愛知川(神崎川)からハライドへ【上水晶谷右岸尾根から県境稜線へ】
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 817m
- 下り
- 797m
コースタイム
天候 | 晴れ 午後から曇り 【気温】 駐車場スタート時:10℃ 第三の台地:8℃ ハライド:10℃ ハライド北尾根登山口:13℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
朝明の紅葉もすでに終わっていました。 鈴鹿の上高地も千種街道も落葉のため、空が広くて明るく感じました。 【上水晶谷右岸尾根】 派生する枝尾根もなく真っ直ぐ延びる尾根筋を忠実に登りました。 踏み跡は有りませんが所々にテープ等も有り、北西尾根の様な急登も 有りません。 愛知川辺りから国見峠経由で周回するよりも時間短縮できそうです。 |
その他周辺情報 | 29日夕刻出火の蟹江の倉庫火災のため、東名阪の通行止めに遭遇。 行きは1号線、帰りは伊勢湾岸道へ迂回。 |
写真
感想
上水晶谷を挟んで、県境稜線から愛知川(神崎川)へ延びる顕著な尾根が有る。
一本は御在所岳モニュメント裏から派生する尾根:上水晶谷左岸の北西尾根。
もう一本は愛知川右岸台地から千種街道を横切って稜線に出て青岳に至る尾根
:通称・上水晶谷右岸尾根。
千種街道を歩くたび気になっていたので、落葉して見通しが良くなったこの時期を狙って歩いてみよう。
すっかり紅葉も姿を消して寂しくなった伊勢谷から根の平峠へ上がる。
黄葉が美しい谷だが、今年は見頃を逃してしまったな。
峠下の草原から意外なほど近くに感じる雨乞岳〜クラシを見ながら
タケ谷を下り愛知川右岸の「鈴鹿の上高地」に踏み込む。
枯葉をラッセル?しながら凹面で小谷を横切り台地に出ると、
木々はすべて葉を落とし見通しが良くなっている。黄葉に囲まれた台地も良いが、空が明るい台地も開放的な感じでこれもまた良い雰囲気だ。
初めて訪れた新鮮な景色を見るようで、ついあちこち歩き回り予定時間を
越えてしまった。
右岸台地を北から南へ歩き上水晶谷を渡り、小峠分岐から第五の台地と
言われる上水晶谷左岸を千種街道へ戻り、上水晶谷の流れで一息入れる。
オニギリで小腹をなだめ、水を確保していく。
根の平峠を目指した千種街道は尾根を乗り越して回り込むようになる。
この尾根が今日の目的、通称・上水晶谷右岸尾根と呼ばれる尾根だ。
地図で方角を確認して120°を外さないように行こう。
未知の尾根に踏み込む。 道も踏み跡もないが尾根筋は明確で他に派生
する尾根も無く、955mのコブ以外途中にピークもない殆ど登りの
尾根なので真っ直ぐ尾根筋を忠実に辿る。時々見られる岩の姿を
記憶しながら行く。
やがて足元に笹の下生えが現れ、尾根が丸みを帯びてくると右手に国見岳
西面の岩も捉えられるようになり、正面に大岩が現れると県境稜線に合流だ。
数は少ないが時々テープやリボンも現れ、目印になる岩や植生の変化も
有るので次からは比較的安心して歩けるだろう。
縦走路から尾根への下降点風景、目印を確認してから稜線を右へ向かい、
きのこ岩に上る頃、あれほど青かった空に雲が広がり始めた。
県境稜線の水晶岳から東側は雲にほとんど隠れてしまった。
大きく広がる眺望はあきらめて今日唯一のピーク・ハライドへ向かう。
途中の窪地で昼食のつもりだったが少し風も有るのでハライドで
昼食にしよう。緩やかなコブ尾根もヤシオ尾根を右に分けると
激下りになるので分岐で一息入れた後、一気に腰越峠まで下り、
更に一気にハライドへ登り返す。
無人のピークに着いても釈迦や御在所にまつわり付いた雲が取れず
僅かに風も有るので、少し西側の展望地に移動して遅めの昼食を摂る。
空腹を満たし、一人でゆっくりと雲が切れるのを待って展望を楽しんだ後ハライド北尾根を下る。
紅葉も終わり、葉を落とした梢越しの明るい空を感じながらの周回。
冬枯れの上高地も、初めての右岸尾根も良い雰囲気だった。
麓で見かけた山茶花、駐車場の名残の紅葉。
人も少なく、静かに季節の変わり目を満喫できた一日だった。
