鈴鹿最高峰の御池岳は開放感たっぷり♪(鞍掛トンネル西口からピストン)
三重県
滋賀県
camii
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- GPS
- 05:10
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 949m
- 下り
- 957m
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| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
鞍掛トンネル東口駐車スペース(無料、トイレなし、登山ポストあり) |
| コース状況／ 危険箇所等 |
《鞍掛トンネル東口登山口⇔鞍掛峠》 登山口から勾配のある葛折りの急登です。迷い易い場所はありませんが、足元の狭いトラバースや、一部道が崩れている箇所がありました。 《鞍掛峠⇔鈴北岳》 緩やかなアップダウンもありますが、概ね歩き易い尾根道です。 《鈴北岳⇔ヒルコバ》 下るに連れて急傾斜になり、踏み跡が不明瞭な尾根道になります。目印はありますが足元の土が緩くかなり滑り易い道でした。鞍部で引き返したので鈴ヶ岳への登り道は不明です。 《鈴北岳⇔日本庭園⇔御池岳(丸山)⇔奥の平・ボタンブチ》 御池岳(丸山)の直下のみ比較的勾配のある道ですが、鈴北岳から日本庭園及び奥の平・ボタンブチ周辺は広大な平原の台地です。好天時は快適な場所ですが視界の悪い時は迷い易いかも知れません。 |
| その他周辺情報 | 阿下喜温泉『あじさいの里』 大人５００円 http://ajisainosato.com/ |
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感想
11月も最終週となり、来週は全国的に寒気が入るそうなので、今シーズン雪のない山を登るのは最後かも知れません。
先週の霊仙山の帰り道、登山口の下見を済ませた御池岳に、お天気の回復した日曜日に行って来ました。
今月5日に復旧工事が終わって開通したばかりの鞍掛トンネルですが、トンネル近くの登山口にはトイレがないらしいので、国道306号線沿いにある藤原簡易パーキングで車中泊しました。
広くて綺麗なトイレもある無料の駐車場を出て、朝7時に鞍掛トンネル東口の駐車スペースに着きました。
準備をして7:15に登山口をスタート。小さな鉄の橋を渡ると登山ポストがあったので、備え付きの用紙に記入して登山届を投函します。
最初から葛折りの急登が続き、斜面をトラバースする道になりますが、足元が狭かったり、道が崩れている箇所があったりで気が抜けません。
スタートから20分程で、トンネル西口からの道と合流する鞍掛峠に着きました。
鞍掛峠からは歩き易い尾根道になり、展望も開けて目指す御池岳や鈴北岳が見え始めました。
軽いアップダウンのあと、笹原のなだらかな稜線を歩いて、360°の展望の鈴北岳(1,182m)に着きました。
頂上から先週登った霊仙山もよく見えましたが、まだ時間も早かったので鈴ヶ岳に寄ってみることにしました。
尾根道をピンクリボンを目印にしながら下って行くと、立ち入り禁止と書かれた黄色のテープで囲われた大きな穴があり、覗きこむとかなりの深さでまるで井戸のようでした。
どうしてこんな深い穴ができたのか不思議です。
更に下ると少し踏み跡が不明瞭な広い尾根になり、かなりの急斜面に加えて土が異常に緩く、足元がズルズルと滑ります。
周囲の木に掴まったり、トラバース気味に斜めに下ったりしながら鞍部近くまで何とか下りたものの、鈴ヶ岳への登りは更に傾斜のある登り返しで取り付きの目印が見当たりません。
ここで相方が撤退を提案したので、私も同意しました。
引き返しの道も一苦労でしたが、まだ登るほうがいくらかマシだった気がします。
結局、鈴ヶ岳手前の鞍部までの往復を45分かけて鈴北岳に戻り、気を取り直して御池岳へと向かいます。
すると鈴北岳からほんの少し下ると、大きく開けた日本庭園と呼ばれる平地が現われました。
枯れた苔の野原に、立ち枯れの木やカレンフェルトが点在する光景は、標高1000mにあるものとは思えない雰囲気です。
広い日本庭園の中に延びるトレイルを歩いて行くと、いくつかの分岐がありましたが、とりあえず御池岳の山頂を目指して歩を進めて行きます。
途中で真の池を通り、他にも枯れた池がいくつもあったので、名前の通り池の多い山なのだと気付かされます。
日本庭園を過ぎて展望がなくなった道を登っていくと、石灰岩に囲まれた御池岳(1,247m)の山頂に到着しました。
御池岳の頂上は意外にあまり展望も良くなかったので、そのまま通り過ぎて先に進みます。
御池岳から下って行くと、先程の日本庭園よりも更に広大な台地が目の前に広がっています。
ここがテーブルランドと呼ばれる御池岳の山頂の一部で、奥の平からどこまでも伸びた芝原は、ずっと先に見える藤原岳へ続いているように見えました。
奥の平から少し戻って南へ少し下るように歩いて行くと、急峻な崖の上にせり出た展望地がありました。ここがボタンブチです。
ボタンブチからは鈴鹿南部の深い谷や尾根の数々、琵琶湖や比良山までも見渡すことができました。
西側に少し移動すると、ボタンブチと並ぶように石灰岩で覆われた天狗の鼻があり、崖の先端に突き出た岩は大台ヶ原の大蛇��(クラ)よりも恐ろしげな場所でした。
まだ時間は10:20だったので、もっとテーブルランドの散策をしてもよかったのですが、この周辺の雰囲気がとても気に入ったので、少し早いお昼休憩にしました。
この日はポカポカと暖かくて、山頂周辺は風も強くなくて過ごし易かったです。
穏やかなテーブルランドでゆっくりしてから11時に下山開始します。
帰りは奥の平との分岐には戻らずにそのまま御池岳へと向かうと、山頂では20人ほどの人が休憩されていたので、こっちでお昼にする方も多いんですね。
朝は快晴だった空には少し雲が増えてきて、時々太陽が隠れることもあったので、早い時間に登っておいて良かったなと思いました。
今日は歩いてきた道を戻るピストンなので、周回する時よりも幾分か気楽に歩くことができます。
ただ朝は乾いていた道も、人が踏んで泥濘んでいる場所もあったので、油断は禁物です。
コグルミ分岐から今日通るのが3回目の鈴北岳を過ぎて、鞍掛峠を右に折れると登山口まではあと少しです。
途中で展望のいい鉄塔のある場所で少し休憩をして、12:25にスタート地の鞍掛トンネル東口の駐車場に到着しました。
帰りは先週も立ち寄った阿下喜温泉で日帰り入浴をして帰りました。
鈴鹿山脈最高峰の御池岳は、私の中で少し怖いイメージがあって今まで来ることができなかったのですが、実際に歩いてみると歩き易い道も多く、山頂周辺の日本庭園やテーブルランドは大好きな場所になりました。
次にまた御池岳に登る時は藤原岳から縦走してみたいです。
雪のある時期は無理かな？
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