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Yamareco

記録ID: 5514573
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

大見湿原〜尾越湿原〜八丁平〜峰床山

2023年05月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:12
距離
36.3km
登り
1,210m
下り
1,008m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:46
休憩
0:26
合計
10:12
7:20
38
7:58
0:00
10
8:08
0:00
38
8:46
0:00
30
坂尻橋
9:16
9:18
4
前ヶ畑峠
9:22
9:26
24
百井案内板
9:50
9:52
36
10:28
10:34
58
火打谷出合
11:32
11:34
58
12:32
0:00
32
前坂峠
13:04
0:00
14
アラ谷出合
13:18
0:00
2
登山口
13:20
0:00
30
13:50
0:00
8
フノ坂
13:58
14:04
12
昼食
14:16
0:00
34
14:50
14:54
8
15:02
0:00
126
展望所
17:08
0:00
24
観光トイレ
17:32
大悲山口バス停
八丁平については、北側の入口に到着した時刻を記載しています。
天候 晴れ/薄曇り/曇り/小雨
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
京都市営地下鉄 - 四条〜国際会館 290円
京都バス - 国際会館駅前〜大原 360円
京都バス - 大悲山口〜烏丸北大路 870円
京都市営地下鉄 - 北大路〜四条 260円
コース状況/
危険箇所等
■大原バス停〜小出石バス停〜百井〜大見
一般道です。
大見の手前で少しだけ未舗装となっていますが。

■大見〜大見湿原〜小野谷峠〜大見湿原〜大見
特に問題ないでしょう。

■大見〜尾越湿原〜尾越〜二ノ谷管理舎〜八丁平〜峰床山
大見から尾越までは一般道です。
その手前の湿原に寄り道しています。
この辺りは元々は田畑だったと思われ、畔の跡らしきのが残っており、それなりに辿るのは可能との印象。
尾越から二ノ谷管理舎までも舗装路歩きです。
写真55の分岐から山道となり、フノ坂を経て、八丁平へ。
八丁平を辿った後、登山道から逸れて支尾根を辿っています。
オグロ坂からの尾根道に合流し、そのまま峰床山山頂へ至ります。

■峰床山〜大悲山口バス停
俵坂峠方面へ下り、展望所を経て、林道に出合う直前は左側が崖となっていて、高度感があるので、高所恐怖症の身には嫌な感じ。
尾根芯に踏み跡があるので、そちらを少し辿ると良さそう。
林道に合流後、地図と標識を頼りに進み、最後は小ナメラ谷の林道を下って行くと、俵坂峠から西へと続くルートに合流します。
そのまま林道を辿ると、峰定寺の参道入口に至ります。
舗装路をしばらく歩いて行くと、大悲山口バス停に到着です。

