【中ノ尾根山】猛ラッセルでも辿り着けず．．．。
kaikairei
体力度について
- GPS
- 29:07
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,662m
- 下り
- 1,638m
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標高グラフを拡大| 天候 | 5日 強風＆雪＆濃いガス 6日 雪＆ガス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険個所は有るのか無いのか分かりません。 今回は気象による危険が全てでしたのでコースに関しては無雪期の記録をご覧ください。 |
写真
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一般的には奈良代林道からの登山口がら入ります。
こちらからはどのようなルートなのか興味あります。
先日one-hunterさんが行っていましたね！
こちらはドアが有りませんでした．．．。
雪が入ってしまいます。
さぁ、食事＆寝る準備。
さてと、冷えるからコーヒーでも沸かすか．．．。
社内の資格王で読書家という一面もあるのです。
感想
しばらくは走る事が出来ない身になってしまい週末のロングの山行からは離れる事になってしまったのですが、逆に考えればしばらく夢中になっていたトレランもどきから元々自分がやっていた登山とまた向き合うチャンスなのかもしれない．．．。
僕が再び興味を持って調べているのは「南アルプス深南部」。
定義としましては、光岳を頂点に東西を南に向かって走る二つの尾根で一般的には2000m峰を南限と僕は理解しています。
今回は強烈な寒気が入ってきていいるので雪の量も増えているという事を考慮した結果、中ノ尾根山を計画しました。
積雪、気象の条件が良ければ深南部の孤高の名峰「合地山」にも行く予定でした。
まず一日目は中ノ尾根山でテン泊の予定で出発しましたが、浜松〜水窪に入る辺りから晴れから曇りに変わりそして林道に入る頃にはかなりの降雪．．．。
更に林道を走るとどんどん積雪が深くなっていく。 大丈夫か・・・？
何とか白倉権現ゲートへ到着。 見事に他の登山者の車は無し。
登山届を出ししばらく車で雪が少し収まるのを待ってみるが収まる気配が無いので渋々出発。
久しぶりの雪山テン泊装備は重い。。。 家で測ったら水抜きで23�坿泙瓩譴�26�圓�、そして長い長い林道の最初からラッセル．．．。
雪は登山道に入ってからだと想定していたのでテンションは激落ち．．．。
三時間歩いてやっと休憩小屋に到着。
天候は更に荒れるばかりで、この状態で稜線に行くのは無理があるのでこの休憩小屋で今日は寝る事に決定!!!
テントはお荷物になってしまいますが明日の天気が良ければ稜線で張ろうかな。
小屋でせっせと睡眠準備をしてお食事タイム！
カレーとラーメンを食べてコーヒを沸かし（缶コーヒー）読書をしながら夜を待つ。
夜になり外に行くと更に荒れた暴風雪。
こりゃ明日も駄目だな。 寝よう。
朝までグッスリ眠り起きると雪は降っているが風は弱い。
これなら「中ノ尾根山」だけなら行けるかな？
しかし昨日歩いたトレースが見事にかき消されている。
無理が無い範囲でピストンしてこよう！
必要な荷物だけザックに詰めて出発!!!
しかし登山口までの林道で膝までのラッセル。 ワカンを装着しようか迷うが面倒なのでツボ足で進む。
登山口前の休憩小屋で一休みして登山道に入ると積雪＆霧氷でルートが分かりにくい。
赤テープが霧氷で白くなってしまい目印が見えない。
痩せ尾根ばかりなら簡単で良いのだが1900m付近から広い笹尾根で何度かルートを失う。
膝上のラッセルを強いられながら地形とコンパスを頼りに頂上を目指すのは良いのだが、自分がいるこの場所が「深南部」でルートを失っているというプレッシャーが激しい。
2100m付近で一度ガスが晴れて中ノ尾根山の姿が見えた！パッとしない山だ．．．。
そして先に進むが今度はガスが濃くなってきた．．．。
頂上はすぐそこにある。
しかし、広いこの笹薮の尾根で膝上ラッセルをしながらルートを完全に失えば．．．。 経験した事がある方なら分かると思いますが雪原と違い笹薮の踏み跡というのは自分の踏み跡でさえ分かり難い。
帰れる状況のうちに帰りましょう。
結局、持参したワカン、アイゼン、ピッケルを一度も使用しないままでした。
（ワカンは使いたい積雪量でしたが笹薮の中では更に時間が掛かると判断）
帰路は休憩は殆んど無しでゲートに到着。
今回は良い経験になりました。
ピークを踏めなかったのは残念でしたが、やはり登山は天候次第。
行けば間違いなく山頂には行けたでしょうが、下山でトラブルを抱えるリスクがありました。
もう少し天候が安定した時に必ず合地山も含めてリベンジするからその時までお預けです。
深南部・・・ワクワクさせてくれる山域です。
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歩くのなら、足は大丈夫なのでしょうか？
まあ歩くにしても、一般登山者には真似しにくいでしょうが。
今回も私好みの小ネタを仕込んでいただき、ありがとうございます。
ぜひ、感想をお聞かせください
もう雪山の季節ですね
自分は低山散策に専念しますよ
いや、就活か
yamayoさん、こんばんは
いや〜良かった!!!
