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Yamareco

記録ID: 5543145
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ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

親不知 栂海新道起点再訪とフォッサマグナミュージアムに寄り道

2023年05月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:28
距離
2.7km
登り
92m
下り
100m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:21
休憩
0:05
合計
1:26
14:02
14:02
56
14:59
15:04
2
15:06
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
天険コミュニティ広場駐車場を利用、トイレ有り。
コース状況/
危険箇所等
◾️2023年5/28現在、親不知コミュニティロードは親不知トンネルを通過しての周回が禁止されているようです。落石等は既になく特に危険箇所はないと思いましたが、ご注意ください。
親不知コミュニティロード案内板
2023年05月27日 13:36撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
1
5/27 13:36
親不知コミュニティロード案内板
国道から栂海新道へ入る道、覚えてないなあ。
2023年05月27日 13:38撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 13:38
国道から栂海新道へ入る道、覚えてないなあ。
ガマズミ
2023年05月27日 13:42撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 13:42
ガマズミ
ノミノツヅリ
2023年05月27日 13:47撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 13:47
ノミノツヅリ
親不知海岸に出た。あれ、思い出の浜と違うなあ。
2023年05月27日 13:47撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 13:47
親不知海岸に出た。あれ、思い出の浜と違うなあ。
ここが本当の栂海新道出発点!どうやら大学生の私達はここには来ずに国道をそのまま糸魚川方面に歩いて近くの海の店がある親不知海岸の浜で乾杯したようだ。
2023年05月27日 13:49撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 13:49
ここが本当の栂海新道出発点!どうやら大学生の私達はここには来ずに国道をそのまま糸魚川方面に歩いて近くの海の店がある親不知海岸の浜で乾杯したようだ。
ここから向こうが難所の親不知、ここをへつり歩くのか
2023年05月27日 13:51撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 13:51
ここから向こうが難所の親不知、ここをへつり歩くのか
これは波が荒い時は大変だったろう
2023年05月27日 13:52撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 13:52
これは波が荒い時は大変だったろう
ここから白馬岳まで歩くのはもうできないだろうなあ
2023年05月27日 13:57撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 13:57
ここから白馬岳まで歩くのはもうできないだろうなあ
旧親不知トンネルへ
2023年05月27日 14:01撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:01
旧親不知トンネルへ
レンガ造りのトンネルです
2023年05月27日 14:11撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:11
レンガ造りのトンネルです
西側に出る。あら、周回できないようだ。様子を見に行くと特段危険箇所はなかった。
2023年05月27日 14:13撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:13
西側に出る。あら、周回できないようだ。様子を見に行くと特段危険箇所はなかった。
この辺りの海岸線でもかろうじて通れる程度だな
2023年05月27日 14:14撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:14
この辺りの海岸線でもかろうじて通れる程度だな
旧国道説明板
2023年05月27日 14:20撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:20
旧国道説明板
1883年から1966年まで国道だった道をのんびりと歩く
2023年05月27日 14:22撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:22
1883年から1966年まで国道だった道をのんびりと歩く
ウリノキ
2023年05月27日 14:28撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:28
ウリノキ
天嶮トンネルで折り返す
2023年05月27日 14:30撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:30
天嶮トンネルで折り返す
ヒメウツギ
2023年05月27日 14:43撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:43
ヒメウツギ
イワハタザオ
2023年05月27日 14:45撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:45
イワハタザオ
トリアシショウマ
2023年05月27日 14:46撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:46
トリアシショウマ
明治16年に完成した国道を祝い「如砥如矢」(砥石のように滑らかで矢のように真っ直ぐであるとの意)と刻まれている
2023年05月27日 14:47撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:47
明治16年に完成した国道を祝い「如砥如矢」(砥石のように滑らかで矢のように真っ直ぐであるとの意)と刻まれている
ブラタモリ撮影場所
2023年05月27日 14:49撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:49
ブラタモリ撮影場所
親不知の中で「大懐」と呼ばれた波を避けることができた待機場所。親不知にはこうした待機場所になる小さな浜がいくつかあり、旅人は荒れる波が鎮まるのを待ったそうだ。
2023年05月27日 14:51撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:51
親不知の中で「大懐」と呼ばれた波を避けることができた待機場所。親不知にはこうした待機場所になる小さな浜がいくつかあり、旅人は荒れる波が鎮まるのを待ったそうだ。
ウエストン像。彼が「日本アルプスの登山と探検」の中で親不知が日本アルプスの起点だと紹介しているそうだ。
2023年05月27日 14:53撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:53
ウエストン像。彼が「日本アルプスの登山と探検」の中で親不知が日本アルプスの起点だと紹介しているそうだ。
さわがに山岳会の小野健氏を紹介板もある!
2023年05月27日 14:56撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:56
さわがに山岳会の小野健氏を紹介板もある!
親不知の悲しい由来
2023年05月27日 14:58撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 14:58
親不知の悲しい由来
今日は佐渡は見えない
2023年05月27日 15:02撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 15:02
今日は佐渡は見えない
東屋に親不知の説明模型がある
2023年05月27日 15:03撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 15:03
東屋に親不知の説明模型がある
フォッサマグナミュージアム、モンベルカードで-100円の400円に。ヒスイをはじめ、鉱物化石の展示が充実しています。
2023年05月27日 15:45撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 15:45
フォッサマグナミュージアム、モンベルカードで-100円の400円に。ヒスイをはじめ、鉱物化石の展示が充実しています。
石灰岩から見つかった化石も展示されています。
2023年05月27日 15:52撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 15:52
石灰岩から見つかった化石も展示されています。
フォッサマグナの説明が良く分かる動画があります。
2023年05月27日 16:01撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 16:01
フォッサマグナの説明が良く分かる動画があります。
小野健氏と栂海新道を紹介する展示もありました。
2023年05月27日 16:06撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 16:06
小野健氏と栂海新道を紹介する展示もありました。
小野健氏自筆の山岳カルスト地形を紹介するための模式図、小野健氏はデンカの技師としてこの辺りの山に精通されていたのですね。
2023年05月27日 16:10撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 16:10
小野健氏自筆の山岳カルスト地形を紹介するための模式図、小野健氏はデンカの技師としてこの辺りの山に精通されていたのですね。
ミュージアムのある美山公園では自生するササユリが咲き甘い香りが漂っていました。
2023年05月27日 16:46撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 16:46
ミュージアムのある美山公園では自生するササユリが咲き甘い香りが漂っていました。
清楚な花です♪
2023年05月27日 16:49撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 16:49
清楚な花です♪
ホウノキの花も
2023年05月27日 16:57撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 16:57
ホウノキの花も
こちらのササユリは宇宙に行ったササユリの子孫らしいです。
2023年05月27日 16:59撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 16:59
こちらのササユリは宇宙に行ったササユリの子孫らしいです。
美山公園内にある長者ヶ原遺跡は縄文時代中期から後期にかけての遺跡で、ヒスイ交易の重要な拠点として栄えた集落跡。
2023年05月27日 17:11撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
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5/27 17:11
美山公園内にある長者ヶ原遺跡は縄文時代中期から後期にかけての遺跡で、ヒスイ交易の重要な拠点として栄えた集落跡。