なお、『大見湿原』や『尾越湿原』は一般的な名称ではなく、一部の人による呼称という感じでしょうか。
大原バス停からスタートです。
2023年05月20日 07:20撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 7:20
大原バス停からスタートです。
オカタツナミソウかな。
2023年05月20日 07:27撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 7:27
オカタツナミソウかな。
タニウツギ。
この辺りにたくさん咲いている。
2023年05月20日 08:17撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
5/20 8:17
タニウツギ。
この辺りにたくさん咲いている。
ここから道が狭くなる。
国道なのに、酷道と言われたりするよう。
2023年05月20日 08:48撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 8:48
ここから道が狭くなる。
国道なのに、酷道と言われたりするよう。
結実したイワナシ。
2023年05月20日 09:04撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 9:04
結実したイワナシ。
前ヶ畑峠。
近くまで来た事はあるけど、峠を通るのは初めて。
2023年05月20日 09:16撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 9:16
前ヶ畑峠。
近くまで来た事はあるけど、峠を通るのは初めて。
区別がつかないヤツです。
2023年05月20日 09:21撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 9:21
区別がつかないヤツです。
百井の案内板。
2023年05月20日 09:22撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 9:22
百井の案内板。
廃校となった百井小学校。
右に見えているのは土俵かな?
2023年05月20日 09:28撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 9:28
廃校となった百井小学校。
右に見えているのは土俵かな?
藤が見頃ですね。
2023年05月20日 09:34撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 9:34
藤が見頃ですね。
大見湿原の藤への期待が膨らむ。
2023年05月20日 09:35撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 9:35
大見湿原の藤への期待が膨らむ。
ニョイスミレかな。
2023年05月20日 09:43撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 9:43
ニョイスミレかな。
陸地谷出合に到着。
陸地谷の沢の様子。
先月の山行時よりも水量が多い。
2023年05月20日 09:52撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 9:52
陸地谷出合に到着。
陸地谷の沢の様子。
先月の山行時よりも水量が多い。
百井川の様子。
琵琶湖へ注ぐ川ですね。
2023年05月20日 10:00撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 10:00
百井川の様子。
琵琶湖へ注ぐ川ですね。
マルバアオダモ?
2023年05月20日 10:03撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
5/20 10:03
マルバアオダモ?
分岐。
左へ進み、大見へ。
2023年05月20日 10:08撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 10:08
分岐。
左へ進み、大見へ。
キセキレイ。
トンボを捕まえたよう。
2023年05月20日 10:20撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
5/20 10:20
キセキレイ。
トンボを捕まえたよう。
火打谷出合。
ここでパンを食べつつの休憩。
2023年05月20日 10:28撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 10:28
火打谷出合。
ここでパンを食べつつの休憩。
大見の集落が近づいて来た。
地形図にある通り、平坦な土地が広がっている。
2023年05月20日 10:45撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 10:45
大見の集落が近づいて来た。
地形図にある通り、平坦な土地が広がっている。
湿地となっている所が多そう。
2023年05月20日 10:50撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 10:50
湿地となっている所が多そう。
クリンソウが見頃です。
2023年05月20日 10:51撮影 by  DSC-WX500, SONY
4
5/20 10:51
クリンソウが見頃です。
分岐。
左へ行くと花脊峠方面で、右は尾越。
2023年05月20日 10:54撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 10:54
分岐。
左へ行くと花脊峠方面で、右は尾越。
ヤマツツジ。
今年はあまり見ていなかったような。
2023年05月20日 10:56撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
5/20 10:56
ヤマツツジ。
今年はあまり見ていなかったような。
大見湿原へ。
この辺りの藤が見事だったはずなのだけど?
2023年05月20日 11:01撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 11:01
大見湿原へ。
この辺りの藤が見事だったはずなのだけど?
サワフタギ。
まだ咲き始めぐらい。
2023年05月20日 11:09撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
5/20 11:09
サワフタギ。
まだ咲き始めぐらい。
ギンリョウソウ。
今年初ですね。
2023年05月20日 11:19撮影 by  DSC-WX500, SONY
4
5/20 11:19
ギンリョウソウ。
今年初ですね。
深く積もった落ち葉から顔を出していて、ひ弱そうに見えながらも、生命力を感じさせる。
2023年05月20日 11:20撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 11:20
深く積もった落ち葉から顔を出していて、ひ弱そうに見えながらも、生命力を感じさせる。
湿地なのが良く分かる。
2023年05月20日 11:21撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
5/20 11:21
湿地なのが良く分かる。
白い花はヤブデマリかな?
2023年05月20日 11:25撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 11:25
白い花はヤブデマリかな?
ここにも春が訪れたよう。
2023年05月20日 11:28撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 11:28
ここにも春が訪れたよう。
小野谷峠。
引き返します。
2023年05月20日 11:32撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 11:32
小野谷峠。
引き返します。
中を覗き込む。
2023年05月20日 11:44撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 11:44
中を覗き込む。
不思議な花です。
2023年05月20日 11:46撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 11:46
不思議な花です。
大見湿原では、昨年ほどには藤を見られず。
2023年05月20日 12:00撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 12:00
大見湿原では、昨年ほどには藤を見られず。
湿原では全く見かけなかったんですよね。
2023年05月20日 12:13撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
5/20 12:13
湿原では全く見かけなかったんですよね。
印象的な合流地点。
2023年05月20日 12:16撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 12:16
印象的な合流地点。
風情を感じさせない前坂峠。
2023年05月20日 12:32撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 12:32
風情を感じさせない前坂峠。
尾越湿原へ。
まだ見頃はもう少し先のようだけど、今年もクリンソウがたくさん咲いている。
2023年05月20日 12:40撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 12:40
尾越湿原へ。
まだ見頃はもう少し先のようだけど、今年もクリンソウがたくさん咲いている。
表情が緩んでしまう。
2023年05月20日 12:40撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 12:40
表情が緩んでしまう。
京都市内とは思いがたい風景。
2023年05月20日 12:41撮影 by  DSC-WX500, SONY