コメント
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晩秋の静寂が、存分に味わえそうなルートですね。
ルーファイが必要なコース、まだまだ
僕にはハードルが高いですが、時期を選んで
いつか歩いてみたく思います。
このあたりから望む、釈迦ヶ岳は
どっしりと、風格がありますね。
komakiさん 今晩は。
紅葉も終わり鈴鹿の喧騒も少し落ち着いた気がします。
根の平へ通うたびに気になっていた尾根を歩いてきましたが、
葉を落とした疎林の尾根も味わいが有り悪くはないですね。
言われるように釈迦ヶ岳は鈴鹿のどの山からも眺められ、
そして何処から眺めても堂々とした尾根に支えらた大きな山ですね。
onetotaniさん
こんばんは
あの釈迦ヶ岳の勇姿たまりませんね。
早く登ってみたくなりました。
近々行っちゃおうかとも思案中❗
しかし歩かれたコースは私にはまだまだ
難易度高めですので先ずは釈迦、雨乞を
登りセブンコンプリートを目指します✌
kazu97さん 今晩は。
紅葉が終わり葉を落とした山も明るくていい雰囲気。
静けさを取り戻した鈴鹿をじっくり歩けました。
県境稜線上に一際目立つ釈迦ヶ岳は冷え込みが続くと、
早くから霧氷が迎えてくれます。
残りの二座を一つ一つ楽しんで下さい。
おはようございます。
鈴鹿も,そろそろ落葉ですね。
この時期は,視界も広がり,ヤブも薄くなるので,
道なき道を歩くには,一番良い季節ですね。
これから冬に向けて,いろいろなルートを開拓する楽しみがありますね
私も,そろそろ鈴鹿探検に行こうかな
totokさん 今晩は。
阿智の山を歩いている間に、朝明〜伊勢谷辺りの紅葉は終わっていましたが、
明るい見通しの良い山になっていました。
葉が落ちた梢の間から周囲の山並みを望みながら、
又一つ気になっていた尾根を経験できて楽しい一日でした。
これからは霧氷が楽しみですね。
onetotaniさん、こんにちは
上高地の主の桂の木も、onetotaniさんとは旧知の仲のようですね。
無名尾根一度のぼってみたく思いました。
わたしは、ハライドからの景色結構気に入っております。
東名阪が通行止めのニュースをみて、鈴鹿の帰りは大変だろうなぁとか
思っておりました。
higurasiさん 今晩は。
年の初めに雪を踏んで歩いてからもう三度目になりましたが、
落葉した今の時期も良い雰囲気で、つい長居してしまいました。
ハライドも久しぶりに上がりました。あいにくの天気で展望もすっきりとは
いきませんでしたが、静かな展望地でゆっくりできました。
今回は適度な距離なのでじっくりと季節の境目を楽しんできましたが、
帰りの頃には蟹江の火事も鎮火しているだろうと思いましたが、
あてが外れました。
初めまして。
私も、「主」には毎年挨拶回りしておりますが、鈴鹿の上高地には主の兄弟も
見掛けるとの情報を耳にしたことがあり、もし、お見かけしましたら、主から
の方向と距離をお示し頂けませんか?。
dedeppo5さん 今晩は。
上高地の「主の兄弟」と言われると思い当たるのは、愛知川の左岸台地を
タケ谷出合いから上流へ向かう途中で、主と思われるカツラの木を見たと
言う記事を目にした事が有ります。
私も左岸を小峠出合いから下流へ向かって一度探してみようと思います。
今度の日曜日(7日)に、山爺・山ガール達とお金明神参りをして来ますから、ヒロ沢出合から大瀞までの川沿いで、兄弟捜し(山道からの注視:老眼な
のに遠視も、からっきしダメだから期待薄)をしてみます。
主の兄弟らしきカツラの木は「タケ谷出合いから愛知川左岸に出て小峠出合いの手前付近で・・・」との記事だったと思います。
今週末は雪の予報です、愛知川の徒渉は靴のままできると良いですね。
7日に、ヒロ沢出合から大瀞まで、愛知川の左岸を歩きましたが、樹種(桂)そのものの気配も在りませんでした。この領域は平坦地は殆ど無く、桂もブナも、傾斜地は不適んなんでしょうかね。
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