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記録ID: 5523858
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沢登り
丹沢

鳥屋待沢左俣再訪 幕岩・2段15mの滝まで

2023年05月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:29
距離
7.6km
登り
856m
下り
845m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:21
休憩
0:08
合計
4:29
16:28
16:28
19
16:47
16:49
28
17:17
17:23
1
17:24
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
権現橋横のスペースに駐輪
コース状況/
危険箇所等
鳥屋待沢左俣はガイドブック(丹沢の谷200ルート)では2級下です。

標高390mまで作業径路を通りました。権現橋の手前側(左岸)から伸びています。地図の沢にそって鳥屋待沢と書かれたあたりでは一旦沢から離れます。そのあたりで一ヶ所荒れた印象のところがありますが、よく見るとロープがあります。ピンクテープあります。
その後、渡渉が一回あります。右岸に移りそのまま行くと390m付近にでます。ここでハーネス着用。

12m大滝は左のザレたところから、続けてしばらくトラバースして行き、先の樋状廊下まで右岸を高巻きしました。途中、ルンゼがあります。最後だけトラロープありました。靴はここで沢靴にチェンジ。

突っ張って進むゴルジュの先では滝の流芯を進みましたが、奥まで行き滝をやる過ごす方もいるようですが滑りやすいです。突っ張る手前で左岸にロープあり。状況は未確認。

5m滝はその数m手前の苔むす左のリッヂ状から巻きました。

二俣を左へ進むと水量が一気に減ります。
3m滝は左壁から落ち口に移る一歩分を慎重に突破。細い水流の滝を少し進めば幕岩に到着。

その先の大岩3mは今回は左端から。
2段15m滝以降は写真・感想欄で。

読図・RFが必要です。作業径路は踏み跡はありますが一般登山道とは違い、バリエーションルートに近い雰囲気です。

ロープ・チェーンスパイクなど使用しました。ツメは厳しいのでバイルがあると便利。靴はフェルトです。

ヒルは虫よけスプレー(ディート10%)を十分足元にかけてから出発。12m大滝からの巻きの間で、吹きかけていなかったチェーンスパイクに2匹ついていました。太め。実被害なし。遡行中は見かけはしたものの今回取りつかれず。
13時少し前にスタート。標高390m付近まで作業径路で上がってきました。
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13時少し前にスタート。標高390m付近まで作業径路で上がってきました。
12m大滝はもちろん巻き。落ち口に降りずに右岸をトラバースし続けて
2023年05月21日 13:36撮影 by  SH-M24, SHARP
5
5/21 13:36
12m大滝はもちろん巻き。落ち口に降りずに右岸をトラバースし続けて
樋状廊下まで濡れずに到着。振り返って一枚。最後だけトラロープあり。
2023年05月21日 14:04撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 14:04
樋状廊下まで濡れずに到着。振り返って一枚。最後だけトラロープあり。
左俣迄濡れずに行こうとしましたが、この風景を見て我慢できずに入渓の準備をしてじゃぶじゃぶと。水中に刺さった枝がチョックストーンを支える奇跡の一枚。に見えます(笑)
2023年05月21日 14:09撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 14:09
左俣迄濡れずに行こうとしましたが、この風景を見て我慢できずに入渓の準備をしてじゃぶじゃぶと。水中に刺さった枝がチョックストーンを支える奇跡の一枚。に見えます(笑)
樋状廊下。左壁は幕岩のよう。
2023年05月21日 14:10撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 14:10
樋状廊下。左壁は幕岩のよう。
イモリ?ヤモリ?トカゲ?
2023年05月21日 14:14撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 14:14
イモリ?ヤモリ?トカゲ?
日が射せば気持ちの良い沢
2023年05月21日 14:27撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 14:27
日が射せば気持ちの良い沢
二俣に到着。右俣の滝
2023年05月21日 14:37撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 14:37
二俣に到着。右俣の滝
左俣に入ってすぐの3m滝を越えた先では苔むす樋状になっており
2023年05月21日 14:43撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 14:43
左俣に入ってすぐの3m滝を越えた先では苔むす樋状になっており
幕岩にはヒメレンゲが咲いていました。
2023年05月21日 14:49撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 14:49
幕岩にはヒメレンゲが咲いていました。
巨岩3mのところから幕岩を振り返って一枚。水滴がついてぼやけてしまった。左に白いのはウツギの花。
2023年05月21日 14:55撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 14:55
巨岩3mのところから幕岩を振り返って一枚。水滴がついてぼやけてしまった。左に白いのはウツギの花。
こちらは前回4月に訪れた時の幕岩。人工物のように見えるけど断層なのかな。
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こちらは前回4月に訪れた時の幕岩。人工物のように見えるけど断層なのかな。
岩と倒木に挟まれたレインウェアあり。引っ張るとさらに破けてしまいそうでした。
2023年05月21日 15:03撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 15:03
岩と倒木に挟まれたレインウェアあり。引っ張るとさらに破けてしまいそうでした。
来ました2段15mの滝。左から取りつきましたが、滑るので行っていいものかとなかなか踏ん切りがつかず。
2023年05月21日 15:04撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 15:04
来ました2段15mの滝。左から取りつきましたが、滑るので行っていいものかとなかなか踏ん切りがつかず。
登り切ったところでおにぎり休憩。時間切れのため脱渓。
2023年05月21日 15:43撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 15:43
登り切ったところでおにぎり休憩。時間切れのため脱渓。
細尾根を木の根に掴まりながら777m圏峰を目指します。下部は幕岩方面すべて急な角度に見えました。
2023年05月21日 16:13撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 16:13
細尾根を木の根に掴まりながら777m圏峰を目指します。下部は幕岩方面すべて急な角度に見えました。
下部と違い山頂付近は穏やかな尾根でした。
2023年05月21日 16:19撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 16:19
下部と違い山頂付近は穏やかな尾根でした。
キクラゲ?なわけないか。
2023年05月21日 16:25撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 16:25
キクラゲ?なわけないか。
宝尾根を下っていきます。ちょくちょく迷い込みそうになります。
2023年05月21日 16:51撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 16:51
宝尾根を下っていきます。ちょくちょく迷い込みそうになります。
清川宝の山の石碑まで戻ってきました。最後に一匹ヒルに取りつかれました。
2023年05月21日 17:15撮影 by  SH-M24, SHARP
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5/21 17:15
清川宝の山の石碑まで戻ってきました。最後に一匹ヒルに取りつかれました。