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5/20 12:41
京都市内とは思いがたい風景。
昨年よりは少し花が少ないかも?
2023年05月20日 12:43撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 12:43
昨年よりは少し花が少ないかも?
振り返ってみる。
2023年05月20日 12:43撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 12:43
振り返ってみる。
今回も独り占めです。
2023年05月20日 12:45撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 12:45
今回も独り占めです。
お約束の構図で。
2023年05月20日 12:45撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 12:45
お約束の構図で。
晴れていれば、もっと緑が鮮やかで美しいのに。
2023年05月20日 12:46撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 12:46
晴れていれば、もっと緑が鮮やかで美しいのに。
今年も来て良かった。
2023年05月20日 12:46撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
5/20 12:46
今年も来て良かった。
いつまでも残って欲しい風景です。
2023年05月20日 12:48撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 12:48
いつまでも残って欲しい風景です。
この花だけ薄い色合いですね。
2023年05月20日 12:48撮影 by  DSC-WX500, SONY
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5/20 12:48
この花だけ薄い色合いですね。
集落に近い辺りにも群生している。
2023年05月20日 12:53撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 12:53
集落に近い辺りにも群生している。
峰床山登山口。
二ノ谷管理舎はすぐそこ。
2023年05月20日 13:18撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 13:18
峰床山登山口。
二ノ谷管理舎はすぐそこ。
案内板。
2023年05月20日 13:20撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 13:20
案内板。
崩落箇所。
振り返っての撮影。
2023年05月20日 13:21撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 13:21
崩落箇所。
振り返っての撮影。
ヘリポート。
2023年05月20日 13:38撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 13:38
ヘリポート。
ホオノキ。
見頃の花は意外と少なく、なかなか見つからない。
2023年05月20日 13:43撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 13:43
ホオノキ。
見頃の花は意外と少なく、なかなか見つからない。
分岐。
どちらでも八丁平へ至るのだけど、時間が心配なので、ここで林道を離れ、左上へ。
2023年05月20日 13:44撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 13:44
分岐。
どちらでも八丁平へ至るのだけど、時間が心配なので、ここで林道を離れ、左上へ。
フノ坂。
ガスっています。
2023年05月20日 13:50撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 13:50
フノ坂。
ガスっています。
これはこれで良い感じ。
2023年05月20日 13:51撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 13:51
これはこれで良い感じ。
八丁平のフノ坂側の入口。
ここで昼食にします。
2023年05月20日 13:58撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 13:58
八丁平のフノ坂側の入口。
ここで昼食にします。
いつもの気になる木。
2023年05月20日 14:06撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 14:06
いつもの気になる木。
湿原を見下ろす。
2023年05月20日 14:07撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 14:07
湿原を見下ろす。
防鹿柵の効果が良く分かる?
2023年05月20日 14:22撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 14:22
防鹿柵の効果が良く分かる?
オグロ坂からの尾根に合流。
2023年05月20日 14:41撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 14:41
オグロ坂からの尾根に合流。
峰床山山頂に到着です。
2023年05月20日 14:50撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 14:50
峰床山山頂に到着です。
三角点。
2023年05月20日 14:50撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 14:50
三角点。
ピークハンターさんのプレートは健在です。
2023年05月20日 14:51撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 14:51
ピークハンターさんのプレートは健在です。
再び林道へ。
崩落の跡がいくつもある。
2023年05月20日 15:12撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 15:12
再び林道へ。
崩落の跡がいくつもある。
地質マニアの方へ?
2023年05月20日 15:17撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 15:17
地質マニアの方へ?
往路でも見ていた分岐。
ここで右折。
2023年05月20日 15:36撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 15:36
往路でも見ていた分岐。
ここで右折。
蕾か、咲き終わりか。
そんな感じ。
2023年05月20日 15:42撮影 by  DSC-WX500, SONY
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5/20 15:42
蕾か、咲き終わりか。
そんな感じ。
皆子山方面。
左から2つ目が山頂かな?
2023年05月20日 15:44撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 15:44
皆子山方面。
左から2つ目が山頂かな?
ネズミかな?
2023年05月20日 15:45撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 15:45
ネズミかな?
分岐。
いつもはここで左へ進むのだけど、この日はそのまま林道で。
2023年05月20日 15:58撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 15:58
分岐。
いつもはここで左へ進むのだけど、この日はそのまま林道で。
何とか見頃に近い花を撮影。
2023年05月20日 16:07撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
5/20 16:07
何とか見頃に近い花を撮影。
峰床山。
まだ山頂の辺りはガスが残っているよう。
2023年05月20日 16:10撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 16:10
峰床山。
まだ山頂の辺りはガスが残っているよう。
小ナメラ谷の林道。
振り返っての撮影。
2023年05月20日 16:25撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 16:25
小ナメラ谷の林道。
振り返っての撮影。
峰定寺。
いつかは拝観してみたい。
2023年05月20日 17:04撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 17:04
峰定寺。
いつかは拝観してみたい。
最後まで藤の花が楽しませてくれました。
2023年05月20日 17:17撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 17:17
最後まで藤の花が楽しませてくれました。
寺谷川とタニウツギ。
2023年05月20日 17:20撮影 by  DSC-WX500, SONY
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5/20 17:20
寺谷川とタニウツギ。
サワフタギかな?
2023年05月20日 17:23撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 17:23
サワフタギかな?
大悲山口バス停にてゴールです。
2023年05月20日 17:32撮影 by  DSC-WX500, SONY
5/20 17:32
大悲山口バス停にてゴールです。