感想

前回、4月に戸倉山から栂海新道の稜線を見て、新潟在住中に栂海新道起点を再訪したいと思っていた。
◾️大学一回生の夏、初めてのWV部の日本アルプス山行で白馬岳大雪渓から入山し栂海新道を経て日本海まで歩いた記憶は今も強烈だ。この時の山行で私達パーティは小野健氏とさわがに山岳会の皆さんが登山道整備をされている場に遭遇した。そして、おもてなしを受け山岳会の皆さんが担ぎ上げたスイカをいただいた。登山道整備のための荷物満載の中、スイカも丸ごと担ぎ上げていらしたのだ。山の中へスイカ丸ごと担ぎ上げるとは想像だにできない山の初心者だったのでとても驚くと共に、日本海まで道を作るという行為に深く尊敬の念を抱いたことをよく覚えている。
 この時のもう一つの強烈な記憶は水の確保問題だ。栂海新道は標高2900mから0mまでの道だ。白馬岳の夏は涼しいが、犬ヶ岳〜白鳥山辺りまで下ってくると灼熱の暑さとの闘いとなった。水の量を気にしながら宿泊地まで着くと疲れた体にムチを入れ、水場のある沢まで数十分の下り登りが待っていた。みんなバテバテだったのは覚えているが、後半の山の記憶は何も残っていない。ただ、日本海について、仲間とビールで乾杯したこと、その時のビールが無性に美味かったことだけを覚えている。
◾️当時のことを少しは思い出すかと思ったが、「あ、ここだ!」というように記憶の蘇ることは全くなかった。初めて来たような感覚だ。海岸で飲んだビールはどうやら別の砂浜だったようだ。それでも、これで40年を経て栂海新道の真の完歩ができたと思うことにしよう。
◾️親不知の海岸線は東西文化の往来を隔てるくらいの難所であったことが良くわかった。当日の穏やかな美しい海でも海の中に入らないと通ることは難しい場所がある。全くこれが道とは言い難い海岸線だ。途中何ヶ所か小さな浜があるが、海が荒れた時にはこの避難所の小浜で1週間も過ごすことになった旅人もいたそうだ。明治時代にようやくトンネルが開通し、難所を通過する必要がなくなるまでは命がけの道でだったことを実感する。
◾️フォッサマグナミュージアムは、岩石・鉱物・化石に関心のある人なら訪れて楽しい場所だ。フォッサマグナという巨大な凹地と日本の成り立ちを分かりやすく動画で説明してくれるコーナーは秀逸だ。館内には、小野健氏と栂海新道を紹介する小コーナーもあり、糸魚川における氏の功績に改めて感心する。
◾️フォッサマグナミュージアムの周辺は美山公園として整備されており、今の時期は自生するササユリがちょうど見頃を迎えている。縄文時代の集落跡遺跡である長者ヶ原遺跡に向かう散策路にはササユリの甘い香りが漂っていた。

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