この小ネタに気が付いてくれる人がいなかったらホントに哀れなヤツで終わってしまう所でしたよ
この本を買いに行きレジは若い女の子二人という最悪の状況．．．。
「カバーかけますか？」という言葉が年甲斐も無く凄く恥ずかしかった
あっ！山の話しでしたね
歩く分にはそれ程問題ないと「思っています！」
無雪期にはそれ程難易度が高い山ではないのですが、深い雪に閉ざされると．．．。一般的ではないですね。
また足が治ったらスノーハイク行きましょう!!!
安倍奥でもひざ下まで積もったみたいです。
そろそろ雪山シーズンですねぇ。
残雪期にでもご一緒できると嬉しいのですが
また、お二人の超絶激下りを見物できればと思っております。
・・・ところでずいぶんと熱い夜を過ごされたようで。
寒い夜でも自己発熱できますね
inaminさん、おはようございます
いや〜、僕もひざ下くらいという想定で出掛けましたので想像以上の積雪で心を折られました
ところでinaminさんも深南部に興味ありましたよね
僕は脚が治るまで深南部を歩こうと思っていますが、渋い山行はご一緒にいかがでしょうか？
激下りが出来ないので、渋い（苦しい）山行で是非ラッセル仲間になって頂きたい!!!
山伏〜青薙山もターゲットに入っていますよ
kaiさん、こんばんは！
割と早く参上しました
しかし、雪深い山ですな〜
遭難が脳裏をかすめる様なコンディションではないですかっ！
途中撤退、流石は聡明なkaiさんですよ！
思わぬ故障はお気の毒ですが、純粋な山屋のお顔を拝見させて
頂きましたよ！こういうの好きですよ
誤解無きよう。。。愛ではありませんので
でも、あのタイトルの本は。。。
ボートの栓を抜いた一件とダブります
コンビニの子、実は私の従兄弟です!!! 大嘘ですが
まだお盛んのようで
奇遇ですね！私も今夜は、まったく同じウメッシュを呑みましたよ
ほろ酔い気分で、降りしきる雪を眺めています
自宅からですが
tailwindさん、おはようございます
いきなりのLoveですか
甘酒の件といい、今回のウメッシュといい相性が良い事は分かっていましたが困ったなぁ．．．
今回の深いガスにはホワイトアウトの危険を感じました
あんな場所で「あれ〜？帰りはどっちだっけ？？？」なんて間抜けな真似はしたくないのでさっさと下山してしまいました
確かガイドブックには天候が悪い日には登らない！って書いてありましたが（笑）
僕もガイドブックなんて守りませんし、自分の現場の判断こそが全てだと思っています
ところで長野県のどこにお住まいなのですか？
今、てしゃまんくの里で記録を読ませていただきました。
いや、参った参った。。
天候ははるかに恵まれていますが、ラッセルは必至ですね。
我々も無理はしないで、行けるところまで行ってみます！
素晴らしい記録をありがとうございます。
ittaさん、おはようございます
今頃は登っておられる時間ですかね
帰ってきてからの記録を楽しみに待っています
それによって来週の山行にも影響しますので詳細にお願いしますよ
kaikaireiさん無事でなによりです
ここは、、夏に行くことにします
奥茶臼で会った沼津の方は年末に深南部にテントと話していました
ぼくには縁がありません
それこそ奥茶臼以来1ヶ月半も山に行けなくて筋力も落ちているでしょう
千葉山ぐらいからリハビリを笑
雪山は怖いですからね
沢口山から始めようかな
寸又の山仲間が深南部のエキスパートで、玉川トレイルもkaikaireiさんの数番後でゴールした還暦間近の叔父様がいますので、是非紹介したいと思います
tarutaruyamaさん、こんばんは
整体に行っていたもので返信遅くなりごめんなさい。
僕も足の調子が悪く体力もグングン落ちていくばかりで切ない限りです
しかしtarutaruyamaさんは山のベテランさんもいらっしゃる事ですのでマニアックな山域でも安心して行く事が出来るので羨ましいです。
深南部のエキスパート＞本当に尊敬してしまいます!!!