感想

午後から時間が取れたので4月に遡行した鳥屋待沢の左俣を再訪してきました。前回はツメまでは行かず、2段15m(Ⅲ)の手前で三峰山の東尾根からの山頂を目指して急登したので、今回はその2段の滝を越えるのが目的です。

下流部は作業径路を利用してスタスタとやり過ごし、標高約400mから樋状廊下まではトラバース。この辺りまで時間の関係で水に濡れることを我慢してきたので、入渓の準備を整えて太ももまで水にさらして何とも言えない心地よさを感じてから突っ張りのゴルジュを抜けていく。

左俣の幕岩を抜けて少し行けば、2段15mの滝に到着。滝と言っても水量はわずかながらヌメりが滝幅いっぱいに黒く染めている。初見の時はダースベイダーを思い出したものの、今回は登りに来たので雰囲気にのまれないようにしつつ下準備。

左端からスタートしておよそ3mほど上がると両足で立てるほどの窪みがあり、緩めに刺さるハーケンあり。なぜかヒルが一匹おり、デコピンする要領で下に落とすもののザックのそばに落ちたかも、と妙に気になる。

セルフビレイをとりながら上を眺めて逡巡すること数分以上。滑らないように細心の注意をして動き出せばホールド・スタンスはあり、1段目の終わりのテラスに移る手前のところで藪枝を掴んで一歩分進んだのが印象に残る。

2段目は流芯と苔むす左壁のどちらかを選べるものの、安全に左を選択。途中にハーケンひとつ発見。登り切ればホッとしつつさらに奥が気になるものの、そろそろ脱渓のお時間。その前におにぎり休憩。あとは靴を履き替えて細尾根を木の根っ子を掴んで登っていく。この界隈特有?の、地形図の等高線ではわからない幕岩のように急に切り落ちた下部の形状を横に眺めつつ777m圏峰を目指す。山頂、特に何もなし。

あとは宝尾根をやや行き過ぎては戻るを繰り返しながら下山したのでした。膝はギリギリ痛みというよりは違和感の範囲で収まったとは言え、予防用にストックを持ってくればよかったとも思う山行でした。

帰りの途中、水ノ尻沢橋の下の河原で蛭チェック。靴やゲイターについていないので安堵していたら、あと少しでズボンを完登するヤツを発見。危なかったです。

無事に戻れて山の神様仏さまに感謝です

幕岩や 苔の瞑想 姫れんげ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後に、2020年2月28日に鳥屋待沢左俣の幕岩付近と思われる場所で行方不明になられた方がいらっしゃいます。そのご家族の方が、情報を求めて今年3月に日記をアップされています。

鳥屋待沢周辺へ行く・行った方の目にとまってもらえたら、とのことですのでリンクを貼らせていただきました(許可は得ています)
https://www.yamareco.com/modules/diary/744317-detail-293763

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