感想

前回の山行で右膝を傷めてしまい、治るまでしばらくかかるかも知れないと思っていたものの、想像していたよりも順調に回復してくれているよう。
もう軽く走っても大丈夫なぐらい。
とは言え、下りで大きな負荷がかかると悪化しやすそうなので、今回はそういう所は通らなくても良さそうなルートを歩く事にします。
具体的には、一般の舗装路や林道などを主に歩き、山道区間をできるだけ少なく。
昨年のこの時期に歩いた大見湿原や尾越湿原を辿るルートなら、それも可能なはず。

先月のシャクナゲ尾根への山行と同じく、大原バス停からスタートし、小出石方面へ。
4週間前に歩いたばかりの道なので、新鮮味はないのだけど、GWの後半と次の週末は家に籠ったままだったので、こうやって歩いていられるだけでも気分が良い。
咲いている花にも変化が見られ、ささやかな幸福感を届けてくれる。
少しペースを落として歩くように心がけていたので、先月よりも5分ぐらい遅れて小出石バス停に到着。

百井方面へ向けて歩き始めると、急に空気がひんやりとしているように感じられる。
天ヶ岳登山口への分岐の先を歩くのは初めてで、ちょっと楽しみなのです。
本来なら退屈な舗装路歩きかと思われるのだけど、この日はタニウツギがたくさん咲いている区間があったりで、まずまず楽しませてくれる。
養魚場があって、ちょっと驚いてしまう。
坂尻橋の先からは道幅が狭くなるのだけど、徒歩だとあまり関係なく、車が通る時に気にするぐらい。
前ヶ畑峠を経て、百井の案内板に到着。

百井の田畑からはカエルの盛んな鳴き声が聞こえて来て、合唱状態。
離れた位置に濃い密度で咲いている藤の花の色合いが目に心地良い。
集落の外れの建物を通過する際、いつものように数頭の犬に吠えられたりしつつ進み、陸地谷出合に到着。
先月よりも水量が多く、この状態で谷を辿るのは大変そう。
ヒノコの分岐で左へ進み、大見方面へ。
昨年の3月の山行で歩いている道なのだけど、季節の違いもあり、印象はかなり異なる。
藤の花がそこかしこに咲いているし、河原にはクリンソウの花も見えている。
大見川も水量が多めのようで、豊かな流れとなっている。
火打谷出合に到着し、ここでパンを食べつつの休憩にします。

ここからは初めて歩くので、少しドキドキしつつ。
普通の山間の道ではあるのだろうけど、何となく良い感じ。
静かな雰囲気を楽しんでいたら、大きなトラックが前方からやって来て、驚きです。
地形図で見ていた通り、左側に平坦な土地が現れ、湿地となっていそうな感じ。
かつては田畑として利用されていたと想像するのだけど、大きな木も見られ、随分と前に耕作を放棄したのか、どうなのか。
時が止まってしまったような風景となっている所もあり、ここがどこなのかというのが判然としないような、不思議な感覚を伴うような感じでしょうか。
見頃のクリンソウがのどかな風景を形作っていて、現実に引き戻してくれる。
写真22の分岐で左折し、大見湿原の方へ。
農作業をされているのが見え、以前と変わりなく大見で生活されている方はおられるようで、この山里での人の営みが絶えずに続いて欲しいと勝手ながらに思ってしまいます。

大見湿原へと足を踏み入れると、昨年の山行では藤の花がたくさん咲いていたのに比べ、今回はあまり目に入らない。
沢の水量がやや多めで、いつもよりも渡渉しにくく、手近の石を配置して対岸へ。
サワフタギは咲き始めぐらいで、藤は見頃ぐらいのようだけど、昨年よりは数が少ないようで、どうしたのかなという感じ。
ギンリョウソウを探しながら歩いていると、ようやく発見。
改めて辺りを見回してみると、通り過ぎた所にもあって、目が慣れて来ると、見つけやすくなるような感じかな。
小野谷峠まで進み、引き返します。
帰り道でも藤はそんなに目に入らず、ちょっと残念な結果に。

