SAもルートの近くです。水場は飲用適か不明ですが扇山に1箇所。山中に小屋や売店はありません。 鳥沢駅前の商店は営業中でしたし、少し先(国道20号線を大月方面へ)にはセブンイレブンがありました。下山後は大野貯水池周辺の商店が目立つ程度で、四方津駅付近には特に商店や飲食店などは見かけなかったようです。 私のau携帯は、鳥沢駅〜梨の木平、高指山〜四方津駅では電波が入っていましたが、それ以外の場所は「圏外」表示がほとんどでした。 |
その他周辺情報 | 富士急山梨バス 上野原〜不老下線 http://www.yamanashibus.com/H26-u-furoshita-timetable%20.pdf EXPASA談合坂 下り http://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=97 大野貯水池 http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_4070.html |
写真
そして僅かに高速に沿って歩いたら三差路が現れますので右折します。これは右折方向を見た様子で、ここを登っていきます。登りきったところで大回りしてきた道と合流しますので、今度はそこを左折。
何故なら、南側に展望が開けており絶好のビューポイントだから。私の下手な写真では分かりづらいのですが、中央高速道と談合坂SA、その先に見える高台の住宅街がコモアしおつで、その先に四方津駅があります。右手に見える大野貯水池の脇を歩いていきます。
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
3連休の初日は快晴で、そのうえ気温が上がって絶好のハイキング日和になりました。どこに行こうか悩んだ末に、今回は私がよく使う扇山から始まる縦走ルートを歩くことに決定です。
週末のハイキング日和だけに、扇山までは多くの登山者をお見かけしました。しかも山頂からの富士山の眺めも最高です。
そして、人と滅多に会わない浅川峠経由・権現山への登山道へ。静かで落ち着くのは良いのですが、臆病な私にはちょっと心細い感じです。権現山への急登はいつも「足にくる」のですが、権現山からの眺望とその後の尾根歩き、不老山からの眺めも私のお気に入りです。山肌は紅葉していて、とても綺麗でした。 (≧▽≦)
中央線を利用すると、それほど移動に時間がかからない範囲内にこんな山々があるのは幸せなことと思います。勿論、ホームベースの高尾山、奥多摩や丹沢も、まだ私が知らない素晴らしい場所が沢山あることでしょう。これから暫くは、そんな場所探しに時間を使いたいと思います。 (๑•﹏•) いつ探す? ლ(ಠ_ಠ ლ)今でしょ!
夜に長野県北部で震度6弱の地震がありましたが、夜間だけに被害の状況が不明です。地元の方、お出かけの方が無事でありますように。
今週末は多くの方がお出かけでしょう。皆さまの思い思いのレコを楽しみにしております。
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今日は、昔は日野豊田で生活でした。多摩平での、山の話に戻します。
以前にこの山に行ったことが有ります。百蔵から扇にそして権現と歩き
戻りは扇山から下る、山の神からゴルフ場横を通って猿橋に、行も猿橋でした。
扇山から権現山へは本当に道が落ち葉で隠れ不明瞭は自分も感じ果たして
此れで良いのかと考えながらでした。それと行き成りの滑りの坂は帰り道では結構疲れる歩きでした。
昼過ぎに扇山を出発したので帰りはどうなるのかと思いましたが
明るいうちに駅に到着でした。眺望は扇山だけで何で選んだかは今思うと
体力測定だった気もします。
落ち葉の今直は落ち葉で隠れた根っこが厄介ですね。
お疲れ様でした。
mariji3さん、こんにちは。
3連休の最終日になりました。昨日、一昨日と快晴だったのに、今朝は曇っていて寒かったですね。昼を過ぎてようやく空が明るくなってきました。
ところで、mariji3さんは豊田にいらしたことがあるのですか?
私は生まれてからずっと多摩平団地で暮らしていました。実は昨日、豊田駅前にイオンモールがオープンしたと聞いて、買い物に出かけてきたところです。 (*´∀`*)ゞ
私が子供の頃は、豊田は宅地開発真っ最中の時代。まだ草地や雑木林が沢山残っていて、カブトムシやクワガタ等を捕まえに行ったものですが、今では多摩平団地は建て替えになり、駅南口は再開発が進み…隔世の感がありました。
さて、mariji3 さんは昼過ぎに扇山に向かわれ、権現山まで往復して明るいうちに戻られた、と? かなりの健脚とお見受けします。
私の大好きなコースで、度々歩いているものですから、いつかお会いするかもしれませんね。弥勒菩薩様に外見だけは似た男が歩いていたら、それはきっと私です。
豊田話しに花が咲きそうですね。 °+(*´∀`)b°+°
satotake さんへ
私も、豊田育ちでした、住所は、東平山です、実家が、在ります。小学校は、5小で、中学は、2中でした。又息子が、今月豊田に引っ越しました.
イオンモール、今日も行ってしまいました、。豊田話しは、その辺で、、、
私も27日に、初めて、百蔵山、扇山行きました、近くて、良い山でした。
まだまだ、素人ですので、すっごく参考になりました、。
ありがとうございました。これからも、教えて下さい、、。
muttyann さん、はじめまして。書き込みをありがとうございます。
多摩平では「第四団地」に住んでいたので、6小→4中のsatotakeです。
今日はとても暖かな日曜日でしたね。午前中に立川までウォーキングしたのですが、多摩川あたりから眺めたら、山の方には暑い雲がかかっていたようです。
イオンモールに行かれましたか…。私は先週、グルグルといろんなお店を見て回り、テイクアウトのピザを買って帰りました。日野市内でもこんな楽しみができるようになるとは…また、グルメをしに行こうと思っていますよ。 (●´艸`) タノシミー
ところで、muttyann さんは随分と精力的に山歩きをされているようですね。レコからは、山が好きという気持ちが伝わってきます。
百蔵山の紅葉は、確かに「ももクロ」より色が多くてとても美しいですね。
╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ ! 写真、よく撮れていると思います。
皆さんのレコを拝見するたび、教えていただくことばかりです。これからもお互いに情報共有ができるといいですね。
山行しました。
寂しょう?尾根ルート周回コースでしたが中々楽しめました。
それにしても、物凄い頻度での登山&ハードプラン。
くれぐれも、お気を付けて。
oka123さん、お疲れ様です。いつもいつも我儘なお願いばかりで、お世話になりっぱなしで申し訳ありません。 (*_ _)人
また、お気づかいをありがとうございます。
滝子山…私は登ったことがございません。他の方のレコを拝見して、近いうちに行ってきたいなと思いました。
忘年山行では、きっと御一緒できますね。楽しみにしております。 (*゚▽゚*)
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