仙ノ倉山〜エビス大黒。新鮮な開放感
- GPS
- 10:40
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,654m
- 下り
- 1,637m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
装備
個人装備 |
ザック(Sa/G)
シューズ(Sa/mid)
登山タイツ(U/冬)
ハーフパンツ(B)
半袖シャツ(W)
アームカバー
夏ジャケット
夏帽子(M)
手袋
フェイスマスク
虫よけ
五本指ソックス
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感想
個人的ノート:
今回の山行きはとても勉強になった。きっと性分に違いないのだろうが、何度も同じ山に出向くのはあまり上手ではなく、そういうときは季節の様変わりや様子の移ろいを狙っているつもりだった。ただ、最近は体力や気力の関係か遠出しようという欲求が減じているのも事実なので、この性分も変わりつつあるかもしれない。
先々週の週末に日帰り温泉に行ったとき、サンダルばきで植え込みの境のブロックに不注意で左足を勢いよくぶつけた。小指がウインナーのように腫れ上がった。きっと重大なダメージを受けたに違いない。ずっと湿布で緩和していてようやく腫れはおさまりつつ痛みも引きつつあるが、まだ痛い。そんなわけでここ二週は歩くに良い道、すなわち足を水平における登山道を探して山歩きをしていて、三週目になる今回もそんな山がターゲットになった。そうなれば自然行ったことのある山の中からということになり平標、仙ノ倉に決めたのだった。昨年も同時期に登っていたが、あの開放感は天気が上々ならば何度味わっても常に新鮮だろうと。
昨年よりわずか数日後ろ倒しだったにも関わらず、花の眺めは意外と変わっていてそれが風景にまで影響を及ぼしているとは驚きだった。以下進行順に素描。
・登山口までの林道:ほぼ花なし。昨年はスミレがたくさん残っていたが。
・山の家まで:ツツジが一本だけ。昨年はけっこう咲き残っていた。
・展望が開けたとき:佐武流山から苗場山までの残雪は今年はずいぶんと少なかった。
・山の家から平標山頂まで:ほぼタテヤマリンドウのみ。昨年はショウジョウバカマほか、いろいろ咲いていた。(ここまででは今年はいまいちかと)
・植生保護地:ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、ハクサンコザクラなどが咲き始めていて花園という感じあり。昨年はほぼミヤマキンバイのみ。
・仙ノ倉山頂まで:昨年はミネザクラが笹原内に点在し、とても趣があったが、今年はほぼ散っていて残念と思っていたら、その後にシャクナゲの点在が見え、すると色濃く山全体が明るくなった。
・エビス大黒の頭まで:昨年以上にハクサンイチゲがたくさん。ただミツバオウレンは少なく、シラネアオイはとっても少なかった。
・平標山からの松手山経由の帰路:今年は咲き初めのサラサドウダンがありとても清楚で感動的。蕾がその予兆だったろうか。また白いサラサドウダンも。
そんなわけで、わずか数日のズレで、眺めに影響を与えるほど山の植生が変化するとはとても驚きで、今回学びの場を提供してもらったようだ。もしやこれもひとえに小指の怪我の功名かもしれない。
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