気を取り直し、写真22の分岐から北上して行きます。
大人数の団体さんとすれ違ったりしつつ進み、前坂峠を通過。
下り終えると、左側に湿地が広がっており、今年もクリンソウがたくさん咲いていて、壮観な風景となっています。
まだピークの少し手前ぐらいかなという感じだけど、かなりの密生具合なので、これぐらいでも十分に見応えがある。
ただし、昨年のような好天ではないので、周囲の草木の緑も含めて、色彩の鮮やかさはちょっと不足しているように思われ、それだけは残念ですね。
そろそろ時間が心配になり始めており、あまり奥までは進まず、手前の辺りの風景だけを楽しむ事にします。
去り難い気持ちを抑え、また来年との思いと共に先へ。

集落に近い辺りにもクリンソウの群生が形成されていて、軽く声が漏れてしまう。
公衆電話の設置されいている家はひっそりとしている感じ。
その先で材木をトラックへ積む作業が行われていて、何らかの活動があるのは好ましいかなと感じる。
その先を歩くのは久しぶりなのだけど、ちょっとした変化があり、驚かされる。
一見しただけの判断ではあるけど、良い変化のように思われる。
アラ谷と出合い、その先へ進むのは初めて。
写真50の峰床山登山口の標識の先には、二ノ谷管理舎があります。
どんな所なのかと想像していたので、少し探っておきたかったのだけど、想定よりも随分と遅くなっていて、トイレを利用後、すぐに先へ。
その目と鼻の先ぐらいで左側の斜面が崩れていて、警戒感が高まる。
その後もこの一帯の林道では、斜面崩落の跡がいくつも見られ、大雨の後などに通行するのは避けておくべきとの印象です。
ここ最近は各地で地震が頻発しているし、大きな揺れで崩れてくるのではと想像してしまい、不安な思いを抱いてしまう。
地図と標識を頼りに進んで行き、写真55の分岐で林道を離れ、山道へ。
登り終えると、フノ坂で、辺りはガスっています。
下の方を歩いている時に上の方がガスに包まれていたので、やはりという感じ。
これはこれで良い雰囲気なので、それを楽しみつつ、ゆったりと進んで行き、写真58の八丁平の入口に到着。
ここで昼食にします。
とは言っても、時間が心配なので、おにぎり2個を詰め込むように食べただけですが。

反時計周りで八丁平を周回するルートへ。
木々は葉を茂らせていて、もう春は訪れているようだけど、ガスのせいで色合いまではきっちりと分からず。
神秘的で、これも悪くないと思う事にして、先へと進みます。
クラガリ谷への分岐で一般のルートから逸れ、支尾根へ。
特に何か目的がある訳ではなく、単に距離短縮による時間の節約を意図しただけです。
オグロ坂からの尾根に出合い、引き続き濃いガスの中、尾根道を進んで行くと、峰床山山頂に到着です。
登頂するかは決めていなかったのだけど、近くまで来て寄らずに帰るという選択は難しく、時間が心配ながらも訪れる事にしたのです。
ガスで展望はなく、長居は無用な感じ。

下り始めてすぐに大きな荷物の人とすれ違い、ご挨拶。
テント泊でしょうか?
その先で林道に降り立ち、再びの林道歩き。
露出している地層に目を引かれたり、見頃のホオノキの花を探したり。
退屈になったりもするけれど、それを紛らわせてくれる要素も所々であるのです。
時間を考慮し、最後は小ナメラ谷の林道を下って行き、ほぼ下山完了。
この先は平坦な道で、三本杉からの林道と合流すると、何度も歩いている道となり、峰定寺の参道入口に至ります。
時間を心配しつつ歩いて来たのだけど、バスの時間には十分に間に合いそう。
想定以上の距離と時間となってしまったのだけど、意外と疲れておらず、膝の具合も別に問題はなさそうで、何より。
などと思いながら歩いて行き、大悲山口バス停に到着、無事のゴールとなりました。

前回の山行で損傷した右膝にまだ不安が残るため、今回はいつもとは違い、特殊な山行となりました。
当初の読みが甘く、思っていたよりも距離が長く、時間もかかってしまいました。
幸い、特に膝の状態は悪化しておらず、現時点では問題なさそう。
次回以降、どうするかはまた考えたいと思う。
そんな中、天気が思っていたよりも良くなかったのは残念だけど、期待に近いぐらいには花を見られたように思われ、楽しく歩かせてもらいました。

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