あの深い山域で、僕のような初心者には見えない世界を見てきた方ですので読図、藪漕ぎ、幕営技術なども相当なレベルなのでしょう．．．。そして走るのも速いのなら山の神ですね
この先僕もそのような先人に近ずけるような山行を行いたいと思います。
また機会がありましたら一緒に静岡の秘境に行きましょう
深雪の中、いつもと毛色の違った山行を興味深く拝見しました。
熱い夜を過ごせたようで何よりでした（笑）
やっぱりkaikaireiさんがテン泊装備ってのは不思議な感じがしますね。
実は今日僕も甲斐駒ヶ岳にテン泊装備で登って敗退してきました。
同じように降りたての雪がかなり積もってラッセル状態でした。
敗退しても、やっぱり雪山って夏と違って冒険心がくすぐられていいなーと思いました。
リベンジで明日金峰山に行ってきます（笑）
早く足が良くなることを祈ってます。
Sanchan33さん、こんばんは
誰も気が付いてくれないと思っていた小ネタに皆さん気が付いてくれた事に驚いています
最近は岩や藪から離れてしまっていたのですが、走れないこの期間に前々から興味が有りながら中途半端になっていた深南部を見てみようと思っています。
道なき道を読みながら頂上を目指すという本来の登山と言いますか冒険的な要素が多い山域ですので常にドキドキです
脚は整体などに行ってはいますが、なかなか良くなっていないというのが実情ですが長い目で見てしばらくは激しいランニングは避けて歩く事をメインに運動するようにしようと思っています。
ありがとうございました
お久しぶりです。
ジャンル的に雪山だったのでコメントさせていただ行きます。
リハビリさながらの状況にもかかわらずストイックでいらっしゃいますね
雪のシーズンのもはじまりましたのでまた熱いレコを楽しみにしております。
kaiさんのレコのおかげで深南部のエリアを一部勘違いしていたのがわかりました、ありがとうございます。
自分もボチボチ冬山入っていきます
metaさん、お久しぶりで〜す
毎回記録は拝見しているのですが、僕が離れてしまっているクライミングや沢が多いのでなかなか言葉を発しにくく．．．
しかし、講習や下見などが多いので本当に山に対して真摯で真面目な方だと改めて感心していました。
それに比べ僕は．．．
走れない、頂上に辿り着けないのダメダメです
しばらくは深南部に通うと思いますが、あまり人が入る山域でもありませんのでトレースなど期待できませんので今回のような激ラッセルが続くようなら厳しいです。
深南部＞僕の定義が正解なのかは分かりませんよ！
「光岳を頂点に南に向かう二本の尾根」は間違いないと思うのですが南限をどこまで？というのは難しい所です。 確か永野敏夫さんが言っていたのが2000mが南限だったと記憶しています
南限を無くしてしまうと家の近所まで深南部になってしまうので少し違う気がしますが．．．（笑）
metaさんはオールマイティな方ですので、いつかは深南部にも足を運んで頂けたら嬉しいです
コメントありがとうございました
【追記】
kaiさんのお仲間で、僕の好きなkoujyouchouさんがヤマレコを休業されているのでぜひkaiさんに深南部開拓をお願いしたいです(^.^)
自分も永野さんの本も読ませていただいています、来年の夏シーズンはそちらに足を運び大井川の上流を巡りたいと願っています
meta_bomanさん、ありがとうございます
koujyouchouさんはSHCの先輩であり、南アルプスの深い山域の生き字引のような方ですので憧れの存在です
しかし最近は会う機会もありませんので、この山域でどうしても分からない時はkoujyouchouさんの所に訪れて聞きたいと思っています。
大井川源流は僕も非常に興味がある場所です!!!
池ノ沢は来年の目標の一つでもありますが、大井川水系で生活している僕にとっては東俣、西俣、両方の源流をいつかは訪れてみたいと思っています。
沢の経験が豊富なmetaさんならばこの山域も楽しめるでしょうね
僕はビビりながら渡渉する事になりそうです
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